こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はナマズ用ルアーロッドを紹介していきましょう。
今日はテールウォークから発売されている、ナマゾンのグラスモデルの使用感を詳しくインプレッションしていきます。
ナマゾンはカーボンとグラスのコンポジットモデルで、程よいしなやかさと粘り強さのバランスが良くてお気に入りのナマズ用ルアーロッドですね。
モデルチェンジ前のものと今回新しくなったモデルの両方を所有しています。
使いやすさはもちろんのこと、コスパも優れているのがナマゾンの良いところ!
ナマズ釣り初心者の方から誰にでも使いやすいロッドなので、購入検討中の方の参考になったらうれしく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験・実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- ナマズゲーム歴は20年以上
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店にて私のタックルインプレや釣り方解説の掲載利用あり
こんな感じで普段から毎日釣りをして生活している釣り好きで、実績や信頼も得ています。
アイテム選びや釣り方などで困った時の参考にしてもらえたら嬉しいですね!
テールウォーク ナマゾンを「サクッと」インプレ!
まずはこのナマゾンのグラスモデルの使用感を簡単にまとめておきます。
なお、私が購入したのはナマゾンのC65M/Gというアイテムです。
- テーパー・曲がり:癖のないレギュラーテーパー
- 反発力:グラスコンポジットながら、比較的張りが強め
- ロッドパワー:Mパワーですががバットの粘り強さは問題なし。抜き上げにも対応
- 重量感:バスロッドよりは重たいが、カーボンが混じっているので軽快
- リールシート:モデルチェンジによって癖が無くなった
- ガイド:この価格帯でSicリング搭載。
ザックリとレビューするとこんな感じでしょうか。
価格帯を考えたら十分すぎる基本性能を備えていて、カーボンの良さとグラスの良さがバランスよくミックスされていますね!
まるなか
ナマゾンのテーパー・曲がり
ナマゾンを使ってみて感じたのは、「全く癖のないレギュラーテーパー」ということでしょうか。
ちょっと分かり難いかもしれないですが、テンションを掛けていくとこんな風に綺麗に曲がり込んでいきます。
実際にはもう少しバットが入る曲がり方をするんですが、カメラの遠近感でうまく撮影できませんでした(-_-;)
カーボンロッドよりも程よいムッチリ感がありつつ、グラスの割合が多いロッドのようなベニャベニャ感はありません。
曲がった分だけしっかり反発力が出てくるブランクスになっていますよ!
シャキッとした張りと粘りを備えたブランクス
私が購入した、ナマゾンC65M/Gはグラスコンポジットモデル。
グラスロッドというと、しなやかで柔らかい印象があるかもしれないですが、ナマゾンの場合はグラスのダルさは目立ちにくいです。
カーボンの特性とグラスの特性がうまく融合している感じで、しなやかさは有りつつも反発力が有って程よくシャキッとしています。
バット~穂先まで反発力が比較的しっかりとしており、指先で穂先を曲げて見ても意外としっかりした強さが有るのがこのロッドの特徴ですね!
だからといってカーボン製のバスロッドのようなパキパキな感じではなく、ナマズロッドに必要な「しなやかさ」も、その中にしっかりと存在しています。
ルアーを操作する時はある程度穂先が曲がって仕事をする感じで、魚が掛かるとバット付近までロッドがしっかり入ります。
60cmを越えてくる良型のナマズが足元でヒットしてもバットでしっかり耐えてくれるので、Mパワーでも怖さは全くありません。
ロッドが曲がっていくにつれて「グラス特有のムチムチッとした質感」が出てくる感じですね。
使用するルアーウェイトですが、「快適に使えるのは大体10g前後から上」な感じです。
14gや21gといった最も使用頻度の高いウェイトのルアーはちょうどいい曲がりでキャストでき、オールラウンドな1本としておすすめできますね!
