さて、今回はせっかくバス釣りに復活したのでバス用ルアーのインプレを。
バス釣り用ワームではかなりポピュラーなワーム
デプスデスアダー5インチ、6インチの使い方やフックサイズのセレクト方法などをちょっと詳しく紹介していこうかなと。
このワームは私が今までバス釣りをやってきた中でもかなり信頼しているアイテムの1つ。
野池でも琵琶湖でも、沢山の50アップを釣れてきてくれた実績多数のワームですね(*^^*)
バス釣り復活の初戦での50アップのバスも、デスアダー6インチを使っていますからね♪
デスアダーシリーズには、4インチなどの小型のアイテムのラインナップもされていますが、
小さいサイズは他に沢山良いアイテムが発売されているし、20cm台の数釣りなどははあまりやらないスタイル。
ですので私が使うデスアダーのサイズは6インチがベーシックで、そこに状況次第で5インチを混ぜていく感じ。
そのあたりの使い分けなんかにも触れながら話を進めていきますから、デスアダーを使ってみたい方や使い方がイマイチわからないという方は参考にしてみてくださいね。
それでは前置きはこれくらいにしておいて、デスアダーの使い方を紹介していく!
デプス デスアダー5インチ・6インチの使い方、リグの基本
まずは普段私がデスアダーを使う際の基本的な考えなどを紹介しますね。
デスアダー自体は何度かマイナーチェンジしていて、初めは柔らかいソフトマテリアルだったのがその後硬くて張りの強いものに変更になり、そして再びソフトマテリアルへと変更になっています。デスアダー好きならわかりますよね(笑)
このマテリアルの違いが実は結構フッキング率の違いなどに影響してくるので注意が必要かな。中古でデスアダーを購入する際、硬いものはフックセッティングをしっかり行わないとすっぽ抜け等が増えやすい傾向が有るのでね(-_-;)
それではデスアダーの5インチと6インチの使い分けから離していきます。
デスアダーのメリット
デスアダーを使うメリットとして最も大きいのは
必要以上に動かないが、その存在感とナチュラルさでバスを引き寄せ口を使わせる事。これが結構大きい。
デスアダーは似たようなワームであるドライブスティックなどと比較した場合、フォール時やトゥイッチング時のアクションはおとなしい。一見すると大して動いておらず、釣れないように思うかもしれない。
しかしこれが実はミソで、デスアダーを使う時はワームをアピールして使うのではなく
イメージとしてはいかにバスに発見されないようにバスに接近させていくのか?
ちょうどバスとかくれんぼするような感じで使うと、釣果が伸びてくるんじゃないかな。そもそも、捕食者の前に目立つように泳いでくる餌なんて不自然ですから。
もちろんワームを積極的に動かして活性の高いバスをサーチしていくこともあるけど、どちらかと言えば活性はあまり高く無くてスローな状態のバスにデスアダーはより効くという印象が強い。
そういったバスを狙うのであれば、できるだけボトムやストラクチャーに隠しながらズル引きしたりステイさせたりしてじっくりバスを狙う方が良い。この時、不必要にワームを動かしてしまうと、バスが警戒したりするので必要以上に余計なアクションは与えない事。
そうすると、バスが勝手にデスアダーを見つけてくれてバイトしてくるはず。
このような時、不要な動きをしないデスアダーがより効果を発揮するというわけだね!
デスアダーを使う際はこんなことをちょっと意識して使ってみると、良いサイズのバスが釣れやすくなるかな。
デスアダー5インチと6インチの使いわけ
デスアダー5インチは6インチと比較すると、写真の様に結構なボリュームの違いがある。
- デスアダー5インチ→野池を中心とした30cm以上のバスを狙う時
- デスアダー6インチ→40cm以上の大きさを目安に狙う時
こんな風に使い分けるのが最も簡単で結果もついてきやすいかな。
デスアダー5インチを選ぶ場面
デスアダー5インチを使ってみると、5インチという名前に圧されがちですが
実はかなり数釣りができるワームになる。バスのサイズは30cm程あれば十分デス5には食いついてくるからね。
このデスアダー5インチのボリューム感は、野池の小バスやギル、ザリガニなんかに近いというイメージだ。ですので野池でコバッチは避けつつも30cm位からのアベレージサイズは獲っていきたい。そんな時はデスアダー5インチを使うことが多いかな。
また、サイズ的にML位のスピニングロッドでも使いやすいのが特徴で
4000番のスピニングリールにPEライン、20LB前後のショックリーダーを使ったスピニングタックルで、ベイトタックルが侵入不可能なオーバーハングなどにノーシンカーでブチ込むという釣り方が有る。
これはシンプルかつ最も簡単に野池の50アップをキャッチできるテクニックだったり。そういった場面でもデスアダー5インチは6インチよりも軽量でキャストがしやすいから多用しますね!
