5月12日更新分 ベタ凪のヒラスズキをミノーのローテーションで攻略

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回も恒例の磯ヒラスズキゲームへ行ってきました。

予報では波1.5m、風速5~7mほどと、ヒラスズキ狙いとしてはベタ凪で厳しいコンディションであることが容易に想像できます。
しかし、ある程度荒れている状況下で釣れるのは当たり前でもあるので、今回はあえて厳しい状況下で修行してみることに。

どうあがいてもダメそうなら、40g~50gクラスのメタルジグを使ってハタやイサキなどを狙うプランで地磯へ出撃です。

ベタ凪で警戒心が上がるヒラスズキ

とりあえず険しい山を越えてポイントへエントリー。
風・波の方向からできるだけサラシが出やすそうなエリアをピックアップしましたが、やはり海は平和・・・。

場所によってはサラシは皆無に近く、海で泳ぐのに良さそうな状況ですね(笑)

それでも、時々来る小さなセットの波で最低限の弱いサラシが場所によっては出ているので、これに期待するしかなさそう。

とりあえず先発はエバーグリーンのトゥルーラウンド115で。

最近は13cm~14cmクラスのミノーを使うことが多いんですが、凪なのでサイズを少し下げて様子を見てみます。
これでダメそうなら、波動やレンジを調整していきます。

サラシは超薄いですが、潮の流れがそこそこ利いていそうなのが救いです。

流れが少しでも当たるスポット+弱いサラシが絡むポイントに目星をつけ、ピンポイントにルアーを流し込んでいきます。

いつもなら釣り開始10分くらいで1匹くらいは釣れるんですが、案の定反応は無いですね。

一番良いピンスポットに対して良い状態でルアーを流し込むことがで来た場合、反応が無ければ1キャストで見切って次に行きます。

30分ほどは全く反応が無かったんですが、ちょっとした岬状の場所に隣接するワンドで良い感じの払い出し+セットの波が少し強めに打ち付けるピンを発見。

地形や波・潮の流れの向きや絡み方をしっかり観察してからミノーを通すと、一発で「ゴッ」とバイト。
しかし、やはり警戒していて食いが浅いのか、フッキングできず。

トゥルーラウンドは比較的明確な波動でアクションするミノーなので、次は少し波動をマイルドに変えてみます。

次はタックルハウスのT2F142T:1に変えてみます。

サイズ自体は14cmと少し大きめですが、波動はヌルヌル系のマイルドなミノー。
何となく、シルエットはしっかり出ても食ってきそうな気がしたので、波動で調整するのが狙いですね。

セットの波が来ない時は一切ルアーをキャストせず、少しでもサラシが濃くなったタイミングでルアーを入れます。

トゥルーラウンドよりもヌルヌルと柔らかなアクションでナチュラルに誘いを掛け、潮の流れに変化が出る場所でドリフト気味にジワジワ流します。

すると、ローテーションから1投目で食い直してきました。

巻き合わせでフッキングを入れましたが、サイズは大したことないですね。
それでも、この凪の状況では貴重なヒラスズキなので嬉しいです。

ヒラスズキ

難しい状況でしたが、フロントフックが良い場所に掛かっていました。
魚の前に自然な状態で流し込むことができている証ですね。

ボウズも覚悟しての釣行なので、この1本で気が楽になりました。

その後はしばらく魚の反応が無い時間が続いてどんどんランガンしていくと、潮位が落ちてきて普段は見えない沈み根が目視できる状況になってきました。

ベタ凪の干潮周りの釣行だと、地形変化などをしっかり見られるのは良いこと。

複雑に沈み根が点在している場所に薄いサラシが広がるタイミングがあるので、ルアーは投げずにキャストする時を待ちます。

そして弱いセットの波が来たらルアーをすかさずキャストし、波のパワーを使って横方向にドリフト・・・。
根の際を丁寧に流し込みつつ、時々踏ん張らせて誘いを掛けると再びヒット。

今度は少しサイズアップした感じで、ちょっといい引き。
普段荒れている状況だとかなり厳しいやり取りをする必要がありますが、凪だとラインブレイクの心配が無いので楽ですな。

引きを堪能しつつ、ゆっくり寄せて無事キャッチしました。

ヒラスズキ 釣果

3kg弱くらいかな。
この状況なら十分嬉しいですね!

