今回は釣り物が少ない低水温の季節でも手軽に楽しめて人気のターゲット、
メバルの釣れる時期や季節毎に釣果を上げるためのおすすめポイントの選び方、釣り方を順番に紹介していこうと思います。
メバルは一年中身近なフィールドにいるかと言えばそうではなく、釣れる時期が大まかに決まっています。
時々季節から外れていても釣れてくる一匹狼もいますが、季節を外していると狙って釣ることは難しく、そうなるとアジやセイゴ、メッキなどの他の魚を狙った方が良いことも多いと感じる。
私はメバル釣りに関しては専用タックルが発売される以前から細々と楽しんでいたので、うまくはありませんが無駄に経験年数だけは長いです(笑)
今まで尺メバルなどもそれなりに釣ってきましたが、
釣れる時期や季節毎の魚の付く場所などは大体決まっていて、それに合わせていくと大型のメバルが釣れたりと、釣果を伸ばすことができるのがメバリングの面白さでもあります(*^^*)
これからメバリングを始めてみたい方やもっと釣果を上げたいと考えている方等の参考になれば幸いです(*^^*)
それでは、早速メバル釣りのシーズンなどについて、順番に見ていきましょう!
目次
メバリングの時期とシーズン毎の特徴の基本!
私の住んでいる場所は太平洋側、静岡県になります。
ですので比較的温暖な場所になるので皆さんがお住いの場所のメバリングシーズンとは多少のズレがあるかもしれませんが、基本的には似たようなパターンになるはず。
ちなみに静岡県は釣り禁止となっている場所が非常に多くフィールドに対して釣り人の数が多く、プレッシャーの掛かっている魚がとても多いです。
メバルはスレている個体が多かったり、そもそも魚影が薄かったりしてメバリングがイージーに楽しめる地域ではありません(-_-;)
そうなってくると、季節ごとにきちんとした戦略を立て、釣りをしていかないと安定して釣果を出すことが難しいことも多い。
そういった背景もあり、私自身どのように魚を狙って行けば
より安定して・良型のメバルの釣果を上げることができるのか?
季節ごとに色々なポイントに回って大まかなパターンを見つけ出して釣りを行ってきました。
何年も釣りを行ってくると、季節ごとに釣れるポイントが違ったり、釣れる魚のサイズが変わって来ること等も分かるようになってきますから
一度自分なりに時期ごとのメバルの釣れ方や釣れる場所などを把握してしまえばこちらのもの!
今回は時期ごとの釣り方のポイントとなる部分もしっかり紹介していきますから、ぜひ参考にしてみてくださいね。
高水温期はメバリングのオフシーズン
まず初めに、メバルが接岸してきて釣りやすくなる季節は夏の高水温期の前後を省いたシーズンです。
もちろん場所によっては居残り組のメバルがいることもありますが、夏場は沖合いの水深の深い場所にメバルが移動してしまうことが多い。
具体的に、私の住む静岡周辺の場合は
11月頃の晩秋の時期からポツポツとメバルが釣れ始め、6月の梅雨の時期頃までは狙えます。
7月に入っても居残り組のメバルが釣れることもありますが、8月ともなるとめったには釣れなくなるといった具合かな。
また、ここ最近は海水温の上昇の影響もあってか
年によっては釣れ出す時期が少し遅れてきてしまうことが増えてきており、12月頃になってから釣れ始めることも多いので注意が必要ですね。
カサゴと違い、メバルは沖合いから接岸してくる魚になりますから
年によっては港の中がメバルでいっぱいの時もあれば、接岸が少ない季節は釣果を上げることすら厳しいこともあるので覚えておいた方が良いかな。
メバルの接岸時期目安
メバリングをする場合、接岸してくる時期の目安は
水温によって大まかにとらえることができます。
メバリングが楽しめるようになってくる目安の水温は、大体16度前後かな!
ですのでメバリングにそろそろ出かけようかな?
