今日はサーフのヒラメ釣りに明け方行こうか迷ったのですが、少し荒れ模様の予報が出ていたので、そろそろ面白くなってくるハゼ釣りへ出撃しました!
ハゼは基本的に1年魚ですから、夏~秋、そして冬へと進むにつれてどんどん大きく成長していきます。
基本的には、静岡では8月頃には小型の数釣りが楽しめますが、まだサイズが小型なのでてんぷらなどで食べるには捌くのが大変です(-_-;)
毎年9月頃になると、徐々にサイズも大きくなってきて食べても美味しく、釣っても鋭いアタリと引きが楽しめるようになってきます。
今後、季節が進んで12月に入るかどうかという頃まではハゼ釣りが楽しめ、アベレージサイズも大きくなっていきますよ!
今回は富士周辺のポイント開拓を兼ねて釣りに行ってきました。
情報もほとんど出回っていない初めてのポイントということもあり、のべ竿にミャク釣り仕掛けを使おうか、それともリール竿にテンビンを付けて投げ釣りで狙おうか迷いました。
とりあえず近くで釣れるのか、遠くで釣れるのかわからないのでリール竿を持って行ったのですが、これが結果を大きく分けることになりました。
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初めての場所でポイント開拓釣行!
初めてのポイントにエントリーするので、全く状況が分かりません。今回は富士川周辺の開拓です。
以前、テナガエビを釣りに来た際に外道で20cmを超えるような大型のハゼが釣れたんですね!
いきなり良型ハゼがお出迎え!
ですので、もしかしたら狙ったら大型が釣れるポイントではないかと思い、今回の開拓を決定しました。
流れ込みがあり、少し水深は浅めのようですがかなり釣れそうな雰囲気はあります。
手前はテトラポッドが入っていて、沈みテトラも多いので根掛かりに気を付けた方が良さそうです。
今回はライトソルト用の7.4フィートのロッドにPEライン0.3号。テンビンを使用した2本針仕掛けを使ってみることに。オモリの重さは2号を選択しました。
早速準備を済ませ、とりあえず沖合にキャストしていくと、水深はかなり浅めのようです。
せいぜい1~1.5mほどしか無いような浅い場所が続いています。
所々に石が入っていて、砂と石の境目が美味しそうに感じます。砂のエリアから石のエリアに入ったところで、いきなりブルブルっとアタリが!
初めての場所でアタリが有ると、なんだかワクワクしますね!ゆっくり一定速度で巻き上げてくると、まさかのいきなり・・・
いきなりのダブルヒットでお出迎えです。サイズも地元の川より2周り大きい!
その後、連続でもう1匹釣れたので気分は最高です。型も非常に良いし、これなら入れ食いの期待が持てそうです!
甘くはないのが魚釣り
いきなりの良い滑り出しに期待が弾みましたが、ハゼからの反応は急にパッタリと無くなってしまいました。ですので、少し場所を歩きながら地形調査をしていきます。
しかしポイントがズレると、ひたすらアオミドロ地獄・・・・。
テンビンや針などにアオミドロがあっという間に絡まってしまい、釣りになりません。
アオミドロが絡んでこなくても全くアタリがなく、餌の赤イソメ(イシゴカイ)がそのまま綺麗に帰ってきてしまいます。
ハゼ釣りは初心者でも楽しめる釣りなんですが、ハゼの奥深さはここにあるんですね。
いったんスイッチがオフになったハゼを釣るのって、実は非常に難しいんです
。潮位の変化や水温、塩分濃度などが少しだけ変わると急に入れ食いだったのがアタリすらなくなってしまったり。逆に、ちょっとした変化で急に釣れ出しだり。
このような時、釣れなくなると魚が移動したという方もいますが、大抵魚はその場にいます。
ただひたすら、口を使わないんです。
その後、あれやこれやと誘い方を変えてみますが、苦戦が続きました。
あまりにも釣れず、場所を大きく移動したのですが、移動先もまた同じようにアタリすらほとんどなく、苦戦が続きました。
敢えて魚に見せないパターンが突破口?
