さーて、今回はハゼ釣りに使う餌の種類とその特徴について!
そして、より釣果をアップさせていく為の餌の付け方のパターンなども合わせて紹介していくぞ。
使いやすくて釣れる餌の種類と付け方の基本を覚えるのはもちろん大事なんだけど、
ハゼ釣り独特な餌の使い方等があり、それを覚えていくと爆発的に釣果は伸びる。半日釣りをして100匹、200匹とハゼを釣ろうと思ったら、餌の使い方を工夫するのがかなり重要になってくる。
決して難しい事ではないし、一度覚えておくと今後のハゼ釣りで必ず役立つと思うからこの機会に覚えておこう!
まずは基本的な餌の種類の説明からスタートしていくぞ。
目次
ハゼ釣りに使うおすすめな餌の種類と特徴!
まずはハゼを狙う際に使われることが多く、実績もある代表的な餌の種類から紹介していく。
ハゼは肉食性の魚で、実際の所は目の前に動く何かが落ちてくれば大体なんでも口にする。だから餌の種類を紹介しようと思ったら無限にできる(笑)
しかし、入手性に優れていてなおかつ釣れる餌となると、その種類はある程度決まってくる。だからここで紹介する餌は、使いやすくて釣果も安定して出しやすいものだと覚えておいて欲しい。
極端な話、釣ったハゼの身を小さくカットしてもハゼは釣れるからね!
- 赤イソメ(石ゴカイ):最も基本的で使いやすい餌。普段使用する頻度が最も高い!
- 青イソメ:赤イソメよりも1周り大きいものが多い。赤イソメよりもちょっと安い
- ミミズ:餌持ちはイソメより若干上だが、弱るのは少し早い
- ボイルホタテ:ホタテの貝柱は柔らかくて食いが良い。冷凍保存も効く
- ワーム:ガルプ!やパワーイソメなど、味とニオイが強烈な人口エサ。ハゼにも効果的
ハゼ釣りで使いたいおすすめな餌の種類と簡単な特徴はこんな感じかな。とりあえずハゼを釣りたいのであれば、
おすすめは赤イソメ(石ゴカイ)かボイルホタテかな!
一番釣果が安定しているのは活き餌である赤イソメだけど、餌が触れない方におすすめするのがボイルホタテといった所。
赤イソメ(石ゴカイ)ゴカイ
最も使用頻度が高く、釣果も安定していて使いやすいのが赤イソメ。
釣具屋さんでは計りで売られていることが多いが、初めのうちは1時間の釣りで100円位の量を目安にすると良いかな。
後の応用編で使い方のパターンを詳しく紹介していくけど、慣れてくると半日の釣りでも100円~200円程あれば十分になってくる。ただしこれは餌が取られにくくする技術をある程度身に付けてからの話。
まずは1時間100円くらいの量を目安に釣行するようにしよう。
赤イソメの使い方
ハゼ釣りでは、基本的にイソメはカットして使う。かなり小さなイソメであれば丸ごと1匹付けてもいいけど、大体3cm~5cm位に切って針に付ける。
頭の部分は基本的に残して使うが、掛かりが悪いなら頭の部分はカットして使うと良い。
餌の付け方だが、基本的には通し刺しにする事。先端部にチョンと針を掛けて使う場合、ハゼに餌だけ取られやすくなることがあるから気を付けよう。
餌がビローンと伸びきったような状態になったり、ふやけてきたら交換の目安。ハゼ釣りに慣れていないうちはどんどん新しい餌に交換し、元気に動く餌に仕事をしてもらおう!(慣れてきたら、わざと古い餌を使いまわすテクニックもある)
青イソメ
赤イソメよりも大きいものが多く、価格は赤イソメよりもちょっと安めに設定されていることが多い。
青イソメは太さが選べる場合も多いので、ハゼ釣りに使うのであれば細めを選ぶこと!
