さて、今回はメタルジグをはじめとしたルアーに最近多く使われるようになってきているゼブラカラーについでです。
もともと、オフショア用のメタルジグに採用されたのが最初のような気がしましたが、今となってはシーバス用やヒラメ用のプラグ、メタルジグなどにも広く採用されていて目にする機会も多いですよね!
私自身、ヒラメなどを狙う際に使うショアからのキャスティング用メタルジグは
ほぼ全てゼブラカラーのジグ。
基本的に自分で塗装を行ったものを使っているのですが、ゼブラカラーって結構使い勝手が良いんですよ(*^^*)
そんなゼブラカラーの良く言われている効果や、私なりの効果的な活用方法を今回紹介させていただきます。
この機会に、皆さんもゼブラカラーを取り入れてみませんか?
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目次 非表示
ルアーに使われているゼブラカラーの効果
①ゼブラカラーってそもそも何?
ゼブラカラーというのは、いわゆるシマシマ模様をしたプラグやメタルジグの塗装の事です。
具体的に言うと、
こんな模様の入っているカラーの事をゼブラカラーと呼びます。
これは人間から見ると、縦縞模様に感じるかもしれませんが、
これは横縞模様になるので注意です。
魚の場合、縦縞模様というと
こういう模様になります。
うん、あんまり美味しそうじゃないな!(笑)
②あなたは信じる?ゼブラカラーの良く言われる効果
ゼブラカラーの効果については、正直私も確信をもって言うことはできません。魚からどんな風に見えているのかは、本当の所は魚たちにしかわからないですから。
しかし、一般的に言われているゼブラカラーの効果はいくつかあります。
1.魚の幼魚を表す
魚の幼魚って、結構いろんな種類の魚に横縞模様が見られる。親になると縞模様が消えてしまうものも多いんですが、
これをゼブラカラーがイミテートしているという考え方。
確かに、ハタやイサキの子などは小さい時は縞模様がハッキリとしていて大きく成長すると模様が消えてくる。
動物が狩りをする際、基本的には弱って逃げ足の遅いものや、力の弱い子供などを襲うことが多い。
ゼブラカラーが幼魚を表すということであれば、幾分か効果はあるのかもしれませんね!
2.魚の群れを表す
次によく言われているのが、
縞模様によって1つのルアーが複数の小魚に見えるという説。
これについては個人的にはあまり信じがたいがどうなんでしょうか。
そうなると、ゼブラの部分の太さなどを変えていけば、より小さいの群れを表したりすることもできるということになりますね!
例えば、上の画像のメタルジグの場合は紫色のゼブラの部分が4か所入っていて、シルバーの部分も4か所ある。
そうなると、魚目線では4匹の小魚の群れを表しているらしいです。
ホントかな~?(笑)
③まるなか的ゼブラカラーのルアーの使い方と効果
さて、ここからが本番です。
ここまでは良く言われているゼブラカラーの効果を紹介してみましたが、本当にそのような効果があるのかは疑問が残りますよね。
私自身、ゼブラカラーのルアーを使用する際にはもっと別の視点での効果を期待しています。
それでは、まるなか的ゼブラカラーの使い方や効果について解説していきます。
私が自作するカラーのメタルジグは、こんな点に気を使って作っています(*^^*)
1.一般的なグローゼブラの使い方
もともと、ゼブラカラーってゼブラの部分がグロー塗装になっているものが殆どでした。
こういうカラーがグローカラーのゼブラです。
いちいちゼブラのグローを使う必要なんてないんじゃないか?
全身グローのカラーを使えば手っ取り早くない?
そう考える方も多いかもしれませんが、実際にタチウオ釣りなどをやってみた際
グローが強く目立ちすぎると食わない・・・。
こういう状況って結構ある。
また、グローが少し入っていれば食うのにグローが入っていないとアタリが減る。
こういった状況も存在します。特に、中深海でアカムツなんかをジグで釣る際はグローが入ったジグがかなり効果的になってくること等も多いです。
つまり、ゼブラ部分にグローを混ぜてあげることによって
ゼブラ部分のグローで魚を引き寄せて、ゼブラ以外の部分のカラーで食わせたり、色んな事ができる。
ゼブラグローの部分を太くすればよりアピールが増すし、逆に細くすることで必要最低限のアピールに抑えたりすることができます。
実際にゼブラ部分を発光させるとこんな風になります。
この部分の幅や感覚を調整することで、自由に光の強さを調整できるのはゼブラカラーのメリット!
2.アピール力を自由自在に調節できる、複数色の組み合わせ!
