18カルディアベアリング追加チューンの手順&必要な道具はコレ!

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さてさて、今回はダイワから発売されている

18カルディアLTシリーズのフルベアリング化(11BB)に必要となるアイテムと、その手順を紹介していこうかなと。

カルディアはプラスチックまたは金属製のカラーが使われている部分がいくつかあり、そこを金属製のボールベアリングに組み替えることでより快適な使い心地を手に入れることが出来る。

初めての場合は何となく難しそうなイメージがあるかもしれないけど、実際に1度やってみればそんなに難しいものではないから大丈夫!

カスタムパーツメーカーから発売されているちょっと高額なものもあるんだけど、ここではよりお手頃なパーツを使ってフルベアリングチューンをしていく。

18カルディアを持っているという方はちょっと参考にしてみてね。



18カルディアフルベアリング化に必要なアイテム

まずはベアリングの追加に伴い、必要になってくるアイテムをまとめておこう。

スプール内蔵用のベアリングとスプールシャフトのスプール受けに使用するベアリングのサイズは、6000番とそれ以外でサイズが異なるから気を付けよう。

使用するベアリングの規格

まずはベアリングから順番に見ていこう。必要なベアリングの種類を紹介していくと、こんな感じになる。

スプール用

スプール内に使うベアリングはコレ。いわゆる1060ベアリングを使用する。これが1個必要になるぞ。

なお、LT6000番の場合は1170ベアリングになるので注意!

スプールシャフト(スプール受け)用

次に、スプールシャフトについているスプールを支える部分に使うベアリング。

注意点としてはカルディアLT6000番以外は1170を使い、6000番は1280ベアリングを使用する点。これを1個用意しよう。

ラインローラー用

ラインローラー用に使うベアリングはコレ。

740ベアリングを使うんだけど、この時740ZZを購入しないように注意!740ZZは厚みが違うので、間違って購入してしまうと取り付けできない。

コチラも1個必要。

ハンドルノブ用

ラストがハンドルノブ用のベアリング。

ラインローラー部が740に対し、ハンドルノブのベアリングは厚みが2.5mmの740ZZ。これを2個使うぞ。

必要なベアリングをまとめておくと、こんな感じ。

18カルディアのベアリング追加チューンに必要なベアリング
  • スプール用:1060ベアリング(6000番の場合は1170ベアリング)×1
  • スプールシャフト(スプール受け)用:1170ベアリング(6000番の場合は1280ベアリング)×1
  • ラインローラー用:740ベアリング(厚さ2mm)×1
  • ハンドルノブ用:740ZZベアリング(厚さ2.5mm)×2

ラインローラーのベアリング追加に必要なアイテム

ラインローラー部にベアリングを組む際、必要となるパーツがいくつかある。今回は2500番のパーツリストを使ったが、パーツの形状はどの番手でも同じなので気にすることはない。

必要なパーツは3点あるが、近所の釣具店で取り寄せてもらえばOK。必要なパーツナンバーは以下の通り。

ラインローラーのベアリング追加に必要なアイテム

◎カルディア2500番のパーツリストより(どの番手でもパーツの規格は同じ)

  • No..37ローラーカラーA×1
  • No.38ローラーパッキン×1
  • No.40ローラーカラーB×1

必要な工具類

スプールシャフト部の受けを外すため、6角レンチ(0.89mm)が必要になる。

あとはハンドルノブキャップを外すための針金(クリップを曲げたものでOK)、小型のマイナスドライバー(いくつかのサイズがセットになったものが便利)を用意しよう。

最後に、ベアリングに使うオイル又はグリスも忘れずに!

今回は潮を被り難い釣りに使うので、オイルを使用した。潮を被りやすい釣りの場合、ラインローラー部には撥水性の高いグリスの方がおすすめ。



ベアリング追加の手順

さて、必要なパーツが揃ったところで実際にベアリングチューンに挑戦してみよう。

ドラグ部(1060ベアリング)

まずはドラグ部のベアリングから追加してみよう。

ドラグノブを外すと、金属製の針金のようなパーツが見えるはず。これをマイナスドライバーなどを使って外そう。

こんな風に外したら、パーツを順番に取り外していくと

こんな風に、スプールの中心部分に白っぽい金属製のカラーが見えるはず。ここもマイナスドライバーを使い、押さえの針金状のパーツを取り外す。

後は1060ベアリングに組み替え(6000番の場合は1170ベアリング)、オイルを挿せばOK。順番に外したパーツを戻していけば作業は終了!

