今回は手軽に楽しめてとっても奥が深い、そして食べて美味しい芦ノ湖のワカサギ釣りを紹介するぞ!
これから芦ノ湖のワカサギゲームに挑戦したい方へ、
道具の選び方や釣り方のコツなどを知りたいという方向けのものになる。
このワカサギ釣りの最大の特徴は
夏を中心とした水温の高い時期であれば、餌付け不要で楽しめること!
生き餌の苦手な方でも楽しく釣りができる、お手軽で超楽しい釣りってわけだね(*^^*)
この機会に芦ノ湖のボートワカサギ釣りにチャレンジしてみよう。
芦ノ湖のワカサギ釣りが楽しめる時期・シーズンは?
年によって多少の違いはありますが、芦ノ湖のワカサギ釣りは夏から秋にかけて楽しめる釣りになる。
一般的なワカサギ釣りは冬というイメージがあるけど、芦ノ湖の場合はちょっと違う。避暑も兼ねて楽しめる釣りってワケ!
基本的に水深の浅い夏。季節が進むにつれて深場へ落ちていく
芦ノ湖のワカサギ釣りは、早い年だと7月上旬くらいから浅い場所で釣れ始めることが多いかな。
水深は大体10m前後の事が多く、カラ針でも積極的に食ってくるのが夏ワカサギの特徴だ。
遅い年は8月下旬~9月に入って本格的にスタートすることもあるから、ボート屋さんの釣果情報などを常にチェックしておくのがおすすめ!
夏が過ぎて秋になってくると、ワカサギの住む水深に変化が出てくる。
水深10m以上、15m、そして20m以上の深場へと、秋が深まるにつれて釣れる水深が変わっていく。水深が深くなってくると空針で釣れなくなり、紅サシや赤虫などを付ける必要が出てくる。
わたくしまるなかは手軽にワカサギ釣りを楽しみたいタイプなので、餌付けが必要な季節になってくると冬眠状態になるかな。
目安としては大体10月中旬~になると、餌付けが必要になってくることが多いような気がする。このあたりも年によって多少前後するから、ボート屋さんに予約の電話を入れる時などにチェックしておくと良いぞ!
晩秋~冬にもなると、水深30mなどといったかなり深場でのマニアックなワカサギ釣りになる。餌を付ける必要があるし釣りの難易度も上昇するけど、
釣れてくるワカサギがデカくなるという特徴がある。
芦ノ湖ワカサギ釣りにおすすめなロッド・リール
ロッドはある程度長さのあるものが使いやすい!
芦ノ湖のワカサギ釣りでは、ある程度長さのある仕掛けを使い、広範囲に探るのが有効になることが多い。長さのある仕掛けを使う場合、一般的なワカサギ用の竿だと短すぎてしまい、長い仕掛けを扱うのが大変だ(-_-;)
そこでおすすめな竿は、海でアジやメバルなどの小型魚をルアーで釣る時に使うライトゲームロッドやバスロッド、トラウトロッドなど。これらのルアーロッドは非常に繊細な上、2m前後の長さのあるものが使いやすい。
まさに芦ノ湖のワカサギ釣りにぴったりな竿だね(*^^*)
私が使用しているのは、220cm程の長さのメバル用のルアーロッド。ワカサギのアタリがしっかりと穂先に出るし、誘いも掛けやすくておすすめだ。
高価なロッドは必要ではないので、芦ノ湖のワカサギ釣りはお手軽に始めることができる。
人によってはクロダイ用のロッドと両軸リールを合わせて使う方等もいるかな。基本的には穂先が柔らかく、繊細なものであれば問題なし。
こだわるとキリがないワカサギ釣りですが、まずは一度手持ちの道具で釣りをしたり、ボート屋さんでレンタルタックルを借りてワカサギ釣りに挑戦してみよう。まずはどんな釣りなのかを知るために、1度チャレンジしてみるのがおすすめ!
リールは小型のスピニングリールなど
リールは小型のスピニングリールが基本。
糸の太さはナイロンやフロロカーボンラインであれば、いくら太くても1号以下を使用する。最近は伸びの少ないPEラインを使用する方も多いかな!
