こんにちは!暇が有ったら釣りしかしないまるなかです。
今回はハゼ釣りの時期と時間帯について、釣りをする際にチェックしておきたい特徴を紹介していこうかなと。
源流のイワナ釣りから船釣りまで色んな魚を釣るのが好きな私ですが、ハゼはその中でもかなり好きなターゲット。
手軽に狙えるし、食べて美味しいし、それでいて奥が深くて釣り方次第で釣果に大きく差が出る・・・・。
ハゼはそんな初心者からベテランアングラーにまで楽しめる、おすすめターゲット!
ただし1年中ハゼ釣りが成立するかと言えば、そうではない。
ハゼが岸近くにやってきて釣りのターゲットになるシーズンは、ある程度限られているのだ。
この機会にハゼ釣りに適した時期・シーズンとともに、さらに時間帯毎の釣れ方の特徴についても合わせて理解しちゃおう。
目次
ハゼ釣りに適した時期・シーズンの基本的な流れ
まずはハゼが釣れる時期について、基本的なサイクルを紹介しておく。
- 春:大体5月下旬~6月くらいになると、海からハゼが遡上を始める
- 夏:河川へと入ってきたハゼはどんどん成長する。8月くらいになると、釣りのターゲットとして成立する大きさになることが多い
- 秋:更にサイズが大きく成長し、ハゼ釣りの最盛期!
- 冬:ハゼは産卵の為に海へと下る。釣れればデカいが、オフシーズンになる場所が多い
ハゼの大部分は1年で生涯を終える、いわゆる年魚ってやつ。だから生活のサイクルにはある程度の法則があり、地域によって大体の釣れ始める時期と釣れにくくなる時期が決まっていることが多い。
ただし中には年を越して大型化する個体がいて、これらをヒネハゼと呼ぶ。
ヒネハゼは他のハゼよりも1年多く生きているから、シーズン初期でもかなり大型の個体が釣れたりするから面白い。
実際にハゼ釣りをやってみると、冬になってからでも10cm前後の小型のハゼが意外と釣れる。この位のサイズの小型の個体は産卵に関わるとは考えにくく、こういった個体はヒネハゼとして来年以降も生きて成長するんじゃないかと考えている。
ハゼ釣りの時期毎のパターンと特徴
次に、季節毎のハゼの行動パターンを少し詳しく見ていくことにしよう。
春のハゼ釣り
春はハゼ釣りを楽しむにはあまり適した季節とはいえないが、釣れないことも無いといった所かな。
地域差はあるが、私の住む静岡の場合は
大体5月下旬~6月位にかけて、ハゼが海から徐々に遡上を始める。このシーズン初期はデキハゼと言い、生まれたばかりの数センチ程度の小型のハゼが目立つ。
水深の浅い川底を見てみると、小型のマハゼがピョンピョンと泳ぎまわっているのを見ることが出来る場合がある。このデキハゼが夏以降に大きく育ち、釣りのターゲットになっていく。
河口周辺から探っていく
春は海から登ってくるデキハゼか、冬を越したヒネハゼを狙うことになる。どちらにせよ、海から遡上してくる個体を狙うことになるから
ハゼが釣れているのかわからない時は、とりあえず海に近い場所から順に釣りをしてみる。
というのがポイント!
時期が早い場合、河口から離れた中流域にまでハゼが上ってきていない事があって釣果に繋がらない場合がある。ハゼが釣れる可能性を高めるのであれば、春の時期は海に近い場所から重点的に探ってみよう。
場合によっては河川が流れ込む付近の港の中など、川へと上ろうとしているハゼが溜まる場所も狙い目だぞ!
夏のハゼ釣り
春に河川へと遡上してきたハゼ達。これらが餌を食べてどんどん大きく成長するのが夏の時期!
