こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスから追加で発売されたフィードポッパーシリーズの1つ、フィードポッパー121の特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。
以前からフィードポッパー120というモデルが存在していましたが、今回のモデルチェンジにより、PEラインを使ったラインシステムにより特化!
安定感のある使い心地を手に入れた印象です。
実は、今年の春先にタックルハウスさんの方から「新しいフィードポッパーを試してみてほしい」という依頼がありました。
あまり積極的に宣伝しない硬派なメーカーっていう印象があったので、少し意外でしたね!
タックルハウスさんのルアーはもともと大好きで、青物以外にもトラウトやライトソルト・ヒラスズキなどでもお世話になっているので快諾。
本来は春の青物でインプレする予定だったんですが、例の大怪我で戦線離脱、復帰後は全くと言っていいほど青物の気配が無くて中々使えていませんでした・・・。
秋になってようやく青物の接岸が増えてきたので、遅くなってしまいましたがフィードポッパー121の使用感をチェックしつつ、魚をキャッチしてインプレできる状態になりました!
メーカーより商品を提供いただき、記事を作成しています
管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。
動画でインプレ・実釣
フィードポッパー121のアクションや特徴を解説、実釣ではブリやヒラマサを連続ヒットに持ち込めました!
フィードポッパー121のスペック
- 全長:121mm
- 重量:30g
- フック:#1×2(ST-56)
外観的にはこれまでの120と同じように感じますが、フックがST-46→ST-56に変更となり、より強度重視で青物狙いに対応しやすくなっています。
フックの重量増加に合わせて微妙に浮力も変化しているとのこと。
フックセッティング
基本的にはトリプルフックで使うのがおすすめですが、シングルフックを使う時は2g前後のものがおすすめです。
私の場合、シャウトのクダコ#2/0を使った自作のシングルフックで使っていますが、面倒な方はBKKのローンディアブロ#3/0辺りでも良いと思います。
リリース前提で釣りをしたり、バラシが気になる時にシングルフックがおすすめですね。
フィードポッパー121を「サクッと」インプレ!
使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:比較的優秀
- 浮き姿勢:尻下がり
- アクション:非常に高い安定性。スプラッシュはあまり飛ばさないタイプ
- 使い方:ややゆったりめのポッピングをメインに、リトリーブにも使える
- ターゲット:1kg半~3kg台くらいまでの青物をメインにオールラウンド
- 適したシチュエーション:汎用性が高いが、特に荒れている状況下での使用感に優れる
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
ポッパーとしてはアクション自体はそれほど派手ではないんですが、抜群の安定感があります。
プラグを使うのに慣れていない初心者の方や、荒れていてルアー操作が難しい状況下でもエラーが起こりにくくて使いやすいですね!
初使用でヒラマサ・ブリが連発した実績もあり、中々良い感じです。
飛距離
フィードポッパー121の飛距離ですが、後方重心の固定式ウェイト仕様になっています。
最近見かけることが多くなってきている重心移動式のポッパーと比べると、「爆発的な遠投性能」という点では少し劣るような感じもしますが、飛行姿勢自体は安定していてストレスは感じません。
私はPE3号のフィードポッパー121には少しヘビーなタックルを使い、向かい風が7m~8mくらい吹きつける状況下での釣行になりました。
正直、小型ポッパーを使うにはかなり厳しめの条件でしたが、しっかりとロッドを曲げ込んでキャストすれば姿勢は乱れず、十分使える飛びは確保。
飛距離は抜群とまではいいませんが、フィールド問わずに十分快適に使える遠投性能は確保できていますよ!
フィードポッパーが飛ばない方へ
時々フィードポッパーは飛ばないから使いにくいと言われることがありますが、私の印象としては、大きいモデルほど綺麗に投げるのが難しくなる印象があります。
私が使っている限りでは、135まではしっかりと飛行姿勢も決まりますし、使っていて特に不満はありません。
フィードポッパー、特に小型・中型モデルを綺麗に遠投するコツとしては、ロッドの反発力による部分が大きいと思います。
フィードポッパーは反発力に余裕が無い柔らかめのロッドで使用すると、リリース直後から姿勢が乱れてフワフワした感じになって全然飛びません。
実は私も最初の頃はフィードポッパーはあまり飛ばないと思っていました。
しかし、ロッドを少し硬めにして反発力に余裕を出してあげると、姿勢が決まるようになって一気に遠投性能がアップしました。
飛距離に不満があるという方は、ロッドを見直してみると改善する可能性が非常に高いです。
浮き姿勢
フィードポッパー121ですが、浮き姿勢は尻下がりです。
実際に浮かばせてみるとこんな感じです。
浮力としては、平均~やや控えめくらいな感じで、「ヌ~ッ」と浮かんでくるようなイメージ。
高すぎない浮力なので、バイトが出た時にルアーが弾かれて飛んでしまうようなことはほとんどありません。
フィードポッパー121のアクション・動きの質
泡を抱えるスイミング
フィードポッパー121のアクションの特徴ですが、ロッド操作を与えた時にスプラッシュを周囲に飛ばすことを重視したものではありません。
低めの「ゴポン」というようなサウンドとともに、水面直下にヘッドがためた泡を引き込みます。
こんな感じで、水面に泡の軌跡を残しながら引くことができます。
そして、ボディを細かく揺らしながらスイミングし、泡を少しずつ放出して魚にアピール。
この動きはモデルチェンジ前のフィードポッパー120と違っている点になり、120の方がスプラッシュが飛ばしやすいように思えます。
一方、120は少し足場が高かったり、荒れている状況下で使うと少し水を弾きやすく、エラーが出やすかったんですが、121になって安定性が格段に向上。
波がザバザバしている場面でもルアーが水面を滑りにくくなっていて、しっかりとヘッドが潮を掴んでくれるようになっていますね!
