さぁ、今回紹介するのはうなぎ釣りをしていて外道に悩んだ時などに役立つハゼ餌の使い方について。
比較的暖かい時期に楽しまれることが多いうなぎ釣りなんだけど、夏~秋に掛けては他の魚の活性が高くなりやすくて厄介・・・。
例えば、ハゼやセイゴ、エビやカニなんかに悩まされることがある。
こういった場面では定番のミミズやイソメが使い難く、あっという間に餌が取られてしまってイライラしたり(-_-;)
そんな時に現地調達もできる事が多く、かつ効果を発揮するのがハゼ!
パッと見ではこれといったニオイも無いし、本当に釣れるのか疑問に思うかもしれない。だけど、普段ウナギが食べている餌の1つだから予想以上に良く釣れるし、外道のアタリが減ってかなり効果を発揮する場面も多い。
この機会にハゼを餌にする際の使い方の基本を紹介しておくぞ。
目次 非表示
ハゼ餌の特徴
まずハゼにはどんな特徴があり、どのような場面で効果的になるのか簡単にまとめておく。
- 外道に強い:特にハゼやセイゴなどの厄介なエサ取りのアタリを避けることが出来る
- 時々釣れる魚:うなぎの他にキビレやクロダイ、ナマズなどは釣れる事がある
- 餌持ちが良い:塩などを使って締めなくてもそのまま使え、ちょうどいい硬さと弾力がある
- 現地調達できる:うなぎが釣れる場所はハゼが潜んでいることも良く有り、小さめのミミズやイソメで釣り上げることが出来る
- ニオイが少ない:サバの切り身などよりも気になる臭いが少ないが、使ってみると普通にうなぎが釣れる
うなぎ釣りではちょっとマイナーになるハゼ餌だけど、結構使いやすいし匂いが気にならない割にはよく釣れる。個人的には、夏以降の外道が多いポイントで使う機会が非常に多いかな!
★なお、うなぎ釣りに使われることが多い餌の種類や特徴の解説は別にコンテンツがある。餌選びの基本が知りたい方は、そちらを参考にしてみて欲しい。
◎うなぎ釣りに使われる餌の基本知識を解説!
ハゼの切り方・使い方の基本!
それではここからが本題。
人によって餌の切り方には好みがあるが、掛かりの良さとアピール力を考えるなら3枚に卸した切り身がおすすめ。ブツ切りでも使えないことは無いけど、意外と骨が硬かったりして食い込みが悪くなる気がする。
また、丸ごと付けるとハゼの頭部が非常に硬く、アタリが出ても硬い部分だけ残されて帰ってくることがあるぞ。
頭を落とす
まずはハゼを3枚卸にするんだけど、包丁を使っても良いし魚を締める用のナイフでもOK。
身を厚く残す必要は無いから、丁寧に作業する必要はあまりない。特にサイズが大きいものは身も厚くなるが、身の部分を厚くしてしまうと針掛かりが悪くなることがある。
胸ヒレの付け根は少し硬いので、胸ヒレの後方で頭を落とした方が良いかな!
3枚に卸す
頭を落としたら3枚卸にしていく。先ほどもちょっと触れたけど、綺麗に身を厚く卸す必要は無い。薄っぺらくて長い方が針先がしっかり出やすいし、水中で餌が良く動くようになる。
基本的に腹の骨などは取り除く必要は無い。ハゼのサイズが大きく、骨が目立つようなら取ればいい。
雄節と雌節に分ける
ハゼが7~8cm程度の小型の物ならこのまま十分使えるが、
10cmを超えてくる中型以上のハゼを使う場合や、うなぎのアタリが出ても掛かりが悪い様なら雄節(背中側)と雌節(腹側)に分ける。
こんな風に、餌が細長くなるようにカットすればOK。うなぎの口は細長いので、餌の幅が大きすぎるとしっかり食い込むまでに時間が掛かりやすくなる。
このような状態に出来ればハゼ餌の完成。ハゼが大型の場合などは、餌が必要以上に長い場合もある。そのような時は長さ調整の為、縦にカットして使ったりして工夫してみよう。
針への付け方
ハゼは身に程よい弾力があり、皮の強さもちょうどいいので塩を振って締めたりする事は基本的に不要。そのままの状態で使う事が出来る。
針への付け方は、チョン掛けか画像のような縫い刺し。どちらでもいいが、身が厚めの場合はチョン掛けの方が針先が露出しやすくて針掛かりは良いかもしれない。
ハゼの身は生臭さもほとんどなく、餌を使うのが苦手な方にも使いやすくて意外と使い勝手がいい。
外道に悩んでいる時やミミズなどが触れない方にもおすすめできるから、機会が有ったら試してもらいたい。
それでは、今回はこの辺で。
また明日会いましょう!
◎うなぎ釣りの基礎基本をまとめたページ