こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は磯へヒラスズキゲームへ。
予報では「波1.5m~2mのややウネリ」というコンディションで、波の高さは低くて良さそうな気配。
干潮周りの時間を選んで磯へ入りましたが、果たしてどんな釣行に?
予想外のビッグウェーブで苦戦の展開
とりあえず駐車スペース(内湾側)に到着しましたが、沖の方は良い感じのサラシが出ている様子。
これは完全に釣れたパターンだと思いつつ、ササっと準備をして磯歩き開始。
40分くらい掛かるポイントですが、徐々に外洋側へと進んでいくと嫌な気配が・・・。
ここの磯は以前から予報とズレることが結構多く、狙いのスポットに到着する頃には波は明らかに1.5mや2mのレベルではありません(-_-;)
どう見ても3m前後+強いウネリといった具合で、潮が当るスポットはとてもじゃないが釣りは不可能。
磯際は洗濯機状態の場所が非常に多く、ヒラスズキが隠れるには荒れ過ぎだな・・・。
一級ポイントは歩いてスルーし、奥にある少し波気立ちにくい場所を狙ってみることにしました。
しかしこちらも結構荒れていて、岸沿いの変化やかけあがり周辺は荒れ過ぎ。
沖にサラシが伸びている払い出しがあったので、安全な位置を確認してから釣ってみます。
リップレスミノーでは水面を滑ってしまう状況なので、ここはリップ付きのK2F122で。
潮は払い出しの周辺だけ少し動いていて、そこそこ釣れそうな気配があります。
流れに乗せたらリーリングはせず、ヨタヨタとドリフトさせつつのステイで留めると「コンッ」と鋭いバイト。
合わせを入れると軽めな引きで上がってきたのは
良いサイズのイサキ。
どうやら沖に伸びた払い出しにはイサキが群れているようで、もう1匹すぐに追加。
その後もイサキのアタリはポツポツあるものの、ヒラスズキは釣れず。
このスポットに見切りをつけ、少し奥に進んでいきます。
もう少し凪いでいれば良いスポットが連続しているんですが、荒れ過ぎていて狙えない、もしくはヒットさせてもランディングが不可能な場所が多くて中々釣りができません。
イサキのスポットから15分くらい歩いて弱い払い出しを見つけ、足場も悪くないので再び釣っていきます。
2つの寄せる流れが合流して払い出しを形成しているスポットになり、見落としどうなピンですが釣れる気がしますね。
1投目は全くアタリがありませんでしたが、ミノーに感じる潮の抵抗感は悪くない。
少し立ち位置を変えてドリフトで流し込むと、「ゴンッ」と良いアタリ。
フッキングを入れるとヒラスズキがエラ洗いしましたが、サイズは小さめですね。
ゴリ巻きで一気に抜きあげてキャッチ成功。
小さかったですが、狙えるスポットが少ない方での釣果なので嬉しかったですね。
ポイント的にもう1~2匹くらい釣れてもおかしくない気がしましたが、その後は全くアタリが無いので再び奥へと進みます。
離磯に青物接岸
次は沖に小さな離磯があるスポットで、距離はだいたい25mくらい。
向かい風がかなり強く吹いていますが、しっかり振り切れば届く距離。
流れをチェックすると1本払い出す筋があったので、その向こう側にキャスト。
そこからロッド操作でミノーを流れに乗せてヌルヌルとアクションさせ続けていると、1投目からバイトあり。
釣れたのはまたイサキで、45クラスの良型でしたね。
ノータッチでリリースし、まだ魚が釣れる気配が濃いので再び同じコースにキャスト。
流れを掴ませて留めているとアタリが出るパターンらしく、数秒間ステイさせているとまたバイト。
合わせを入れるとそこそこ引きますが、ヒラスズキとは少し違うような・・・。
微妙にドラグが出されましたがすぐにゴリ巻きして頭をこちら側に向けます。
「ズーン」と重たい感じで引き続ける感触なので、これは青物か?
ヒラマサにしては引きが弱いので、ヒットしてから15秒くらいで足もとまで寄せられました。
浮上してきたのは80チョイ位のそこそこ肥えたワラサで、6kgくらいあるかな?
少し足場が高くてランディングが困難だぞ・・・。
取り込める場所まで魚を回そうとしたんですが、大きめのうねりに魚がのまれてしまってフックが伸びてバレました。
まぁ、特に青物は狙っていなかったので良しということで。
フックを新しいものに交換し、再び払い出しの向こう側にキャスト。
すると、釣り再開1投目でまた鋭いバイトがあり、そこそこな重量感。
一瞬ドラグが出ましたがすぐに止まり、ゴンゴン引く感触。
何となく知っている引きだったので正体はぼんやりと浮かんでいましたが、上がってきたのは赤い魚体。
さっきのワラサよりも小さかったので、タイミングを見てごぼう抜き。
釣れたのはショアレッドでした。
4kg弱、60中盤くらいか?
ジャンプライズのツーリミットやオールウェイクはかなり粘っこいロッドなので、ラフな扱いをする時でも安心感があるのが良いですね。
これでもかというくらい曲げ込んでも衝撃を吸収して粘ります。
マダイ・青物が連続でヒットしたということは、沖からイワシなどのベイトが寄っているということ。
しかしヒラスズキが全く釣れないのが意外でしたね。
その後少し狙うスポットを変えたところヒラスズキっぽいバイトがあったんですが、2秒くらいヒットしたのちにバラシでした。
これで全く反応が無くなり、それより奥のポイントは荒れ過ぎていて釣りにならないので引き返すことにしました。
ちなみに潮がぶつかるポイントの状況はこんな感じで、場所をキッチリ選ばないと危険ですし、取り込みが難しすぎます。
前に出られない場所ばかりなので、たとえ良型を掛けてもキャッチできない可能性の方が高いので無理はしません。
流れのヨレにベイトの塊発見!