ちなみに、フィードポッパー121と120のヘッド形状を比べてみるとこんな感じです。
上が新しくなった121、下は120です。
一見すると同じように見えるんですが、
ボディに対するヘッド(カップ)の角度が違っていて、121の方が垂直に近く、120は斜めになっているような感じ。
ちょっとした違いに感じるかもしれませんが、実際に使ってみるとアクションの安定感が全く違います。
※実際のアクションについては公開予定の実釣インプレ動画にて紹介しますので、またの機会にチェックしてみてください。
使い方
ややゆったりめのポッピング
フィードポッパー121の使い方ですが、メインにしているのが少しゆったりめのロッドアクションによるポッピング&スイミングですね。
ロッドを下向きに操作しながらリールを巻き込み、低めの音と泡を纏ったスイミング・ポーズで誘います。
基本的にはこのパターンで状況把握や魚の有無を見つけるような感じで、特に難しい使い方をしなくても、魚を水面まで引っ張り上げてくれるパワーがありますよ!
フィードポッパー121初使用で8kgクラスの良く肥えたブリがヒット!
重量感があって良い魚でした。
小刻みな連続ポッピング
基本は少しゆったりめのスイミングを伴うポッピングで使いますが、チェイスしてきても食わない時など、少し動きに変化が出したい時は移動距離を少なく、連続のポッピングで誘うと反応が変わることがあります。
ただし、フィードポッパー121はダイブしようとする習性が強いので、小刻みに動かしたい時はロッド(ライン)の角度に注意した方が良いですね。
足場が高い場所ならそれほど気にしなくていいですが、サーフや低い堤防・磯などで使う場合、ルアーが潜ってしまう時はロッドを少し横向きに操作したり、ある程度ラインが海面から離れるようにした方が連続ポップしやすくなります。
ロッドアクションはだいたい3~7回くらい連続で与え、その後ポーズを入れるようなパターンが多いですね。
とりあえずはゆったりめのポッピングで魚を探し、ルアーの後ろに魚がついたのに食いきらないような時、小刻みな誘いにスイッチしたりすると、面白い効果を発揮したりしますよ!
フロントフックが絡まりにくい!
実際に私がフィードポッパー121を使ってみて印象に残ったのが、アクションの安定性が高いことによるフック絡みの少なさです。
かなり荒れ気味の状況下での釣行を経験しましたが、厄介なフック絡みが一度も起きず、ちょっとびっくりでしたね。
荒れている状況下でトップウォータープラグを操作すると、どうしてもフロントフックがリーダーを拾ってしまうことが起こりやすくなります。
しかし、フィードポッパー121の場合はフックがリーダーを拾うことが一度も発生せず、快適に釣りができました。
釣行を終えてから「そういえばフックが全然絡まなかったな」と気づきましたが、この辺りは流石タックルハウスさんのルアーって感じですね。
適したシチュエーション
フィードポッパー121が適したシチュエーションですが、121mmということで大きすぎず小さすぎず、堤防やサーフなどでも使いやすいサイズ感だと思います。
私の場合はライトなヒラマサ・ブリ狙いで磯で使いましたが、良型青物がカタクチイワシやキビナゴなどを偏食していて、派手に動くルアーだと見切ってくるような状況にも対応しやすいです。
基本的にはPE1号~2号クラスを使って1kg半~3kg台くらいまでの魚がアベレージなる時、ちょうど使いやすいと思います。
遠投性もそこそこあるので、私のようにPE3号クラスを使ってもある程度使うことはでき、非常にバランスが良くて使いやすいポッパーですよ!
まとめ!
今回はモデルチェンジしたフィードポッパー121のインプレをしました。
120mmクラスでフィールド問わずに使いやすく、アクションの安定感は間違いなくトップクラスに高いです。
初心者の方でも使いやすく、荒れている状況下でもエラーが起こりにくく、超快適に使えるポッパーですよ!
タックルハウスらしい基本性能・使いやすさがしっかり備わったルアーなので、興味がある方はお試しあれ。
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