こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスから発売されいている定番のポッパーシリーズ、コンタクトフィードポッパー135の特徴などを詳しくインプレしていきます。
フィードポッパーは様々なサイズがラインナップされていますが、今回紹介する135はライトな青物~ガチな青物ゲームの中間付近をカバーするものになります。
お手軽サイズの青物を狙うなら100や125がおすすめですが、外洋に面している磯や防波堤で少し大きめの青物を狙う時、135が使いやすかったりしますね!
忖度なしにインプレしていくので、ポッパー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- タナゴ釣りや渓流釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わずに各種の釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在は帰省時以外はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
フィードポッパー135のスペック
- 全長:135mm
- 重量:45g
- フック:ST-56#1/0×2
フィードポッパー135は45gのウェイトが確保されていて、120の30gとは15gの違いがあります。
この15gの違いが実釣時の使用感に与える影響は結構大きいんですね。
ライトタックルで快適に扱うなら、私としては120までがおすすめで、135以上はある程度しっかりとした反発力のある青物用タックル向きです。
ですので、人によっては130以上の必要性は低くなってくると思います。
フィードポッパー135を「サクッと」インプレ!
フィードポッパー135の特徴や使い方について、簡単にまとめておきます。
- 飛距離:比較的優秀だが、タックルをやや選ぶようになってくる
- 浮き姿勢:尻下がり
- アクション:安定感のある低めのスプラッシュ&捕食音系のサウンド
- 使い方:ワンテンポのポッピング・連続ポップ&ポーズ・ダイビングなど
- 適したシチュエーション:だいたい2.5kg前後以上の中型~大型青物狙い向き
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
ライトタックルで使用するには少しヘビーなポッパーになります。
5kg前後までの中型青物狙いで特に使いやすいですが、小型のベイトを偏食する時など、食い渋りの大型魚にもおすすめ。
フィードポッパーシリーズすべてに共通していますが、アクションの安定感や使い勝手の良さに優れていて、初めて使うポッパーとしても優秀ですよ!
飛距離
ロッドの反発が活かせれば安定した飛行姿勢・投げやすさ
フィードポッパーシリーズは後方寄りの重心設計になっています。
ですので、無風時はもちろん、多少風が吹いても大きく失速しにくいですし、多少雑に投げても飛行姿勢が激しく乱れにくいんですね。
しかし、フィードポッパー135クラスになってくると、重量が増してくることにより、ライトタックルだとロッドが負けてしまい、飛距離が伸びないことがあるので要注意。
今回インプレしている135は45gの重量ですが、50gクラスのメタルジグやヘビーシンキングペンシルなど、空気抵抗が小さいワンランク重たいものよりも実際の投げ心地は抵抗感が大きいんですね。
ですので、特にシーバスロッドなど、全体的にしなやかなロッドを使ってしまうとロッドの反発が出せなくなり、フワフワしてしまって遠投できないことがあります。
シーバスロッドを使う時は、パワーのあるHクラス程度のものがおすすめで、MHクラスのものを使う時はかなりしっかりとした反発力があるものを使うと良いです。
ロッドが負けてしまう状態になると、135よりも120の方が飛距離が出しやすくなったりしますからね。
基本的には、ロッドはショアジギング・プラッギング用のMHクラス程度。
60g前後のプラグが投げられるものが使いやすい印象です。
実際の飛距離
実際に私がフィードポッパー135をPE3号+10フィートのMHクラスのショアジギング・プラッギング用タックルでキャストすると、無風時でだいたい60m~60m台前半ほどの飛距離が出せています。
45gクラスのトップウォータープラグとしては、十分な遠投性能がありますね。
なお、しなやかなMHクラスのシーバスロッド(オールラウンド系ロッド)でキャストすると、反発力が弱くて50m程度しか飛びません。
浮き姿勢
フィードポッパー135はボディ後方に球状ウェイトが配置されているので、尻下がりの浮き姿勢になります。