という時は、毎日海水温の状態をチェックしておくと良いですね(*^^*)
「○○(お住まいの地域) 海水温」というキーワードで検索してみると、現在の海水温を調べることができるのでおすすめです。
私の場合は静岡県の海水温が見られるサイトをお気に入りに登録してあるので、それを使って毎日海水温の変化を見ていますよ!
私の住む静岡の場合、大体海水温が16台に入って来た頃になると本格的にメバルが接岸してくる印象があります。
キモとしては、水温が16度台に入った日が1日だけあってもダメです。
メバルの接岸は青物等の回遊魚よりもスピードが遅いので、1日だけ適正水温になったからといって釣果がまとまってくるということは少ない。
少なくても適正水温になっている日数が数日間は必要ですし、
メバルがまとまって接岸してくる時期がやってくるのは、1週間くらいは適正水温が続いてから。
こんな風にとらえておくと、メバリングの楽しめる時期の目安が作れると思う。
時期毎のメバリングのポイント、コツ
11月~12月上旬 シーズン初期のメバリング
11月頃になり、徐々に寒さが増してくる時期になると、アジングなどを楽しんでいるとメバルが時々釣れるようになってきてシーズン突入を知ることも多いです。
この時期のメバリングですが、基本的には
産卵前の個体、プリスポーンの状態のメバルを狙って行くのが中心になってくる。
この時期のメバリングですが、まだ水温もほどほどに高くて外洋から差してくる個体が多い。
メバルは水温の高い時期は基本的に深場に生息していることが多く、水温が徐々に下がってくると産卵を意識して
深い外洋に面した場所などからゆっくり接岸を始める。
そうなってくると、狙い目なのは潮通しの良い突堤や外向きのテトラ周辺など、あまり奥まった港奥よりは潮のぶつかるポイントの方が良い場合が多い。
特に水深の深い場所が隣接しているような所は、沖合の深い場所からメバルが接岸してくる際の
通り道になっているようなことが多く、シーズン初期のメバルが接岸してくる時期には高実績。
秋はイワシなどのベイトフィッシュの回遊も多い季節ですから、ベイトフィッシュの回遊するような場所はメバルも釣れる可能性が高く、25cm以上の大型も十分狙えます。
逆に、港奥のポイントなどはまだメバルが奥まで入り切っていないことがあり、そうなるとカマスなどばかリが釣れることも。
この時期のメバルはまだフレッシュな個体が多く、産卵を控えているので餌を荒食いすることもあって
産卵後の春のメバリングシーズンの次に釣果を上げやすい時期かな!
秋はイワシなどのベイトフィッシュも真冬の厳寒期に比べると多く、メバルがポイントにさえいてくれれば釣れる可能性も結構高い。
ですので、基本的にはカウントダウンでレンジを任意に調節できる、ワーム+ジグヘッドリグでテンポよく探っていくのがおすすめですね。広範囲を素早く探ったり、先行者がワームを使っている時はプラグで釣るのも効果がある。
この時期のメバルはベイトフィッシュを意識してくれていれば色んなルアーに反応してくれる特徴もある。
産卵前の比較的早い時期のメバルを狙って行く場合
釣れなくて粘るよりは、釣れなければ次の場所へどんどん移動していくランガンスタイルの方が釣果を伸ばしやすいので覚えておくといいかな(*^^*)
またこの時期のメバルですが、中型以上の個体になると抱卵している個体も多いです。
お腹が膨らんでいる個体は釣り上げたらすぐにリリースをして、釣り場で長くメバルが釣れるように心掛けましょう。
実際、私がメバル釣りを始めたころは港内でも尺メバルは普通に釣れましたが、釣り人が増えてくると釣果はどんどん低下してきています。
ですので、魚を守る心掛けは重要だと思いますよ!