PEラインの場合は太さが0.2号~0.3号前後、太くても0.4号以下が繊細なアタリをキャッチしやすくておすすめだ。
細い糸を使用した方が風や湖流などの影響を受けにくく、魚のアタリがとりやすい特徴がある。入れ食いの時など、魚の食いが立っている時であればだれでも入れ食いが堪能できるワカサギ釣りだけど、少しシビアになってくると道具や釣り方の差が出てくるから侮れない。
また、ワカサギ釣りに重要なのは群れの回遊するタナを把握すること!
場合によっては底から少し浮いた場所を回遊していることもあるからね。こういった時、1m毎などに印の付いたラインが使いやすいから覚えておくといい。
マーキングが付いていないラインを使う時は、使っているリールのハンドルを一回転させたとき、何センチ巻き取れるかを覚えておくと役立つぞ!
釣れた棚を正確に把握し、効率よくワカサギがいる水深を釣っていく。手返しの良さがワカサギ釣りでは釣果を大きく左右する。
芦ノ湖のワカサギ釣り 仕掛けの選び方
次に、芦ノ湖のワカサギ釣りで多用される仕掛けを紹介。良くある氷に穴をあけて釣ったり、ドーム船といって屋根付きの船の上で狙うワカサギとは仕掛けの長さが変わってくる。
だから芦ノ湖の釣りに適した仕掛けを揃えるようにしよう!
- 仕掛けの針の数:10本前後が基準。針が少なくて仕掛けが短いと扱いが簡単、長い仕掛けは広範囲を探れるが扱い難い。
- 針の大きさ:2.5号前後がメイン。2号~3号位を用意しておこう。
- オモリ:大体2~3号程。なす型のオモリでOK。
針数がある程度多い仕掛けを選ぶ
芦ノ湖でワカサギを空針で狙う場合、最もベーシックな仕掛けがパニック仕掛けとよばれるもの。
本来は海でイワシやアジ等を釣るための物なんだけど、針に着いたキラキラと光るフラッシャーが芦ノ湖のワカサギ釣りでは非常に良く効く。これが餌のかわりとなり、水深の浅い場所でワカサギが釣れている時は餌付けが不要になるのだ。
針についたフラッシャーが魚にアピールするぞ!
針の数は10本前後を目安に選ぶと良いかな。慣れていないうちは全長が短い仕掛けを選んだ方が、仕掛けの絡みなどが発生しにくい。
氷上のワカサギ釣りで使う仕掛けなどは短いものが多く、効率の良い釣りをすることが難しくなる。芦ノ湖のワカサギ釣りでは少し長めで針の数が多いものがおすすめだ。
針の大きさは2.5号を基準に
針の大きさは好みもありますが、わたくしまるなかの場合は2.5号を基準に使うことが多い。
基本的には釣れる範囲で大きな針を使った方が、魚が釣れた時に針を外すのが簡単になるからおすすめ!
小さな針を使うと、ただでさえ細かい仕掛けだから針を外したりする動作が難しくなってくる。また、小さな仕掛けを使用すると小型が多く釣れてきてしまうこともあったり。
小型が多い時は針のサイズを2号にしたり。逆に良型が釣れている時は3号を多めに用意したり。この辺りは釣れているワカサギのサイズに合わせてみると釣果が伸びるぞ!
空針か、餌を付けるか?
基本的に、芦ノ湖のワカサギは秋が深まるにつれて深い水深へと回遊場所を変えていく。
水深が12~13m程までで釣れている時は、空針でも活発に食ってくることが多い傾向がある。季節が進み水深が15mを超えるくらいになると、餌を付けなければアタリが無くなったりすることも。こういった情報はボート屋さんに聞けば教えてくれるから、事前に餌が必要かどうか聞いておくと良いぞ。
また、冷たい雨が降って水温が下がり、魚の活性が下がった時なども餌付けが必要なことがあったりする。
芦ノ湖のワカサギ釣りでは、餌は赤虫か紅サシを使う。
どちらも1匹を針にチョン掛けで使用するのが基本で、紅サシを使う際は半分にハサミでカットして使ってもOK。必ずしもすべての針に餌をつける必要はなく、1つ飛ばしなどでも釣れることが多いぞ。1本1本に餌を付けると、釣りの手返しが悪くなるからね。
曇りや雨の日など、天候が悪い時は針についているフラッシャーが輝かず、浅い場所でも餌を付けた方が良い時などもあるかな。
オモリは2号~3号程を基準に選ぶ
仕掛けと合わせて使用するオモリだが、基本的には2号~3号前後が良いかな。なす型のシンプルなオモリで十分使えるぞ!
