さて、今回はアジングやメバリングなどをナイトゲームで狙う際、釣り場のキーポイントとなる常夜灯周りの釣り方についてです。
夜釣りにおいて、常夜灯の灯りはプランクトンなどの微生物を集め、それを求めてアジやメバル、イカや太刀魚など様々な魚が集まってきます。
実際にアジングやメバリングを港湾部などで楽しむ方は、常夜灯周りでしか釣りをしないという方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際の釣り場で常夜灯周辺を狙っているアングラーを見ていると
せっかく釣れる魚がもっと多くいるのに逃している釣り方をしている釣り師が結構多いです。
常夜灯周辺の釣り方って意外と深く考えないかもしれませんが、
攻め方のコツやライトの色、LEDかそれ以外かによる違いなどを頭の片隅に入れておくだけで間違いなく釣果は伸びると思います。
今回は常夜灯周辺の攻め方について、私なりに今まで経験してきたことを解説していきたいと思います!
常夜灯周辺の釣り方の基礎!
ライトの真下にいきなり立つのはNG
これは一番良く見かけるパターンですが、常夜灯の真下に立っていきなり釣りをする事は間違いなく釣れる魚の数が減少します。
特に、大型の魚はこれをやってしまうとヒットする可能性は一気に少なくなるので注意します。
ライトの下の岸壁沿いの明暗は魚にとって一級の捕食ポイント。
明暗部の暗い側にポジションを取り、明るい側に泳いでいるシラスやイワシなどを狙っています。
状況によっては、明るい側から暗い側に外れた小魚などを狙っている場合も良くあります。
常夜灯の下に人影が入った場合、プレッシャーの掛かっていない魚はびっくりしてすごい勢いで逃げていくこともありますし、逆に人にスレている魚は見かけ上の変化はあまり起こしません。
これを釣り人が見つけると、
「これはもらった!」
と勘違いしてキャストする。しかし全く釣れない・・・・。
これは港湾部のメバルやシーバスなどで良く見られる現象です。
この時注意すべきは、こういった人影を見ても逃げない魚は
何も気づいていないようなフリをしていても、実は捕食スイッチがその瞬間にオフになっています。
ですから釣れるように見えても、魚はもう捕食モードではなくなってしまっています。
警戒心が強い魚の場合、1日1回でも人影を見ただけでその日は全く餌を食わなくなることもありますからね。
ライトの下に立って釣りをする際は、まずは離れた所から足元周辺を十分探ってからにしましょう!
ライトの周辺、薄暗い所から順に打っていく
これは特に数を釣りたいときに有効な釣り方です。
ついついライトの真下の灯りが強く照らしている場所をいきなり狙いたくなりますが、それはやらない方がいい。
常夜灯の周辺って、魚のいる場所がある程度把握しやすいポイントになります。
この時、常夜灯の灯りが照っている中心から釣っていくと何が起こるか?
灯りの中心にいる魚がヒットした場合、やり取りをする際に
必ず他の魚の付近をヒットした魚が通過します。
これによって周囲にいる魚がどんどんスレていき、ルアーに食いつかなくなるので気を付けます。
渓流釣りでいうところの、下流側の魚から順番に釣っていくのとこのあたりは同じですね!
これは意外とやっていない方も多いのですが、アジなんかは特にスレやすいのでこのテクニックが有効です。
ですから、常夜灯周辺を釣る際は常夜灯の灯りの照らしている端から順に狙って行くこと。
特に一番良いのは潮下側から潮上側にキャストして狙って行くと一番他の魚に影響を少なくして魚を抜いていくことができる。
潮の流れる速度によっては仕掛けが自分の方向に流されて寄ってきてしまうので、少し難しいこともあるかもしれない。
私まるなかがアジングをやる際は、これを意識して常に釣りをしていますよ!
ちょっとしたテクニックですが、覚えておいて損はないはず!
