こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は静岡県周辺で狙うことができる主な魚と釣れる時期などを紹介していきます。
他県から静岡に引っ越してきた方やこれから釣りを始めたい方に時々この手の質問を受けることがあるので、この機会に少し掘り下げて解説します。
管理人は生まれも育ちも静岡。
長いこと静岡を中心に釣りをやってきましたので、参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数250~300以上。基本的に毎日フィールドに立ち続けています
- 渓流釣りや小物釣り~船釣りまで、餌・ルアー・フライと、ジャンル問わず各種の釣りができます
- 漁師の方に釣りを教わっていました
- プロスタッフとしてメーカーから勧誘経験あり
こんな感じで、それなりに実績を残していて信頼も得ています。
静岡の淡水で釣れる魚
まずは静岡で淡水の釣りで狙える主な魚種を紹介していきます。
渓流
河川の上流域では
- アマゴ
- イワナ
- レインボートラウト
主にこれらが狙えます。
静岡県内にはヤマメは少なく、体に朱点があるアマゴがメインです。
イワナはニッコウイワナが多いですが、南アルプス方面の源流域ではヤマトイワナも狙えます。
放流によってはレインボートラウト(ニジマス)が釣れる場所もありますね!
河川の中・下流
河川の中・下流域では
- アユ
- フナ
- コイ
- ナマズ
- ライギョ
- ハヤ類
- テナガエビ
- ハゼ
- ウナギ
- タナゴ・モツゴなど
静岡ではこのような魚が狙いやすいですね。
身近な河川でフナやハヤを釣ったり、テナガエビやハゼ・ウナギ釣りが初心者の方にも釣りやすくておすすめです。
ブラックバスやブルーギルは静岡県内の河川は生息している場所が少なく、メインは池や湖などになります。
ダム・湖・池
止水のフィールドで釣れる魚としては、
- アマゴ・レインボートラウトなど(水のきれいな山間部)
- フナ
- コイ
- ハヤ類
- ウナギ
- ブラックバス
- ブルーギル
- ライギョ
- タナゴ・モツゴなど
主にこのような魚が狙えます。
静岡西部地区には野池群があり、ブラックバス釣りが盛んです。
近年は水抜きされたフィールドが増えてきていて、以前よりもバス釣りが楽しみにくくなってきている印象がありますね。
その他、静岡県内の湿地帯や水生植物が豊富な止水域ではライギョ釣りが昔から人気がありますね!
静岡の海で釣れる魚
次は静岡の海釣りで狙える主な魚を紹介していきます。
青物・回遊魚
青物や回遊魚としては
- アジ
- イワシ
- サバ
- サヨリ
- コノシロ
- ソウダガツオ
- シイラ
- サワラ
- タチウオ
- ブリ
- カンパチ
- カマス
- メッキ
主にこれらが狙えます。
静岡は急深な駿河湾に面している地域が多く、大型青物釣りで人気のあるヒラマサを狙って釣るのが不可能な地域が大半、メインはブリになるのが特徴ですね。
また、アジの生息数が他の地域と比べると明らかに少なく、アジ釣りの難易度が高くなりやすいので要注意(船で沖に出れば割と普通に釣れます)。
小型ルアーを使うライトゲームでは、アジングよりもカマスやメッキ釣りが静岡ではメジャーですね。
アジの個体数が少ない上、ポイントが釣り禁止で限られすぎていて良さそうな所は場所取りが激しいです。
上物
次に上物類ですが、
- マダイ
- クロダイ
- メジナ
- キビレ
- スズキ
- ヒラスズキ
主にこのような魚種が狙えます。
その他にイサキやヘダイなども釣れますね。
伊豆半島はフカセ釣りで、浜名湖はクロダイ・キビレ釣りで非常に人気のあるフィールドになっています。
底物・その他
静岡で釣れる底物類ですが、
- キス
- カワハギ
- ヒラメ
- マゴチ
- イシモチ
- ニベ
- オオニベ
- カサゴ
- メバル
- オオモンハタ
- アカハタ
- クエ
- イシダイ
- イシガキダイ
- タコ
- アオリイカ
- コウイカ(時々モンゴウイカも釣れる)
主にこのような魚種がメインになります。
投げ釣りで人気のあるカレイは浜名湖エリアで釣ることができますが、それ以外のフィールドではほとんど釣れません(昔は釣れた)。
その他アイナメやソイ類・キジハタもかなり少なくなっています。
超急深な駿河湾の地形が影響しているのか分かりませんが、釣れる魚種に関しては少し癖のある地域だと思います。
