こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はブレイズアイから発売されているエヴォルーツシリーズの1つ、ストライクエヴォルーツ120SFの特徴や使い方のコツを詳しくインプレ。
見た目的にはかなり個性的な攻めたデザインのミノーなんですが、実際に使ってみると非常に食わせ能力が高く、ナチュラルなスイミングアクションが特徴的ですね。
ミノーを自在にコントロールして食わせることができ、非常にお気に入りなルアーの1つです。
磯用のミノーとして使っていますが、5kgオーバーのヒラスズキをはじめ、釣果実績も多数出せてますよ！
忖度なしにインプレしていくので、ミノー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り～ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
ストライクエヴォルーツ120SFのスペック
- 全長：120mm
- 重量：22.5g
- 比重：フローティング
- フック：#2×2
※画像のエヴォルーツは太軸＃2に換装済
ストライクエヴォルーツ120SFは、やや高比重のスローフローティングモデルになります。
潮なじみがかなり安定しているので、風や潮の流れを利用したドリフトやポーズを多用する使い方との相性が非常に良いですね！
ストライクエヴォルーツ120SFを「サクッと」インプレ！
ストライクエヴォルーツ120SFの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離：抜群とまでは言えないが、安定感は十分
- レンジ：PE2号で80cmくらいまで
- アクション：非常に繊細でナチュラル。潮を強く当てても暴れない
- 使い方：ただ巻き・ドリフトなど
- 適したシチュエーションなど：派手な見た目に反して食わせ能力が非常に高い繊細な動き。ただ巻きやドリフトで食わせたい時におすすめ！
ざっくりインプレするとこんな感じ。
スローフローティング+ナチュラルなアクションは食わせ能力抜群。
これまで各社様々なミノーを使い比べてきていますが、繊細かつ安定感のあるアクションは忖度なしに素晴らしいです。
飛距離
高比重+重心移動システム搭載
ストライクエヴォルーツ120SFですが、シンプルな球状ウェイトによる重心移動システムを搭載しています。
移動ウェイトは3個、マグネットなどによる固定はありません。
これにプラスして板状のウェイトが底部に1つ、球状ウェイトがボディやや前方に1つ入っています。
ボディは丸っこくて厚みがあり、容積がしっかり確保されています。
ウェイトは22.5gと、120mmクラスのフローティングミノーとしては比較的重ためですね。
実際の飛距離
実際に私がストライクエヴォルーツ120SFをPE1.5号+10フィート後半のシーバスロッドでキャストすると、無風時でだいたい50m台後半ほどの飛距離が平均ですね。
遠投性能としてはそこそこ優秀ですが、最近の飛距離重視のミノーと比較すると少し劣ります。
球状ウェイトが移動するタイプなので、振りかぶった時のウェイト移動のレスポンスがやや遅い感覚はあります。
しかし、ウェイト自体が20gオーバーなので、多少風が吹いたりしても飛距離の安定感は比較的優秀です。
風速10m前後のヒラスズキゲームなど、悪条件下での使用でもそれほど失速は目立たず、実釣時において特に不満を感じることはありませんね。
レンジ
ストライクエヴォルーツ120SFのレンジですが、私が磯のヒラスズキゲームでメインで使用しているPE2号のタックルの場合、だいたい80cm位まで入ります。
エヴォルーツシリーズはボディに対してリップサイズがかなり小さめなんですが、幅のある盛り上がった背中が潮受けの役割を果たしてくれます。
ですので、水平に近い食わせの姿勢のまま若干レンジが入るんですね。
スローフローティング設定なので、水面下に潜らせてから一定層を漂わせたり、魚に対してジックリと見せて食わせやすいミノーになっていますよ！
ストライクエヴォルーツ120SFのアクション・使い方
ただ巻き
ストライクエヴォルーツ120SFの使い方ですが、まずはデッドスロー～スローのただ巻きを試してみてください。
これが非常に良い絶妙な動きを見せてくれます。
見た目は攻撃的なミノーなんですが、アクション設定はかなり繊細で食わせ寄り。
スローに引くと、絶妙な細かいウォブンロールでチラチラと光を反射しながらスイミングするんですよね。
リップ+背中が潮を受けることで、繊細な波動を出しつつもしっかり動いて誘ってくれます。
ですので、海中でミノーが「スーッ」と滑ってしまうリスクが非常に低く、安定感と繊細な動きが両立。
徐々に速度を上げていくと、ややハイピッチな細かいローリングメインのウォブンロール。
払い出す潮に当てたり、速めのリトリーブで使ってもアクションは大味にならず、常に繊細な誘いを掛け続けることができますね。
この絶妙なアクションはエヴォルーツシリーズを使う上で非常に大きな武器になり、特にミノーを自在に操作して食わせたい中～上級者の方には使っていて楽しいミノーだと思いますよ！
海中で漂わせやすいので、時々ランダムにポーズを入れたり、微妙に巻き速度を変える可変リトリーブもおすすめ！