スプールシャフト(1170ベアリング)

次に作業するのはスプールシャフトに取り付けられた支えのパーツ。金属製のイモネジが取り付けられているので、そこへ0.89mmの六角レンチを挿し込んでネジを外すとパーツが外れる。

このプラスチック製のカラーを1170(6000番の場合は1280)ベアリングにチェンジ。オイルを挿すのを忘れないようにね!

ラインローラー(740ベアリング)

次にベアリングを追加するのはラインローラー。ここはちょっとだけパーツを組み替えるから、取り外す時に順番が滅茶苦茶にならないように注意しておこう。

ラインローラーのネジを外し、順番にパーツを並べてみよう。

そうすると、この画像では右端の2つ(白いプラスチックのカラーと金色のリング)をベアリング化することになる。

こんな感じに組み換えるってわけね。

今回購入したプラスチック製の白いパーツと740ベアリング、黒いゴムパッキンを組み合わせて1つのパーツにしよう。

白いパーツの中にベアリングをはめ込み、ゴムパッキンで蓋をすればOKだから難しくはない。ベアリングに注油を忘れずにね!

あとは順番通りに組みなおせば2BB仕様のラインローラーになるぞ。

ハンドルノブ(740ZZベアリング×2)

最後はハンドルノブ。ここは特に難しくないが、キャップをあける際にドライバーなどで強引に作業すると傷を付けやすい。金属製の細い針金があると便利だ。

こんな風にキャップを外したら、内部のネジをドライバーで回して分解。

こんな風にパーツを順番に並べつつ分解したら、プラスチック製のカラーを740ZZベアリング2個に組み替えるだけ!

今回はオイルを使ったが、潮を被りやすい釣りや耐久性重視の釣りならグリスでもOK。

クリアランス(がたつき)調整の為のワッシャーが付いていたなら、まずはワッシャーを入れた状態で組み上げてみる。

ノブを回してみて、回転が重い時はワッシャーを外して様子を見てみよう。

18カルディアのベアリング追加チューンはこんな感じで終了!!

順番にやっていけば難しいものではないから、気になる方は1度チャレンジしてみてね。

7 COMMENTS

長野県は海がない

こんにちは
いつも勉強させてもらってます!
めっちゃ参考になります、ありがとうございます!
ヒラメ釣れないけど頑張ってます(笑)
ベアリング届いたのでやってみます!

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。

18カルディアのベアリングチューンは簡単ですし、使用感もUPすると思うのでおすすめですね!
市販の高いアイテムでも良いとは思いますが、そこまで違いがあるのかは不明なので安く済ませるのもアリだと思います。
今後もボチボチやっていきますので、よろしくどうぞ。

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森政夫

こんにちは。
いつも大変参考にさせていただいております。
突然の質問ですがご容赦ください。

シールド付きのベアリングにグリスを注入するには工具が無いと出来ないのですか?
今度ベアリングを追加したいのですが、工具が無いもので難しいのかと思いまして。

返信する
まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。
シールド付きのベアリング内部にグリスを挿れたいなら、圧入れ工具があった方がメンテナンスの効率は明らかに良くなると思います。
表面にグリスを塗るだけでも効果がないわけではないですが、錆びにくさなどが変わってくる印象ありです。
一度買えば壊れるものでもないんで、個人的には買った方が良いかなと思いますね!
ベアリングの脱脂も楽にできますからね。

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森政夫

ご返信ありがとうございます。
やはり工具はあった方がメンテしやすいですか。
この際なので購入してみようと思います。
ベアリングの交換やメンテナンスの仕方など大変参考になりました。
ありがとうございました。

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