大体7月下旬~8月位にもなれば、10cm以上に成長したハゼが狙えるようになってくる。この位のサイズになれば、ハゼが釣りのターゲットとしても成立するようになる。
大体8月前後がハゼ釣りシーズン開幕!って感じかな。
大型が溜まる場所を見つけよう
夏や秋になると、ハゼは同じフィールドの中でも場所によって釣れるサイズにバラツキが出てくる場合が多い。
私が今までハゼ釣りをやってきた感覚としては、河口に近い場所は比較的数釣りができる。一方で河口から離れた場所ほど、数は若干減るものの大型が釣れやすいという感じがする。
小さなハゼばかりが釣れる場合、釣りをする場所を少し変えてみると効果が有ったりする。大きいハゼは同じ場所に固まっていることも多いから、夏以降の比較的魚影が濃い時期は良型が潜むポイントを見つけ出すのが重要。
秋のハゼ釣り
秋はハゼの型・サイズ共にバランスよく揃う
ハゼ釣り最盛期!
大体9月~10月いっぱいくらいまでは河口周辺~河川の中流域までの広範囲でハゼが狙え、お手軽に釣ることが出来るおすすめの時期になる。
その後、11月以降になるとハゼは河川を下りはじめる。そして海へと下り、深い場所で冬を越して春先に産卵を行う。
秋になると、ハゼのサイズも大きくなってくる。10cm以上は普通に狙え、場所とタイミングさえあれば15cm~20cm級も狙えるシーズン。
秋は魚影も濃く、更にサイズも大きくなってくるので数釣りのチャンス!
コツさえ掴めば半日で100匹以上の釣果を出すことだって十分にできる。
ハゼが釣れなくなったら河口付近から探る
ハゼは秋が深まってくると海へと下っていく性質がある。この時期は地域によって違うが、これをある程度把握できればシーズンギリギリまでハゼを狙うことが出来る。
私の住む静岡の場合、大体11月位から河川の中流域ではハゼの数が減ってくる。その後12月くらいになると、河口周辺の海から近い場所で釣果が集中するようになるといった具合だ。
だから今まで釣れていたハゼが釣れなくなってきた場合、釣り場を少し海に近い場所へと移してみる。
台風や大雨が去った後も同様、ハゼが強い流れで海に流されてしまったというパターンが結構あるぞ。
冬のハゼ釣り
ハゼは冬になると狙う釣り人の数はかなり減る。
しかし1月位までは狙ってハゼが釣れる場合もあり、マニアックな落ちハゼを釣るパターンが存在している。
また、近年は秋までの気温が高い状態が影響している為か、12月いっぱいくらいまではハゼが川の河口周辺で普通に狙える場合も結構多い。
海へと下ったハゼを狙う
河口から海へと下って行ったハゼ。これらは河口周辺の港の中など、ちょっと水深が有る場所に潜んでいることが多い。
意外と日中よりも夜間の方が釣れる場合もあり、釣れる場所さえ見つければ20cm前後の大型を釣ることが出来たりする。
狙う水深は大体5m~10m位の場所が多く、外洋に面した場所よりも波が穏やかな内向きの場所の方が釣れる事が多い感じ!
ハゼ釣り 基本的な時間帯毎の特徴!
ハゼ釣りの時期の話はこれくらいにして置き、続いては時間毎の特徴を紹介していくぞ!
ハゼ釣りは基本的に1日中楽しむことが出来る。朝夕のマズメでも釣れるし、日中の日が高く上った時間でも十分釣れるし夜釣りだって成立する。
ただし時間帯によって行動の仕方に違いがあるから、ここで要点をまとめておく。
- 朝、夕マズメ:大型のハゼが短時間に釣れやすい。晩秋のシーズン後半は夕マズメに実績が高い。
- 日中:ハゼは潮位や潮の効き具合の方が釣果に直結する。昼間でも全く問題なく釣れる
- 夜:日没前後は、1時的に釣れにくい時間帯が存在することがある。スローな誘いが夜釣りでは効果的!
朝・夕マズメのハゼ釣り
朝夕は色んな魚の活性が上がりやすい、釣りではチャンスとなる時間帯!
