さてさて、今回はバディーワークスから発売されているヒラメ・マゴチ用ジグヘッドのフラッグヘッド。
45ヘッドとは少し違った特徴をもとこのジグヘッドのインプレッションをしていこうかなと。
縦方向の誘いが得意な45ヘッドと比較し、フラッグヘッドは横方向の誘いが得意なジグヘッドに仕上がっていると思う。
同じ重さを使ったとしても、ワームの泳層や誘いのパターンが変わってくる。
フィールドの特徴や魚の活性に合わせ、ジグヘッドを使って行けばより快適に・もっと楽にヒラメに出会えるはず。
今回はフラッグヘッドについて、実釣で感じたインプレッションを紹介していこう。
フラッグヘッドをサクッとインプレッション!
まずはこのフラッグヘッド。
実釣の中で感じたインプレッションをサクッとまとめておこう。
- 飛距離:ヒラメ用ジグヘッドとしては並
- 着底感:ドスンとフォールするジグヘッドではないので比較的分かり難い
- 誘い・アクション:主にスローなただ巻きやストップアンドゴー、緩いリフトフォール
- 45ヘッドとの使い分け:水深が浅い場所や、狭いレンジを丁寧に誘いやすい
- フックセッティング:短いワームをセットするならショート化しても良い
◎総評:着底の把握にちょっと癖があるジグヘッド。遠浅の場所や底潮が通っていない時に滞空時間が稼げる
フラッグヘッドの飛距離をインプレ!
フラッグヘッドは45ヘッドとは違い、前後に細長い形状をしているジグヘッド。
パッと見は45ヘッドよりも空気を切り裂くようなイメージが合って飛ぶような感じがしたが、
実際に投げてみるとそこまで飛ばない感じ。
ヒラメ用のジグヘッドとしては並レベルといったところ。21g+4~5インチ程度のワームで大体60m前後といった所か。
飛距離が伸びるハウルやフラットジャンキージグヘッドSSなどと比較すると、1ランク飛ばない。
45ヘッドと同じ位~ほんのちょっと飛距離が落ちるくらいかな。
向かい風の時は飛距離が伸びるジグヘッドに交換した方が良い感じだ。
着底の感覚が分かり難い
フラッグヘッドを使って最初に感じたことの1つが
ワームの着底がぼやけるな・・・・。
という事。
砲弾型の細長いジグヘッドの形状の為か、素早く真下に落ちていく感じではない。
特にテールの抵抗が大きいグラブ等をセットすると、特に着底が分かり難い感じがある。
その分フォールの間が作れているワケなんだけど、水深が深い場所や潮の流れが速い時はちょっと使い難い感があるね。
初心者の方が水深が深い場所で釣りをする時は、フラッグヘッドよりも45ヘッドやフラットジャンキージグヘッドSSの方がおすすめ。
フラッグヘッドの使い方・アクション
フラッグヘッドの最大の特徴は
浮き上がりの良さ+フォールの間
この2つを上手く活かすことで、他のジグヘッドとの使い分けがスムーズに出来ると思う。
基本的にはロッドやリールの操作でワームをキビキビ跳ね上げて使うのではなく、ナチュラルに一定層を丁寧に引く釣りに最適。
そして着底感が分かり難い代わりに、フォール~着底までのカウントが稼ぎやすい特徴も活かして使いたいところ。
だからボトムギリギリの低いレンジをスローに巻いてカーブフォールを繰り返すストップアンドゴーや、ひたすらスローに巻くただ巻きに良い。
水深が浅い遠浅のサーフや波打ち際、底潮が通っていなくてワームのフォールが早すぎるような時・・・・。
こういった状況でも、フラッグヘッドはヒラメを誘いやすいボトムから若干上のレンジを引きやすいんだよね♪
私の場合は急深なサーフで釣りをすることが多く、縦方向の誘いの釣りがどちらかと言えば好き。
なのでフラッグヘッドはメインに使う事はあまりないけど、他のジグヘッドでフォールの間が稼げないような時は出番が来る。
45ヘッドとフラッグヘッドの使い分け
次に、45ヘッドとフラッグヘッドの簡単な使い分け方を紹介しよう。
45ヘッドが得意な場面
45ヘッドは真下に素早く落ちるフォールと、浮き上がりの良さが特徴になる。
だから45ヘッドはロッドやリールでチョンチョンとジグヘッドにアクションを与え、縦方向にネチネチと誘いを掛けたりするのに都合がいい。
縦の誘いを入れることで、同じ距離であってもヒラメにルアーを認識させる時間を長く・食わせのタイミングを多くすることが出来るってわけだね。
逆を言うと、45ヘッドだと一定層をキープして巻くのがちょっと難しい時がある。
リトリーブスピードが少し早くなるとすぐにボトムから離れてしまうし、逆に遅すぎるとボトムに擦ってしまう。
一定層を引くための巻き速度が意外とシビアに感じる。
フラッグヘッドが得意な場面
一方でフラッグヘッドはどうか?
