こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はメジャークラフトから発売されているアジングロッド、鯵道5Gの特徴や使用感を詳しくインプレッションしていきます。
私はお店で振り比べた結果、S622M/AJIというモデルを購入。
このロッドを使用し
- アジ
- サバ
- カマス
- ブリの幼魚
- カンパチの幼魚
- カサゴ
- キジハタ
- オオモンハタ
- ヒラスズキ
主にこのような魚種をキャッチしています。
鯵道5Gシリーズは2万円ほどで購入できるアジングロッドで、コスパ・実釣に必要な基本性能・快適性のバランスが非常に良さが光ります。
アジング中級者の方を中心に、これから本格的に挑戦したい初心者の方や、上級者の方でも普通に使えるロッドですよ!
忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行しています)
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と、各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
メジャークラフト 鯵道5Gの実釣特性・番手選びの目安を徹底解説!
鯵道5G S622M/AJIを「サクッと」インプレ
鯵道5Gの詳しい使用感を解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離・トラブルレス性:飛距離は平均クラス。ライン素材問わず問題なく使える
- 重量感:非常に軽量でバランスも良好!
- 感度・反発力:全体的にやや強めの反発力があるが、繊細さも兼ね備えている。中級クラスのロッドとしては十分
- パワー:無負荷の時はシャキッとしているが、必要に応じて思ったよりもスムーズに、手元に近い場所から曲がる
- 適合ルアー:0.8g・1g程度のジグヘッド~3gクラスのメタルジグなどが快適に使える
- シチュエーション:アジング全般。その他、堤防・開けた場所でのライトゲーム五目
ざっくりインプレするとこんな感じ。
2万円前後の実売価格を考えたら、十分なスペック・使用感を備えたアジングロッドになっていますね。
普段はハイエンドタックルを使うこともありますが、大きな不満などは感じず、釣果においても明確な差は出ないレベルの仕上がりですな。
飛距離・ライントラブルの有無など
チタンフレームS-SiCガイド採用
鯵道に使用されているガイドですが、チタンフレームのSiCガイド。
中価格帯のロッドはステンレスフレームを採用しているものが多いので、この点も鯵道5Gの特徴・良さになりますね。
チタンフレームは
- ステンレスよりも軽い
- 錆びに強い
これらのメリットがあります。
個人的には錆への強さが結構ありがたく、ステンレスガイドのロッドはそれなりに丁寧に洗っていても、そのうちガイドとスレッドの間が錆びるんですよね。
バットガイドは軽さ・しなやかさを重視した片足のATガイドを採用。
通常のガイドよりも軽くなるので、持ち重り感の軽減と重心バランスの向上を狙っていると思われます。
バットガイド以外は通常のシングルフットのKガイド。
トップガイド含めてガイド数は8個です。
私はエステル・フロロ・PEラインの3種類を使用しましたが、どの素材にもしっかり対応できています。
飛距離は平均クラス
鯵道の飛距離ですが、投げた時の感触としては、リーダーを組んで使用してもノット部の抜けの悪さは特に目立たず、問題なく使用できています。
PEライン0.3号まで使用していますが、ガツガツと激しくラインがガイドに当たって失速するような印象はありません。
ルアーの飛距離については特に不満はありませんが、とりわけよく飛ぶという感じはなく、平均といった具合。
全体がシャキッとしたロッドなので、風が吹いている状況下などにおける振り抜き感・ブレの無さは優秀です。
ライントラブルは皆無
これまで鯵道を使ってアジングを中心としたライトゲーム五目を楽しんでいますが、ライン絡みなどはこれまで一度もありません。
少し風が強い状況下での釣行もありましたが、ストレスフリーで使えていますよ!
よくありがちなトップ~トップ下ガイドへのライン絡みも、これまで一度も見られません。
まるなか
重量
50g台前半で軽量!
鯵道の重量感ですが、私が購入したS622M/AJIの重さを測ってみると、52g台ほどでした。
結構魚を釣って汚れが付着していたり、水を吸っているので、未使用時は1gほどは軽いかもしれません。
6フィート台前半で50g台前半の重さということで、実釣時における重量感においては全く文句はありませんね。
2万円前後で購入できるロッドとしては十分な快適性を備えており、誘いやアタリを待つ時の使い勝手は良好です。
重量バランス
リールをセットした際の重量バランスですが、シマノソアレXR C2000SSPGをセットした際、重心バランスはフロントグリップのフット上にきます。
手元でバランスがとれており、アジングを中心としたライトゲーム五目釣りで使うタックルとしては特に不満はありません。
まるなか
ロッドの感度・反発力・パワーなど
高反発・高感度なソリッドティップ採用
鯵道は全体的にシャキッとした調子になっていて、穂先は比較的高弾性なソリッドティップが使用されています。
ソリッド部の長さは約27cmほど。
オレンジ色のスレッドが取り付けられており、視認性も良好。
ソリッド部も割とシャキッとしていますが、チューブラーブランクスよりもしなやかに曲がり込むので、ルアーの操作感や魚のアタリに対する追従性はしっかり確保。
しなやかなソリッドティップが好きという方には穂先が硬めになるので、好みは分かれると思います。
程よく曲がる穂先のロッドが良いけど、全体的にシャキッとしたロッドが欲しい方向けですね!