近年は海水温の上昇でオオモンハタやアカハタがかなり増えてきていて、以前癒しのターゲットだったカサゴよりも釣れるくらいです。
夏~秋を中心に、漁港や磯・急深なサーフでイージーに釣りやすいですね。
一方で以前は尺以上の良型メバルが静岡では割とよく釣れましたが、近年は個体数が激減しました。
現在は伊豆半島を中心に釣ることができますが、漁港内でお手軽に釣れることはかなり少なく、ゴロタ場や磯などがメインですね。
アジ・メバルといったライトゲームの代表的なターゲットを釣る難易度が高いのは、静岡で釣りをする上でネックになりますね。
その他目立つところでは、宮崎で有名なオオニベが遠州灘・駿河湾内で増加傾向です。
以前はあまり釣れませんでしたが、最近は群れが接岸してくるとオオニベの釣果が結構出ます。
遠州灘はメーターオーバーもそれほど珍しくなく、駿河湾内は少し小さめの個体が多い印象ですね。
オオニベが多い時は、サイズ問わなければ釣行するたびに数匹程度釣れたり、海の中が徐々に変わってきています。
時期・季節別のおすすめターゲット
次は季節ごとの静岡で狙えるおすすめターゲットを紹介していきます。
季節によって釣れる魚が大きく変わる海釣りに絞ります。
春
春の静岡で釣れやすい魚としては、
- アジ
- キス
- クロダイ
- キビレ
- メジナ
- ワラサ~ブリ
- サバ
- サワラ
- タチウオ
- ヒラメ・マゴチ
- シーバス(セイゴ・フッコ含む)
- カサゴ
- メバル
- アオリイカ
代表的なものとしてはこれらでしょうか。
静岡では、豆アジやキスなどの小型魚は五月のゴールデンウィーク前後から釣りやすくなることが多く、早春は水温が低くて釣り初心者の方には難しい季節ですね。
潮通しが良い外洋に面した釣り場では大型のマダイなども上がりますが、運の要素がどうしても大きくなります。
夏
夏になると小型回遊魚の接岸が活発になり、静岡では青物釣りがかなり人気です。
主なターゲットとしては
- アジ
- キス
- クロダイ
- キビレ
- ワカシ(ブリの幼魚)
- ショゴ(カンパチの幼魚)
- シイラ
- ソウダガツオ
- サバ
- マゴチ
- オオモンハタ・アカハタ
これらの魚種が割と釣りやすいですね。
ブリの幼魚など、夏の風物詩となる小型青物が回遊してくると、サーフや防波堤は平日でも釣り人でにぎわいます。
秋
水温が程よく下がってくる秋は釣り物としては比較的豊富で、気候的にもベストシーズンと言えます。
静岡では
- ハゼ(汽水域)
- アジ
- カワハギ
- クロダイ
- キビレ
- シーバス
- イナダ~ワラサ(ブリの幼魚)
- ショゴ(カンパチの幼魚)
- ヒラメ
- マゴチ
- オオモンハタ・アカハタ(10月いっぱいくらいまでがおすすめ)
- メッキ
- カマス
- アオリイカ
このような魚種が人気ですね。
秋も青物釣りが人気ですが、サイズとしては少し大きくなって1kg~2kgくらいの中型が増えてきます。
その他、秋はサーフのヒラメ釣りやアオリイカエギングも静岡では盛んですね。
冬
水温が低くなってくる冬ですが、静岡は気候的に温暖なのと黒潮の影響を受けるために12月いっぱいくらいまでは秋のパターンを引っ張ることが多いです。
年明けの1月頃になると、本格的に冬の海になっていくことが多いですね。
- クロダイ
- キビレ
- メジナ
- コノシロ
- ワラサ~ブリ
- サワラ
- ヒラメ
- カマス
- メッキ(12月いっぱいくらいまでがおすすめ)
- カサゴ
- メバル
- カレイ(浜名湖)
- コウイカ
- ヤリイカ(水温が高い冬は釣れない)
冬は水温低下とともに数釣りが難しくなる傾向があり、釣り初心者の方には難しいシーズンですね。
青物は更にサイズが上がり、ブリはだいたい3kg~7kg・8kgくらいがメインになります。
ブリ以外の大型回遊魚としてはサワラが有望です。
駿河湾内はコノシロやサッパの群れが大量に接岸してくると、それを追って大型のシーバスや青物がやってくるパターンが存在します。
年によって違いますが、早い年は10月~遅い時は12月くらいになることが多いですね。
その他にはサーフでヒラメを狙ったり、漁港内でコウイカ狙いのエギングが楽しい時期ですね。
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