今回は、秋のエギングから導入して少し使い込んでみたロッド、シマノ17セフィアCI4+のインプレッションをしていきたいと思います。
今まで岸~船の釣りまでそこそこ色々なジャンルの釣りをやってきたわけですが、その中でもあまり好きではなかったジャンルの釣りが
ショアからのエギング。
とはいっても、苦手な釣りを放置していては皆さんに釣りの楽しみ方をお伝えするこの身として、そのままではダメだなぁということでエギングをちょっと真面目に特訓しました。
毎日のように港湾やサーフに出撃し続けると段々釣れる感触なども分かってきて、安定して釣果を上げることができるようになってきました。
すると、エギングの面白さが分かってきたり。
さて、前置きはこれくらいにしておいてロッドのインプレッションをしていきましょう!
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17セフィアCI4+ S806Mを使ってみて
S806Mは港湾からサーフまで使えるオールラウンドロッド
今回わたくしまるなかが購入したモデルは8フィート6インチのMパワーのモデルになります。
適合エギの号数は2~4号となっており、秋の数釣りシーズンから春の大型アオリを狙ったパターンまで広く対応できるモデル。
とりあえずオールラウンドにどんな場所でも使えるロッドを1本買おうということでこの長さにしたわけです。
実際に使ってみると、港湾部でも問題なく使用できますし、羽衣の松で知られる三保半島でサーフエギングにも挑戦しましたが、短すぎず長すぎずといった長さで狙い通りの印象でした(*^^*)
1本のロッドでどのような条件でもオールラウンドに使えるロッドを希望しているなら、
このS806Mはドンピシャなロッドではないかと思います。
また、このセフィアCI4+のMパワーモデルには803M、810M、906Mのモデルが存在しています。
個人的な使い分けとしては、
S803Mはどちらかというと港湾や足場の低い堤防、波の穏やかでフラットな地形のサーフなどを攻める方に。
S810Mはサーフや外洋に面した堤防を中心に港湾部などでも使いたい方。
S906Mは駆けあがりのきついサーフや磯、高堤防をメインに遠投をしてエギをしっかりと跳ねさせて誘いたい方。
こんな風に使い分けたら良さそうな印象です。
ですので、私の購入したS806Mはちょうど中間のモデル。
秋シーズンでの使用となりましたので、3号と3.5号を使用しました。
どちらの号数を使ってもエギが軽すぎるとか、ロッドが弱すぎるといった事もありませんでした。
良く言えばオールラウンド、悪く言えばこれといった特色がない。
実際に使ってみたもっとも簡潔な印象はこんな感じです。
それでは、次にちょっと細かく使ってみたインプレを。
圧倒的な軽さは最大の武器!
このロッドを購入した最大の理由は、
何と言ってもその軽さ。
8フィート6インチで94gという軽さは、手に持つとめちゃ軽い。
リールを付けないでロッドだけで持ってみると重さなんてほとんどないですね。
エギングは大きくシャクリ上げたり、ダートさせたりとロッドの動きが大きい釣り。
この時にロッドが軽いことはとても大きなメリットだと再確認できます。
今はリールが手持ちに有ったステラになっているので、これを軽量なモデルのリールに変えればもっと軽さのメリットは活かせてくるはず。
お金が溜まったらリールも新しく軽いものに変えたいと思います(^^♪
ロッドアクション時の印象は?
しなやかでブレないブランク!
このロッド持つと、軽いからパリッとしたロッドではないのか?
と思ってしまいそうですが、実際にエギをキャストしてアクションを付けてみると
非常にしなやかで良く曲がるようにできています。
穂先~ベリーにかけてが良く曲がるので、曲がった時の感触で
エギがどのように水を受けているのか?
エギがダートしているのか?
等といった事が良く伝わってきます。
また、ロッドが曲がってくれることでアクションを付けた時の動きに滑らかさが生まれているような感じがあります。
一方、しなやかだからと言ってロッドアクションを加えた後にビヨンビヨンとロッドにブレが生じたりすることはなく、
必要な時にだけ曲がってくれるので操作性が思ったよりも高いです。
軽さとしなやかさ、ブレにくさをうまいところでバランスを取っているらしく
堤防に座りながら軽い力でエギを動かしたりすることも容易で、釣りをしていて疲れないので集中力を保って釣りができています(*^^*)
程よい穂先のしなやかさでラインの変化が分かりやすい
また、ロッドのしなやかさによってラインのテンションをロッドを通じて感じ取ることが容易です。
私は主にナイトエギングでの釣行となりましたが、夜の釣行ともなるとラインを目で見てアタリをとったり、着底を取ったりするのは不可能なことも多いです(-_-;)
そんな条件においても、ラインにテンションが掛かるとティップが微妙に入ってくれるのでラインテンションの把握がかなりしやすい。
また、エギを動かした後のフォール中においても小さなアタリなども敏感に拾ってくれます。
微妙な小さなアタリをバシッと掛ける楽しさをこのロッドが教えてくれました(*^^*)
硬くて反発力の強いロッドを使用していると、ラインに若干のテンションが掛かってもロッドが強すぎてイマイチ手元に感覚が伝わって来ないこともありますから、このしなやかさはアクションの付けやすさだけではなく他の部分においてもメリットが出ていますね♪
潮の変化がダイレクトにわかる
また、程よいしなやかさと軽さによってエギに掛かってくる潮の様子などを把握するのがとても容易です。
これにより
今は潮の状態が良くないな・・・・
とか、
潮の流れが変化したから今がチャンス!
