サーフヒラメ タックル選びと釣り方の基礎基本!

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ルアーを選ぼう

さて、続いては最も重要な道具の1つ、ルアーです。

雑誌などでは一般的に、状況によってルアーを替えたりする重要性が解説されていることが多いと思います。

しかし、今回はそういった紹介は致しません。

私自身、ホームグラウンドの静岡サーフでは1年を通じて40gのメタルジグのみで釣りをしています。

これで10カ月ほどの間に300枚以上のヒラメを釣り上げることに成功しており、正直ルアーの種類による釣れる釣れないの差は2の次、3の次になると考えているからです。

これからヒラメ釣りに本格的に挑戦していただく方には、ルアーをあれこれ変えて釣れる釣れないと悩むのではなく、釣りの基本となることをまずはしっかりと習得してほしいと考えています。

それは、ヒラメが食うタイミングの最大の条件は底潮の通り方。

正直に言うと、これが釣れる釣れないの最大の要素なんですね。

ではなぜ、1つのルアーで釣りをしてほしいかというと、

ルアーを替えれば沈むスピード、引き抵抗、巻いた時の上昇の仕方・・・・。様々な要素が変化してしまいます。

色んなルアーをあれこれ変えて投げたところでは潮の変化を感覚として感じ取る能力は絶対に身に付きません。

私は漁を教わる中で潮を感じる重要性を何度も何度もしつこく教えられましたが、今ではそれがとても役立っています。

ですので、皆さんにもこの潮を感じる能力を身に着けて頂きたいんですね。

率直に言うと、潮の通り方さえわかってしまえば時合も分かるようになりますし、今が食うのか食わないのかなど、手に取るように分かるようになってきます。

コレさえ分かるようになったら、あとは魚のいるエリアで釣りをすれば、ヒラメはかなりイージーにキャッチできるようになるはずです。

メディアや雑誌に出ている方々は自分のルアーを売るのが仕事ですから、色々なルアーを使い分ける重要性などを解説するわけです。

でも、実際に同じフィールドで釣りをしたら私がそういった方達に釣果で劣るかというと、今までの経験上はそのようなことはありませんでした。

ですので、まずは1つのルアー、または多くても2つほどまでのルアーを徹底的に使って潮を知ってください。

これができれば、シーバスだって、アジだって、メバルだって。どんな魚もどんどん釣れるようになっていくはずです!

おすすめは、ズバリメタルジグ!

私がヒラメやマゴチをサーフで狙う際、メタルジグでの釣果が100%となっています。私は自分で色を塗って使っているので若干発売されているカラーとは違っています。

ヒラメ メタルジグ カラーメタルジグの塗装方法 エアブラシ・スプレー不要で綺麗に作る!

使用するのは、フォール・ジャーク・ただ巻き。様々な使い方ができて非常に万能なメタルジグ、アイマガン吉です。

ヒラメ メタルジグ カラーアイマ ガン吉の使い方・徹底インプレ!【青物・ヒラメ・ロックフィッシュ等に】

ガン吉が最も使用頻度が高く、よりスローに誘いたいときにジャクソン ギャロップフォールエディションを使用します。

ジャクソン ギャロップフォールエディションを徹底インプレッション

これには理由があり、

メタルジグはどのルアーよりも素直に沈み、巻けば素直に上昇する。

これに尽きると思います。

引き抵抗の大きいルアーやリップ付きのプラグ、背中で水を受けるバイブレーションなどは余計な情報が入ってきていまうので、潮の変化を感じることが難しくなります。

また、メタルジグよりも糸フケが出やすいことも注意点です。

潮を知ることの重要性を説明しましたが、これと同時に重要なのが水中の糸フケなんです。

糸フケが出てしまうと、実はこれを知るのは非常に困難で、かつ一度出た糸フケをそのキャストの中で解消するのはかなり難しいです。

糸フケが出てしまえば狙ったレンジを攻めることも、思い描いたアクションをさせることもできません。

皆さんが釣りをしている時、ロッドをアクションさせているにもかかわらず、水中のルアーがそれとは違う動きをしている・・・。

こういった状況には気が付かないだけで実は、非常に多いと思います(-_-;)

メタルジグのカラーセレクトについてはコチラ

ヒラメ メタルジグ カラーヒラメ・マゴチ釣り メタルジグ・ルアーカラーの選び方とカラーローテーションの基礎!