とりあえず色々魚の反応が合ってそこそこ楽しめたので、一回ロッドをしまって帰宅しようと道を引き返しました。
風がかなり強くなってきて、最初にサラシが出ていなかった場所が良い感じに。
セットの波が来ると明確な払い出しが手前に形成される感じで、その沖を見ると・・・
潮が明らかにヨレていて、10cm位のイワシっぽい小魚がパシャパシャしている。
これは絶対に狙うべきスポットなので、再び釣りの準備をしました。
ルアーはそのままK2F112を使い、払い出したサラシの筋がヨレに近づくタイミングでキャスト・・・。
そのままリールは巻かずにドリフトさせると、1投目でイサキがヒット。
狙い通りのスポットに魚が居ることは分かったので、すぐに同じようにミノーを流し込むと「ボコン!」と水面直下をヨタヨタするミノーにビッグヒット。
結構硬めに締めていたドラグが数メートル出されてしまいましたが、ドラグを増し締めしてやり取りします。
中々の重量感でパワーもありますが、ヒラマサか?
しばらくやり取りすると大人しくなったので、ヒラマサではなさそう。
しかし、明らかにヒラスズキの感触ではないし、時々来るセットの波の中でどうやってランディングするか・・・。
かなりの重量感でロッドはバットから曲がっていますが、モンスターバトルなので折れることは無いですね。
ロッドを曲げ込んで沖で浮上させると、見えてきたのはラグビーボールのような体系のブリ。
魚屋時代に毎日見ていたような魚体の良型で、足元まで寄せて確認すると明らかに10kgオーバーです。
10~11kg前後ありそうな感じですが、これはどうやってキャッチしたらいいのか・・・。
干潮で磯にズリ上げるのがかなり難しく、とりあえず足場が低くて波が直接来ない場所まで誘導するしかないかな。
そんなこんなでランディングできる場所まで何とか誘導しようとしたんですが、セットの波が強くて無理な感じ。
こうなったらリーダーを掴んで一か八か抜きあげるしかなさそうなので、何とかリーダーを掴んでズリ上げを試みる。
しかし、その瞬間に大きめの波が来てブリが流され、ラインが磯際にズリズリとスレてラインブレイク。
ルアーもロストしてしまったけど、魚にフックを付けた状態で逃がしてしまったのが痛恨ですね。
結構ガッツリ掛かっていたので、自力で外すのは大変じゃないかな・・・。
予想外の10kgオーバーのブリの出現でしたが、こういう時に限って青物タックルを持ってきてないんですよね。
タックルさえあれば高確率でキャッチできたはずですが。
このスポットの少し内側にまた払い出しを見つけ、そこはややランディング難易度が低そうだったのでまた狙ってみることに。
K2F122は1本しか手元に無かったので、次はシマノのストロングアサシンで。
少しゆったりめのウォブリングでアクションするんですが、動きはなめらかなのでドリフトでも良さそうな感じ。
払い出しに乗せてロッドを徐々に送り込んでいくとすぐにイサキが当りますが、フッキングせず。
ここにも魚が居る気配は濃厚なので、少し立ち位置を変えながら数投すると「ゴン」と良いアタリ。
合わせを入れると3mくらいドラグが出され、これも中々の引き。
先ほどのブリよりはパワーが弱いですが、結構鋭さがあったので小さめのヒラマサか?
今度はブレイクするわけにはいかないので、かなり強引に巻き上げで浮上させます。
何がヒットしたのか少しワクワクしつつ上がってきたのは、またしても色違いの魚(笑)
しかも今度は結構デカいです。
さっきのブリを掛けた場所よりもランディングはやりやすかったので、磯へズリ上げて無事捕獲。
本日2本目のショアレッドでした。
サイズは6.5kg、長さはジャスト80くらい。
かなり体高もあって良いマダイでしたね★
その後も帰り際にちょっとしたサラシが出ている払い出しのスポットがあったので軽く狙いましたが、ヒラスズキも何も釣れずにノーバイト。
終盤に釣りをしたエリアは見た目的にはかなり良さそうなんですが、これまで何度か狙ったもののヒラスズキの反応が一度も無いので、何かしらの理由でヒラスズキがつかないんでしょうね。
代わりにブリやマダイ・クロダイなどは釣れますが。
結局今回はこんな感じで、ヒラスズキ五目ゲームが楽しめました。
青物やマダイも、やはりある程度荒れている方が明らかに活性が高くなりますね。
10kgオーバーのブリのブレイクが残念でしたが、PE2号で今回のコンディションだとどうしようもない部分もありました。
もう少し凪いでいて程よい荒れ具合だったらもっとヒラスズキが釣れたでしょうし、中々コンディションが合わないですな。
ちなみに、帰り道でロストしたK2Fは3個ネットで補充。
こうやってだんだんルアーが増えていくんですよね・・・。
安心と信頼のタックルハウス。
派手さは無いですが、ベーシックで使いやすいんですよね。
かなり荒れ気味でも潮掴みが良く、アクションは硬くないので結構良い感じでした。
80ショアレッドで入魂完了。
使用タックル
- ロッド:ジャンプライズ ツーリミットモンスターバトル105
- リール:シマノ 22ステラ4000XG
- ライン:DUEL TX8 2号+サンライン ソルティメイト ツナギートFC10号
- ルアー:タックルハウス K2F122T1、シマノ ストロングアサシン125F