デッドスローのただ巻き＆ポーズで楽々50オーバーのチヌをキャッチ。
ナチュラルな動きは、魚種問わずに効く高い食わせ能力がありますね！
ドリフト
繊細な波動でチラチラ泳ぐストライクエヴォルーツ120SFは、言うまでも無くドリフトとの相性もいいですね。
スローフローティングの設定なので、テンションを強く掛けなくても水面直下を漂わせることができ、低活性な魚に口を使わせることが可能です。
ドリフトで使う場合は
- 着水したら少しリーリングを行い、レンジを入れる
- エヴォルーツがチラチラと最小限に動くくらいのラインテンションで流し込み
- 狙うスポットに入ったら、少しテンションを掛けて一点で泳がせたり、１～2回の軽めのロッドアクション＆ポーズで動きに変化を与える
こんな感じで使うことが多いです。
誘いを掛ける時は、ロッドを軽くフワフワと煽るような感じでアクションを与えるのもおすすめです。
払い出す潮が強めに効いている場面であっても、一般的なリップ付きのミノーのようにバタバタと動き過ぎないのがエヴォルーツの良さですよ！
ストライクエヴォルーツ120SFをドリフトで流し込み、5.3kgの良型ヒラスズキが一撃でヒット。
非常に高い食わせ能力を持つミノーなので、低活性やスレにも強いですよ。
フックチューニング
ストライクエヴォルーツ120SFには、標準で中軸の#2のフックが搭載されています。
フックサイズはやや大きめなので、強度的にはそれなりに強いです。
しかし、私のようにPE2号前後を使って磯で大型のヒラスズキやマダイ・青物などを狙うとなると、太軸の#2に変えた方が安心感があります。
私の場合は、購入後全て太軸フックに交換して使っています。
STX-58やFangs63などの太軸フックに交換することで浮力が更に小さくなり、超スローフローティング～サスペンド気味に変化しますね。
アクションは微妙に大人しくはなりますが、極端に変わることは無いので問題なく使えています。
潮なじみが更に良くなることで、ドリフトメインで使ったりする時は逆に使いやすくなることも多いですよ！
リップ削り
エヴォルーツシリーズは背中が潮を受けることでアクションを発生させるタイプのミノーなので、リップを削ってもバランスを崩しにくいです。
リップを削ることでレンジを浅くしたり、アクションを更に微波動系にチューニングできます。
興味がある方は、少しずつリップを削って色々試してみると微調整ができておすすめです。
※リップを削ったお気に入りのエヴォルーツを持っていたんですが、90オーバーのヒラスズキに持っていかれてしまったので画像がありません・・・。
適したシチュエーション
ストライクエヴォルーツ120SFですが、ハイアピールな波動で存在感を広範囲に見せつけて魚を引っ張るミノーではありません。
河川・港湾・サーフ・磯など、場所を問わずに使えるミノーですが、ある程度魚の着き場が分かっていたり、ピンスポットを打ってランガンしていくような使い方で特に効果を発揮するはずです。
レンジはあまり入らないので、足場がかなり高い場所や激しく荒れているような時は少し使いにくく、そんな時はミッドダイバー系のミノーにローテーションして対応していますね。
ターゲットとしては、シーバスやヒラスズキ・ヒラメ・中型までの青物など、何でも釣れるミノーです。
ローテーション・使い分け
ストライクエヴォルーツ120SFとローテーションしやすいミノーの例を挙げると
- サスケ120裂波：波動・フラッシングともに強化したい時
- ログズ124F：ローリングのキレをUPさせたい時
これらは使用感・特徴が少し違っていて使い分けがしやすいですね。
超定番のサスケ120裂波ですが、アクションがエヴォルーツ120SFよりもワイドでしっかり動きます(裂波のインプレはこちら)。
エヴォルーツ120SFだと少し波動やフラッシングが弱いと感じる時、裂波は非常に頼りになるミノーですね！
基本的には120を使うことが多いですが、遠投性能やシルエットを強化したい時は140裂波もおすすめです。
バスデイのログズ124Fは、ハイピッチなレスポンスが良いローリングアクションが特徴的なミノーです(ログズのインプレはこちら)。
遠投性能も抜群なので、スローに引いた時のローリングによる明滅を強化したい時や、沖の遠いポイントを狙いたい時に強い武器になるミノーです。
どのルアーも使いやすくて実績十分なので、ローテーションしたい時の参考にしてみてください。
まとめ！
今回はブレイズアイのストライクエヴォルーツ120SFのインプレをしました。
- リップ+盛り上がった背中によってアクションを発生させるミノー
- SFは控えめな浮力で潮なじみが良い
- 派手な見た目とは対照的な、非常にナチュラルで繊細が動きが非常に良い！
- スローなただ巻きやドリフトにおすすめ
要点をまとめるとこんな感じですね。
潮を受けても派手に暴れない絶妙なアクションが非常に良い感じで、特に中～上級者の方で食わせの釣りが得意な方には、かなり強い武器になると思います。
フィールド・魚種問わずに使いやすいミノーなので、ぜひお試しあれ。
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