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さて、今回はテナガエビ釣りに使う針の種類と大きさの選び方について!
一般的に小型で非常に繊細な針を使う事の多い釣りになるが、フック形状をしっかり選ぶことは釣果を大きく左右する重要な要素!
アタリが出てからの針に掛けるまでのやりとりが非常に楽しくて奥が深いテナガエビ釣り。1匹でも多く釣果を上げる為のちょっとしたコツとして、ここでは針の選び方のちょっとしたアドバイスを。
アタリが有るのにイマイチ掛けることができない時など、ちょっとした苦戦した時の参考にもしてみてもらいたい。
テナガエビ釣り 針の選び方の基本!
まずはテナガエビを狙う際における針の選び方の要点をまとめておくぞ。
- 針の種類:エビ針が基本形。その他秋田狐、タナゴ釣り用新半月型も〇
- 針のサイズ:2号程を目安に。1号~3号程を選ぶ
- ハリスの太さ・長さ:ハリスは0.3~0.4号程。長さは10cm程にカットして使う
ざっと簡単にまとめてしまうとこんな感じになる。とりあえず初めて挑戦するという事であれば、無難なのがエビ針。これを基準に食い渋った時などに針の形を変えてみたりすると、釣果アップに繋がるぞ。
針で釣果は大きく変わる
テナガエビ釣りに限ったことではないけど、針の形状は釣果に大きな影響が出る!
テナガエビって目の前にエビがいさえすれば簡単に釣れる場合もあるけど、ちょっと活性が低くなると意外と気難しくなる性質がある。
例えば、餌を食い始めても針の違和感を察知した瞬間、急に餌を捨ててしまってどこかに去ってしまったり。また、警戒しているとハサミで弄りまわすだけで中々口に餌を運ばなかったり(-_-;)
特に、餌がミミズやイソメではなく、はんぺんやソーセージ、かにかまやワームなんかを使うとその状況に陥りやすい。
テナガエビの食いが悪いと感じる時は、餌を変えるのも重要だけど針の形を変えると状況が好転する場合もある。
ちょっと頭の片隅に覚えておくといいね(*^^*)
テナガエビに適した針の大きさ
続いて針の号数の選び方について。
わたくしまるなかの場合、基本的にオールシーズン使えるサイズは2号を目安にしている。
1号はかなり小型のエビが多かったり、エビの警戒心が高くてちょっとでも違和感を覚えると餌を離してしまう時に。一方で3号の大きさは良型が多い場合に役立つ。エビのサイズが大きい場合、小さな針ではすっぽり口の奥に入ってしまってフックを外すのが非常に大変になる(-_-;)
こういう時はワンサイズ大きい針を使う事で手返し良く、かつエビにダメージを与えず元気に活かしたまま持ち帰ることが出来る。
釣り上げたテナガエビは泥抜きした方が良い。そのためには活かして持ち帰るのが前提になるから、釣り上げた際のダメージは小さい方が良い。
針の種類毎の特徴の違い
次にエビ針をベースにしてどのように使い分けをしてテナガエビを狙うのが良いか?
わたくしまるなかの場合、普段は2種類の針に分けて釣りを行い、状況に合わせていくようにしている。あまり多く使い分けをし過ぎても、釣りが無駄に複雑になるからおすすめはしない。
最低限の使い分けを覚えておけば大丈夫だ!
それじゃあ少し掘り下げて見ていこう。
超簡単に説明するとこんな感じ。
色んな釣りで使われることの多い袖針という針がある。これをテナガエビ釣りで勧めていることがあるけど、率直に言うとこれはテナガエビ釣りには向いていない。
袖針はフックの形状でいうと左側に分類されるタイプ。
このようにAの部分のフトコロから針先までの長さが長く、Bの部分の幅が長いものはエビの掛かりが悪い傾向がある。
エビ釣りに適しているのは、画像右側のような細長くて針先が短い形状をした針。この方が餌を食った際に抵抗なく、口の中に針が吸い込まれやすい特徴があるぞ。
テナガエビ釣りは、とにかく餌に食ってきたエビをいかにして針掛かりさせるのかが重要!
ウキやシモリの調整も大切だけど、それと同じくらいかそれ以上に釣果を左右するのが実は針の形状だったりする。形が合っていない針を使うと、たとえ針の大きさが小さくても全くアタリを掛けられないという場面もあるからね。
しっかりと使いやすい、掛かりの良いアイテムを選ぶようにしよう!
テナガエビ釣りにおすすめな針
次に、実際に私が使っている針を少し紹介。
テナガエビ針
まずはその名の通りこの釣りに使うために作られたテナガエビ針。メーカーによってはエビ針と書かれているものもある。
最もオールラウンドに使えて掛かりもそこそこ。とりあえずエビ釣りをやってみたいという方は、このエビ針から入ってみるのがおすすめ。
この2号は個人的には最もよく使う針。
- 扱いやすく、掛かったエビを外しやすい
- 袖針などに比べれば良く掛かるが、食いが悪い時は若干針掛かりが悪い時がある
こんな特徴を持つ針なんだけど、使いやすさという点では非常に優れている。
テナガエビは針を外す際にもたついたり、口を少しでも傷つけてしまうと死んでしまう。このエビ針は掛かった獲物を外しやすい形をしていて、ピンセットやフォーセップ(細長い針外しの1種)で簡単に針を外すことが出来る。
この針は若干幅広の形をしているけど、その分元気な状態でエビを持ち帰りやすくて弱らせにくいメリットがあるぞ。
秋田狐・新半月
秋田狐や新半月と呼ばれる針は、主にタナゴやクチボソ釣りなんかに使われる小型の針。これらはとにかく掛かりが良いのが特徴になる。
エビ針よりも細長い形状をしていて扱いやすさは劣る。しかしとにかく1匹でも多く釣りたい時や、低活性時の掛かりが悪い場面で役に立つ。
この秋田狐や新半月と呼ばれるような種類の針はこんな感じの特徴がある。
- とにかく掛かりが良い
- 針が丸っこくて餌を刺し難い
- 釣れたエビの針を外すのが大変
アタリが有ってからのヒット率は優れているが、扱いやすさではエビ針の方が1枚上手という印象。
真夏の炎天下、高水温で活性の下がった状態のテナガエビを日中に狙う場合なんかには効果がある。また釣れてくるサイズが小さく、針掛かりが悪いといった時にもおすすめできる針になる。
このあたりは釣り場の状況に合わせ、エビ針と上手く使い分けをするといい。
テナガエビ狙いに使う針の選び方まとめ・関連記事!
ざっとではあるけど、こんな感じで針の種類の使い分けをしている。
- テナガエビ針:オールラウンドで使いやすい形状
- 秋田狐・新半月:細長くて掛かりがより良い
こんな風に覚えておけばとりあえずはOK。あとは実際に使ってみて、それぞれに合ったより釣果が伸びると感じる針を選んでいけば良い。
それでは、今回はこの辺で。
また明日会いましょう!
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