さて、今回はリールのハンドルノブの形についてです。
最近はリールのカスタムメーカーから社外製のハンドルノブも色々なものが発売されるようになってきていますね!
そんな中、釣りを始めたばかりの方や新たなジャンルの釣りを始めた方など・・・・。
ちょっとルアーや仕掛けの引き抵抗が強くて巻きにくいな。
とか、
ノブの形があっていなくて指が痛くなるぞ。
などのちょっとした使い辛さを感じる時はありませんか?
こういった時、リールのハンドルノブの形状などは意外と重要になってきます。
ノブの形状のみならず、大きさが変わっただけでも
巻き心地や引き抵抗、感度というものは大きく変わってきます。
今回はノブの形状について、使う方の釣りのジャンルや求めるものによってどのようなものが適しているのか?
もちろん個人差や好みの部分はあると思いますが、選び方の基本的な考え方について解説していきます。
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リールのハンドルノブの形状と種類による違い、選び方!
ハンドルノブの素材による違い
ラバー素材
もっともベーシックで標準装備されていることが多いのがこのラバー素材。
耐久性にも優れていて滑りにくく、もっともバランスの取れた素材だと思います。
素材としてはそこそこ滑りにくく、耐久性もそこそこ。つまりオールラウンダーといった所かな。
以前はメンテナンス用のオイルが付着すると溶けだすもの等もありましたが、最近は改善されているのでそのようなことは無くなっていると思います。
銘木
次に、天然木を使用したノブ。オイルフィニッシュや滑り止め加工を施されたもの等、色々なアイテムが存在しています。
魚釣りは趣味!
という方も多いと思いますが、
私の場合も釣りは大好きな遊び。
見た目のカッコよさなどは銘木のハンドルノブは他に変えられないものがあります。
性能に関しても握りやすいように左右専用設計のものがあったり、独特な吸い付くような滑り止めが施されているもの等がある。
欠点としてはまず価格。
当然1点物のハンドルノブになりますから、木の種類などによっては高価。
また、落としたりすると削れてしまったり傷がつきやすいというデメリットもある。
EVA素材
次に、最近どんどん増えてきているEVA素材。
比較的価格も安価で加工も容易、そして軽くて柔らか、滑りにくい。
個人としては銘木ノブが一番使用率が高く、
引き抵抗の強いルアーや仕掛けを使う釣りなどでは、指が痛くならないEVAノブを使うことが多いですね。
柔らかくてグリップ力も高いので、握り込んで釣りを続けても疲れにくくて快適に巻き上げができます♪
欠点としては、使い続けていると表面がツルツルになってきて滑りやすくなること、餌釣りなどで使うと汚れや匂いが少し落ちづらい事かな。
カーボン、金属素材
軽くて硬いので、手元にアタリがハッキリと伝わりやすいのがカーボン製や金属製のハンドルノブ。耐久性もある。
個人的に無機質な感じのノブはあんまり好きではないので今は手元にありませんが、以前は結構使っていました。
特徴としては、高感度で素材の劣化が殆どなくて丈夫で長持ち、汚れなどが付着しても簡単に落とせるなど。
リールの巻きで繊細なアタリを取るような釣りでは、ハンドルにまではっきりとアタリが伝わってきやすいですよ!
ざっくりとですが、私なりの素材ごとの特徴についてはこのような感じになる。
それでは、本題のハンドルノブの形状による違いや選び方について見ていきましょう!
ハンドルノブの形状による特徴と選び方
①I型ノブ
大体3000番クラス程までの小型のリールに装備されることが多いのがこのI型のノブ。
特徴としては、
指先にノブをあててつまむようにリールを巻くことになるので
小さなアタリを察知することや繊細にルアーや仕掛けを操作する釣りに向いている。
一方で、力を込めたやり取りや引き抵抗の大きなものを巻き取るのは苦手。
引き抵抗の強いメタルジグなどを頑張って使おうとしたりすると、手が滑ってしまったり。
また、先端が太くなっているものほど力が込めやすい。
個人的には最も多用する形状のノブで、ライトソルトゲームや管理釣り場、渓流のトラウト、ブラックバス、シーバスまで広く使うことの多いタイプになります。
シーバス釣りの場合T型のハンドルノブを使う方も多いと思いますが、
私の場合はミノーやシンキングペンシル、ジグヘッドを使ってただ巻き、流れを使って食わせる釣り方が殆どなのでルアーの引き抵抗がそれほど大きくない。
ですので、このI型ノブを使ってシーバス釣り位まではやってしまう。
また、オフショアのタイラバゲームなどの場合も100g程度までのウエイトを扱うならI型で十分かな。
②T型ノブ
3000番~4000番クラスなどのショアからのソルトルアーゲーム用リールなどで使用されることが多いのがこのタイプのハンドルノブ。
特徴としては、
ただ巻きを中心とした巻きの釣りに向いているが、ファイト時などにはある程度力を込めてやり取りしたい!
