さてさて、今回はたまにしかない平日休み。
先日ヒラメ釣りについて、
ワームをメインに使っているんだけど、使い方が良く分からないし釣れない・・・。メタルジグの方が釣れるのか?
という質問を受けたので、ワームでもメタルジグでも関係なくヒラメが釣れる事を証明する為
今回は超久しぶりにワームを使ってヒラメを狙うことに!
私の場合は既にメタルジグを使ってヒラメを釣る習慣が身についていますが、そうなる前には当然色んな種類のルアーを使ってヒラメを釣っていました。
いろんなものを使った結果、メタルジグだけあれば良いんじゃね?
という結論に至ったというだけです。
そこで押し入れの中のタックルボックスを探り、眠っていたデュオのハウルを発掘することに成功。
一緒にワームも数本入っていたのでセットして準備はOK。
あと、アオリイカ用に購入した新しいランディングシャフトも届いた!こちらもちょっと使い心地を知りたいので持っていく事に。
シマノのボーダレスランディングシャフトの450です。
リールやロッド以上にランディングシャフトは価格による性能差があるので、良いランディングシャフトを一回使うと安いやつがいかに使い難いかが分かりますぞ。
ロッドやリールは良いものを使っているのに、ランディングシャフトはこだわっていない方をよく見かけますが非常にもったいない。
1度それなりのアイテムを使ってみると、良い体験になるはずです。使い心地が全く違いますからね!!
そんなこんなで朝マズメは人が多そうなので避け、日が昇ってからのガラガラのサーフへ出撃しました。
久々のワームを使ったヒラメ釣りはどんな展開になったのか・・・・
底潮流れ、好条件の静岡サーフ!
時間的な時合いは過ぎているので、重要なのが潮の通り具合になってくる。
今回はワームしか使わないので、早速デュオのハウル21gをセットして様子見。
まずは潮の通り具合を見つつ、ルアーが綺麗に動くキャスト角度を見つけていく。
普段使うメタルジグと沈下速度が違うので、ちょっと感覚がズレるかな。それでもやるべきことは同じなので、数投したらすぐに慣れて適応します。
風が東から吹いているんだけど、底潮が西から流れているのでちょうど糸フケを打ち消してくれる好条件♪
潮の通り方も良いし、この状態なら朝マズメに入ればほぼ100%釣れただろうな・・・・。
どうやら立ち位置の右側にちょっとした馬の背があり、その周りに駆け上がりが出来ているっぽい。
状況的にその周辺の水深が落ちた所が美味しそうかな?
ボトムまでワームを沈め、メタルジグと同じようにハンドルを2~6回くらい巻いて落とし込みを繰り返してサーチ。
すると、すぐにゴツゴツッという魚のアタリ♪
バシッとアワセを入れると、突っ込みはあるもののヒラメのような抵抗ではない。この下品な感じのゴツゴツ系の引きはアイツかな?
に~べ~先生をキャッチ。潮の通りが良く、ヒラメ以外の魚も高活性のようだね!
とりあえず魚はいるようだし、この感じなら丁寧に探ればヒラメやマゴチも十分狙えそうである。
風が強くなり出し、濁りが入ったタイミングで・・・・
その後しばらくすると風が強くなってきて、ちょっと釣り難い展開に。
時々セットでウネリが来るし、テトラ戦を選んだのが失敗かな(-_-;)
結構なうねりが有り、下手にタモ入れしようとするとシャフトが1発で折れたりするから要注意だ。
時々飛沫が掛かる展開になってきたが、底潮の通り具合は相変わらずいいので釣りを続ける。
しばらくすると徐々に濁りが出だし、浅い所を中心に濁りがちょっと広まってきた。
それでも濁りの質的にはそんなに悪くないし、むしろ程よくローライトになって良さそうな感じもある。
濁りの沖側にフルキャストし、水深が深い場所をテロテロと引く・・・・。
そして1瞬テンションを抜いてふわっとフォールさせると
ゴツッ。
風が強くてアタリが分かりにくかったが、着底寸前で違和感が出たのでバシッとアワセ!
ズシっとまずまずな重みが乗り、ゴツゴツッという首振りと突っ込み。
感触的にヒラメっぽいし、重量感的にも悪くはないサイズのようだね( ̄ー ̄)
後はバラさないように注意しつつどんどんリールを巻いて寄せ、掛かり方を確認する。
口の中にワームがすっぽり入り、バラしそうな感じではないので抜き上げようかと考えた。
サイズ的にはギリギリ抜けそうだけど、おニューのランディングシャフトの使い心地を見るには最高のシチュエーションである。
そこでネットを使ってランディングすることにしたが、魚も結構重いしうねりが邪魔をする。片手で10フィート超のロッドを持ちつつタモ入れするのは大変なんだよね(-_-;)
ちょっとてこずっていると、リアフックが外れたらしくフロントフックが皮一枚になってしまった・・・・。
ヤバいなぁと思いつつ、出来るだけ速やかにタモ入れを試みると無事大人しく入ってくれた。
前回に続き、まずまずなサイズのヒラメをキャッチ成功♪
重さを計ると2.1キロ、サイズ的には60ちょいのヒラメでした。
無事ワームで釣れる事も証明できたし、今回の目標はクリアできたので1安心。
最近は殆どヒラメ釣りには行けてないけど、2キロクラスが2回連続で釣れているので静岡サーフは良いサイズのヒラメが接岸してきているのかな??
新しいランディングシャフトも超軽量で反発力も有り、厳しい条件下の割には操作性は良かったので満足。
魚が弱ってしまう前にササっとリリースし、次を狙うことに。
連続ヒットするが・・・・
ワームのズレを直し、再び釣りを再開する。
まだ潮の通りが良く、釣れそうだなぁと思っていると釣り再開後1投目でまたバイト♪
ガツガツッという引きが伝わってきたが、痛恨のバラシ・・・・。
重さはあまりなかったので、せいぜい40位のヒラメだと思われる。
その後はますます爆風になり、海もかなり荒れてきてしまったので早めの撤収!
