シマノ サイレントアサシン129Fフラッシュブーストを徹底インプレ!

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サイレントアサシン129Fフラッシュブースト インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノのソルト用ミノーの超定番、サイレントアサシン129Fフラッシュブーストの使用感や使い方を詳しくインプレ。

サイレントアサシン129Fは12cm~13cmクラスのミノーということで、サーフや磯など、中~大場所狙いのスタンダードなサイズ感。

シーバスゲームはもちろん、サーフのヒラメや磯ヒラスズキ・中型の青物狙いまでしっかり対応。
使用感にも癖が無く、まさにスタンダードな存在ですね!

忖度なしにインプレしていくので、ミノー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住
  • 現在は魚釣りで生計を立てています
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストのスペック

  • 全長:129mm
  • 重量:24g
  • フック:#5×3

サイレントアサシン129Fは、フローティングモデルながら24gの重量があり、投げやすさも優秀。
サーフや磯など、遠投が必要な場面でも安定した使用感があり、シーバスやヒラスズキゲーム初心者に方にもおすすめな1本ですね!

シンキングモデルのラインナップもありますが、私の場合はフローティングモデルを愛用中。

サイレントアサシン・ストロングアサシンの違い

サイレントアサシンシリーズに似たルアーにストロングアサシンがあります。

ストロングアサシン サイレントアサシン

上がストロングアサシン・下がサイレントアサシンですね。

今回インプレしているサイレントアサシンの方がボディが細身で、ヒラヒラとした軽快なウォブンロールで動きます。

一方でストロングアサシンは、ブリブリとした強めの波動で安定感のある動きを見せるんですね。
フックにも違いがあり、ストロングアサシンは剛性重視の2フック仕様。

テクニカルに食わせたり、ナチュラルなシルエットで誘うならサイレントアサシンを。
外洋に面したフィールドで回遊型のスレていない魚を狙ったり、荒れた状況下でアピール力・安定性を重視したいならストロングアサシンがおすすめです。

サイレントアサシン129Fを「サクッと」インプレ!

ヒラスズキ サイレントアサシンフラッシュブースト

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:優秀。悪条件下で特に強い
  • レンジ:50cm前後~1m弱くらいまで
  • アクション:キレのあるウォブンロール。程よいナチュラルさでバランスが良い
  • 使い方:ただ巻き・ドリフトがメイン。ジャーキングにも対応
  • 気になる点:磯でぶつけたらウェイトが壊れて重心移動が破損
  • 適したシチュエーションなど:中~大場所狙いのシーバス・遠浅サーフのヒラメ・ヒラスズキ・青物など

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストには、飛距離・アクション・操作感の分かりやすさなど、ミノーに必要な要素が上手くまとまっています。

特定のシチュエーションで爆発するようなミノーではなく、汎用性に優れたオールラウンダー的な存在ですね。

飛距離

ジェットブースト搭載

サイレントアサシン129Fには、「ジェットブースト」というシマノオリジナルの重心移動システムが搭載されています。

この重心移動システムは、バネの反発力によってウェイトが半固定状態になっているのが大きな特徴ですね。

自由にウェイトボールが行ったり来たりするものと比較し、キャスト時のウェイト移動による反発力を使いやすく、安定した投げ感の良さが特徴的ですね!

また、着水後にワンアクション入れなくても勝手にウェイトが前方に戻ることで、スイミングの立ち上がりも非常に良いです。

ルアーのキャストが苦手な初心者の方でも綺麗に投げやすく、使い勝手の良さは十分ですよ!

実際の飛距離

実際に私がサイレントアサシン129Fフラッシュブーストを10フィート後半のシーバスロッド+PEライン1.5号のタックルでキャストすると、無風時でだいたい50m台後半ですね。
60mには少し届かない程度。

ラインを1号や1.2号に落とせば、60m以上は楽に飛ばせるはず。

飛距離としては、フローティングミノーとしては十分優秀な分類になりますが、正直もっと飛ぶミノーも存在しています。

しかし、横風や向かい風を受けた時の安定感がかなり高く、悪条件下での投げやすさ特に優秀なのがサイレントアサシンの良いところ。

現在の私は磯のヒラスズキゲームをメインに使っていますが、爆風向かい風の時でも使いやすくて気に入っています。

リリース時、バネの反発感によるウェイトが後方に入る時の感触が良い具合です。

まるなか

シマノのジェットブースト搭載のルアーは投げ心地抜群!
綺麗な姿勢で投げやすく、風にも強いよ

レンジ

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストのレンジですが、だいたい50cm前後~1mに少し届かないくらいまでの深さを泳がせやすいです。

