こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はロックフィッシュ講座をやっていきましょう。
今日のテーマは、オオモンハタ釣りの時期や時間帯について、基本となる考え方を私の実釣経験・実績に基づいて紹介していきます。
オオモンハタは1年中同じように釣れることはほとんど無く、狙って釣れやすい時期や時間が決まっている魚なので、比較的いつでも釣りやすいカサゴなどの根魚とは少し違うんですよね。
今回の解説を参考に、釣行時の参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 2023年7月の1か月間で50cmオーバーのオオモンハタ6匹、アカハタ1匹(すべて地磯)
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については、釣行記やYouTube・Twitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
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オオモンハタが釣れる時期
高水温期がシーズン
オオモンハタは、カサゴやソイ・メバルなどのロックフィッシュとは違い、暖かい時期に岸近くにやってくる性質がある魚です。
ですので、近年の海水温上昇とともに各地で釣果が増えてきている傾向があり、シーズンは冬や春ではなく、夏を中心として高水温期になります。
目安としては、一般的な暖流が効く地域の場合、だいたい6月~10月・長くて11月くらいまでという感覚ですね。
一番良く釣れる・ベストシーズン
水温が高い時期に釣れる確率が高くなるオオモンハタですが、これまでの経験上、その中でも最も釣りやすいと感じているのは7月~9月いっぱいくらいまででしょうか。
水温が高い真夏を中心とした時期は比較的広範囲でオオモンハタを釣りやすく、数・サイズともに揃いやすい印象です。
一方、水温が低くなってくると、外洋に面している一部のフィールドでしか釣れなくなったり、狙って釣るのはかなりこんな難になることが多いです。
これからオオモンハタ釣りに挑戦したい初心者の方は、7月~9月頃を目安に釣行することをおすすめしています。
オフショア(船)釣りの場合
岸釣りの場合は狙える範囲が限られていますが、自由にポイントを選べるオフショア・船釣りの場合は、狙う水深や地形をしっかり選ぶことができれば、低水温期でもオオモンハタが釣れる可能性は高くなります。
ハタは基本的に外洋系の魚なので、水温が下がる時期は外洋に面していて潮通しが良く、比較的急深な砂泥底に根が絡むようなポイントを狙うと良いですね。
また、アカハタやキジハタよりも、オオモンハタは若干水深が深い場所で型が揃いやすい印象を持っています。
オオモンハタ釣りの時間帯選び
朝・夕マズメ
オオモンハタ釣りにおいて、一番活性が上がりやすくて食いが活発になりやすいと感じるのは朝・夕マズメですね。
ただし、薄暗い時間帯というより、ある程度光量があるタイミングの方がオオモンハタに関しては釣りやすい傾向を感じます。
特にオオモンハタは、中層を回遊したり、根周りや斜面に浮く習性があります。
マズメの時間は海底付近を狙うと逆に食いが悪くなり、海底から上で誘うことで急に食いついてくることが結構多くあるので要注意。
特に遊泳力が高い大型のオオモンハタになると、水深20mの場所で10m前後の完全な中層で釣れるようなことも案外普通にあります。
一方、20cmや30cm台までの小型のオオモンハタは、大型ほど浮くことは少ないです。
ライトタックルで小型を狙う時は、ボトム付近を狙っておけば何とかなることがほとんどですね。
日がかなり昇ってからの朝マズメの時間帯、7.8インチのビッグワームの中層巻きで良型のオオモンハタをキャッチ。
マズメの時間に中層を回遊する個体でしたね。
日中
朝・夕マズメは、オオモンハタ狙いにおいてチャンスタイムになりますが、日が照る真昼間のデイゲームでも比較的釣りやすい魚です。
私の場合は険しい磯でオオモンハタを狙うことも多いですが、険しいポイントに暗い時間にエントリーするのは危険なので、真昼間のデイゲームで狙う機会が多いです。
しかし、その時のベイトフィッシュの種類や潮の効き具合などをしっかり把握して釣りをすることで、真昼間でも2kgオーバーなどの良型は問題なく釣ることができています。
イメージとしては、マズメの時間ほどイージーには釣れませんが、日中でもそこまで大差なく釣果は上げられる感じです。
青物などのように朝マズメが大チャンスというわけではなく、デイゲームでも良く釣れるのがオオモンハタ。
真昼間の岸釣りでも2kg・50cmオーバーの良型を多数キャッチしています。
夜釣り
夜間のオオモンハタ釣りですが、キジハタやアカハタなどと比べると、明らかに活性が低くなって釣り上げるのはかなり難しい印象です。
夜間でもオオモンハタは単発で釣れることはありますが、マズメや日中のように狙って釣り上げるのは困難ですね。
ですので、私の場合は夜にオオモンハタ釣りをやることは全くありません。
ある程度光量のある時間帯の方が、オオモンハタは明らかに良く釣れます。
水質・潮など
オオモンハタは大型になるほど回遊性が高くなり、水質は潮の状況などで釣果が大きく変わりやすい印象を持っています。
私はシーズンになると、ほぼ毎日のように磯へ出掛けてオオモンハタやアカハタを狙うんですが、高水温で水質が悪化したり、赤潮が出たりすると、良型のオオモンハタは急に釣れなくなることも良くありますね。
また、潮の効き具合なども同様で、潮がピタッと止まってしまうと全く釣れなくなったり、気難しさを持った魚という印象です。
アカハタやキジハタも状況によって活性は変化しますが、オオモンハタほどのムラは出にくいことが多いです。
変な濁りなどが無くて潮がフレッシュな状態で、中層~海底付近の潮が程よく流れていて仕掛けが潮を受けているのがある程度分かるくらいの状況がベストですね。
天気
オオモンハタは太陽光が好きな魚という印象があり、曇天時よりも晴れた日の方が釣果が良いことも多いです。
また、曇り空が続く状況で急に晴れてきて太陽光が届くようになったり、状況が変わった瞬間に活性が一気に上がる場面に出くわしたり。
潮の状況などもあるので一概には言えませんが、良く晴れた日のマズメや日中がオオモンハタ釣りにはベストな印象ですね!
まとめ!
今回はオオモンハタが釣れる時期・時間帯選びについて紹介しました。
- オオモンハタは夏を中心に釣れるロックフィッシュ
- だいたい6月~10月くらいまでが比較的釣りやすい
- マズメ・日中がおすすめで、夜間は狙って釣るのが非常に難しくなる
- 潮の流れや水質・天候などに比較的敏感な魚
要点をまとめるとこんな感じですね。
適切な時期・時間帯に釣行するとともに、オオモンハタが好む地形を理解することができれば、慣れてくれば岸からでも40cmや50cmなどの良型を狙って釣ることができるようになってきます。
初心者の方は、まずは釣りやすい時期に釣行して経験を積むことを大切にしてくださいね。
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