そんな時に使いやすい。
ですので、リールのハンドルの巻き具合でアクションを付ける釣りより、シンキングペンシルをただ引きしたり
ロッドアクションでトゥイッチなどをする釣り。つまり、リールは糸フケを取ることが中心となる釣りにも使いやすい。
具体的にはシーバスゲームや本流のトラウトゲームなど、中型魚を狙った釣りに使うことが多いですね!
そして、個人的な欠点としては
使っていて指が痛くなる。
これは人によってだとは思いますが、使い続けていると指にマメができそうになるので私はあまり使わないタイプのノブですね。
購入時にT型ハンドルが装着されているものは、I型かラウンド型のノブに交換することが殆どです。
人によっては指なんか痛くならないぞっていう人も多いので、このあたりは個人個人の好みも大きいです。
③ラウンド型ノブ
力が込めやすく
抵抗の大きいルアーを引いたり、力を込めた使い方をする釣りに向いているのがこのハンドルノブ。
手で握り込んでリールを巻き取ることのできるメリットとして、
抵抗のある程度大きいルアーをリールのハンドルの巻き具合でアクションを付けたいとき。
また、ある程度強引に魚とやり取りする時。
こういった時に使いやすいのが特徴ですね。
逆に、リールをただ引きして潮の変化を繊細に感じ取ったり、細かいアタリを指先の感覚で取っていくようなことは若干苦手になる。
どうしても深く握ってリールのハンドルを巻くことになるから、このあたりは使い分けですね!
具体的におすすめなシチュエーションとしては、サーフからヒラメや青物を狙ったりする時。
こういった場面では、
ロッドがある程度長かったり重量があったりと、ロッドアクションだけでルアーを動かすのって結構疲れる。
こういった場面では力が込めやすいラウンドタイプのハンドルノブを装着したリールを使う。
そうすると、ロッドのアクションを抑えつつもリールの巻き方でルアーを動かすことが簡単にできるようになります。
これによって力のない方や女性の方でも、より快適に釣りができるようになるはず!
④番外編:ハンマーノブ
ちょっと例外にはなりますが、スロー系のジギングなどで使用されることの多いノブ。
ノブはかなり大型になりますが、水深の深い場所を狙う時や重量のある魚を釣る時、重たいメタルジグを扱う時などに力を込めて握れるので楽になります。
オカッパリからの釣りでは出番は殆どないかな?
エイなどをブッコミ釣りで狙う際なんかには良さそうですが(笑)
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回はリールのハンドルノブの形状とその特徴について、ざっくりとではありますが選び方の基礎について解説をさせていただきました。
簡単にまとめてしまえば、
I型→引き抵抗の軽いものを扱う時。
T型→I型より力を込めてヒットさせた魚とやり取りはしたいが、ただ引き巻きや糸ふけの処理など、そこまで引き抵抗のない仕掛けやルアーを中心に扱う釣りに。
ラウンド型→引き抵抗のあるルアーや仕掛けを使ったり、リールのハンドルの巻き方でアクションを付けたいとき。ヒットさせた魚と力を込めてやり取りしたい時。
こんな風に使い分けをすれば、大雑把にはOKだと思います。
ハンドルノブの形状でそんなに変わるのか?
と考える方もいるかもしれませんが、
実際にノブを変えてみると釣りの快適性やアタリの感じ方などはかなり変わってくるはずです!
今回の解説を参考にしていただき、より快適な釣りの役に立てればなぁと思います。
それでは、良い釣りを!