おすすめ仕掛け
スーパーパニック
長すぎず短すぎず、ベーシックで使いやすいのがスーパーパニックシリーズ。2.5号を基準に揃えておくといい。
ラメパニック
フラッシャーがよりアピールの強いラメ入りのものになっているタイプ。曇り空の時や朝夕など、強めのアピールが効く場合に使うと良い。
ハイパーパニック
仕掛けの全長が長く、広範囲をさぐるのに適した仕掛け。長めのロッドを使うのであれば効率の良い釣りができるが、ロッドが短い場合は仕掛けが長くて使い難いという点がある。
まるなかの主力の仕掛け!
あると便利な道具
ワカサギを釣り上げた際、すぐに弱ってしまう夏場を除いては泥抜きをするとよりおいしいという方もいる。
そういった時のために、釣ったワカサギを一時的に泳がせておくバケツなどがあると役立つ。また、これは小型の洗面器とザルを使うと泥抜きを終えたワカサギを簡単に掬うことができて非常に便利!100円ショップでどちらも手に入る。
そして、泥抜きの終わったワカサギはジップロックにいれてクーラーボックスで保存しておくのがおすすめ!
釣り上げたワカサギはなるべく鮮度を落とさず、美味しく食べよう!
ワカサギを釣るためのコツ!
魚探がある場合は濃い反応を探し、底に近い反応を探そう!
魚群探知機をお持ちの方の場合は魚探とにらめっこしながらワカサギの群れを探す楽しさがある。
基本的にワカサギは泥底の底付近を回遊することが多い。
群れの反応の出方で食いやすい、食いにくいがあるので注意したい。
ベストなのはたい、底から中層までぎっちりと反応が固まっているパターン!
底の赤い部分が全てワカサギの反応。赤茶色になっているところは非常に群れが濃い状態であることを示している。
つまり、水の中は底付近を中心にワカサギがグッシャリ埋め尽くしている状態!
こういった反応に仕掛けを落とすことができると、基本的には仕掛けの落ちていく間にワカサギが掛かることが多いぞ!
逆に、中層にワカサギの群れが浮いている時などは群れの魚の型が小さかったり、ブラックバスやトラウトに追われている群れの事がある。そうなると、反応が出ていても思ったように食わないことも多いので注意しよう。
大きいワカサギを釣りたいなら、反応が出ている場所でも出来るだけ水深の深い場所を狙うと効果的なことが多いかな♪
群れの濃い部分を抜けて、底ギリギリの反応に変わってきたところ。こういった場面では後に紹介する、底に仕掛けを這わせて釣っていく釣り方が効果的になったり。
反応がかなり出ている時であれば、このような状態になったらすぐにポイントに船を入れなおして、より反応の濃い場所を釣っていくのもおすすめ!
ワカサギの群れは水深を基準に回遊する
基本的に、ワカサギはその時によって決まった水深を回遊していることが多い。
反応が先ほどまであったにもかかわらず反応が無くなった時は、まずは似たような水深の場所を探していくと良い。それでも反応が無かったときは、狙う水深を変えて様子を見る。
なお、出発する際にボート屋さんの方に釣れている水深などを必ず聞いておくように。これが分からなければ、ワカサギ釣りは始まらないぞ。
朝夕は浅い所、昼になると若干水深の深いところなど、状況によっては時間で回遊する水深が変化することも多い。しばらく周囲を探ってみて反応が無い時は、少し水深を変えてみるのが大切!
