さてさて、今回は堤防やテトラ帯から狙うカサゴ釣りの際に使う針の種類と選び方について!
釣具屋さんに行くと色んな種類の釣り針が売られているが、どんなものを買えば良いのか?
ここではカサゴ狙いの際に使いやすい針の種類と、それぞれの特徴を合わせて紹介していく。
針の形によって釣りやすさが変わってくるから、ちょっとした違いでも意外と差が出たりするからね。
使いたい餌の種類や釣り場の状況に合わせ、適切な道具選びが出来るようになっておこう!
カサゴ釣りに使う代表的な針の種類と簡単な特徴
まずはどのような種類の針がカサゴ釣りでは良く使われるのか?その種類と特徴、目安となる大きさをまとめておこう。
- 丸セイゴ:オーソドックスな針で様々な餌に対応できる。12号前後を目安に
- 流線:イソメ餌向きの針。12号前後を目安に
- ムツ針:根掛かりに強く、切り身餌に向いている12号前後を目安に
- オフセットフック:根掛かりに非常に強く、人工イソメに。#6~#4位を目安に
岸からのカサゴ釣りで使う事の多い針の種類と大きさについては大体こんな感じ。
針の形によって餌の使いやすさや、根掛かりに対する強さが変わって来るぞ。
迷った時は大き目の針を使おう
カサゴは口が大きく、思った以上に大きい餌でも丸呑みにしてくる。だから小さい針を使って掛かりが悪くなるより、大きめの針を使った方が針掛かりが良くなる。
針の大きさで悩んだなら、大き目の方を選ぶ方が良いと思うぞ!
ケン付きか否か
ケン付きという針が売られているが、これは餌がズレ難いようにトゲトゲが設置されているものになる。
ちょっとわかりにくいかもしれないが針の中央付近に2つのケンがあり、これに餌が掛かることで餌持ちを良くする効果がある。その代わり、餌を取りかえる際に引っ掛かるので餌の付け替えがやりにくくなるデメリットがある。
「ケン付きが良いか、無いのが良いのか?」これは個人個人の好みで選べばOK。
丸セイゴ
海釣りではオーソドックスな針の種類で、カサゴ釣りにも良く使われる針になる。
細長すぎず幅広すぎず、イソメなどの細い餌からサンマなどの切り身餌、オキアミなどにも使えるオールラウンダー。ブラクリ仕掛けや胴付き仕掛け、中通し仕掛けなど色んな釣り方で使う事が出来るぞ。
これからカサゴ釣りに挑戦するなら、まずは丸セイゴから使ってみるのもおすすめだね!
サイズは大体12号前後を目安に選んでおくのが良いかな。
流線
細長い形状をした針になり、イソメ餌を使って釣りをする時に効果を発揮する。夜のぶっこみ五目釣りなどでカサゴの他にキスやカレイなどを狙いたい時に役立つ針。
細長い分厚みがある切り身餌にはあまり適しておらず、針先が隠れてしまうので針掛かりが悪くなる恐れがある。
このあたりは使う餌の種類にしっかり合わせて使い分けをしよう!
大きさはセイゴ針と同じで12号前後が使いやすいが、キスなども合わせて狙うならもう少し小さくしても良い。
ムツ針
ちょっと特殊な形状をした針になるがカサゴ釣りでは非常に使い勝手が良く、個人的にはかなりおすすめな針になる。
針先が極端に内側に向いているのがムツ針の特徴!
これにより、
- 根掛かりに強い!
- 餌を飲み込まれにくく、口先の良い場所にフッキングしやすい
という特性がある。アタリが出たらしばらく待ち、しっかり餌をのませるのがムツ針を使う際のポイントになる。
ちょっと変則的な形状のアイテムにはなるが、セイゴ針などを使ってみてからムツ針を試してみると良いぞ。サイズはムツ針も同じく大体12号前後がカサゴ釣りでは使いやすい。
餌は各種に対応できるが、特に切り身餌との相性が良いぞ。
オフセットフック
もともとはブラックバス用の針なんだけど、ムツ針以上に根掛かり難くてテトラ帯や根のきつい場所を狙う際に活躍する針になる。
短めの中通し仕掛けなどに相性が良く、ガルプやパワーイソメの極太などの人工イソメ(ワーム)を使う時に効果を発揮する。逆にオキアミなどの他の種類の餌ではちょっと使い難い。
オフセットフックを使えば、このようにワームの中に針先を隠して使う事が出来る。だから根掛かりに対して非常に強いってわけ!
大きさは#6~#4位がカサゴ釣りでは使いやすいかな。#6の方が#4よりも小さい針になるから要注意!
カサゴ釣りに使う針の種類まとめ!
堤防などからカサゴを釣るなら、使用する針の種類は大体こんな感じかな。他にもチヌ針や伊勢尼等を使う事もできるから、釣りをしていく中で色んなものを試していってもらいたい。
最後に簡単な使い分けをまとめておこう。
- 丸セイゴ:オールラウンダー
- 流線:イソメ餌の五目狙いに
- ムツ針:根掛かりや餌の飲み込まれ対策に
- オフセットフック:テトラ帯など根掛かり多発帯に。根掛かりに対する強さは最強、人工イソメと合わせて使う
とりあえずはこんな感じで覚えておけばOK!
それでは、今回はこの辺で。
また明日会いましょう!