こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワのライトゲームロッドを紹介していきましょう。
今日は21月下美人MXのメバリングモデル、68L-Sの使用感や特徴を詳しくインプレッションしていきます。
カテゴリ的にはメバルロッドですが、反発力が高めな高感度設計になっており、メバル以外にもアジやカマス・メッキゲーム等、ライトゲームのオールラウンダーとして使えるロッドですね。
漁港内など、小~中規模フィールドで使いやすい1本を探している方にかなりおすすめできます。
今回のインプレッションを参考に、タックル選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
インプレッションについては
- 実費を払って購入
- 公平な視点で使用感をチェック
- 実際に魚を釣る
これらにこだわっており、特定メーカーを持ち上げたりはしません。
✔管理人の経験・実績
管理人の経験・主な実績としては
- 年間釣行回数250~300以上(淡水・海問わず毎日釣りをしています)
- 渓流釣り~船釣りまで、餌・ルアー問わず各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、毎日釣りをして生活している釣り好きです。
21月下美人MX 68L-Sのスペック
- 長さ:6フィート8インチ
- 重量:59g
- 継数:2本
- ティップ:ソリッドティップ
- 適合ライン:ナイロン 1.5~4LB・PE 0.1~0.4号
- 適合ルアーウェイト:0.5~8g
スペックとしては、メバリングロッドとしてはオールラウンド~若干短めくらいなレングスです。
パワーはLクラスと、硬すぎず柔らかすぎずのちょうど真ん中の設定ですね。
価格は2万円台前半くらいで購入でき、中級者の方を中心におすすめなロッドです。
長く使える良いものが欲しい初心者の方や、上級者の方のサブロッドとしてもちょうど選びやすい価格帯になっています。
詳しい基本情報については【ダイワ 21月下美人MX紹介ページ】を参考にどうぞ。
21月下美人MX 68L-Sを「サクッと」インプレ
詳しい使用感を解説していく前に、このロッドの使用感を簡単にまとめておきます。
なお、私の地元静岡は現在メバルがほとんど釣れないため、カマス・メッキ・カサゴ・小型のハタ等を色々狙うライトゲーム五目釣りにてこのロッドを使用しています。
- 飛距離・トラブルレス性:程よい小口径で糸暴れ・バタつきが非常に小さい
- 重量感:ガイド素材はステンレスだが、シャープで十分軽い
- 感度・反発力:メバルロッドの中では先調子+高反発。ベナベナ感は全くない
- パワー:穂先は繊細だが、バットを中心にしっかり止まる。30cm前後のターゲットにも十分対応できる
- 適合ルアー:1.5g~3.5g程度を中心に、1g台~5g・6gクラスのルアー全般を使いたい方におすすめ
- シチュエーション:漁港や河口などを中心に、ワーム・プラグ・ジグ・ライトワインドなど各釣法に万能!
簡単にインプレするとこんな感じですね。
メバルロッドに見られがちなヘニャヘニャ感は全くなく、ルアーの種類・魚種問わずにかなり使い勝手が良いロッドです。
コスパと性能のバランスを考えたら、十分満足できていますね!
まるなか
飛距離・トラブルレス性
ステンレスフレームの程よい径のガイドセッティング
月下美人MXのガイドですが、グレードとしてはステンレスフレームガイドになっています。
アジングロッドよりもやや径は大きめになっており、PEラインを使った時の糸抜け感はマイルドで良好です。
私の場合はPEライン0.3号~0.4号をメインに使用していますが、コブが小さいFGノットを使わず、クインテットノットなどの簡単な結束でもストレスが少ないですね。
飛距離に関しては「めっちゃ飛ぶ」とは感じませんが、不満は全くありません。
「スルスル~」と、暴れが少なく静かに飛んでいく感覚ですね。
メタルジグやバイブレーションなども使っていますが、しっかり沖にルアーを入れられます。
トラブルも目立たず
PEラインを使用してもライントラブルは目立ちませんね。
2回ほど強い向かい風の中での使用でトップガイドにラインが絡むことはありましたが、通常の仕様で使いにくさ・ストレスは特に感じません。
重量
程よいショートレングスで十分な軽さ!
私が使用しているのは68Lのモデルで、カタログスペックでは59gの重量になっています。
合わせるリールにもよりますが、実釣時の感触としては十分すぎる軽さですね。
ガイド素材自体はステンレスフレームという事で、上級ロッドに使用されるチタンフレームよりも重たくなります。
しかしブランクスやグリップ周りが軽量に作られているので、特に違和感は感じませんね。
私はAGSモデルの月下美人アジング・メバリングシリーズも所有していますが、特に違和感は無く使えていますよ!