また、雲り空から晴れに変わった時など、天候の変化で水深が変わることも良くある。晴れたら水深が1段深い場所にワカサギが移動し、群れがギュッと固まって釣りやすくなるようなことも多いぞ。
初めての方や魚探を持っていない方等は、ボート屋さんがポイントまで船を引っ張っていってくれるから安心だ。
誘いの基本は竿を持ち上げて、下げる。この繰り返し
ワカサギを釣る場合、竿をほったらかしておくと極端に食いが悪くなる。特に餌の付いていない空針の場合はその差が顕著に出るから要注意。
基本的には仕掛けを底まで落としたら、ゆっくりと竿を上げ下げしてワカサギを狙うことになる。
イメージとしては、針についたフラッシャーをキラキラと光らせるイメージ!場合によってはゆっくりと持ち上げてストンと素早く落とすなど、変化を出すのが効果的な場合もあります。細かく竿を震わせてみたり、色々な誘い方を試してみると、釣果に繋がるぞ!
魚の機嫌に合わせて誘いができれば、ずらーっとワカサギが連なって釣れてくる!
良い時は1度に10匹以上釣れることも。そうなるといくら小型のワカサギとはいえ、かなりの重さが伝わってくるのでワクワク感が半端ない♪
ワカサギの活性が低い時は底ギリギリを狙う
ワカサギの群れの反応が薄い時や、活性が低い時はオモリを底に付け、仕掛けをたるませて探ったりすると効果的なことが多い。
イメージとしては仕掛けが水中で斜めにたるむようなイメージ。この状態で細かく仕掛けを震わせて止めてみたり。このように探ってみると、底ギリギリを回遊するワカサギを釣ることができるぞ。
水温が急に下がった時など、ワカサギの活性が低い時はこのような釣り方も有効。食い渋りの時にぜひ試してみてほしい。
1匹釣れた時はそのまま釣り続けて追い掛けを狙おう!
仕掛けを落としてプルッと感触があった時は、すぐに巻き上げるのではなくそのまま誘い続けるとどんどん他のワカサギが掛かってくることがある。掛かったワカサギが暴れて仕掛けが動き、それが誘いになるというわけだ。
しかし、あまりゆっくりと待ちすぎるのは危険だからほどほどに。
掛かったワカサギをそのままにしておくと、ブラックバスやトラウトがそのワカサギに食いついてきてしまう。芦ノ湖はワカサギも豊富ですが、それを捕食する魚も沢山生息しているからね。
ワカサギの仕掛けに大型の魚が掛かってしまうと、仕掛けがメチャクチャになってしまったり、糸が切られたりして大変だ(-_-;)
こういったトラブルを避けるなら、魚のアタリが有ったらすぐに巻き上げてどんどん落としなおしていくことも有効ですね!
釣りとともに、綺麗な景色を楽しむ
芦ノ湖は都心からも比較的近いフィールドだけど、とても自然が豊かで何もしていなくてもとても気持ちよく過ごせる環境がある。
釣りに熱中するのもいいですが、のんびりご飯を食べたり、コーヒーを飲んだり・・・。とても優雅な休日を過ごすことができるのが魅力でもある。水も綺麗だしね!
秋になると紅葉なども楽しめるし、湖上で過ごす時間は最高だね(*^^*)
防寒対策は万全に!
芦ノ湖は標高が高いので、真夏でも朝夕は思った以上に冷え込む場合がある。だから必ず薄手の長袖くらいは用意しておいた方がいいと思うぞ。日が出てくると暑くなることもあるけど、日が陰ると霧が発生したりする場所。風を引かないように、服装には注意しよう。
釣ったワカサギの下処理
釣り上げたワカサギはとても美味しい。芦ノ湖のワカサギは、他の場所のワカサギよりも癖がなく非常に美味しいと感じる。
釣り上げたワカサギはそのままてんぷらなどにしても良いけど、意外と体表が汚れている。潮をまぶしてかき混ぜるだけでも汚れを落とすことができるから、ワカサギを調理する際は1工夫しよう。
天ぷら以外にも、空揚げ、南蛮漬け、大型のものは焼き物など、色々な調理法で美味しく食べることができる。また、冷凍しておいてトラウト釣りの餌にしたり・・・。
ワカサギは内臓もすべて丸ごと食べられるので、下処理の手間もかからないから調理も簡単。魚料理が苦手な方にもおすすめだね(*^^*)