さてさて、今回はスピニングリールのラインローラーを長持ちさせる日常メンテナンスについて。
特に注意したいのは船釣りやサーフ、磯などといった潮を被りやすい状況下で釣りをした場合。
メンテナンスにちょっと手を抜いただけでラインローラーからシャリシャリと異音が発生したり、最悪の場合固着してしまったり・・・・。
そういった事を防ぐ為には、使用後の水洗いの方法が超重要!
時々ラインローラー部の固着や異音に関する質問が来たりするので、普段私が行っている水洗いの方法をこの機会に紹介していこう。
★なお、ラインローラー部の注油メンテンスについては「ラインローラーのメンテナンスを基礎から解説!」を参考にどうぞ。
ラインローラーの異音発生、固着を防ぐ為のポイント!
まずはラインローラーを長持ちさせ、快適な状態をキープするために重要となる水洗いのポイントをまとめておく。
- 使用後は出来るだけ早く潮抜きを!
- ラインローラーを回転させながら洗え!
- ラインローラーをちょっと回しただけでは潮は抜けない
ラインローラーを洗う際のポイントはこの3つになる。私も以前はラインローラーをすぐダメにしてしまい、頻繁にパーツを交換している事もあった。しかし、ちょっとキモさえ掴んでしまえば案外簡単に固着の発生などは防げるようになるぞ。
ラインローラーに糸を通して水洗いしよう!
今までラインローラーのベアリングをいくつもダメにした経験から、最終的に最も効率よく潮が抜ける水洗い方法がこれだった。
やり方は実にシンプル。
ラインローラにラインを通し、左右の手でラインを行ったり来たりさせながらじゃぶじゃぶシャワーを掛けるだけ!
このやり方はリールをロッドから外してしまうと難しくなるので、ロッドにリールをセットした状態で行うとやりやすい。
ラインローラーがしっかり回転するようにテンションを掛けつつ、ある程度の速さでラインを動かすのがポイントだね!
かなり単純なやり方なんだけど、この方法で適切に潮抜きすればラインローラーのベアリングの寿命はかなり長くなるよ。
爪でラインローラーを回しても潮は抜けにくい
意外とやりがちなのが、ラインローラー部に爪を当てたりしてラインローラーを回転させつつ洗うやり方。
この方法でも多少の効果は期待できるが、ラインローラーの回転力が不足する。だからベアリングの内部の潮まで抜ききる事が難しく、異音発生の原因になりやすいから要注意。
今までこの方法でスピニングリールの水洗いを行って潮ガミが起こっていたなら、すぐにやり方を変えれば効果は出るはず!
ラインローラーをある程度の速さで回転させつつ水洗いすれば、オフショアの釣りでスピニングリールを酷使してもそう簡単に潮ガミはしなくなる。
そうすればベアリング自体の寿命まで快適に釣りが楽しめるようになるね(*^^*)
ラインローラーの潮抜きは出来るだけ早く!
ラインローラー部は最も潮ガミの発生しやすい場所になる。だから可能な限り釣行後には潮抜きを行いたい。
出来れば半日以内、最悪でも丸1日以内にはやっておきたい所。
塩が結晶化してしまうと溶かすのはかなり難しくなり、その場合は温水などを使って洗えば多少潮ガミがマシになることはある。
しかしその場合はグリスやオイルをダメにすることになるから、分解して注油する必要が出てくるから気を付けよう。
せっかく買った釣り道具だから、良い状態で出来るだけ長く使えるようにメンテナンスしておこう。
それでは、今回はこの辺で。
また明日会いましょう!