等といった事がかなり把握できました。
明らかに状況が変化した時であればどのようなタックルを使用してもある程度把握できると思いますが、
このロッドの穂先の程よい遊びとしなやかさ、そしてブレの無さがそれを増大している感じがあります。
実際に釣りをしていて潮の変化を感じ取り、そろそろ釣れそうだと思いつつ釣りをしていてすぐにヒットすることもかなりありましたからね♪
潮が動いていない時は潮が動き出した時。逆に潮が速すぎる時は潮が緩んだ時。
こういった変化のタイミングでどのような魚も活性が上がりますから、これが分かりやすいタックルというものは釣果に直結してきますね!
キャスティング性能
良く曲がるブランクスで安定した飛距離とトラブルレス!
キャスティング時、ロッドがしなやかに曲がってくれるので弱い力でも安定して飛距離を出しやすいなぁと感じました。
思い切り力を込めなくても、ロッドがしっかり曲がってくれて反発力が出るので勝手にエギを沖に運んで行ってくれます。
これはキャストに慣れていないビギナーの方や女性の方にも使いやすいと思います(*^^*)
逆に、ガチムチのパワー系のアングラーにとってはちょっと慣れないと違和感があるかもしれません。
このあたりは後程ちょっと書いておきますね。
また、このロッドにはシマノ製のXガイドが使用されています。
特に、TOPガイドはこのようなシンプルな形状のものを使用しています。
実際にXガイドがセットされたロッドを使用したのは今回が初めてでした。
風が強い時や向かい風、横風等の条件でも釣りをしたのですが
ラインがガイドに絡むということは皆無!
これは個人個人のキャスティング時の力の込め方の癖による部分もあると思いますが、私の場合はこのロッドのガイドと合っているようです。
他のメーカーのロッドを使用していると、やたらガイドに絡むもの等も実際にはあったのでこのトラブルの無さはかなり嬉しいです。
夜間に絡んだりすると場合によってはほどくのが面倒になる時もありますからね(-_-;)
ガチンコロッドに慣れた方には違和感あるかも・・・
私はブラックバスやシーバス・ヒラメ、船のジギングなどにおいて
ガチンコ系の強いロッド
を好んで使用してきました。
そうなると、ある程度力を込めてロッドを曲げこんで投げる!
という癖がついています。
すると、このロッドのようにしなやかでムチの様なロッドを急に使うと、はじめは力の込め方を変えないとうまく投げられず・・・・。
超ライナーのキャストになってしまってすごい勢いでエギが着水したり(笑)
逆に意識しすぎてリリースするタイミングが早すぎてしまい、ロッドの反発力がエギに伝わらずにフワフワとして飛距離が伸びなかったり。
このあたりは慣れの問題が大きいですが、私の場合は違和感がありましたね。
なので、普段強めのロッドを使用している方にはちょっとロッドを曲げるタイミングやリリースポイントを変える必要が出てくるかもしれません。
まとめ
今回、1本のロッドで港湾~サーフまでをカバーできるロッドが欲しくて購入したセフィアCI4+S806M。
実際に何度も使ってみてその軽さと操作性等、使いやすさと性能に関しては値段以上のものだと感じています(*^^*)
実売で2万円台で購入できるロッドとしてはピカイチの性能ではないでしょうか?
目を閉じて使用したら、5万円以上のハイエンドロッドと間違えてしまってもおかしくないロッドだと思います。
ちょっと気になったしなやかさ来るキャスティング時の飛距離ですが、徐々に扱いに慣れてくると安定して飛距離が出せるようになってきましたのでこのあたりも不満ということはありません。
今後もっとショアからのエギングをやり込んでいったら、あと1本、2本と買ってしまいそうですね(笑)
これからエギングを本格的に始めたいけどハイエンドモデルには手が出ないという方等にもとてもおすすめできるロッドだと思います(*^^*)