色々なパターンを試した結果、それでもアタリが出る傾向が少しづつわかってきました。
どうやら今日は誘うと食わないようで、出来るだけハゼに気づかれないようにチョロチョロッと石の周りを数センチ~10cm程ズル引きすると、「ブルッ」とまではいかないような、石に当たるようなごく僅かな感触が出るんですね。
どうやらこれアタリらしいということに気づいてきました。
おそらく、口先で餌を一瞬だけつついているだけのようです。
この時、出来るだけ目立つように誘うとアタリが出ず、あくまでも小さく、ハゼに見つからないように餌を動かすイメージで誘うと反応が出ます。
アタリの出方から、明らかに活性が低く、苦戦が予想される展開になってきました・・・。
そこで、市販のハゼ釣りの仕掛けから、袖針の4号の自作のまるなか式仕掛けに交換します。
上の赤針が市販のハゼ釣り仕掛けに良く使われている、流線型の針ですね。
この形の針の方が、初心者の方等には餌が付けやすいと思いますが、若干針が大きく軸も太いので重量も大きくなってしまいます。
下の袖針はかなり小型で、少し餌を付けたりするのは難しいかもしれませんが針の重量が軽いので、魚の食いが悪い時に違和感なく吸い込まれやすくなります。
人によっては渓流針を使う方もいるので、食い渋った時の対処法として覚えておくと良いかもしれません。
アタリが出たら放置。その後のワンアクションで食わせ!
仕掛けをガチなタイプに変更し、丁寧に丁寧に誘ってくると、ほんの1瞬アタリなのか、石に当たっただけなのかわからないような反応が出ます。
そのまま誘ってみたりと色々なパターンを試したのですが、追い食いしてきません。そこで、よくブラックバスのワームを使ったウィードの釣りにあるような釣り方を試します。
アタリが出たらそのまま石に引っ掛けて20秒ほど放置し、そこで食ってこなければピンッとはじく様に石から餌を出してあげます。
すると、ようやく先ほどよりもしっかりと食ってくるようなアタリが出ました!
放置時間が短いと、全くアタリが出ないので不思議です。
15cmは優に超える良型です!たかがハゼかもしれませんが、渋い時にパターンを掴んで釣れると嬉しいですね!
どうやらこのパターンが今日のハゼのご機嫌になっているようで、アタリが有ってからの放置、そして短い距離での誘いで面白いように当たってくるようになりました!
アタリが有ったらどんどんアワセて掛けていくのがハゼ釣り。いかに呑み込まれず、良い場所にフッキングさせるのか?
時々10cmちょい程の小型も混じりますが、18cmクラスの良型も混じり、1匹だけですが
死後硬直で18.5cmありました。活けの状態であれば、20cmクラスといったところでしょう。このサイズがこの時期に釣れたら十分すぎます♪
途中、のべ竿でハゼを狙っている釣り人の方と話をしましたが、今日は全くダメとのこと。
実は、今日釣れたのは沖合10m~15m程のごく狭い範囲のピンスポットでした。のべ竿ですとその距離まで届かないので、厳しい状況かもしれませんね。迷った挙句、リール竿を選んだのが正解でした。
謎の餌師が登場。コマセを撒いたら・・・。
しばらくすると、餌釣りの方が上流にやってきました。様子を見てみると、6mクラスの磯竿でフカセ釣りを始めました。何を狙っているのかよくわかりませんが、コマセを打ち始めました。
すると、まさかのテンビンが着底しない状態に!!
大量のフグ、フグ、フグ・・・・。
一瞬で2本針にフグが掛かり、または針を一瞬で切られてしまい、全く釣りにならなくなってしまいました・・・。おそらく、水中はコマセに集結したフグで埋め尽くされているものと思われます。
予想外の展開にテンションが下がってしまいました。本音を言えば、そこで餌を巻かないでくれと言いたいところですが、みんなの水辺ですから、こればかりは仕方がないですね(;^_^A
結局、小型はリリースしましたが40匹程は釣れたかなぁといったところです。3時間ほどの釣りでしたが、状況と釣れたサイズを考えればまずまずといったところでしょう。
近くで釣りをしていたファミリーは、4人でハゼ1匹ということだったので、状況の悪さが伺えます。先週はもっと釣れたということでした。
今回は富士川周辺とその支流の調査を行いましたが、ポテンシャルの高さはかなり期待が持てそうですね。この時期でこのサイズが釣れるのですから、11月頃になったら25cm級も狙えるかも?
そう甘くはいかないと思いますが、今後も新しいハゼ釣りのポイント開拓も行っていきたいですね。釣り方ももっと研究していかなければ!
サーフのフラットにカワハギ、ハゼ、根付きアジ、琵琶湖のロクマル・・・。今は釣りたい魚が多すぎて、体が1つでは足りません(笑)
今日はハゼの天ぷらで、美味しく頂きます!
ハゼもやってみると非常に奥が深い釣りなんですね。
普段はルアーですが、この時期はハゼしかやらないっていう方がいるのもうなずけます。
ボクもファミリーフィッシングで楽しませてもらってます。
案外嫁さんも面白がってくれたので、今年の秋は釣行回数が増えそうです。
ハゼ釣りは相当奥が深いですね!目の前にハゼが一杯見えているのに全く食わないということも良くありますからね(-_-;)
家族が喜んでくれるなら、最高じゃないですか!!(笑)
これからハゼはどんどん大きくなっていくので、もっと面白くなっていきますね♪