シーバス用ショックリーダーを選ぶ
次に、PEラインを使用する際には必須となるショックリーダーです。
ショックリーダーにはナイロン製、またはフロロカーボン製のものを使用します。
ナイロン製のショックリーダーはしなやかで伸びる為、口切れなどによるバラシを減らす効果が期待できます(*^^*)
しかし、フロロカーボン製と比較するとラインに傷が入りやすく、コンクリートなどの硬いストラクチャーに擦れた際にラインブレイクしやすい。
また、紫外線や海水によって素材が劣化するので頻繁に付け直しが必要になります。
ですので、そういったことを考慮して
私の場合は程よく伸びるフロロカーボン製のラインをショックリーダーに使用することが多いです。
ショックリーダーの長さ
ショックリーダーの長さは人によって異なりますが、傷が入ったらどんどんカットして短くなっていくことや、障害物によるスレからPEラインを守ることを考えると
1ヒロ程がバランスが良いと思います。
短すぎるとすぐにショックリーダーを結束しなおす必要が出てきますし、長すぎるとキャストする際にリールのスプールの中に結束部が入ってしまい、ライントラブルなどの原因になることがあります。
シーガー グランドマックスFX
ヒラメ釣りなどはもちろん、渓流のトラウトやブラックバス釣りなど、ほぼすべての釣りのショックリーダーとして私が使用しているのがグランドマックスFXです。
もともとは磯釣りに使うハリスですが、しなやかさと強度、耐摩耗性等が非常にバランス良く、そして強いラインです。
シーバスは意外とルアーを丸呑みにしてくることも多いですし、エラブタや背びれにラインが当たって傷が入り、ラインブレイクすることもあります。
そういったことを考慮すると、ナイロンよりもフロロカーボン製のラインの方が傷に強く、安心してやり取りができると思います。
安価なショックリーダーなどと比較すると、傷が入っていない状態での強度はそこまで大きく変わりません。
しかし、傷が入ってもそう簡単には切れず、だからと言って硬すぎないので結束も比較的しやすいです。
たっぷりと60M巻きなので、30M巻きが多いルアー用のショックリーダーよりも一度購入すると長く使えます。定価は高いですが、半額程で替えますし、価格に見合った強度がありますね。
こちらのラインの詳しい解説はこちら!
詳細解説! 特徴で使い分ける。おすすめショックリーダーはコレ!
ショックリーダーの太さ(号数)の選び方
ショックリーダーは傷や瞬間的なショックに弱いPEラインの弱点を補うものなので、PEラインの強度に合わせてリーダーを選ぶ必要があります。
基本的には細すぎるものはラインブレイクの可能性が高まるのでお勧めできませんが、多少太い分には問題ありません。
もっとも簡単な選び方としては、PEラインの号数×4~5倍の号数のショックリーダーを選ぶとシンプルでわかりやすいです。
私の場合はPEラインの4倍の号数ですと不安があるので、5倍程度の号数を使用することがほとんどですね!
河川や港湾でシーバスを狙う時
河川や港湾でシーバスを狙う際は、1号前後のPEラインを使用することが多いです。
そうなると、PEラインの号数に合わせてショックリーダーの号数は5号前後にするとバランスが良いと思います。
例えば、0.8号のPEラインで開けた場所を狙うのであれば4号のショックリーダーでもOKですし、逆に障害物の多い場所であれば6号以上のリーダーを使用した方が賢明です。
オープンなエリアであれば、時間さえかければメバルやアジ用のタックルでも大型のシーバスはキャッチできます。
しかし、確実に掛けた魚をキャッチするにはそれなりの強度を持ったバランスの良いラインシステムが重要です。
サーフでシーバスを狙う時
サーフでシーバスを釣る際は、メインのPEラインもワンランク強度のあるものを使用するのでそれに合わせたショックリーダーも必要です。
そうなると、1.2号前後のPEラインに合わせて6~7号ほどのショックリーダーを結束します。
また、長さに関してですが、テトラポッドの周りなどを攻める際は若干長めにしておいた方が良いことがあります。
例えば抜き上げてシーバスをキャッチする際など、PEラインの部分を持って抜き上げようとするとやけどすることなどもあります。
このような時、長めのショックリーダーを使っていると、ショックリーダーの部分を掴んで抜き上げることもできますし
そもそもテトラ際などはラインが非常に傷つきやすいですからね!
テトラポッドの際はシーバスの絶好の隠れ家ですが、ヒットしてからは強いタックルを使用してある程度強引なファイトが必要になることも多いです。
番外編:バチ抜けパターンの時のラインシステム
シーバス釣りの際、春先などはバチ抜けと言ってゴカイなどが産卵のために泳ぎまわり、それを偏食するパターンが存在します。
この時は餌のゴカイに合わせて、ワームやシンキングペンシルなどの小さなルアーを使用することも多いです。
主にバチパターンは河川の下流~河口部や干潟、港湾などで見られ、比較的開けたオープンな場所で釣りをすることが多いです。
この時ばかりはシーバスもラインの太さを気にしたり、少しでも違和感があるとヒットしません。
そうなると、メインラインは0.6号前後のPEラインにショックリーダーは3号前後を使用する。
このくらいのタックルであれば、70~80cm程の良型シーバスがヒットしても開けた場所ならば十分キャッチできます。
また、ある程度ルアーを呑み込まれていても多少の歯による糸の擦れであれば何とか耐えられることが多いです。