信じない方が多いですが、一度まじめにやってみると結構簡単にスレていない40~50アップのバスが釣れますからね♪
デスアダー6インチを選ぶ場面
一方でワンサイズ大きいデス6ですが、こいつの場合は30cm台の小型のバスを排除したいような時に使うかな。
ですので琵琶湖でバス釣りをする時や、野池でも良型のバスだけを拾いたいというような時はデスアダー6インチの出番。
それでも30cm後半のバスが釣れることもあるけど、デスアダー5インチよりはサイズが選びやすくなりますからね(*^^*)
デスアダーの縦刺しと横刺し
デスアダーの偏平したボディー形状を活かして縦刺しと横刺し、2つのフックセット方法がある。
私の場合、セット方法は8割方「縦刺し」と呼ばれるような画像のようなフックセット方法。
縦刺しの方がよりナチュラルでベイトフィッシュのシルエットに似ていることや、不要なアクションが出ないのでデスアダーの持っているポテンシャルがより引き出せるんじゃないかと考えているからですね。
一方で偏平した面を上下にする「横刺し」ですが
横刺しにした場合は、よりフォール時に水を良く受けるようになるのでユラユラと揺らめきながら、スローなフォールをするようになります。また、アクションを与えた時に水をよく切るようになるのでダートアクションは鋭いものになる。
ですので横刺しを使う場面としてはよりストラクチャーをピンスポットでスローフォールさせてバス狙うような時や、強めの波動を出してアピールしたい時ですね。
デスアダーのおすすめリグ
ノーシンカーリグ
最もベーシックでナチュラルなアクションが出せるノーシンカーリグ。
デスアダーのメリットもしっかり引き出せるし釣果も出やすい。
基本的にはオーバーハング打ちやストラクチャー周辺のピンスポットに入れてフリーフォールで着底させ、着底後5~10カウント程放置して使うのが基本かな。
そのままズル引きしたり、弱いトゥイッチングさせたり、ただ巻きしたり・・・・。オーバーハング打ちではワンアクションさせてバイトが無ければ即回収→次のキャストへ進んでも良いかな。
この時のアクションも基本の考えと同じで、派手に動かしすぎる必要は無いですからね!
デスアダーはただ巻きしただけでも若干のロールアクションを伴ったり、テールが微振動を起こしてバスには十分アピールしていますから。
動かしすぎてしまうと、大型のバスが食ってこなくなったり好奇心の強い小型のバスのバイトが増えることもありますからね。
野池の釣りなんかでは、デスアダーのノーシンカーフォールがかなり効きますね!50アップのバスもよく釣れます(*^^*)
ライトテキサス
これは私が非常に良く使うデスアダーの使い方。野池でオーバーハング打ちなどをしないのであれば、ライトテキサスが最も使用頻度が高いかな。
デスアダーのライトテキサスですが、
基本的にはウィードの中に入れるのではなくウィードの上に乗せたり、沿うように。
ノーシンカーリグの延長で使うイメージで使用するのが殆ど。
ですのでペグ止めはしないか、おこなったとしてもワームから20~30cm離れた場所にペグを打つようにセットし、ナチュラルにワームが動くようにしてやる。
使用するシンカーの重さも結構重要で、シンカーはあくまでも
- 飛距離をサポートすること
- ボトムまで確実にワームを届けること
- ボトム感知能力を高めること
このような目的で使用する。ですので重たいシンカーは正直不要になってくる。
デスアダー5インチの場合は1.8gをメインに使用し、デスアダー6インチの場合も同じく1.8gか3.5gが最も使用頻度が高い。
これを使い、野池や琵琶湖でウィードやストラクチャーの周辺をズル引きしたり、岸沿いを引いたり・・・・。そうするとスレた大型のバスのバイトが出ますよ♪