メタルジグのフックセッティング

メタルジグは他のルアーと比較すると重量があり、せっかくフッキングしてもバラしやすいということがあります。

そういったことを防ぐために、基本的にはアシストフックを使用してフッキング率とバラシの軽減を図りますヒラメはバラしやすく、なおかつフッキングが難しい魚でもあります。

ですので、基本はフロントにダブルのアシストフックを。リアにはトリプルフック、または私の推奨するショートタイプのダブルアシストを自作するのもおすすめです。

完成品を購入する際は、錆に強く針先の強度が抜群に強いコチラがおすすめです。40gなら#2、30gなら#2または#3を使用します。

リアフックをトリプルにする際は、バラし難くサーフの砂に擦れにくい内向きのフックポイントのフックが有効です。おすすめはカルティバのST-41TNですね。フックサイズは#4を基準に。

なお、サーフの砂や石に当たっても鈍りにくく、耐久性が抜群のフックを使用したアシストフックの作り方はコチラに記載があります。

アシストフックの自作の為の必要な知識・作り方を徹底解説!

ショアジギング アシストフック ダブルアシストフックの作り方を徹底解説! リアフック編

リアはトリプルフックよりも、アシストフックにした方がバラシが少なく、フックの伸びなども抑えることができると思います。

メタルジグのウエイトの選び方

私の場合、水深が4m程までのサーフであれば30gを、それ以上水深が有れば迷わず40gを選択しています。

一般的には30gを使用する方の方が多い様ですが、特に外洋に面したサーフの場合は風が吹いていたり、潮の流れが速い時や2枚潮の時なども多いです。

30gのジグを使用した場合、こういった状況下では糸フケの発生を防ぐ事はかなり難しいと感じています。

まずはロッドからルアーまでの糸を1直線にして、しっかりルアーをコントロールできる状態を保つ。

これが何よりも重要ですからね!

また、ヒラメはジグが重くなったからと言ってアタリが減ったりすることはないので安心してください。

先程紹介したガン吉はかなりスローに引いてもしっかり泳ぎ、比較的浮き上がってくるのでワームのようにスローに誘うことだって実は可能です。ギャロップも同じです。

メタルジグのアクション

基本的には海底から10cm~1m程までを泳がせて来ることが多いです。

基本はいったん底に付けたらハンドルをグリン、グリンと巻いてルアーをヒラヒラさせながら泳がせる。そしてまたそこまで落としなおす。

この繰り返しでヒラメは十分に釣れます。

ロッドのアクションは付けず、リールのハンドルの巻き方だけでも釣れますが、少し大きく動かす時はリールの巻きに合わせてロッドをちょんちょんと動かせばOK。

そして、フォールさせて着底するまでが大体2~5カウントくらいまでの間であれば問題ないと思います。

詳しいアクションのさせ方や考え方についてはコチラの記事をご覧ください。

基本はコチラ

サーフヒラメ ルアーアクションの基礎基本!

詳しい考え方はコチラ

ガン吉 ヒラメサーフヒラメ釣り メタルジグのアクション・使い方を徹底解説!

今回はサーフのヒラメ釣りの基本的な道具選び~釣り方までを解説していきました。とにかく大切なのは、まず実際に釣りに行ってみることです。

いくら頭の中でイメージしたって、実際の釣り場で釣りをやってみると想像とは違っていることも多いでしょう。大切なのは何度も釣りに出かけて場数を踏むこと。

そしてもっと釣りがうまくなりたければルアーだけでなく餌釣りなど、色々な釣りに挑戦してみてください!

様々な釣りに挑戦することで釣りの引き出しが広がり、視野を広く持って考えることができるようになるはずです。

それでは、良い釣りを!

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2 COMMENTS

村上

初めまして。最近このサイトを知り毎日楽しみに観覧しています。

私も同じ静岡出身ですが、このサイトを見つけてから海を見る目が変わりました(笑)

ジグは苦手ですが釣れるとなれば克服出来そうです(笑)

初心者ですので、これから色々と参考にさせていただきます!

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなか大衆鮮魚です。
サーフのヒラメマゴチだとしたら、正直ルアーの種類は関係ないです(笑)
少なくとも静岡サーフの場合ですが。
ジグが一番海の状態を知るのに都合がよく、釣りをするうえで何よりも大切な潮の状態を教えてくれます。
同時に糸のコントロールも覚えていけば、釣果は必然的についてくるはずです!
後はルアーにこだわらず、色々な釣りにチャレンジしてみてください。
そうすれば釣りの見方、世界が変わってきます!

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