太いものはスズキ釣りやうなぎ釣りには適しているが、ハゼを狙う際は餌が大きすぎて使い難い。
青イソメの使い方
青イソメは大きいものが多く、ハゼ釣りに使うのであれば頭はカットした方が無難。頭の部分が硬く、ハゼが食ってきた際に違和感を感じて吐き出すことがあるからね。
基本的な刺し方は赤イソメと同じで、小さくカットして使う事になる。青イソメは長さもあるから、1匹で数回分使う事が出来る。
ただし餌が太くなるので、使う針が小さいと針先がうまく外に出ず、掛かりが悪くなることがあるから気を付けよう。私の場合、ハゼを専門に狙うなら青イソメはあまり使わないかな。
ミミズ
イソメの方がメジャーだが、ミミズもハゼがよく釣れる餌の1つ。
ハゼ釣りに適しているのは、一般的な細長いシマミミズや細めのドバミミズ。イソメよりもニオイはきつく、大地のような強烈な味とニオイで集魚力は高い。
ミミズはイソメよりも皮が若干丈夫なので、餌が少し取られにくい傾向がある。ただし海水域で使用すると弱るのが早く、カットして使った場合もイソメよりも弱りやすい。
ハゼを釣るなら、個人的にはイソメの方をおすすめする。基本的な使い方はイソメと同じなので、詳しい事は赤イソメの使い方を参考にしてくれ。
ボイルホタテ(ベビーホタテ)
あまり他の釣りでは使われることが無いが、ハゼ釣りでは愛用者がいるのがベビーホタテってやつ。
ホタテはかなり柔らかく、ハゼの食い込みが良いのが特徴!
また、コストパフォーマンスにもかなり優れている。サイズにもよるけど、1個のボイルホタテで5回~大きいものなら10回分くらいは使える。
2~3個くらい持って釣りに行けば、ハゼ釣りがかなり楽しめる餌だ。ただし餌持ちはあまり良くない為、餌を付けなおす頻度は増えがち。
ボイルホタテはウキ釣りやミャク釣りなど、のべ竿を使った足元付近を探る釣りに向き。あまり強く仕掛けを投げてしまうと、ホタテはちぎれやすいから気を付けよう。
また、新鮮なものはホタテのいい匂いがするから、イソメなどが触れない方にはおすすめの餌になる。
ただし古くなってくるとめっちゃ臭くなるので気を付ける事!
貝類独特な生臭さを発するようになるので、使わない分は冷凍保存しておかないと大変。
ボイルホタテの使い方
ホタテは身の部部分(貝柱)とヒモの部分に分けることが出来るが、どちらでも問題なくハゼは釣れる。
ホタテの貝柱には繊維があるので、それに沿って細長くカットして使う。こんな風に細長い形に貝柱を摘出したら、針にチョン掛けすればOK。
アタリが有って餌だけ取られてしまうのであれば、針に巻き付けるように餌を付けてみたりすると良い。
貝ヒモを使い場合は何等分かにカットし、貝柱と同じくチョン掛けでOKだ。
ワーム
ガルプ!サンドワームやパワーイソメなど、味とニオイが強烈に配合されている人工イソメ。
サンドワームはよっちゃんイカ的な酸味のある香りが楽しめ、パワーイソメはブルーベリー臭?と書かれているが、ちょっとしつこい甘めな香りがする。
どちらを選ぶにしても、ハゼ釣りでは「細め」を選ぶのが無難。
餌持ちは結構良く、1回針に付ければ何度かアタリを拾っても餌が落ちることはあまりない。ハゼの機嫌がよく、活性が高ければ本物のイソメに近い釣果は出せる。
ただし活性が低くなると、釣果の差は非常に大きく出るから気を付けよう!