★ライトテキサスリグの使い方に関しては、「ライトテキサスリグ 使い方とメリットを基礎から詳しく解説!」をご覧ください。
ジグヘッドリグ
主にデスアダー5インチで使用することが有りますが、あまり出番はないかな。
基本的にはボトムの横方向のズル引きなどに反応しない、中層のベイトフィッシュに着いたバスを狙う時なんかに使用するのがジグヘッドリグ。
基本はただ巻き~時々トゥイッチさせてヒラを打たせるようにして巻いてくる使い方になり、ウィードに絡めた後はバシッとウィードを弾くように跳ね上げるのが効くことが有るんですよね。
この時に上方向への跳ね上げがテキサスやノーシンカーでは意外と難しかったりして、ダイレクトな操作感のあるジグヘッドに軍配が上がって釣果が集中することが有る。ですが、この場合も他に使いやすいワームが色々出ているので別にデスアダーで行う必要が無いというのが率直な所かな。
あくまでも補助的な使い方という位置づけ。
デスアダー5インチ・6インチのフックサイズとおすすめフック
続いてデスアダーに使用するオフセットフックのサイズや選び方ですね。
おそらく、デスアダーを使っていて結構躓きやすかったりするのが
フックサイズのセレクトや、フックセット方法から来るすっぽ抜け等によるフッキング率の悪さじゃないかな。
偏平したボディーゆえに、フックセレクトを誤ってしまうとバスがバイトして来た時にフックポイントが露出しにくくなるのがデスアダー。
今回は今まで実釣を重ね続けてきた中でバランスの良いものを紹介していきますから、よろしければ参考にどうぞ。
デスアダーのフックサイズ
で、デスアダーの5インチと6インチに使用するフックの基本ですが
- デスアダー5インチ→オフセットフック#3/0
- デスアダー6インチ→オフセットフック#5/0
これを基準に考えていただくのが、ウィードレス性やフッキング性などのバランスが取れていると感じる。
デスアダーにおすすめなフック
そして私が今までデスアダーを使ってくる中で使用してきたフックですが、主に3種類になる。使い分けも合わせて紹介しますね(*^^*)
- オカッパフック→ベーシック
- インフィニ→フッキング重視
- ワーム316R→強度重視
こんな風にオフセットフックを使い分けています。
オーナー オカッパリフック
とにかく強く、錆びにも結構強くてワームのセットも綺麗にできるのがオカッパリフック。デスアダーに限らず、私が普段バスフィッシングを楽しむ中でスタンダードなオフセットフックという位置づけ。
オカッパリフックは太軸で#4などの小番手でもロクマルとガチンコ勝負できたりする強さが有って、簡単には折れたりしない粘っこさが有るんですね。折れる前に若干変形してくれるので、フックが破損して大型のバスを逃すということも非常に少ない。
それでいて刺さりも良いし、ワームをセットしておいてほったらかしておいても意外と錆びない。針の角度なども使いやすく、針先をワームに埋め込んだ際のワームの形が変形しにくくて使いやすいのも魅力かな。
とりあえず迷った時は、このオカッパリフックの#3/0や#5/0を使ってみて、そこから好みのものを探してもいいんじゃないかと。
リューギ インフィニ
オカッパリフックよりスナッグレス性や強度では若干劣りますが、
何と言っても高いフッキング率が魅力のオフセットフックがインフィニかな。
デスアダーを使っていてすっぽ抜け等が多発し、フッキングに苦戦しているという方はこのフックを試してみると良いかな。
フッキング率の高いワイドギャップとフックポイントの角度を採用しているので、あまり濃いカバーに当てすぎるとフックポイントが露出しやすくてウィードやゴミを拾いやすくなる面が若干見られる。
このあたりはオカッパリフックなどと使い分けてみると、釣りの幅が広がるね!