縦方向にきびきびとした誘いをすることができないと聞くと、ヒラメにアピールするのが苦手なのか?
と思ってしまうかもしれない。
しかし、逆を言えば狭いレンジを細かく探り分けたり、丁寧に釣っていくのが得意という事になる。
だから縦方向に誘うことが難しい浅いポイントでは、フラッグヘッドの方が圧倒的に使い易い。
波打ち際の変化に付くヒラメをスローに誘ったりする時、フラッグヘッドの方が簡単にボトムから若干上の美味しいレンジをキープしやすい。
また、釣り人が多い時やヒラメの活性が低い時。
こういう時はボトムを叩くように探るのが有効な時と、逆にボトムタッチを優しく・ただ巻きでフワフワとワームを泳がせると反応が良い時がある。
フラッグヘッドが得意なのは後者のパターンで、ストレート系のワームやグラブなど、定番のシャッドテールワームよりもナチュラルな波動で探れるワームと合わせると良かったり。
だから私の場合、フラッグヘッドに合わせるワームはデスアダーやフラッググラブなどがどちらかと言えば好みかな。
もちろんシャッドテールワームと合わせても普通に釣れるので、そこまで厳密に分ける必要は全くないけど。
このあたりはフィールドの特徴や魚の活性など、自分が使う誘いのパターンなどによってヘッドとワームの組み合わせを考えると良いね!
とりあえず、フラッグヘッドは滞空時間が稼げ・狭いレンジを丁寧に探れるジグヘッドだと考えればイメージがつきやすいかなと。
フックセッティング
フラッグヘッドのフックセッティングは基本45ヘッドと同じだが、リアフックの位置が後方寄りになっている特徴がある。
小型のスイベル1個+スプリットリング1個分後方にフックが移動しているんだけど、場合によってはリアフックは前方に位置をずらすのもアリかなと。
4インチクラスのワームをセットする場合、このままだとフックが若干後ろ過ぎると感じる場合があるんだよね。
その場合はスイベルを取り去ってスプリットリング2連にしたり、それでも長い場合はスプリットリングも1つ外しても良い。
例えばフラッグシャッド4インチをセットするのであれば、若干リアフックの位置は前方にした方が収まりが良いはず。
そのへんは好みや使うワームに応じて微調整すると良い。
あと、リアフックは#6が標準装備だけどちょっと小さいと感じる場合は#5に上げて使うのも良い。
私の場合は若干大き目の針が好きなので、リアフックはワンサイズ大きくして使う事もある。
フックは標準でもそこそこ使える錫コートの針が装備されているが、錆びてきたり鈍ってきた場合はSTX-45ZNがおすすめ。
明らかに針先が強いし、錆びにくくて身切れもし難い。
この針に変えてから、バラしそうな時でも身切れしないでキャッチ出来た経験が何度もある。
ヒラメ用のジグヘッドに使用する針はSTX-45ZNがバランスが良く、自信を持っておすすめできるね!
このフックはヒラメ釣りに非常に良いですぞ!!
フラッグヘッドインプレまとめ!
バディーワークスフラッグヘッドの使い方や特徴・インプレッションは大体こんな感じかな!
狭いレンジを丁寧に探りやすく、滞空時間が稼げる特徴を持ったジグヘッド。
ウェイトの選び方は他のジグヘッドと同じく、14~21gを中心に使っておけばまず問題は無いと思う。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!