周囲の薄暗い場所、ライトの当たらない場所に注目してみる
プレッシャーの掛かっていない釣り場で釣りをするなら、正直ライトの照っている場所だけ打っていけば魚はイージーに釣れます。
しかし、釣り人が多くてプレッシャーが掛かっている釣り場の場合、魚はライトの下に入ってこない場合が出てきます。
この時ライトの下でライズを繰り返すアジやメバルって、かなりスレていて釣れない個体であることも多いので気を付けてみる。
逆に釣れる状態の少しプレッシャーが掛かっているだけの個体は、ライトの光が届くか届かないかの際どい所や、ライトの光が届かない暗い場所に位置して水面下で捕食を繰り返していることも多いです。
また、魚からの視界が悪くなることでルアーを見切られることが少なくなることも期待できますよ♪
私が港湾で大型メバルやカマスを狙う際は、基本的に真っ暗なポイントで釣りをします。
理由は簡単、暗い場所の方が魚を騙すのが簡単になるからですね!
大型のカマスなんかも同じで、大型の個体を狙って釣るならライトの光の端や真っ暗な場所が狙い目になります。
2次反射した光を逃さない
これは釣り逃している方が非常に多いパターン。
常夜灯の光って、直接海を照らすものの他に何かに跳ね返って2次的に海を照らしている場合が実は非常に多いです。
例えば、常夜灯から数十メートル離れた場所にあるビルや船、岸壁など・・・・。
常夜灯の灯りがそこそこ強いものであれば、予想以上に距離が離れていても光って反射して海を照らしています。
ついつい常夜灯が岸沿いにある場所ばかりに目が行ってしまいがちですが、釣り場をちょっと見渡してみると停泊している船に光がはね返ってきている場所などは結構多く存在します。
こういう場所って意外と竿抜けポイントになっていてアジやメバルなどがよく釣れるピンポイントを形成していることも多いです。
他にもシーバスなどもこういった場所のピンに着いていたり。
港湾や河川のピンスポット打ちでも、80クラス位のシーバスは普通に狙えます!
釣り場を見渡す時は、一度広範囲を広く見渡してみると良いと思います。
今まで気が付かなかっただけで実は魚がいるポイントなども実際は多くあるはずですからね。
さて、常夜灯周辺の狙い方について、基本的なことは何となく理解できたでしょうか?
次のページでは、常夜灯の種類やライトの色の違いによるルアーのカラーセレクトなどについてです。
二時反射ですか!
それは知りませんでした(°∀°;
いつも勉強になります!!
最近の自分のキーワードは、常夜灯以外・沈み根・潮通しです!
そりゃーまぁお察しの通り根掛かり連発ですよ!!(´Д` )
ボトムから少し離せばいいのはわかってるハズなんですが、気がつくとついついタイトに攻めてて…w
こんにちは、まるなかです。
意外と狙い忘れているポイントって結構多いですからね!
見方を少し変えてみると、今まで釣り逃していた魚が非常に多かったことに気が付くはずですよ!(*^^*)
狙い忘れていたなんてとんでもない!
ポイントだという事を知らないんですよw
しかし、まるなかさんのおかげでだいぶ引き出しの中身が増えてきました!
でなきゃ、今日も常夜灯の真ん中で見える魚を、なかなか口使わねーなーとブツブツ言いながら釣ろうとしていたと思いますw
ほんと。ありがとうございますなのですw
こんにちは、まるなかです。
ついついわかりやすいポイントばかりに目が行ってしまいがちですからね!
常識などはいったん無視して、魚の視点に立ってシンプルに考えてみるともっと簡単に魚が釣れるようになるはずです。
難しいテクニックなどは2の次、3の次ですからね!
[…] 常夜灯周辺の攻め方を考えよう! […]
[…] なお、常夜灯周辺のメバリングについては「メバリング 常夜灯の釣り方」い詳しいものがあります(*^^*) […]