夏の渓流をドライフライで釣る 流れの釣りを知り、レベルアップしよう!

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今日は少し久しぶりにフライフィッシングを楽しんできました。

私は本格的に釣りを始めてまず初めに手を出したのが、渓流釣りとフライフィッシングという、少し変わった経歴の持ち主でもあります(笑)

夏になると渓流の涼しい風を浴びたくなるので、最近は釣行回数が減っては来ておりますが毎年フライの釣りには出かけています。

フライの釣りにも釣り方がいくつかあるのですが、私は基本的に水面に浮くタイプのフライ、いわゆるドライフライしか使わないので、春先などの水温の低い時期はどうしても釣るのが難しくなってしまいます。

ですので、毎年フライをやるのは晩春~秋口の水温の比較的高い時期なんですね。

今回は釣り人のまずいないような草の生い茂ったボサ川へ、美しい渓流魚を求めて釣行してきました!

フライはドライフライのエルクヘアカディスのみ!

白くてよく見えて良く浮く、よく釣れる。そして作るのも簡単なので、私のお気に入りのフライです♪

このサイトにはルアーをやる方、特にサーフの釣りをする方が多く来られています。

フライをはじめ、渓流や河川の釣りは一見全く関係のないように思えるんですが、こういった釣りをやってみると釣りのレベルが大幅にアップします!

流れの中での釣りを体験してみると、反転流の仕組みや流れに対して魚がどのようにつくのか?どのような角度で仕掛けを投入するとどのように流れの影響を受けるのか?また、釣り糸はどのように水流の影響を受けるのか?

こういったことがどんどん経験として蓄積されていきます。

すると、河川でのシーバスゲームはもちろん、港湾の釣りやサーフの釣りでも潮の流れの影響を受けるわけですから、どのように対処していけば魚を釣り上げることができるのか、考えることができるようになりますよ!




予想以上に草の生い茂った川をどう攻略するか?

釣り場についてまずは様子を見てみると、予想以上に草が伸びていてフライフィッシングにはかなり厳しい展開です・・・。

フライはどうしてもキャストの際スペースが必要になりますし、重量のほとんどないフライを本当にピンスポットに落とすのはある程度慣れが必要です。

まして、最近フライから離れていた私ですから、キャストの感覚も失われています。

まずは草をひっかけないことを第一に、調査開始です!

 外道のハヤをいかに避けるか考える

今回調査したのは本当に小さな小川です。こういった場所は水量が少なく、流れも緩やかな場所が多いので外道であるハヤの存在が厄介になります。

案の定、適当にキャストをするとひたすらアブラハヤの猛攻になってしまいました。アブラハヤは非常にヌルヌルとしているので、何匹か釣るとフライがヌルヌルになってしまい、すぐに浮力が無くなってしまうので厄介なんですね。

こういった時は魚の力の強さと習性をうまく使って釣り分けるのが最も効果的です!

魚の上下関係と習性とは?

基本的に、ハヤは群れを形成することが多い一方でヤマメやアマゴ、イワナなどは群れることもありますが基本的にテリトリーを持って行動します。

当然大きな個体程力が上位になるので、餌を取りやすい場所に縄張りを持ちます。

上の画像でいうと、ピンク色の矢印に沿ってメインの流れが形成されていますね。こういった場面では基本的に、ピンク色の矢印に沿ってヤマメやアマゴは定位していることが多いです。

イワナが生息する場所の場合は、メインの流れの脇に発生する反転流の部分などで釣れることが多いです。

イワナとヤマメ、アマゴが混生する場所で釣りをする際、しっかり狙い方を覚えると面白いように釣り分けることができるようになってきますよ!

ハヤは渓流魚が同じ場所にいるとき、追いやられることが多いので赤で囲ったような場所で群れていることが多くなってきます。

また、水温が高い時期は淵尻と言って、ピンクで囲った場所のような、流れが当たり水深のある程度ある場所から水深の浅くなる場所にヤマメやアマゴが付いていることがあるので注意します。

ここの魚を足音などで驚かせて走らせてしまうと、このポイント一帯の魚が釣れなくなってしまうので、必ず手前から順番に攻めていくようにします。

実際、この場所では中央の落ち込み部分にフライを落とすと本日初のヒットが!

アベレージサイズではありますが、銀毛化した綺麗なアマゴが釣れました。やっぱり渓流魚はカッコいいですね!

テンポよく下流から釣りあがってピンポイントを探る

基本的に、渓流魚は一発勝負になることが多いです。大きな滝つぼなどで大型の個体を狙う際はかなり粘って釣りをすることもありますが、今回のような小規模なフィールドの場合、魚がいてよい場所にアプローチできれば大抵1発で食ってきます。

ですので、粘って釣りをしても時間だけをロスすることに繋がるのでテンポよく釣りをするように心がけると釣果につながることが多いです。

小規模な落ち込みや瀬を中心に釣りあがっていくと、反応は多くはありませんが美しいアマゴがフライをめがけてアタックしてきます。

この川のアマゴは比較的主点が多いのが特徴です。小型ですが非常に綺麗な魚です♪

ハヤのアタックはスピードが遅いのですが、アマゴのアタックはかなり早いので油断していると合わせそびれてしまいます。

この辺は最近フライをやっていなかったので感覚が鈍ってしまっています(-_-;)

何度か20cm後半の良いサイズのアマゴの浮上も確認できたのですが、フライの寸前でUターンされてしまいました。フライの釣りはこの駆け引きがたまらなく面白いです。

糸の抵抗や浮き姿勢等、様々なことをしっかりと考えて自然に流さなければ大型の個体は食ってきてくれません。

一度釣れなかったので一旦場所を休ませてから再挑戦すると・・・・

上手く流せたのでこれは食うか?と思ったのですが、予想通りものすごい速度でひったくっていきました!

既に婚姻色が出始めており、体高も文句なしの個体です。大きさは測ってはいませんが、28cm程でしょうか?久々の渓流のフライで、この魚が釣れれば大満足です。

写真を撮ったら優しくリリースしました。この、渓流魚の見下すような目つきがたまりませんよね(笑)

その後もピンスポットを打っていく展開が続きます。

こんな場所をフライで落とすのは意外と難しいんです。うまく入ったと思ったら、蜘蛛の巣に引っ掛かってフライが着水しなかったり・・・・。

今日は草にフライをひっかけて2つほどロストしてしまいました。感覚のズレを修正しなければいけませんね!広いサーフなどでばかり釣りをしていると、ついついキャストコントロールが低下してしまいます。

そんなこんなな久々のフライフィッシングになりましたが、それでもポツポツと魚は釣れてくれたので非常に楽しかったです。

ラストに、まずまずなサイズの美しいアマゴが釣れました!

渓流魚を釣ると、長野の山奥にイワナを釣りに行きたいなぁと思ってしまいますね♪

今回は少しマニアックな渓流のフライフィッシングの釣行でした。こういった釣りも、今後積極的に紹介していきたいと思いますので、よろしくお願いしますね(^^♪

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