人工イソメは所詮ワーム。ハゼのアタリの数は生餌とさほど変わらなくても、針掛かりが極端に悪くなる場面も良くある。ワームはあくまでも補助的な餌として考え、釣果を確実に出したいのであれば生餌を使った方が絶対に良いぞ。
また、針持ちはあまり良く無くて使っていくうちに裂けていって千切れて無くなりやすい。
ワームの場合も使い方はイソメと同じ。針持の悪さを補うため、チョン掛けではなく通し刺しで使うようにしよう。
小さくカットして針に付けて使うのが基本になるが、釣果を伸ばしたければ4~5号程度の小さな針を使い、小さく餌付けする方が良い。
大きく長く付けてしまうと、ハゼがしっかり餌を飲み込む前に違和感を感じてしまって餌を食うのを止めることが目立つ。
応用編:釣果を大幅に上げるイソメの付け方のパターン
さて、ここまでが基本編。ここからは、ハゼ釣りにおいてイソメを使う際(特に赤イソメ)における釣果アップに繋げる餌の使い方のコツを紹介していく。
これはある程度釣りに慣れおり、こちらから積極的に誘いを掛けていく釣り方で特に効果を発揮する餌の使い方になる。
だから胴付き仕掛けを使った釣りや、天秤を使ったちょい投げ釣りなどと相性が良く、待つことを基本スタイルにする場合は当てはまらないこともあるからね。
赤イソメの刺し方
これはウキ釣りや初心者の方でも活かせるテクニックだが、カットしたイソメはどうやって針に付けるのか?
基本は通し刺しになるが、細かく言うと頭の付いた部分と尻尾の方では差し方を変えた方が良い。
頭の部分はチョン掛け
イソメの頭の部分(口)は硬くて食いがちょっと良くないことが多いが、その分針持ちが良い特徴がある。
だから頭の部分を使うなら、通し刺しよりも口から針を入れたチョン掛けがおすすめ!
この方が水中でイソメが良く動くし、ハゼが食ってきた際に違和感を与え難いからね。
尻尾の方は通し刺し
イソメの頭の部分はチョン掛けにするが、カットした残りの部分はどうするか?
尻尾の方をチョン掛けにすると、ハゼが食ってきた際に餌落ちが目立ちやすくなる。だからこの場合は通し刺しにするのが基本形。
頭が付いていない柔らかい部分を針に付けるなら通し刺しをメインに使うと良い。
古い餌は特効餌になる!
積極的に餌を動かしてハゼを狙うのであれば、活きの良いイソメを使うのが全てではない。
むしろハゼにズタボロにされて柔らかくなった餌は食込みが良く、アタリが出た際の針掛かりが良くなるメリットがあるのだ!
これは活性がある程度高いハゼを狙う際にはかなり役立つテクニックになり、これをマスターすると効率よくどんどんハゼが釣れるようになる。
ハゼ釣りでは、新鮮な餌よりもボロボロの餌を大事に使いまわすのが釣果アップに繋がることがある。だからハゼに針を飲み込まれないように合わせを入れ、針を外す時はイソメを繰り返し使えるように注意する。
このサイクルが出来るようになると、
- 新しいイソメを針に付ける
- 合わせが出来るようになると針が飲み込まれず、イソメの使いまわしが出来る
- 餌を付けなおす手間がなくなると共に、食いが良い柔らかなイソメで釣りができる
この流れになり、少ない餌で効率よく・大量のハゼを短時間にキャッチすることが可能になる。
秋のハゼのハイシーズンになると、ハゼの活性さえ低く無ければ
半日くらいで3桁の釣果は十分出せるようになる。
それでいて使う赤イソメの量は100円~200円程あれば十分になってくるから、奥が深くて面白い!
沢山釣るなら針と餌は小さく!
柔らかな使い古したイソメを使う際、同時に使って欲しいテクニックが小針。
一般的なハゼ釣り仕掛けは長細いハゼ針を使う事が多いが、効率よく沢山のハゼを釣るには実は不向き。
柔らかなボロくなったイソメは小さく、食いが良い小針と合わせて使うと数釣りがしやすい。
おすすめは袖針の4~5号。ハゼ針よりも短くコンパクトな針で、ハゼの数釣りに向いているのだ!
