こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は秋のトップチヌゲームをやろうと、ちょっとした内湾のビーチエリアへ。
しかし、ポイントに着くと風速10m以上の爆風+若干のウネリ。
チヌ狙いというより、これはヒラスズキが良さそうな雰囲気・・・。
チヌポイントに隣接した外洋側の場所には地磯があり、以前から条件が合えばヒラスズキ開拓を目論んでいたスポットが。
少し車を走らせて磯の様子を見てみるとサラシが良い感じに出ていて、ヒラスズキの気配が濃厚。
いつでもできるチヌ狙いはやめて、磯ヒラスズキ開拓をやってきました。
海面ザバザバで苦戦の展開
とりあえず20分ほど歩いてポイントにエントリーしましたが、横寄りの向かい風がかなり強いですね。
海面は結構ザバザバしていて、ルアーのコントロールが難しそうかな。
見た感じ潮は流れていそうで、沖目に鳥が飛んでいるのでベイトもいる可能性大。
先発はゴーフィッシュのヒラフィード。
サスケ裂波よりも潮をしっかり受けるので、荒れた状況下でも水面を滑りにくくなっています。
サラシの出方をチェックしつつ、沈み根+流れの変化があるスポットを見極めてピンスポットを打って行きます。
YouTubeの動画などを見てみると、サラシに投げてスロー~中速のただ巻きで釣る方が多いようですが、あれは魚影が濃くて活性が良い条件じゃないと反応が悪くなりやすく、キッチリ狙って釣るには流れを利用してドリフトさせたり、ピンで誘いを掛ける必要がありますね。
ここの所荒れている日はヒラスズキ開拓を結構進めていて、必要以上にルアーを動かさないで釣る釣り方が徐々に身についてきました。
慣れてくるとリールのハンドルはほとんど巻かずにルアーを潮に乗せ、そこから漂わせたり、最小限の誘いを入れて狙ったタイミングで食わせたりできるようになってくるので、かなり楽しいです。
中~本流のドリフトで狙うトラウトゲームやスレたメバル狙いに通ずるものがあり、私の好きな系統の釣りですね!
ピンスポットにルアーを流し込んで釣っていくわけですが、風波で水面の流れが激しすぎ、ヒラフィードでも踏ん張りが中々利きませんな・・・。
30分くらいヒラフィードで流して1バイトあったもののフッキングできず。
下の潮をしっかり掴めるTKLMにチェンジ
海はずっと荒れ模様なので、ここでルアーローテーション。
次に使うのはTKLM120。
シーバスゲームの超定番リップレスミノーですが、こいつはヘッド全面が潮受けの役割を果たすので、ヒラフィードよりも海中の流れをしっかり纏います。
着水後一枚下のレンジに入れることでかなり踏ん張りが利くようになるので、荒れ気味のヒラスズキゲームでよく使っていますね。
少し歩いて良さそうなポイントを探していくと・・・
正面付近、沈み岩の右側に払い出しを発見。
ここは100%居るはず。
こういう場所こそ流し込む釣りが有効になるので、沖目にルアーをそっとキャストし、サラシの周辺まで余計なプレッシャーを与えないように静かに誘導。
着水したらルアーを一枚下のレンジに沈め、スポットに入ったらリールは巻かずに流れにとどめます。
払い出す潮に対してロッドを寝かせたり、場合によってはベールを起こしてラインを少し送り込みます。
そんな感じでドリフトさせて水面直下を漂わせると「バコン」とヒラスズキがバイト。
しかし、サイズが小さかったのか弾かれました。
#3×2本のフックセッティングなので、小型を弾けるのが良さでもありますね。
3本フックのミノーは小型も良く掛かりますが、小型を釣ってもアレですし。
とりあえず狙いのスポットにヒラスズキが居ることは分かったし、あの感じだとまだ居ますね。
調子に乗って前に出るとスプラッシュしてしまうので(笑)、波のタイミングを見て落ち着いた時にキャストしてスポットに入れます。
サラシは常に出ている状態なので、焦りは禁物。
さっきと同じようにドリフト気味に漂わせると、予感は的中して連続バイト!
水面直下を漂うミノーにバイトしてくるのが丸見えなので超楽しい。
巻き合わせ気味にフッキングしたら、後は根に擦れないように一気に寄せて抜き上げ。
ナイスなコンディション、60そこそこのヒラスズキをキャッチ。
完全に狙ったスポットでルアーをドリフトさせて食わせることができ、最高に気持ちが良いですね。
その後もこのスポットにはヒラスズキがかなり居るようで、プレッシャーを与えないドリフト釣法が効果を発揮しました。
ルアーを入れるたびにボコボコ出る状態が続き、入れ食いでした。
小型のバイトは弾いてくれるので、1kg中盤・後半くらいから上が釣れてきます。
フックも良い位置に掛かっているので、しっかりルアーのコントロールもできている結果ですね。
日々の練習の成果かな?
このスポットでは、20分ほどで5本のヒラスズキを連続でキャッチ。
正直言ってまだヒラスズキはかなり残っているでしょうが、この場所で釣れることは分かったのでこれ以上は狙いません。
少し奥の様子を見てみたいので歩いて磯を進んでいくと、また良さそうなピンを発見したのでドリフトで流し込み・・・
1投でしっかり釣れました。
とりあえず食料としてヒラスズキは2本キープできたし、もう十分釣れたのでこれにて撤収することにしました。
必要以上に魚を釣ってダメージを与えるのも嫌だし、楽しいうちに止めておいた方が良いですからね。
この周辺にはまだ美味しそうなスポットがあり、釣りを続ければ15本~20本・上手にやれば30本くらい釣れそうでした。
上手くルアーを流すことができれば、ほぼワンキャストワンバイトでしたから。
悪天候でプラン変更となった釣行でしたが、良い方向に転んだので良かったですね。
今後も狙ったスポットから魚を引っ張り出せる確率が上がるよう、練習していきたいです。
TKLMは見た目は可愛い超定番リップレスですが、使いやすさは抜群ですね。
静岡に居た時は港湾・河川シーバスゲームでお世話になったルアーです。
潮を当てた時にイレギュラーに少し大きくスライドしたり、魚に余計なプレッシャーを与えずに誘いを掛けやすいです。
水絡みの安定度も抜群。
使用タックル
- ロッド:ジャンプライズ ツーリミットモンスターバトル105
- リール:シマノ 22ステラ4000XG
- ライン:メジャークラフト 弾丸ブレイドX X8 2号+サンライン ソルティメイト ツナギートFC10号
- ルアー:GO PHISH ヒラフィードGP、TKLM120GP