シンキングミノーで落としながらのドリフト

その後はまた反応が無い時間がしばらく続き、ラストのポイントへ着きました。
このポイントでは歩いて行ける一番奥になるので、ここを打ってダメならこれにて終了ですね。

海の様子を見てみると、そこそこ払い出す潮は利いているようで、ヒラスズキが釣れそうな気配は若干ありますな。

ここは際がガクッと少し急角度で落ち込んでいるポイントになるので、今回のような凪の状況だと中々食わせるのが難しいかな。
活性が高ければ水面直下をうまく流せば下から突き上げてきてくれるんですが、その期待はできそうもない。

ですので、ここはシンキングミノーにローテーションすることに。

選んだのはサスケ140の裂風ですね。
普段はフローティングミノーを使うことが多いですが、シンキングミノーの特性を活かして誘います。

流れとサラシを読んでキャストしたら、ラインテンションを調整し、ジワジワとフォールさせながらドリフト・・・。

フローティングミノーだとすぐに流されてしまいますが、高比重なシンキングミノーだとその場に留めやすく、スローに沈下させて魚との距離を詰められるのがメリットなんですね。

警戒されないように落とし込みながらドリフトさせると、数投目でバイト。

ヒットしたのは小型のヒラスズキ。
皮一枚のフッキングでヤバそうな気配を感じ、丁寧にやり取りしたんですが抜き上げでフックアウト。

バラしはしましたが、どうやらこのパターンでいけそうなことが分かったので、後は付近の似たようなスポットを狙い撃ちます。

するとすぐにアタリがありますが、ヒラスズキよりも反転が遅くて重たい引き。

サスケ140烈風 チヌ

最近定番となりつつあるチヌ。

チヌ

こうなってしまうと、チヌ祭りが開催されます(笑)
14cmのミノーだろうが、お構いなしに群れを成してチェイスしてきますね。

チヌが居るところは若干流れの変化に乏しいスポットであることが多いので、もう少し潮が利くところを打った方が良いです。

チヌが連続で数匹釣れてそろそろ帰ろうかと思ったんですが、1か所何となく気になるピンを発見したのでサスケ140烈風をドリフト。

良い感じに一点に留めつつ、スローフォールで潮に馴染ませていくと「ゴン」と強烈なバイト。

合わせを入れると結構良い引きで、締めてあったドラグが少し出されました。
手前に沈み根があるので、ロッドを高く上げてやり取り。

うまくかわして魚を浮上させると、なんか変な色のヒラスズキです。

ヒラスズキ

最後の最後、釣れたのはジャスト4kg。
70くらいの良く肥えたヒラスズキでしたね!

下半分がやけに真っ黒になっているツートンカラーの珍しい個体。

これまで釣りをしてきて、こんな魚を釣ったのは初めてかな。
時々管理釣り場なんかだと変色した魚は見かけますが。

特に病気でもなくガンガン引いたし、色素の異常とかなのかな。
体色のみならず、ヒレの色も変化してますね。

ラストに良いヒラスズキも出てくれたし、ベタ凪の超薄いサラシのヒラスズキ修業は満足できるものになりました。
流石に数・サイズともに控えめな釣果ですが、この状況で狙って魚を釣ることができれば十分でしょう。

今回はミノーのサイズは落とさず、波動とレンジの微調整で対応するのがキーでしたね。

タックルハウスのK-TENはもはや言うまでもない永遠のスタンダード。
T:1はナチュラルなスイミングで食わせ能力が高いです。

サスケ裂風は裂波よりもアクションの細かい変化は出しにくい反面、アクションの安定性や踏ん張りやすさに優れています。
今回のような、低活性で魚の目線が上がりにくい時、落とし込みで食わせされるのもメリットですね。

使用タックル

  • ロッド:ジャンプライズオールウェイク109モンスターフィネスリミテッド
  • リール:ダイワ 23ソルティガ 5000-XH
  • ライン:DUEL TX8 2号+サンライン ソルティメイト ツナギートFC10号
  • ルアー:エバーグリーン トゥルーラウンド115F、タックルハウス K2F142T:1、アイマ サスケ140裂風

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