ブレの無さによる操作性の良さ
重量自体も十分軽く作られているロッドですが、無駄なブレや反発感の無さが排除されていることにより、操作性が向上しています。
これによって、特に風が吹いた状況下などで使用感が軽くなっていますね。
悪条件下でのキャストやロッド操作も比較的楽にできます。
感度・反発力など
穂先は繊細なソリッド
月下美人MXメバルモデルのソリッドモデルには繊細なティップが装備されています。
これによって、引き抵抗が小さいジグヘッドリグやシンペン・スリムなメタりジグのただ巻きでも穂先を微妙に曲げた状態を作りやすくなっています。
ルアーの操作感を穂先のモタレ具合で把握しやすく、ソリッドティップが好きな私にはかなり使いやすいですね。
高反発な高弾性ソリッドのロッドとは違った良さがあり、魚のバイトを弾きにくく、吸い込ませる能力に優れています。
バット~ベリーは高反発で先調子寄りの設定
以前のメバリングロッドは全体的にスローテーパーなものが多く、軽くロッドを振るだけで大きくしなるものが多かったです。
月下美人シリーズは比較的高反発でバット~ベリーにはアジングロッドのようなシャキッと感があり、先調子寄りの設定になっているのが特徴です。
今回の21月下美人メバルシリーズもその特性はしっかり受け継がれており、ロッドを振った時のダルさはかなり目立ちにくいですね。
スローテーパー寄りのアジングロッドよりも高反発なくらいで、ピンとしたブランクスになっています。
ソリッドティップのしなやかさとバット~ベリーの反発力はうまく融合されていて、ワーム・プラグ・メタルジグなど、ルアーの種類問わず対応できるロッドになっていますね。
軽く負荷を与えると、穂先を中心に入り込みます。
ここから強めに負荷を掛けていくと・・・・
こんな感じで、徐々にバット側も曲がっていきます。
軽い負荷を与えた時は先調子寄りの設定ですが、綺麗に曲がり込んでメバリングロッドらしい粘りがありますね。
この辺りはアジングロッドとは曲げ込んだ時の安心感・追従性の味付けが違っています。
軽量ルアーの操作感については、パリッとしたアジングロッドの方がやや上手ですが、重量のある魚を掛けてからの曲がり込みについてはメバリングロッドならではの良さがあります。
軽量感・操作性の良さと負荷を掛けてからの粘っこさのバランスが良く、この価格帯でこの性能のロッドが手に入るなんて良い時代になりましたね!
まるなか
ロッドのパワー・粘り
私はこのロッドを魚種問わずに狙うライトゲーム五目釣り用のロッドとして使用しています。
釣果としては、大きいものでは40cmクラスのカマスや30cmクラスのメッキなどもキャッチしています。
一般的なメバリングよりも強めの負荷をかける機会がかなり多いですが、バット周辺の反発力がしっかり確保されつつロッド全体が綺麗に曲がり込むので、パワー不足や怖さは感じていませんね。
0.3号~0.4号程度のPEラインを使うのであれば、磯や険しいテトラ帯などを除けば掛けた魚の引きを味わいつつ、魚の引きをしっかり受け止められるパワー感になっています。
20cm前後~30cm前後のターゲットを中心に、色々自由なスタイルで遊べるロッドになっていますよ!
まるなか
適合ルアーについて
ジグヘッドリグ・プラグ・メタルジグなどオールラウンド
ルアーの種類としては、ソリッドティップながらバット~ベリーに掛けてしっかりとした反発力があるので汎用性は高くなっています。
私の場合は
- ジグヘッドリグ(ただ巻き)
- ライトワインド
- バイブレーション
- メタルジグ
- シンキングペンシル
- ミノー・シャッド
これらのルアーを使っていて、キャロなどを除けばありとあらゆるタイプのルアーが使えています。
穂先の繊細さでルアーの存在感を把握しつつ、ベリーの反発力でルアーの軽快な操作も可能になっています。
ミノーのトゥイッチングやメタルジグのリフトフォールなども軽快にできます。
ルアーの重量
使いやすいルアーの重量ですが、私が使い比べた感覚としては1.5g前後~3.5g・5gクラス程度までのルアーが扱いやすいと感じていますね。
ジグヘッドリグやメタルジグのただ巻きやシンペンなど、引き抵抗が小さいものの場合は7g程度まで扱えます。
一方でライトワインドなど、それなりに抵抗が大きいものの場合は3.5g程度までがベストで、5g程度までがそこそこ扱えるといった具合ですかね。
1g~2g、重たくても3g台くらいまでのルアーがメインならばULパワーのロッドがおすすめですが、汎用性の高さという意味では68L-Sは非常に優秀だと思います。
適したシチュエーション
月下美人MXメバルモデル68L-Sですが、一般的な漁港内などで使うライトゲームとしてかなりオールラウンドに使えます。
漁港内の常夜灯周りやスロープ・小~中規模河川の河口・ビーチなど、そこまで遠投性が必要とされない場面であればかなりの範囲をカバーできると思います。
ターゲットとしてはメバル以外にもアジ・セイゴ・カマス・メッキ・カサゴ・小型のハタなど万能ですね。
5g~7gクラスや10gなどの少し重ためのルアーを使ったり、激しい障害物周りからメバルを引っ張り出す場面、その他チニングなどに流用するならMLクラスを。
一方で使用するのは1g前後~重たくても3g程度までの軽量なジグヘッドリグや、シンペン・シャロー系ミノーがメインならばULクラスを選ぶのがおすすめです。
この辺りは自分が使うルアーの重さや狙うターゲットに合わせてチョイスしましょう。
まるなか
まとめ!
今回はダイワの21月下美人MXメバルモデルの68L-Sのインプレをしました。
ロッドの特徴をまとめておくと
- 軽量
- 繊細なソリッドティップ
- バット~ベリーに掛けてしっかりとした反発力
- 魚を掛けてからのメバルロッドらしい粘り
- 1.5g~5g程度を中心に、ワーム・プラグ・ジグなど色々使える
- メバリング以外にもアジング・セイゴ・カマス・メッキ釣りにも万能
こんな感じですね。
各社様々なグレードのロッドを公平な視点で使い比べてきていますが、コスパと使用感の良さのバランスは非常に優秀ですな!
まるなか