今日こそはヒラメマゴチ狙いでサーフへ行こうかと思っていたのですが、朝から風が非常に強かったので残念ながら中止に。
こうなると港湾でキス釣りしかないということで出撃してきました。
予想以上に濁りが残っており、おまけに雨が降ったりやんだりのローライトコンディション。
少し厳しくなるかもしれないとの予感がよぎりましたが、誘い方をあれこれ変えながら釣果に結びつけることができたので紹介していきますね!
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濁りと曇り空で視界が悪い海をどう釣るのか?
今日から大型連休だというのに、天候の為か釣り人はまばらです。まずは魚の活性を見るためにテンポよく早めの釣りで探っていきます。
状況に応じて誘いの棚・速度・距離を変えてみよう!
はじめは底から50cm程の棚をリールのハンドル3回転程素早く巻いて誘いをかけ、いったん仕掛けを着底させて数秒待つというパターンで釣りを開始しました。
前回の釣行ではこのパターンで反応が良かったので、今回も釣れるかと思いましたが全くアタリが有りません。
少し水深を変えてみますがやはり反応がないので、魚がいないか誘いのパターンが合っていないかのどちらかですね。
今回は濁っている事、天候が良くないことを考慮して魚の視界が効かず、ゆっくりと見せて食わせなければ食わないのかも?
という判断をしました。
しかし、ひたすらゆっくりと底を引っ張るだけでは魚に気づいてもらう可能性が下がるかもしれません。
そこで、誘いはある程度早く行い、着底後の食わせの間の時間を長くしていきます。10秒ほどじっくり待ってみると、本日初めのアタリが来ました!!
先程まで全く当たらなかったのに、釣り方を少し変えると釣れるんですね。釣りは奥が深いです。
キス釣りで釣果を伸ばすために必要なことは、やはり誘いと食わせのパターンとそのバランスになります。
誘いの棚、早さ、距離、ただ巻きなのか変化を付けるのか・・・。食わせの間はどのくらい与えるのか?
状況によっては誘いの最中に食ってくるパターンなどもあるので、柔軟に対応して先入観を持たないようにするのがコツですね!
その後もポツリポツリと、中型のキスを中心に釣果が出始めました。しかし、段々と時間が経ってくるとギンダベラの群れがやってきたようで、オモリが着底するまでにダブルヒットしてしまうほどに・・・。
こうなってしまうとキスが釣れるまで待つことができません。そこで、水深を変えて対応してみます。
外道を避けるには水深or底質を変えてみる
ギンダベラがいる場所は主に砂や泥底になるので、ターゲットのシロギスとどうしても釣れる場所が被ってしまいます。こういった時は前回の釣行でも試したのですが、水深を変えてみるのが最も手っ取り早い方法です。
水深を変えると言っても、5mも10mも変える必要は全くなく、1.5mも変われば状況が大きく変わることが多いです。
今回はほんの10m程歩いて少し深い場所へ移動します。
小移動をして早速探ってみると、予想通りギンダベラの反応はかなり減ってきました。多少アタリはありますが、先ほどのオモリが着底するまでの間に餌が食われてしまう状況とは全く違います。
ここでもキスをポツリポツリと追加することに成功しました。
キスとのダブルヒットもありました(笑)
キスの方が餌を吸い込む力がギンダベラよりも強いので、アタリの出方でアタリの正体がキスなのかどうなのか、慣れてくるとわかるようになりますよ!
その後少し反応が悪くなってきたので、水深をまた変えてみることに。
浅い場所のキスは高活性!パターンが変わる
少し深い場所でキスを追加することに成功はしたものの、キスの群れはコロコロと水深が変わるので状況変化にしっかりと対応しないと釣果を伸ばすことはできません。
そこで、今日まだやっていなかった水深の浅い場所へ移動します。
浅い場所は先ほどのポイントよりも濁りが薄い様子です。まずは適当に投げてみて魚の反応を見ようとしたところ、着底と当時にヒットしました!
またギンダベラかと思いましたが、引きの感じは本命のキス。案の定釣れたのはキスでした♪浅い場所にいるキスの群れの活性は高いようで、先ほどとは違い、底をきって誘っている最中にもブルブルと激しく当たってくる展開になりました!
サイズも大型が混じるようになってきました。浅い場所を探ると、どうしても外道でハゼが釣れてしまうのが難点ですが、仕方ないですね(笑)
浅い場所には所々に根があるので、カワハギなどが釣れないかと試してみたのですが、今度はフグのラッシュにあってしまい仕掛け切れが多発・・・・。しまいにはかなり良い引きの魚がヒットし、小さな青物かと思って巻き上げてくるとまさかのトラフグ!
しかし、無念にも抜き上げ前に糸が歯で食いちぎられてしまいました。
前回は釣れたカワハギですが、今回の釣行では全く当たりません。
台風の通過により海水温が変わったのかわかりませんが、カワハギの活性は低いようです。
その後も何度も仕掛けを切られ、テンションが下がりましたが夜な夜な大量に仕掛けは作っておいたのが幸いしました。
根周りを丁寧に探ると時々モゾモゾという違う種類のアタリが出てきます。
カサゴを2匹ゲットしました。カサゴは愛嬌のある顔をしていますね♪
結局、少しまとまった雨が降ってきてしまったので釣りを終了しましたが、3時間半ほどで35匹ほどの釣果となりました。
予想以上に濁りはきつかったですが、うまく誘い方のパターンを見つけることができたので釣果に結びつけることができたと思います。
また、深い場所の群れと違い、浅い場所の群れは活性が高く、ほんの少ししか離れていない場所にも関わらず回遊する水深の違いでパターンが全く違ったので良い勉強になりました。
初心者からベテラン釣り師の方まで誰でも釣れて、かつ奥が非常に深いキス釣り。
釣り方で釣果に差が出るうえ、比較的結果がかえってきやすい魚なので、釣りの基礎を覚えたり糸・仕掛けのコントロールを覚えるのにうってつけの魚です。
食べても美味しいので家族にも喜ばれるのは良いですよね♪
普段スーパーやレストラン、お弁当屋で販売されているキスは冷凍のものがほとんどです。キスは冷凍のものと生のものでは味も食感も全く別物になってくるので、自分でキスを釣って新鮮なうちに食べてみてください!
天ぷら以外にも、大型のものは塩焼きや刺身、カルパッチョなどでも非常に美味しくいただけますよ!