ベリーがしっかり曲がり込む調子
無負荷の状態では反発力が結構高いと感じた鯵道のS622M/AJIですが、魚がヒットするとスムーズに追従して曲がる味付けになっています。
カタログ表記的にはエクストラファストテーパーですが、魚の引きに対してはベリーがしっかり曲がり込み、思ったよりも手元に近い位置でロッドが曲がってくれます。
アジングロッドはかなり極端な先調子設計の物もあるので、それらと比較すると、バットとティップの反発力の差が小さく、魚の引きを楽しみやすいと感じます。
10cm台のアジやサバなどでもしっかり楽しめますし、ラインの強度さえ確保しておけば、メバルや小型青物の引きもしっかり吸収してくれます。
一見すると超シャープなブランクスですが、しっかり曲がって仕事をしてくれますね!
30cmほどのカンパチの幼魚が釣れました。
引きが強い小型青物がヒットしても、ロッド全体がしっかり曲がって追従!
バットはしっかりとタメが効く
ベリーまではスムーズに曲がり込んでいきますが、バット周辺はしっかり残り、PEラインを使用してもパワー不足感そこまで目立ちません。
ですので、アジング以外にも開けた場所で色々狙うライトゲーム五目釣りに対応でき、引きを楽しみつつ、ある程度の汎用性も確保されているロッドです。
岸壁沿いなど、開けた場所での小型ロックフィッシュ狙いなどにも使えます。
まるなか
適合ルアーなど
0.8g~3g台程度までのルアーにおすすめ!
エステル・フロロ・PEラインを使って魚を釣り込んでみましたが、鯵道のMクラスシリーズは0.8g~3g台程度のルアーを快適に扱いやすいです。
カタログ上は0.6g~5gまでが適合ルアーウェイトになっていますが、0.6gのジグ単となると、穂先の反発力が少し強く、ルアーの重さを穂先で感じ取りにくい印象です。
個人的には0.8g以上、できれば1g程度からが使いやすいですね。
一方で上限については、4g以上になると、深場を探ったり、潮が速い状況下でロッドの柔らかさが目立ちやすく、3g台までが快適。
抵抗が少ないメタルジグやシンペンをシャローエリアで使うなら5gクラスでもそこそこ使えますが、もう少しティップ~ベリーの反発力があった方が快適かなと。
目安としては、0.8g、1g前後~3.5gくらいまでのジグヘッドやプラグ・メタルジグなどをメインとして使いたい方におすすめなロッドですね!
キビナゴに着くアジを3gのメタルジグでキャッチ。
ジグ単以外にもしっかり使える汎用性があります。
ラインの強度
使用するラインに関してですが、エステル・フロロ・PEラインそれぞれにしっかり対応してくれるので、汎用性は割と高いです。
エステルやフロロの場合は0.25号~0.4号程度を使っています。
一方でラインに強度が出るPEラインの場合ですが、ロッドのパワーを考えると0.3号くらいまでがバランス的には良いと思います。
0.4号でも問題はないですが、ロッドよりもラインの強さが少し目立つ感じですね。
私が鯵道でPEラインを使う時は、0.2号または0.3号を使っていますよ!
パワーのあるヒラセイゴ・ヒラフッコでも、PEラインを使用すれば余裕でキャッチできますね★
まるなか
適したシチュエーションなど
鯵道のMパワーシリーズですが、先ほど紹介したように0.8g・1g程度から上が快適に扱いやすいです。
1g未満のジグ単の使用頻度が高かったり、重たくても2g程度までのルアーがメインということであれば、よりしなやかで繊細なLクラスが良いと思います。
Mクラスはジグ単を中心に、ライトウェイトのジグやプラグを使ったり、アジ以外の小型魚も色々狙いやすい汎用性の高さが特徴的なロッドになっています。
2gや3g台の小型のメタルジグを使用したり、ミノーやシンペン・ライトワインド釣法なども視野に入れたい方におすすめです。
激しい根回りで使用するには少しパワー不足ですが、漁港の岸壁や開けた河川の下流部などでのライトゲーム五目釣りにもしっかり使えるので、アジング以外への汎用性を求める方にもMクラスはおすすめですね!
まとめ!
今回はメジャークラフトのアジングロッド、鯵道5G S622M/AJIのインプレをしました。
- 50g台の重量でバランスも良好!
- バット~穂先までしっかりとした反発力があり、ブレの無い使用感
- 魚がヒットすると、ベリーが思いのほかしっかり曲がり込み、魚の引きに対して高い追従性
- 0.8g、1g~3g台くらいまでのルアーが快適に使いやすい!
- アジングを中心とした五目釣りに使える
要点をまとめると、こんな感じのロッドですね。
2万円前後の価格を考えたら十分な使い勝手の良さがあり、長く使えるロッドになってますよ!
これは忖度なしにおすすめなシリーズです★
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