釣れている時はこんな風に、餌の長さは2cm位あれば十分。小さな針と合わせて積極的に誘っていくと、ハゼはどんどん釣れる。
餌を付けかえる際は
餌のイソメが頭だけになってしまったり、極端に小さくなってしまったりしたなら餌の交換をする。
この時、少しでもイソメが残っているなら針から外して新しいイソメに交換するのが全てではない。
ハゼ釣りではイソメを長く付けた方がアタリは出やすい。しかし餌がちぎれやすくなって食い逃げされる。
こんな状況が良くある。
こういった時は古い小さくなった餌はそのままに、新しい餌を付け足して使うのが良かったりする。
ある程度アピール力が欲しいけど、餌は長くしたくない時。そういう時はこんな風にもともとついていたイソメはそのままに、新しいイソメを追加して使う方法がおすすめ。
この付け方はハゼを釣る際に覚えておくと結構役立つからね!
こういう形で餌付けをすると、食いの良さと集魚力をバランスよく兼ね揃えた形になる。ある程度ハゼのアタリが出る状況ならぜひ試してみてね。
釣れたハゼは丁寧に針を外す!
この古びたイソメをリサイクルする釣り方をする際に重要なのが、釣り上げたハゼから丁寧に針を外すこと。
ハゼの口に入った針を外す際、雑に針を外すとイソメがハゼの口の中に残ったり、千切れてしまうことが増える。こうなると餌のリサイクルが出来なくなるから、ハゼが釣れた際は餌が長く使えるように注意しつつ、針を外すように。
ハゼを沢山釣るなら、「釣れる状態の餌をいかに長く使うのか?」これがポイントになる場面も多いからね!
これらが当てはまらないパターンも存在する
応用編としてハゼ釣り特有のイソメの使い方を少し紹介してきたが、この使い方が全ての状況で当てはまるわけではない。
釣りは魚の状況によってベストな釣り方は変わって来るもの。だから活きが良い新しいイソメの方が釣れる場面ももちろん存在する。
最後にそのあたりに触れておこうと思う。
動かした餌に反応が鈍い時
ハゼの活性が何らかの状態で低くなると、誘いを掛けても食って来ないことがある。
また、誘いを掛けてから15秒、20秒とじっくり待ったタイミングでアタリが出るパターンなど。
このような場面では、古い餌よりも新しいイソメを使った方が釣果が伸びることがあるから気を付けよう。ハゼは水温の変化や潮の流れに結構敏感で、短時間の間に釣れるパターンはかなり変化することがある。
状況をしっかり読み、適切な餌の使い方をするのは大切だからね。
朝夕マズメや夜釣り
朝夕マズメの光量がかなり少ない時間帯や、夜にハゼを狙う場合。
このような時はハゼが積極的に餌を覆うことが少なく、餌の動きよりもニオイや味に反応する傾向がある。だから時間帯によっては新鮮なイソメを使った方がハゼの食いが良く、釣果が伸びやすい。
ハゼ釣りに使う餌の種類と特徴のまとめ・関連記事!
ハゼ釣りに必要な餌に関する基礎的な知識については、これくらい覚えておけばまずは十分じゃないかな!
今回は釣果をよりアップさせるためのイソメの使い方も紹介したけど、これらはかなり役立つテクニックだから是非試してもらいたい。身近で初心者の釣り入門に最適なターゲットのハゼ釣りだけど、周りの釣り人よりも沢山釣ろうと思ったら細かい工夫やテクニックが釣果を左右する。
ハゼ釣りは奥が深く、ベテラン釣り師でもハマってしまう魅力タップリの魚。ハゼ釣りの基本を覚えたら、どうしたらもっと沢山釣れるか色々考えて釣行してほしい。
それでは、今回はこの辺で。
また明日会いましょう!
細かな説明が役に立ちました。基本的のべ竿で脈釣りですが時期が少し遅いかもしれないので、投げ釣りもやってみようと思います。2本針なら釣果もあがるはずです。
こんにちは、まるなかです。
ハゼ釣りは簡単に見えて餌の付け方1つでも釣果が大きく変わりますからね!
これからの落ちハゼの時期は河口周辺や湾内での投げ釣りが楽しいですね!
波の穏やかな場所なら、ルアーロッドに2~3号位の軽いオモリを使ったちょい投げスタイルがおすすめですね。
良いサイズが釣れる時期ですから、頑張ってくださいね(*^^*)