モデルチェンジによってカーボンらしさが少し強くなった
ナマゾンはモデルチェンジによって「以前のモデルよりもシャキッとしていてより軽快なブランクスになった」というのが私の率直な印象ですね。
旧モデルよりもムッチリ感はやや控えめになり、カーボンロッドに近づいたという感覚でしょうか。
それでもパリパリ感は無くてグラスらしさは程よく残っているので、モデルチェンジによってシャープでブレが無いキャストが楽にできるようになりました。
シャキッとした仕上がりになりましたが、強度・剛性不足な感じは特になく、PEラインを使った障害物周りの釣りでも全く問題なく使えています。
ナマゾンのロッドパワー
程よいシャキッと感でしっかりした反発力
ナマゾンのグラスモデルは他のナマズロッドのMパワーよりも反発力が強く・シャキッとしているので、「振った感じは若干硬め」に感じるかもしれません。
グラスの割合が多いロッドと比較すると、ロッドを軽く振った時のしなやかさはあまり感じません。
この65M/Gというモデルははオールラウンドに使えるパワーで、オープンエリア~比較的ライトなアシ際などを打ったり・足場が少し高い場所での抜き上げにも十分対応できます。
私が使ってみた感じとしては、「60クラスのナマズまでは全然余裕でぶち抜くことができ、65位になってくるとタイミングを計って持ち上げる」っていう感じでしょうか。
Mパワーながらバットの部分は非常に粘り強さが有るので、ナマズの引きなどに負けることはないですね。
グラスコンポジットの竿なので曲がってからの強さはしっかりとあり、簡単に破損するような感じはしないので安心して使用できます(もちろんロッドの曲げ方には注意してね)。
▼ナマズ用ロッド選びや特性別のおすすめロッド紹介は【ナマズ用ルアーロッドのおすすめ・選び方の基本徹底解説】を参考にどうぞ。
全て実釣経験に基き、必要な基礎知識を網羅的に解説します。
足場が悪い釣り場での使用
ナマゾンのC65M/Gはパワー的には多少のカバー周りまで対応できるロッドですが、ロッドレングスが65なので足場がかなり高い場所だったり、岸際まで近づけない場所だともう少し長い方が良いと感じる場面はありますね。
特に足元付近に背が高い草が生い茂っているような場所でナマズを狙うとなると、もう少しロッドが長い方がブッシュの際を綺麗に流しやすいです。
ロッドがそれほど長くないので、岸際に沿ってルアーを巻くと、手前にルアーが寄りやすいです。
この点においてはロッドの長さによる使い勝手の良し悪しが出てくるので、状況によってはワンランク長いC68MH/Gを選ぶのもおすすめです。
ただしパワー的にはMモデルくらいがオールラウンドに使いやすいと感じるので、一番硬いC70H/Gはかなり好みが分かれるでしょう。
ロッドの重量感
ナマゾンはグラスコンポジットの竿なので、バスロッドと比較すると若干重ためです。
カタログスペックでは130gですが、私のものは約139gでした。(魚を釣ってある程度汚れている状態)
重量に関しては「軽っ!!」という感じはしないが特に重たく感じることもないですが、釣りを続けても疲れる感じもないので全く問題ありません。
軽くて弱いロッドより、ナマズ釣りではある程度重たくてもしっかり強度が有るロッドが必要なので、この重量でも全然OKでしょう。
なお、モデルチェンジによってロッドの重量は以前よりも軽くなっています。
リールシート・グリップ周り
ナマゾンのリールシートですが、モデルチェンジ前はトリガーが小さいオリジナルのものが採用されていました。
このリールシートですが、トリガーの部分がかなり小さく作られていて癖がありました。
どうやらアンバサダーなどのクラシックな中型リールをセットしても違和感なく使うためのものらしいですが、正直言って国産のベイトリールを使う時はメリットを感じませんでした。
それが今回のモデルチェンジでオーソドックスなトリガーになりました。
やはりこの方がしっかりロッドをグリップできて使いやすいです。
グリップ周り
グリップ周りはストレート→セパレートグリップに変更になっています。
長さはちょうど扱いやすく、ピッチング~ダブルハンドのキャストまでオールラウンドに対応できます。
ガイドセッティング
オールダブルフットガイド仕様
穂先までダブルフットガイドを採用していて、ガイドの曲がりなどを気にすることなく釣りが出来る耐久性重視の仕様。
シングルフットのガイドよりも変形しにくく、ガンガン負荷を掛けても使いやすいように作られています。
SICガイド採用!
ナマゾンの価格帯のロッドはアイテムによってはグレードが1つ下のアルコナイトリングを採用しているロッドも多いです。
しかしナマゾンはSICガイドを採用していて、ワンランク上のロッドと比較しても全く劣らないスペックになっています。
実釣においてはアルコナイトリングでも十分ですが、高品質なガイドが使われているに越したことはありませんからね!
まるなか
ナマズロッドの初めての1本にも最適!
今回はテールウォークのナマゾンC66M/Gのインプレッションをしてきました。
癖のなくてシャキッとした反発力を備えたレギュラーテーパーのロッドで粘りも強いロッドですね。
非常に癖が無くて使いやすく、オールラウンダーとして使えるナマズ用ルアーロッドになっています。
これからナマズ釣りに本格的に挑戦してみたい方の初めての1本としてもおすすめですね!
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