12~2月 厳寒期の冬のメバリング
寒さが一年で一番厳しくなる12月中旬から2月いっぱいのメバリング。
この季節はメバルの産卵期に当たるということを意識して釣りをしたい。
メバルは大体早い個体では12月くらいから産卵をはじめ、遅い個体は2月下旬~3月上旬くらいまで産卵をします。
この冬の時期の満月の夜は注意が必要で、
満月の大潮のタイミングを中心にメバルは産卵行動に入る。
そうなるとポイントからメバルの姿が急に消えたり、餌を食いにくくなるので釣果がガクンと落ちることがある(-_-;)
可能であれば、満月のタイミングは避けてメバリングに出かけた方が良いかな。
この季節は水温が低くなるので、少しでも水温の高くなる工場排水や河川からの流れ込み、奥まった港奥のポイントなどが有力になってくるシーズンです。
秋の場所でも釣れないことはないですが、安定して釣果を上げるならば魚の越冬しそうなポイントを重点的に狙ってみる。
それか藻場といって海藻が生えている浅い場所。こういった場所は産卵を意識した個体が差して来る場所になるので有力になる。
少しでも水温の安定している場所を狙うか、産卵場所に近い場所を狙うか?
この厳寒期のメバリングはその点を意識してポイントをセレクトすると良いと思う。
接岸してくるメバルの数としては秋よりは増えてきて、小型の産卵とはあまり関係の無いメバルの釣果が目立ち始める季節でもある。
意外と狙い目なのが、藻場が近くにあるサーフなどでのメバリング。
海水温が下がってくると、海藻が徐々に茂ってくるポイントもあるはず。こういった場所は産卵を控えた大型の個体が群れを成して接岸してくることも多く、パターンにハマると面白い釣りが出来たりすることも。
サーフのメバルは潮位などの影響を受けやすく、タイミングを外すとアタリすらありませんが、パターンを掴むと尺メバルがボコボコ釣れることも多いです。
海藻とブレイクや、テトラポッドなどの複数の条件が重なったポイントはよりメバルの実績が出やすくなります。
また、外道で良型のアジやヒラセイゴ等も釣れてくるので狙ってみると意外と面白い。
基本的に産卵は体力のある大型の個体が始まることが多い様に感じますが、1月中旬くらいになってくると既に産卵を終えた個体も混ざり始めるようになります。
ですので、釣れるサイズも10cm台の小型~尺クラスまで様々。
ポイントによって釣れるサイズにはバラツキが出ます。
プレッシャーの掛かっているフィールドの場合、常夜灯周りなどの魚からの視界が良い場所では小型が多くなり、
大型のメバルを釣るには暗闇で沈み根や流入河川、駆け上がりなどの要素が絡むポイントが有力になります。
ナイトゲームの場合、ついつい常夜灯周りが釣れそうだと感じることも多いですが、メバルは真っ暗なポイントでも十分釣れますし、良型が狙えます。
低水温期はスローな釣りorリアクションバイトを狙う
この時期になると北風が強くて釣りづらいことも多くなってきますが、風が強くて多少海面がざわついている時の方が魚の活性が高いことも多いです。
しかし、魚の棚が若干深くなることが多いので、重ためのジグヘッドなども用意して底ギリギリまで丁寧に探ると良いと思います。
また、この時期は水温がどんどん低くなってくる頃。
魚は変温動物ですから、水温が下がれば基本的には活性が落ちやすいですし、ベイトフィッシュの数もシーズン初期や春の時期と比べると圧倒的に少なることも。
この時期はよりスローにワームを使って探ったり、釣れなければプラグやメタルジグを使ってリアクションバイトを狙う。
中途半端な釣りをするより、食わせるのかリアクションを狙うのか、はっきりとした釣りの方が結果が出やすいですね(*^^*)
私の場合、ワームをただ引きして反応が無ければ、ダイビングミノーをジャークして狙うことが多いです。
メバルと言えばただ引き。
という印象をお持ちの方も多いかもしれませんが、実際は派手な動きにも非常に良い反応をします。
リップの大きなミノーをエギのようにシャクってピタッと止める。
すると、良型メバルがガツンと食ってくることも多いのでやってみる価値がありますよ!
次のページでは、メバルの最盛期の釣り方を紹介!