港湾タチウオ釣り 食い渋ったタチウオを攻略!

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今日は久々にタチウオを狙いに行ってきました。

あまり釣れている情報は聞かないので、状況は良くはないだろうと予測。

10年ほど前までは岸壁、船釣り問わずタチウオは数釣りのできるターゲットとして人気でしたが、ここ何年かで数が激減してきており心配です。

実際魚市場に行っても静岡産のタチウオを見かける機会というものはかなり減ってきていますし、タチウオそのものの量が減ってきている印象があります。

乱獲なのか、気候変動などによるものかはわかりませんが、私自身が釣りをする中でタチウオが減ってきているのはかなり強く実感しているので今後どうなっていくのかが少し心配です。

以前は港で20匹、30匹と釣れたタチウオが今では10匹も釣れれば大漁・・・。

過去には毎日のように太刀魚釣りに通っていたこともあったので、また以前のように釣れるときが来るのでしょうか。




まとまった群れはいない様子。こういった時に魚を拾うには?

朝マズメ前の暗い時間にポイントに入りました。

まずは集魚ライトをセットし、餌となるイワシを集めながら潮の状態や魚の入り具合をチェックしていきます。

潮は若干流れており十分期待できる状況です。

港湾に居ついているタチウオは潮の状況にも敏感で、回遊性の高い外洋などに多いタチウオは魚さえいれば比較的口を使ってきますが、居つき系のタチウオは餌が目の前にいても状況が良くないと食わないこともあるので注意が必要です。

こういった状況にもかかわらず魚がいないと判断をしてしまうと釣果を下げる原因となってしまいます。

では、どのようにいるのに食わない魚を釣るのでしょうか?

ワインドやメタルジグをしゃくるのはNG

以前私はタチウオ釣りにほぼ毎日のように通っていた時期がありました。

この時、太刀魚の群れが目に見える距離にいることも何度もありました。

そのような状況の時に様々なルアーをアクションを変えてタチウオに見せてみました。

すると、面白いことが分かりました。

食い気のあるタチウオはアクションを加えても積極的に食いついてくるのに対し、スレていたり食い気がないタチウオに同様の事をすると後ずさりしたり、場合によってはものすごい勢いで逃げていく。

ということです。

これは結構見えいて面白いもので、このアクションをくわえると逃げていくタチウオに対し、シンプルなシングルフックのジグヘッドを装着したワームをただ引きしたり、カーブフォールのアクションで誘ってみるとあっけなく食いついてくるんです。

それでは、ジグヘッドなら何でもよいのかというとそうではなく、トリプルフックなどのアシストが付いているものはバイトが劇的に減り、さらにスナップを付けるだけでも魚が嫌がるということが分かりました。

この状況でのタチウオのアタリはよくあるガツガツと噛みついてきたり、ガツンと衝撃の伝わってくるようなものではありません。

コツンというライトソルトゲームでワームを使っているときのようなアタリ方であったり、場合によっては何となく引き抵抗が大きくなっていると感じるだけのアタリ方であったりすることがほとんどです。

こういった状況で魚を釣り上げることができるのか、そうでないかで釣果に雲泥の差が出てくるので、食わない状況でのタチウオの釣り方を覚えると一気に釣果に安定度が増します。

以前紹介したこともあるのですが、私が港湾部でタチウオを釣る際に使うワームは2種類しかありません。

まずはエコギアのグラスミノー。サイズはMかLで良いと思います。

カラーはミッドナイトグローとピンクグローをローテーションします。

大抵グラスミノーで十分魚は釣れるのですが、春のチアユパターンの時や本当に食わないとき、魚がシャッドテールの動きにスレてしまったときはワームをチェンジします。

こういった状況では、エコギアミノーMを使います。

カラーはパールグローとピンクグロー。本当はミッドナイトグローが良いのですが、ラインナップされていないので。

このワームはおそらく一般的に人気がないので取り扱っているお店が少ないですが、本当によく釣れます。

シャッドテールと違い、尻尾だけ取られることが少ないので1本で数匹くらい十分釣り上げることができるのもおすすめポイントです。

ただ巻きと巻き落としで!

今日の状況は良さそうもないのでとにかく丁寧に、ゆっくり巻くことを意識して釣りをします。

基本は投げてからタナまでテンションを掛けながらカーブフォールさせ、アクションを付けずにただ巻きです。時々巻くスピードに変化を出すくらいはOKで、ロッドでチョンチョンとアクションを付けたりすると逆効果なので注意します。

これとともに有効なのが、ゆっくりただ引きしながら徐々にワームの泳層を落としていく巻き落としで、食い渋った時に非常に効果的で、水平に引くただ巻きと組み合わせて使います。

釣れないときは段々と深い層を探ってみたり、変化を出していきます。

今回はカウント15程から釣りを開始しましたがアタリがないのでカウント25ほどまで沈めて巻いてきます。

すると、コツンという弱いアタリ。

そのまま巻き続けてくると、ロッドが微妙に重みを感じます。

これは低活性時のタチウオのアタリ方なのでタイミングを見計らって合わせると無事掛かりました!

悪くないサイズのタチウオでした!

やはり、魚自体は多少いるのです食わないだけのようですね(-_-;)

すぐに釣りを再開しますが、予想通り簡単には釣れてこない時間が続きます。

アタリ自体は時々あるのですが、とても掛けられるようなものではありません。よく、掛からないときは魚が小さいと思い込んでしまう方もいますが、実際はそうではありません。

むしろ、掛からないアタリの時ほど大型が多い時も多いので。大型のスレたタチウオは厄介で、口先で餌をつついて本物の餌かどうかを判断してきたりするので難易度が上がります!

結局1匹釣れただけで周囲が段々と明るくなってきました。

そのまま徐々に明るさが増してきたとき、足元にいたイワシの動きがあわただしくなりました。

こういった時は大チャンスで、魚の動きが大きくなる時です。

カウント10程の浅めのタナを引いてくると、予想通りすぐにアタリが出ました!

若干サイズが落ちてしまいましたが狙い通りの1匹でした!

どうやら今日の最大のチャンスタイムになりそうなので集中して釣りをします。

イワシの動きが変わった時に群れが固まったようで、良い場所に入ると1キャストで何度かアタリが出ます。

アタリ自体も先程までよりわかりやすく、明確に出るので活性も上がっています。

こういった時にテンポよく釣りを行って数を稼ぎます。

しかし、こういうチャンスタイムは長くは続かないもので、10分も経たないうちに反応が無くなってしまいました。

日も登ってきて明るさも増し、太刀魚の時間が過ぎてしまったようなので今日はこれにて終了です。

結果的には、

3匹キープして1匹リリースでした。

1時間半ほどの釣りでしたが何とか形にはなりましたが渋かったですね。明け方のチャンスタイムがなかったら本当に0との紙一重の釣りになりそうです。

これから夏になり、9月くらいからタチウオの本格シーズンとなりますが今年はどうなのでしょうか?ここ何年かの不調が終わることに期待ですね!

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