ダイワ 26セルテートHD酷使徹底インプレ

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26セルテートHD インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから発売された超注目のリール、26セルテートHDを徹底インプレしていきます。

私が使ったのはLT5000D-XH、ボディが大きいタイプの5000番になります。

用途としては、PE2号を巻いてMHクラスのシーバスロッドやライトショアジギングにセットして磯のヒラスズキを狙ったり、大型狙いのハードロックフィッシュゲームやライトショアジギングなど。

時期的に春先のヒラスズキの調子が良かったので、ヒラスズキをメインにランカーサイズのオオモンハタなどもキャッチしつつ、かなり強い負荷を掛けて酷使してきました。

1か月ほどでヒラスズキを25匹~30匹弱、ロックフィッシュやイサキ・マダイなども含めると50匹弱くらいの魚を釣り上げることができましたね!

今回も忖度なしにインプレしていくので、リール選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

動画版インプレ

セルテートHDの使用感をどこよりも詳しく、文字や画像では伝えられない部分まで徹底インプレしていきます。

26セルテートHDを「サクッと」インプレ!

26セルテートHD 釣果

まずはリールの使用感について、簡単にまとめておきます。

  • 重量感:軽いリールではないが、違和感はない
  • 巻き心地:多少ギアが擦れる音はするが、ガタやゴリ感は全く無し
  • 巻き上げ力・剛性感:通常モデルのセルテートと同様、安定感抜群!
  • ドラグ:フェルトドラグよりも少しカサつきはあるが、支障はない。音量は小さめ
  • ライントラブル・飛距離など:完全ストレスフリーで使える
  • ハンドル周り:不満はないが、できれば金属ノブが良かった
  • 気になる点:ドラグの音量・ノブの素材・価格(実売7万円台)
  • ターゲット・釣種:SWリールまでは使いたくないが、中~重量級ルアーをグリグリ巻きこんで使いたい時に

26セルテートHDをざっくりインプレするとこんな感じですね。

これまでの一般的な金属ローターのリールとは一味違った、絶妙なバランス感!

シマノ製リールとは違った方向に進化、個人的には非常に気に入って使っているリールです。

重さ・重量感

私が使ってきたLT5000D-XHですが、自重は305g。

通常モデルの24セルテートの場合、同じ番手では290gになります。

その差は15gですが、実際に持ち比べてみると確かに24セルテートよりも微妙な重たさはありますが、実釣時には特に気にせずに使うことができますね。

キャストを繰り返してジグをしゃくり続けたり、ロッドを上に向けてワームを細かく操作しても特に疲れやすかったり、重心バランスが悪くなったりするような感覚は一切なし。

金属ローター採用によるわずかな重量増ですが、特に気にしていません。

巻き心地

アルミ素材エアドライブローターによる絶妙な巻き感

26セルテートHD ローター

今回新たに登場した26セルテートHDですが、非常に大きなポイントになってくるのがその巻き心地。

これまでのLTシリーズはZAIONローターを採用していたので、小型汎用機種にアルミ素材のローターが使われたのは少し久々です。

アルミ素材の方が剛性が高くて歪みにくい反面、重量の面ではどうしても重たくなります。

ローター重量が増すと、よく言えば巻き心地に重厚感が出ますが、悪く言えば慣性が大きくなってしまうんですよね。

シマノのステラやツインパワーが非常に分かりやすいところで、金属ローターといえば「あの独特な巻き感」っていうのが一般的なイメージでしょうか。

しかし、今回の26セルテートHDは金属ローターを採用しているものの、非常にバランスが良いエアドライブデザインにより、シマノ製の金属ローターとは少し違い、あくまでもこれまでのLTシリーズのような巻きの軽さ・慣性の少なさをある程度維持しつつ、程よい重厚感がバランスされたような、何とも言えない巻き心地になっています。

通常モデルの24セルテートと比べると、確かにリールの巻き感自体は少し重たく、ローターの重量を感じます。

だからといってモッサリするような感じは全然ありません。

巻き感度で言えば、やはりローターが軽い24セルテートに軍配は上がりますね。

ただ、私の場合はリールの巻き感度をそもそも必要としていないので、特にデメリットや使いにくさは感じていません。

シマノ製リールほどの慣性による巻きのサポート感は強くないものの、ZAIONローターのリールよりも確かに重厚感があります。

個人的に、この巻き心地・バランス感はかなり気に入ってますね!