ハゼ釣りの場合はどうかというと、ハゼの活性は上がる時もあるけど他の釣り程大きな影響は無い・・・・。というのが正直なところかな。
朝の薄暗い時間よりも、朝日が昇ってきてからしばらくしてからの方が釣れるというパターンも結構多くあり、朝夕のマズメよりも潮位や潮の流れなどの要素の方がハゼの活性を左右するという印象。
ただし、晩秋~初冬の水温が徐々に低くなってきた中での釣りの場合、大型のハゼが釣れるのは夕マズメの日が傾きかけたタイミングに集中することもあるぞ。
日中のハゼ釣り
ハゼは日の高く上った日中の時間帯でも餌を活発に食う。
大きなハゼがバタバタと釣れる事は少ないが、釣果ムラが少なくてアベレージサイズが手堅く狙えるのが昼のハゼ釣り。
ハゼ釣りは早起きしなくても十分釣れるから、ファミリーフィッシングにもお手軽に楽しめておすすめ!
ただし、潮位が極端に下がったりしてしまうとハゼの活性が低下することがあるから、いつでも簡単に釣れるというわけではないぞ。
夜のハゼ釣り
最後に紹介するのが、
ハゼの夜釣り。
ハゼは明るい時間帯に狙うのが一般的だけど、夜釣りでも十分狙うことが出来る。ただし、釣り方を注意しないと釣れにくい事もあるから要注意!
夜のハゼは底でじっとしている
昼間のハゼを観察してみると、底付近をピョンピョンと泳ぎまわったりして餌を探す様子が観察できることも多い。
しかし、夜間はどうか?
夜にハゼを観察してみると、日中とは違って底付近でボケーっとしていることが多くてあまり泳ぎまわらない。
だから、夜釣りでハゼを狙う時は
誘いをスローに、待つ時間を長めにとってじっくり探るのが重要!
日中は餌をどんどん動かし、積極的にハゼを誘っていくのが効果を発揮することが多い。しかし、夜にそれをやってしまうとハゼが餌の動きに反応できず、釣れなくなる原因になる。
だから仕掛けの種類もミャク釣りや胴付き仕掛け、ウキ釣りよりも天秤を使ったちょい投げ釣りがおすすめ。ちょい投げ釣りは少し長めの仕掛けを使う事ができ、フワフワとした自然な餌の動きでハゼをじっくりと誘うことが出来るからね。
ハゼクランクは夜釣りに適さない
このように夜のハゼはあまり積極的に動かない傾向がある。だからルアーを使ったハゼクランクなどはかなり難易度が上がりやすく、夜釣りでは不向きな釣り方と言える。
クランクベイトを引いたところで、ボケーっとしているハゼには動きが速すぎてしまって反応できないからだ。また、ルアーのような強い波動を出すものに対してハゼが驚いてしまうことも多いから要注意。
夜釣りでハゼを狙うのであれば、餌を使ってじっくりと狙う釣り方の方がおすすめ。
夕暮れ~夜に移る間に釣れないタイミングが有る
どういうわけなのか、詳しい理由は不明だが
ハゼを釣っていると、夕マズメ~夜に移行するタイミングで魚の反応が極端に悪くなる場合があると感じる。
日によっては全く気にならずに釣れ続ける場合もあるが、意外と釣れない時間に遭遇する率は高い。
ハゼが日中から夜のパターンに変化するからなのかはわからないが、夕マズメの時間を越えるとしばらくの間全くアタリが無くなる。
その後30分なり時間が空いて夜のパターンに入り、またアタリが出るという事が結構ある。
だから日没前後の時間などにハゼ釣りをしていて、釣れないからと言って諦める必要な無い。少し時間を過ごしてみて、それでも釣れないようなら場所を変えたりしてみると良い。
常夜灯の有無
夜間は常夜灯の周辺など、明るい場所の方が釣れる魚も多い。
ハゼの場合、そこまで周囲の光量というものには影響を受けないことが多く、真っ暗な場所でも夜釣りでハゼは狙える。
釣り場の灯りの有無という点はハゼの夜釣りではそこまで重要に考える必要は無いかな!
[…] ハゼ釣りの時期・時間帯毎の特徴の基礎基本! […]