リップ付きのミノーなので潮受けは程よく安定していて、リップレスミノーよりも海面を滑りにくいですね。

ベタ凪~やや荒れ気味くらいの状況下で使いやすく、大きめのうねりやサラシが出ている状況になると、フローティングモデルだと少し流されやすいことがあります。

その場合はシンキングモデルにローテーションしたり、ミッドダイバー系のフローティングミノーに変えて対応しています。

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストのアクション・使い方

ただ巻き

サイレントアサシン129Fの使い方ですが、基本となるのはただ巻きですね。

サイレントアサシン129Fフラッシュブースト リップ形状

リップ形状はやや細長くなっていて、引き抵抗は平均~やや軽めなくらい。

アクションレスポンスは良く、ジェットブーストによる効果もあり、立ち上がりのもたつきは目立ちません。

スイミングアクションは程よいパワーのウォブンロール。

リップレスミノーよりもキビキビ・パタパタと動いてしっかり水を押しますが、大雑把さは無いレベルに抑えられています。

穂先にルアーの波動が軽快に伝わってくるので、荒れ気味の状況やナイトゲームでも使いやすいですね。

基本はスローのただ巻きでOKですが、食わせのきっかけを入れるために

  • 巻き速度を一瞬だけ速くする
  • 穂先を10cm位揺らすような誘いを1回~2回ほど入れる

このような変化を最小限与えるのもかなりおすすめ。

特にベタ凪の状況や流れに変化が無い時など、ミノーが真っすぐ・綺麗に泳ぎ過ぎてしまう時は、誘いをほんの少しだけ入れると良いですね。

ただし、誘いは入れすぎると違和感を与える原因になるので、ワンキャスト内で数回入れるくらいまでです。

なお、似たようなルアーのサイレントアサシン129Fジェットブーストよりも、ややアクションはキレがあります。
明確な波動とフラッシングが特徴的になっていますね!

サイレントアサシン129Fフラッシュブースト ジェットブースト 違い

左が今回インプレしている129Fフラッシュブースト、右は129Fジェットブーストです。
ボディサイズは同じですが、リップ形状が違いますね。

129Fジェットブーストの方がヌルヌルした感じのアクションになりますが、人によってはどこかモッサリした感じで使いにくいと感じるかも。
初心者の方や、ある程度しっかりとミノーを泳がせて釣りたい方には、今回インプレしている129Fのフラッシュブーストの方がおすすめです。

ドリフト

磯のヒラスズキゲームでの使用がメインの私にとっては、ドリフトでの使用頻度が一番高いです。

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストはドリフトとの相性も良く、着水後にウェイトを前方に入れる手間が無く、狙いのピンスポットで確実に水を掴ませることが可能。

ドリフトで使う場合は

  1. 狙いのスポットの向こう側・もしくは流れの上流側に着水させる
  2. リールを少し巻き、ミノーを水面直下に入れる
  3. 最小限で泳がせながら、狙いのスポットまで自然にルアーを誘導
  4. スポットでルアーをとどめる
  5. 食わない時はロッドを軽く立てて若干強めに泳がせたり、軽いロッドアクションを1回~2回入れる

こんな感じのパターンをよく使います。

ヒラスズキ

真冬の厳しいシーズン、良型は出ないものの、流れの中をドリフトさせるとヒラスズキがボコボコ出ました。

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストはほどよい操作感の分かりやすさとアクションのキレがあり、流れの中でも割と簡単に狙い通りに泳がせやすいのがメリット。

深く入り過ぎないので、手前が非常に浅くなっているポイントを狙う時でもボトムの地形変化をかわしやすいです。

ジャーク

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストはロッドアクションを入れた時の挙動も良い感じで、左右への平打ちダートでアピールすることが可能です。

ロッドアクションによる誘いは、青物狙いやデイゲームのシーバスなどで有効ですね。

メタルジグやシンキングペンシルとは違い、海中でブレーキが掛かるイレギュラーアクションは少し食い渋った時に強く、低活性な魚を興奮させてバイトに持ち込む効果が期待できます。