1時間ちょいの釣行でしたが、久々のワームで魚のアタリも引きも楽しめたので良かったかな。
メーカー絡みの方なんかは
「今日の条件ではこのルアーの独特な波動が・・・」とか、「この新しいカラーが・・・」
とか色々仰いますが、少なくとも静岡のサーフのヒラメの場合は殆どそういうのは関係ないと思います。
というか、ルアーによる差が本当にはっきり出るとしたら40gのジグ1つで釣りが成立してしまってきた私の釣り方の説明がつかないですよね(笑)
特に朝マズメの場合は間違った事さえしなければ時間的な時合いで簡単にヒラメは食ってくるので、難しく釣りを考える必要はないです。
時間的な時合いの要素が大きい朝マズメの釣行で釣れても、それはルアーの力ではなく時間の力なんじゃないかなと。
おそらくこの事に気付いてきている方はどんどん増えてきているように感じますが。
100円のダイソールアーでも良いし、2000円の1流ブランドのルアーでも良い。自分が使いやすい感触のルアーで信じる事ができるものを使い、性能を引き出すように操作出来れば何でも釣れますから!
色んなルアーに手を出しすぎてしまうと、疑心暗鬼になってしまうし釣れる潮の流れなどを感覚的に覚えるのも難しくなります・・・。
まずは使うルアーは1つでも2つでも良いので、手持ちを絞った状態で魚が釣れる条件などを知り、食わせる為に必要な要素など
釣果を上げるために必要な基礎基本
を覚えておくのがヒラメ釣り上達の近道じゃないかな。
この手の話は長くなるので、また別の機会にすることにしましょう。
使用タックル
ロッド:ダイコー アルテサーノエヴォルティア107/09TZ
リール:シマノ18ステラ4000XG+ゴメクサス パワーハンドル
ライン:シマノ タナトル8 1.0号+シーガー グランドマックスFX6号
ルアー:デュオ ビーチウォーカーハウル21g
初コメントさせて頂きます。いつも参考になる記事が満載なので、楽しみにしています。今回の記事にありました、一つ二つのルアーに絞っても釣りは成立する点、とても共感しました。サーフのルアーフィッシングは5年程ですが、確かに高価でも使い勝手が良く釣果もついてくるものもあります。しかし反応が出やすいアクションや巻き方をジグでもできれば、釣果はついてくることを実感しています。実際座布団もジグで釣れています。色々なルアーを買いすぎて(ストックが多すぎて)、ジグに絞れない現状もありますが、将来的にはジグメインになると思っています。遠回りして試行錯誤して感じていたことが記事になっていましたので、思わずコメントを書かせて頂きました。
こんにちは、まるなかです。
今まで色んな釣りをやってきましたが、ヒラメやマゴチ釣りは非常にシンプルで、人間の小手先のテクニックでは釣果に差が出にくい釣りなんですよね。
逆に言えば、釣れる時の潮の通り方やルアーの食わせのタイミングなど、基礎基本をしっかり覚えてしまえば誰にでも同じように釣れるわけで・・・・。
釣り方のキモさえわかっていれば、後は自分のフィーリングにあったルアーさえ見つけてしまえば1年中1つのルアーでも安定して釣果があげられるはずです!!
ジグはシンプルで素直なルアーなんで、釣り人の操作などにも素直に答えてくれますから、ヒラメやマゴチ釣りではかなりオールラウンドに使えるルアーのはずです。
釣れない状況下では、ルアーをあれこれ変えても釣れない事の方が遥かに多いのはお気づきかもしれないですが、モチベーションを保つという意味では必要かもしれませんね。
信じて使う事ができ、釣れそうな感覚を感じることが出来るルアーを見つけてみてください!
私のバイブルとしていつも拝読させていただいています。マルナカさんがワームでヒラメを釣った記事ということで大変興味深かったです。私も清水在住で静岡サーフに足しげく通っていますがまだ40cmぐらいを4匹しかつっていませんし釣れた理由もよくわかっていません。ただし釣るためには潮の流れと海底の地形をよく理解することだと気づかされました。それを察知するには決まったルアーを使い続けることも大切だということも。
一つ質問があるのですが、マルナカさんは常にどのくらいのジグを持ち歩いていらっしゃるのでしょうか。サーフに行くとナブラが立つことがよくあります。それはシーバスなのか青物なのか私には判断がつきませんがそんな時はヒラメを狙うのを一時中断してそれを狙うために持ってきたメタルジグやルアーを投げています。マルナカさんもそれを想定していらっしゃいますか。なにとぞご教示ください。
こんにちは、まるなかです。
私の場合はメタルジグを使ってヒラメを釣るのがメインですが、青物であろうとヒラメであろうと同じジグで問題なく釣れますから青物を特に意識したりすることはないですね。
ワカナゴやソウダガツオなどを釣りたいのであれば、30g前後のタングステンの小型のジグなどを1つ持っておくと、小さいベイトに付いた青物をキャッチできる可能性は高まると思います。
私の場合はサーフのヒラメ釣りには40gのジグしか使わないので、センターバランスの40gのジグを数個、潮が早い時や風が強い時用のリアバランスの40gのジグを1~2個持っていくだけのスタイルになっています。
カラーチェンジも1回の釣行で1~2回くらいしかしないので、持っていくルアーはかなり少ないと思います。
それでもヒラメは問題なく釣れますし、色んなルアーをとっかえひっかえ投げる方に釣り負けるようなことはなく、同じように釣れますよ!!