異音

ロックショアゲームでかなり強い負荷を掛けて魚とのやり取りを繰り返してきましたが、ハンドルを回した時のシュルシュル音は若干聞こえるような状態になっています。

部屋の中で回すと音はしっかり聞こえますが、実際の釣り場では全く気にせずに使えるくらいの範囲内ですね。

一方、ゴリ感やガタなどは全く発生しておらず、セルテートらしい強さは健在。

24セルテートもこれまでかなり酷使してきていますが、多少の音やザラつきは出てきているものの、実釣に支障が出るレベルまで悪化するような感じもなく、非常に強いリールです。

26セルテートは、内部的には24セルテートと同等クラスになっているはずなので、巻き感がこれから急に悪化する可能性は低いと思われますね。

巻き上げ力・剛性

ルアーの操作感の違い

26セルテートHD ヒラスズキ

金属ローターを採用することにより、巻き心地とともに巻き上げ力にも違いが出てきています。

差が分かりやすく出てくる場面としては、メタルジグやバイブレーション・タイラバ・リップ付きのヘビーシンキングミノーなど、抵抗感が大きい・水圧が掛かるルアーをリールの巻きで操作する時ですね。

この時、軽量なZAIONローターの場合、負荷が掛かった瞬間にリールの巻きが一気に重たくなりやすく、使っていてストレスが溜まることがあります。

水深が浅かったり、流れが緩ければそこまで気にせずに使えますが、私の場合は水深30m~40m近いようなかなり急深なポイントを狙ったり、潮が早いエリアを攻めることもあり、こうなってくると程よい重量があり、なおかつ強度的にも優れている金属ローターが使い勝手の良さを発揮しますね。

金属ローターの方が、無負荷の状態と負荷が掛かった状態での巻き感の差が出にくく、水圧が掛かる場面でもグイグイリールを巻きこんでルアーを操作しやすくなり、これは26セルテートHDを使う時の非常に大きなメリット!

深い場所の海底付近でジグを大きくスライドさせたり、タイラバやメタルバイブを巻き込むのが楽にできます。

ただし、リールの巻きではなく、ロッドアクションでルアーを操作し、リールは糸フケを回収するような役目であれば、金属ローターのメリットは小さくなります。
扱うルアーが同じであっても、動かし方の癖などによって使いやすいと感じるリールは変わります。

魚とのやり取り

一方、魚とのやり取りにおいても金属ローターによるメリットを感じることがあります。

特にそれを感じやすいのは、フッキング直後にリールをゴリゴリ巻いて魚の頭をこちらに向けたい時ですね。

ここでZAIONローターなど、樹脂素材を採用しているリールは微妙にラインが伸びるような感触があり、ローターに歪みが出ているんだと思われます。

一方でセルテートHDの場合はよりダイレクトに・リールを巻きこんだ分だけ素直に負荷が入っていくような感覚がありますね。

これは特にロックフィッシュやカンパチ狙いなど、根に突っ込む魚を強引に制御したい場面で役立ちます。

ただし、この違いに関しては結構な強い負荷を掛けてリールを巻き込まないと違いが明確には分かりにくく、ルアーの操作感違いよりもメリットとしては小さいように思えますね。

私のようにライトタックルを使ったロックショアゲームで強めの負荷を掛けたりするなら良いと思いますが、一般的な堤防やサーフなどで魚をヒットさせた際、金属ローターのメリットが発揮されるかというと、かなり微妙です。

26セルテートHD 釣果

セルテートHDでキャッチした50cmオーバーのランカーサイズのオオモンハタ。

40gのブレードジグで水深30m以上の深場を狙いましたが、しっかりリールを巻きこむことで主導権は一切与えることはありませんでした。

ドラグ

標準でフルベアリング仕様

通常モデルの24セルテートはスプールシャフトとドラグ内部にはベアリングが入っていませんでしたが、26セルテートHDは標準でフルベアリング化されています。

2個ベアリングが追加されることで、ドラグの滑り出しは若干スムーズさが増したようにも思えます。

ただし、耐久性を重視したモデルということで、全機種カーボンワッシャーを採用。

フェルトワッシャーと比べると、少しカサカサしていてしっとり感はどうしても劣りますね。

それでも必要十分なドラグ性能はあるので、ラインブレイクのリスクが高まるような印象は全くありません。

ドラグ音

これは24セルテートも似たような感じでしたが、LT5000D-XHはドラグの音量が小さめです。

特に支障がでるわけではないですが、少し海が荒れていたりすると、ドラグ音はほとんど聞こえなくなります。

もう少し音量があった方がドラグが利いた時に楽しくなりますし、ここはちょっとした残念ポイントですね。

ライントラブル

まっすぐ立っているのが困難な状況、荒れ狂う磯でヒラスズキを狙ってフローティングミノーを風や潮の流れにドリフトさせて使ったりもしましたが、トラブルは一切ありません。