私の場合、グローのゼブラももちろん使いますが、グロー以外のゼブラも多用します。
例えば、このカラーはパールピンクのベースにパープルカラーのゼブラが入っています。
このカラーの狙いですが、パールピンクのシルエットだとちょっと弱い。
だけどパープルが全身だと強すぎる。
こういった時って実際の釣りでは結構ありますよね。
程よく強いけど、強すぎないカラーが欲しかったり・・・。
弱いカラーをベースにして、ある程度強くて存在感のあるカラーをゼブラにする事。
これによって濁っている時や光量の少ない時など、アピール力を調節することができるんですね!
例えば、このシルバーベースにパープルゼブラのカラーですが、
あくまでもベイトフィッシュらしさを出しつつも、パープルの存在感でちょっとアピール力をあげたいな。
そんな風に考えて作ったカラーですよ(*^^*)
単色のカラーのルアーの場合、ある程度カラーバリエーションって限られます。
しかし、ゼブラカラーを使うことにより、色の組み合わせ方で自由自在のアピール力の調節ができるようになるというわけですね!
これは私がゼブラカラーを使う大きな理由でもあります。
ですから、私の場合はどちらかというとナチュラルな弱い色と、少し強くてコントラストがハッキリ出る色。
この2色を組み合わせてゼブラカラーを作ることが多いです。
同系色を組み合わせる場合もありますが、アピール力の調整という点では効果が薄くなるかな。
3.カッコよくて釣れる気がする!
これが一番の理由かもしれないですね(笑)
ゼブラカラーってカッコ良くないですか?
イワシカラーとかコットンキャンディーとか赤金とか・・・。
定番カラーで各メーカーから発売されているカラーってオリジナリティが無いし、カッコ良くない気がします。
個人的に、ゼブラカラーってなんかカッコいいし釣れるような気がするから使う。
この部分はかなり大きいですね。
ですが、釣りをするうえで自分が釣れそうだと思うルアーを信じて投げることって結構重要です。
釣れると信じているから、釣れない時間が続いても丁寧に釣りを続けることができたり・・・。
イマイチ信用できないカラーのルアーって、ちょっと使って釣れないと全く釣れる気がしなかったり。
メンタル的な部分はとても重要ですよね。
④おすすめゼブラカラーと釣果アップに繋げるちょっとしたコツ!
1.ブラックゼブラを使おう!
私が良く使うカラーの1つにブラックやパープルカラーのゼブラがあります。
例えば、典型的なのが
パープルカラーにブラックゼブラの組み合わせ。
水の中に入ると、パープルやブラックって真っ黒く見えると言われています。
ですので水中での存在感がとても強く出ます。
このカラーですが、ヒラメ釣りや青物狙いの際に結構反応が良いんですね!
ヒラメやマゴチがピンク系などのカラーにミスバイトして来た際、こういった強いカラーのジグに変えたとたんに食いなおしてきたり、青物が入れ食いになったり。
ブラック系のゼブラカラーで過去に良い思いを沢山しています。
このあたりは好みによる部分もあるので一概には言えませんが、私まるなか一押しのカラーですね!
2.必殺!ゼブラ部分にケイムラ塗装
一見するとわからないですが
私の作ったメタルジグって
ゼブラ部分にケイムラ塗料を塗って、ちょっとだけアピール力を増したものが実はかなり多い。
この中のメタルジグも、ゼブラ部分にケイムラ加工を施したものが大半を占めている。
先程のグローゼブラと同じく、全体をケイムラ加工するのではなくて部分的にケイムラを塗ってあげることにより、程よくアピール力を強化できる!(ような気がする)
この、程よいアピールというのがミソです。
私の場合、メタルジグのコーティングは5回行います。3回目のコーティングを終えた後、この塗料をたっぷり塗り塗りしてからあと2回コーティングを行います。
メタルジグウレタンコーティング 強度と美しさを大幅アップのコツ!
そうすることで、簡単には剥げないケイムラコーティングのメタルジグが誕生するというわけです。
これは結構おすすめなテクニックですから、気になる方はチャレンジしてみてくださいね(^^♪
いかがだったでしょうか?
今回はゼブラカラーについて、ざっとではありますが解説をさせていただきました。
ルアーは出来合い物を買っても良いですが、ボロボロになったものを塗装しなおしたり、オリジナルカラーのルアーを作ってみるのも結構楽しいですよ。
そういった際にゼブラカラーのルアーを自分で作ってみると、とても色々なカラーバリエーションのものが自由に作れますし、釣れた時の喜びもひとしおです。
みなさんもゼブラカラーのルアーを使ってみて、釣果を伸ばしてくださいね(*^^*)