浮力はそれほど高くなく、浮上スピードはやや控えめくらいな印象ですね。
フィードポッパー135のアクション・使い方
ワンテンポのポッピング
フィードポッパー135の使い方ですが、とりあえず釣り場に到着しての状況チェックなど、ベースとして使うのがワンテンポのポッピングですね。
ロッドアクションを1回入れたらカウント1くらいまでのショートポーズを入れ、次のアクションに繋げます。
私の場合はロッドを「ちょこん」と軽く動かしつつ、リールのハンドルをクイックに巻いてスプラッシュ&ポッピングさせる動かし方をよく使っていますね。
ヘッド形状はこんな感じで、3角形に近いです。
ラインアイは中央よりもやや下側に設置されていますね。
なお、フィードポッパー135のスプラッシュは高く跳ね上がるのではなく、やや低めに広がります。
スプラッシュとともにポッピング音が発生しますが、ワンテンポのポッピングで使用した時は「ジュポン」「ゴポン」というようなサウンドで、やや低音寄りで結構響きます。
ポッパーとしてアピール力は比較的強く、軽快なサウンドを発生させるというより、捕食音系の音で魚のスイッチを入れるのが得意です。
フィードポッパー135でキャッチした良型のショゴ。
根周りに沈んでいる群れに対し、フィードポッパーのパワーのあるスプラッシュとサウンドで誘い出して食わせました。
連続ポッピング
連続ポッピングは、ワンテンポのポッピングだと魚の反応が無かったり、チェイスがあってもウロウロするだけで食いきらない・見切られるような時に使う機会が多いです。
アクションの付け方としては、ロッドを下向きにして穂先を常に上下に軽く揺らしつつ、リールを中速で巻き続けて操作していますね。
常にポッパーが前進しつつ、動きの緩急によってスプラッシュとポッピングを出し続けることになります。
この場合はスプラッシュはやや細かいものが前方に高く跳ね上がりやすくなり、ポップ音も「パコン」「ポコン」というような感じで、やや高音寄りになります。
ポーズを入れると見切られてしまうような時や、リアクションバイトで食わせたい時におすすめですよ!
フィードポッパー135で良型のハガツオをキャッチ。
細かい連続ポッピングで魚を興奮させ、見切らせる間を与えずに食わせることができましたね。
ダイビング(ジャーク)
フィードポッパー135は、ロッドを下に向けてゆったりめにジャークしたり、リーリングで使うことでダイビングさせることができます。
ダイブ中のウォブルはやや控えめで、ブリブリと強い波動で泳ぐことはありません。
また、潜行深度はかなり浅めなので、背中が水面に出るか出ないかくらいの皮一枚のところを引きやすいですね。
しっかりダイブさせて縦方向に変化を出した使い方をするのであれば、フィードダイビングウォブラーをおすすめします。
ダイビングウォブラーはヘッドが泡を掴んた後に少し深めに潜行する特性があり、ダイビングアクションに対する使い勝手を重視した派生モデルですね!
適したシチュエーションなど
フィードポッパー135ですが、私としては
- 魚のサイズ:だいたい2kg+α(50cm台)以上の中型青物~食い渋りの大型青物
- 魚種:ブリ・ヒラマサ・カンパチ・シイラ・カツオ類など
- 使用するタックル:MHクラス程度の青物用ロッド+PE1.5号~3号前後
このような魚・タックルとの相性が良いと感じていますね。
ショアのみならず、シイラなどを狙うオフショアのライトキャスティングゲームにもおすすめです。
フィードポッパー135でメーターオーバー、9.4kgのヒラマサ。
キビナゴを食うパターンで大型のプラグでは食わず、サイズダウンでバイトに持ち込めましたね。
135mmの程よく小さいボディが活きました。
▼青物狙いに使うポッパーを探している方は【青物狙いにおすすめなポッパー・選び方の基本徹底解説】を参考にどうぞ。
実際に魚を釣りあげて使用感をチェックし、使いやすいものを忖度なしに紹介します
まとめ!
今回はタックルハウスのコンタクトフィードポッパー135のインプレをしました。
- 中型以上の青物狙いにおすすめなサイズ・ウェイト
- 45gの重量があり、しなやかなシーバスロッドなどでは扱いにくくなってくる
- PEライン2号前後。1.5号~3号程度のタックルで使いやすい
- 飛行姿勢は安定していて、投げやすさは十分
- やや低めのスプラッシュと捕食音系のサウンドでアピール力は比較的高め
要点をまとめるとこんな感じで、少し大きくなってきたブリやカンパチの幼魚を狙ったり、中~大型シイラ狙いなどにもおすすめです。
安定した使用感でアクションエラーが起こりにくく、非常にバランスが良いポッパーですぞ!
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