糸フケを利用する使い方にもバッチリ対応、最近のダイワ製リールは非常に使い勝手が良いです。

26セルテートHD ライントラブル

スプールに対して結構ギリギリまでラインを巻いても、キャスト時に急に暴発することは無いですね。

使うルアーの種類や操作方法問わず安心して使うことができています。

ちなみに、24セルテートとはベール形状が変化、反り上がった形になっています。

26セルテートHD ベール

もともとライントラブルは起こらないリールでしたが、より確実にラインローラーにラインが乗りやすくなったのかもしれません。

ハンドル周り

ハンドル周りも大きな不満はありませんが、あえて言うならハンドルノブですね。

26セルテートHD ハンドルノブ

5000番にはEVA素材のラウンドノブが標準装備ですが、EVAノブは酷使すると1週間以内にツルッツルになってしまうので個人的には好きではありません。

セルテートHDは強さを重視したリールですから、できれば高耐久な金属素材のノブにしてほしかった。

気になる点

非常に完成度が高くて満足して使っているリールですが、気になる点を挙げるとすれば、ドラグの音量とハンドルノブ素材・そして価格ですね。

実売価格でだいたい6万円台後半~7万円台と、かなり高級なリールになっています。

原価が上がってしまうのでどうしようもない部分もありますが、個人的には5万円台くらいで買えればもっと嬉しいですね。

今回はセルテートHDという形で登場しましたが、後々は通常機種の中で、特に4000番や5000番はZAIONローターと金属ローターが選べるようになってくれれば最高です。

使い手の好みによる部分も大きいですが、個人的に4000番や5000番には巻き感度などは必要としていないので、ローター素材が選べるなら金属ローターを選びます。

今後小型汎用機種の中で金属ローターの選択肢が増えていってくれれば良いなぁと思います。

ライバル機種との違い

24セルテート

24セルテート 26セルテートHD

24セルテートとの違いですが、やはり負荷が掛かった時の巻き重り感の少なさになってきます。

私としては、外洋に面したフィールドでのランカーサイズ狙いのシーバスゲームだったり、20g前後以上のジグヘッドリグやメタル系ルアーを使ったヒラメ狙い、青物狙いのライトショアジギング・強引なやり取りを繰り返すロックフィッシュゲーム・磯のライトタックル五目等であれば、金属ローター採用の26セルテートHDをおすすめします。

それ以外であれば、基本的には通常モデルの24セルテートでも使いにくさはそれほど感じませんし、軽量なZAIONローターの方が使い勝手は良いと感じますね。

ZAION(樹脂)ローターだからといって弱さが目立つわけではないので、金属ローターでなくても基本的には十分対応できる場面がほとんどです。

23ソルティガ

23ソルティガ 26セルテートHD

26セルテートHDと23ソルティガですが、どちらも金属ローター・金属ボディ採用のリールになります。

しかし、実際に使ってみると使用感の差は結構明確、やはりソルティガの方が圧倒的に強いです。

これはセルテートSWにも同じことが言えますが、26セルテートHDが強いといっても、あくまでも小型汎用機種内での話。

例えば、水深が30m前後の深場で払い出す潮がそれなりに利いてきたりすると、いくら26セルテートHDとはいえ、リールの巻きでルアーを操作しようとすると、巻き重り感はそれなりに出てきます。

ここでソルティガを使うと巻き重り感は明らかに小さく、圧倒的な快適性があります。

ただし、5000番で比較した場合に60gの違いがありますし、負荷が軽い状態での巻き感も26セルテートHDの方が軽いです。

本気で強さを求めるのであれば、SWリールのソルティガ、もしくはセルテートSWをおすすめします。

22ステラ

22ステラ

22ステラと26セルテートHDですが、どちらも金属ローター採用の強さを重視した小型汎用機種になります。

しかし、金属ローターといってもダイワとシマノで目指す方向性には違いがあり、使用感も異なっていますね。

ここでは密巻きについては触れませんが、金属ローター特有の重厚感がしっかり欲しいなら、やはりステラをおすすめします。

26セルテートHDはここ最近のダイワのLT機種と同様、慣性は最小限に抑えつつも、金属ローターの良さと融合したモデルといった具合。

ある程度の重厚感はあるものの、軽快な使用感・ローターバランスをかなり意識して作られているんですね。

正直これは好みになってくるので明確な優劣はつけることができませんが、金属ローター感を求めるなら、ステラやツインパワー。
ここ最近のダイワ製リールの巻き感の方が好きであれば、26セルテートHDをおすすめします。

まとめ!

26セルテートHD 釣果

今回はダイワから新たに発売された26セルテートHDのインプレをしました。

最近のLTシリーズのコンセプトをしっかり受け継ぎつつ、金属ローターによる負荷を掛けた時の操作感が力強く進化!
これはかなり絶妙な使い心地のリールになっていますね。

ZAIONローターだと負荷を掛けた時にちょっとリールが巻きにくかったり、SWリールまでは必要ないんだけど、これまでの小型汎用機種に+αの強さが欲しい時、忖度なしにおすすめです。

非常に使いやすいリールになっているので、興味がある方はぜひお試しあれ!

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