チアユめがけてボイル発生。ミノー、シンキングペンシルで狙い撃ち
夕暮れ前にポイントへと到着して川の様子を観察します。いきなり釣りを始める方も多いですが、まずは付近の状況をじっくり見て魚がどの辺にいそうなのか、どのようにルアーを巻いてくれば食いつかせることが出来るのかなど、まずは状況を把握して釣りをすると魚も釣れやすくなります!
当然、無駄に投げ続ければ魚もルアーに見飽きてしまい、ルアーを投げても無視されることも増えます。
しばらく観察を続け、周囲が暗くなってくるとチアユと思われる小型の魚が水面を泳ぎ回りはじめました!!
まずはどんな状況でも対応しやすい9cmのフローティングミノーで探ってみます。
ミノーがウォブルするかしないかのギリギリのスピードで丁寧に巻きます。しかし、反応はありません。
がむしゃらに投げていても疲れるだけなのでいったん竿を置きます。しばらくすると急に風が吹き始めました。すると、シーバスが水面に向かって激しくチアユを追い回し始めました。
ある特定の場所にチアユの群れが到達すると、待ってましたとばかりにシーバスが襲い掛かります。
そこまでなんとなくわかってしまえば、あとはチアユが狙った場所に来るのを見計らってルアーを投げ込みます。
魚釣りにおいて、何かが変わったタイミングというのは非常にチャンスです!
餌となる小魚などが回遊してきたときはもちろん、風や潮の流れの変化、水の濁りの変化など、何でもいいので何か変わったと思ったら集中して釣りをすると良い結果になることが多いです。
また、魚もどれだけ楽して餌にありつけるのか常に考えていますから、大抵餌を食べるパターンが存在します。
物陰に潜んで目の前を油断した小魚が通り過ぎるのを待っていたり、群れで小魚を上手に取り囲むように追い回して一気に捕食したり・・・。
風が吹き始めたので釣り糸が風で流されてしまい、釣りをしにくくはなりましたが魚の活性は上昇中!狙った場所にルアーを投げて、チアユの群れを少し驚かすようにルアーを巻いてくるとリールを巻く手に衝撃が!!!
狙った通りのヒットです♪
手に伝わる感触から、慣れてくると大体の大きさの予想ができるようになりますが、今回の魚はそこまで大きくはなさそうですが大きさの割によく引きます。足元に来ても何度も元気良く引きこんだのでとても楽しかったです!!
最後はネットに入れてゲームセット。なんとなく予想はしていましたが、よく釣れるマルスズキではなく本来外洋に生息しているヒラスズキでした!!
スズキというと、港の中や河川にも生息していて場所によっては水質の悪さからくる独特な生臭さがしたり、食べるのをためらう方もいます。しかし、ヒラスズキは台風や低気圧が接近した時などに港の中などにやって来るため、全く匂いもせず非常に美味しい。肉質もマルスズキとは違いますし、甘みもあって歯ごたえもあり、白身魚の中ではかなり好きな魚です!今回も寿司、ムニエルなどにして食べようと思います!!!
その後、釣りを再開するとしばらくしてまたチアユが追いかけられ始めました!まだシーバスはいるようで期待が高まります♪ルアーの色を変えたり、巻くスピードを変えたり。あれやこれやと試してみますがそう簡単には釣れません。
魚たちも自分たちを吊り上げる存在である人間であったり、偽物の餌や釣り針の存在があることは知っているんですよね。以前試したことがあるんですが、釣り針を付けたルアーと釣り針を外した状態のルアーを投げ比べて当たりの数の違いを実験してみたところ、明らかに針を外したルアーの方がアタリたりが出ます。特に、ブラックバスやシーバスなどのキャッチアンドリリースされることの多い魚はその傾向が強いです!!
目の前に魚はいるのに釣れないのはもどかしいですが、そう簡単にはいかないんですよね、これが。
少し粘ってみましたが釣れないので、ルアーをよりナチュラルに誘えるクリアカラーのシンキングペンシルに変えて探ってみます。しかし、目立った反応はなくそろそろ帰ろうかなとよそ見した時にいきなりガツンと竿がひったくられました!!!釣りをしているとよくあることですが、魚を釣ろうと意気込むと釣れず、適当に気を抜いたり、よそ見しているとどういうわけか釣れるんですよね(笑)
今度は先ほどより引き自体は弱いですが、重さ自体は先ほどの魚よりあるように思えました!手元まで寄せてくると、ルアーが口先にちょこんと引っ掛かっているだけ。雑にやり取りすると外れてしまいそうなので 少し丁寧に、針が外れないようにやり取りして無事ゲット!