がまかつ ワーム316
オカッパリフックよりも更に太軸、強度重視のオフセットフックになります。フックの自重でノーシンカーでデスアダーを使用した時でも姿勢が安定しやすい特徴もあります。
成長したエビ藻やキツ目のストラクチャーの周辺で釣りをする時など、ヒットさせたバスを一気に引きはがしたい時やラインの伸びが使えない近距離戦で太軸のメリットが活きてきます。
フトコロが角ばっており、しっかりフッキングするとフックを外すのが大変な位のフック。一度しっかりフッキングに持ち込めばそうそうバラすことはないですね。
そして、ワーム316よりワンランク細軸の316Rというアイテムもラインナップされていて、これも結構使いやすくておすすめだったりする。
私がデスアダーを使用する際はこのようなオフセットフックを使用していますね!よろしければ参考にどうぞ(*^^*)
デスアダーのフッキング・すっぽ抜け対策
最後に、デスアダーを使う中でフックセッティングまではしっかりしたけど
やっぱりフッキングがむずいぜ・・・・(-_-;)
という方へ、ワンポイントアドバイスを。私自身も初めはデスアダーのフッキング率には苦い思い出が。
しかし、ちょっと工夫してあげるだけで一気に使いやすいワームになりましたよ♪
答えは簡単で
メーカーの推奨するフックセット方法って、背中のスリットを活用してフックポイントをスリットに隠す方法になる。
しかし、これが結構大きな落とし穴になったりするので要注意。このスリットを使ってオフセットフックをセットして使っていてバスのバイトが・・・・。
そして合わせたのにすっぽ抜けた時。
ワームを確認すると、結構多かったのがこんな風になっている事。
これはわかりやすくやっていますが、
フックがスリットにフッキングするのだ・・・。
これが結構厄介な存在で、完全に食わせているのになぜが簡単にすっぽ抜けたりするので気を付けたいですね。
だったら対策は簡単で、スリットは無視して使わなければいい。
ですので、わたしがデスアダーを使う際はスリットは腹側にしてしまい、スリットの無い方に針先を出してオフセットフックをセット。
こうすることで、つまらないすっぽ抜けを防いでフッキングを容易にすることができますよ。
簡単でなんてことは無いコツですが、結構違いは大きいのでお試しあれ。
そしてもう1つ。
特にデスアダー6インチを使った場合、どうしてもアタリが有ってすぐにアワセてしまうとしっかりバスが食い込んでいなくてすっぽ抜けるというパターンもある。
このような時は、ベイトタックルを使用しているのであればアタリが出た際にライン自体は緩めすぎずしっかり食わせの間を与えてあげる。
そしてモゾモゾというようなバスがワームを食う感触からズズズ・・・っと持って行く感触に変化したら糸フケをしっかり取ってスイープに大きくアワセを入れてあげる。
この時モゾモゾした状態が続くようであれば、ゆっくりロッドを使って軽くシェイクしてあげたりすると食いが促進されることが有る。
程よいテンションを保ちつつワームに若干の動きを与えることで、バスが餌に逃げられまいと深く食いなおしてくれますからね。
それでもダメなような時は、クラッチを切った状態にしたりして更に+αの食いの間を与えてあげたり・・・・。
6インチクラス程度のワームであれば、そこまでしなくても十分フッキングに持ち込める場合が殆どであると思うので、あまりにも掛からないような時はバスのサイズが小さいというようなことも考えられる。
そしたらデス6からデス5に変えてみたりしても良いですね。
デスアダー5インチ、6インチインプレまとめ
今回紹介させていただいたデスアダーですが、とりあえず言えるのは
使い方さえ覚えてしまえば安定して、時代が変わっても大型のバスがよく釣れるということかな。
発売されて結構月日は経っているともいますが、相変わらず1軍ワームとして使い続けていますしその破壊力は全く変わらないものが有りますね。
野池の釣りからビッグレイクの釣りまで。ボートでもおかっぱりでもどこで使っても非常に良く釣れるワームの1つですから、気になる方は一度使ってみてください。キモは必要以上に動かさない事ですからね!
★まるなか大衆鮮魚ではバス釣りに関するコンテンツも今後どんどん充実させていきます。すべて実釣に基づいたコンテンツになりますので、タックル選びや釣り方、釣行記などもぜひご覧ください。何か役立つ情報が見つかるかも。詳しくは「ブラックバス」のページまで。
では、今回はこの辺で。
それではまた明日会いましょう!