ロッドアクションは連続で2~4回ほど与え、ピタッとポーズを入れるのが基本パターンかな。

操作感は比較的軽く、長時間の操作でも疲れにくいですね。

▼アクション動画

気になる点

重心移動・フラッシュブーストの故障

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストはベーシックで使いやすいミノーです。

使いにくさが気になるということは無いんですが、磯で使用している時に内部のウェイトが動かなくなったのが一度ありました。

その時は魚を掛けて寄せた時にフックアウトし、岩にルアーがぶつかったんですね。

ルアー本体が割れたり水没するようなことは無かったんですが、重心移動がスムーズに動かなくなり、キッチリ泳がなくなってダメになりました。

一般的なマグネット式や球状ウェイトのミノーでは、このような破損はこれまでにはありません。
構造的に少し繊細で弱いのかもしれませんね。

また、この時の衝撃でフラッシュブーストシステムも壊れてしまい、動かなくなりました。

フックの強度不足

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストは3フックシステムなので、フックがどうしても弱いです。

ある程度は太軸フックに交換することで対応できますが、PE2号などを使い、5kg前後のヒラスズキやマダイ・青物などとガチンコファイトをすると、太軸フックでも変形するリスクがあります。

荒い磯などで使用する方の場合、安心感を重視するなら、大型フックを搭載できる2フック仕様のミノーの方が確実です。

サイレントアサシン129Fフラッシュブースト フック

現在の私は磯での使用がメイン。
外道でマダイやヒラマサなども混じるので、フックは全て交換して使っています。

まるなか

PE1号、1.2号くらいまでを使い、ドラグを駆使したやり取りをするなら純正のままでOK。
強めの負荷を掛けたり、太いライン・強いロッドを使う時はフック交換が必須だね

適したシチュエーション

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストですが、サイズ・波動の強さ的にまさにオールラウンドなシャロー用ミノーですね。

磯 釣り場

カタクチイワシやキビナゴなどを食うパターンをメインに、漁港・河口周り・サーフ・磯など、様々なフィールドで使用することが可能。

シーバスやヒラスズキゲームはもちろんのこと、遠浅サーフのヒラメ狙いや、5kg程度までのブリやサワラなどの青物狙いにもおすすめですね。
その他、浮き気味のタチウオなどにも使えます。

まずは汎用性が高いサイレントアサシン129Fフラッシュブーストで様子を見て、そこから状況に合わせてローテーションするのもおすすめ!

ルアーローテーション例

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストは使いやすいベーシックなミノーですが、状況によってローテーションすることで、より釣果は安定します。

サーフや磯などでの使い分け例を紹介すると、

これらのミノーはどれも12cm~13cmクラスのシャローランナーなんですが、特性に違いがあるので使い分けができます。

ストロングアサシン 釣果 マダイ

ちょっとした波動の強さやレンジの違いは、釣果を大きく分けることもあります。
特にシーバスやヒラスズキなどは、魚が居てもスレて食わないことも良くありますから、釣り場の状況や魚の活性に合わせた使い分けはある程度必要ですね。

まるなか

どんなルアーも「すべての状況で完璧」は存在しないんだよね。
最小限でも良いから、フィールドの特徴や状況に合わせた使い分けをした方が良いね

フック

サイレントアサシン129Fフラッシュブーストに搭載されているのは、中型シーバスやヒラメ狙い用の#5の中軸フック。

キープ力を重視するなら、おすすめなカルティバのSTX-45ZNですね。

STX-45ZNは掛けてからの身切れが少なく、シーバスやヒラメ狙いで一番多用しています。

一方、磯のヒラスズキや青物狙い、MHクラス以上のタックルで大型シーバス・ヒラメなどを狙うとなると、純正状態ではフックが弱いです。

この場合はワンランク太軸のSTX-58を使ったり、コスパが良いBKKのFangs63を使っています。
どちらも#5のラインナップが無いので、#6をメインにしていますね。

※ただし、フックを強化しても、かなり強引なやり取りをするとフックの変形は逃れられません。
その時は2フック仕様のミノーにローテーションした方が良いですね。

まとめ!

ヒラスズキ

今回はシマノのサイレントアサシン129Fフラッシュブーストのインプレをしました。

  • ジェットブーストで悪条件下でも安定した飛距離・投げ心地の良さ!
  • バネによる効果でウェイトがすぐに入り、アクションの立ち上がりが非常に良い
  • 1m弱くらいのレンジまでが得意なシャローランナー
  • パタパタとキレのいいウォブンロールだが、アクションは強すぎないちょうど良い設定
  • 状況に合わせ、より波動が弱いものやレンジが入るものとローテーションするのがおすすめ
  • シーバス・ヒラメ・ヒラスズキ・青物など、何でも対応

要点をまとめるとこんな感じ。

ベーシックな12cm~13cmクラスのシャローランナーで、どれを選んだらいいのか分からない時のパイロットルアーとしても使いやすいですよ!

基本性能がキッチリ備わっているおすすめミノーです。

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