うなぎ釣り 餌の種類と使い方の基礎基本!

さぁ、今回はウナギを釣る際に使用する餌の種類やその特徴、使い分けなんかを少し紹介していきますね!

正直言ってうなぎ釣りは個人個人で考え方がかなり違うものになるので、

どの餌が1番効くとか、○○じゃないと釣れない。

というようなものも多く聞きますが、実際には釣れる時にはどの餌でも釣れることの方が遥かに多いですし、釣れない時はどの餌でもまったくアタリも無く釣れません(笑)

かなり時合いの要素が大きい釣りになりますので、私まるなかとしては外道の有無やアタリの出方(アタリ自体が有るのか、無いのか?アタリが出ても食い込みが悪い等)によって餌を使い分けていくパターンが多いですね。

そういった餌毎による特徴の違いなんかも今までうなぎ釣りをやってきて感じたことなどを中心に少し織り交ぜながら解説していきますからね(*^^*)

それでは早速うなぎを狙う際に使用する餌の種類について、少し詳しく見ていきましょう!

★なお、うなぎ釣りに関する道具選びから始める入門講座については「うなぎの釣り方基礎講座!」をご覧ください(*^^*)



うなぎ釣りに使用する餌の種類・使い分けの基本

まずはうなぎ釣りに良く使用される餌の種類とその特徴をざっくりまとめてみますね!

  • イソメ・ミミズ:最もオールラウンドで入手もしやすい餌。イソメかミミズのどちらかでウナギを狙うのが最も基本形。
  • 切り身:サバやハゼ、セイゴにアユ。色々な魚の切り身でウナギを狙うことができる。エサ取りに強く、小型のウナギが多い場所にも向く
  • エビ:テナガエビやモエビ、芝エビなど。小型のものはそのまま丸ごと付けても釣れるが、中型以上は殻をむいてむき身にした方が食いが良い。
  • 貝:アケミ貝やアサリなど。独特なニオイで下流域にいるうなぎ釣りに使用します。地域性が高く、使う地域と使わない地域が有るが、わたくしまるなかは使わないかな。

うなぎは雑食性が強いので、これ以外にも人工イソメ(ワーム)なんかで釣れることもあるし、レバーやカルパス、ジャーキーなんかで釣ることもあるらしいですね(笑)

そうなってくるとどのように餌を選んでいいのかわからなくなってしまいがちですが、とにかく基本は

イソメかミミズをまず用意し、プラスアルファで余裕があれば切り身かエビ系をそこにプラスする感じが良いかな。ですので私の場合はイソメかミミズの1種類で釣りをするパターンか、切り身などを合わせて釣りをする場合が殆どですね(*^^*)

ですのでまずはうなぎ釣りに初めて挑戦するということであればこれを基準にして、後は何度か現場に通う中でその場所にいるうなぎの反応を見たり、出会った釣り人の方から情報をもらったりするのが一番!

そうはいっても同じ釣り場でも人によって特効餌の種類は全く違うこともあるから、あくまでも参考にする程度にしましょう。特にベテランのうなぎ釣り師の方々は癖が強いのでね(笑)

次に、各餌の特徴と使い方の基本を紹介していきましょう。

うなぎ狙いに効く餌の特徴

続いて少し詳しく餌の使分けや特徴を見ていきます。ここでは私が普段良く使用するイソメ・ミミズ、切り身餌、エビ餌を紹介します。

イソメ・ミミズ

最初に紹介した通り、イソメやミミズがうなぎ釣りでは最もベーシックな餌になります。ですのでこれからうなぎ釣りにチャレンジしてみたいという方はまずはこのイソメかミミズのどちらかを用意するのがおすすめです。

この2種類の餌ですが、特徴としては

  1. 食いが良くアタリが出やすい
  2. ニオイと動きでアピール力が有る
  3. 比較的柔らかい餌なので針掛かりも良い
  4. 小型のウナギも拾ってしまう
  5. ハゼやセイゴ等の外道が多いと釣りにならない

1~3がイソメやミミズを使うメリット、4と5が実際に使ってみて感じるデメリットかな。簡単に言ってしまえば「アタリは出やすくて釣果も出やすい。しかし小さい魚や外道が釣れる可能性も高い餌」って感じ。

ですのでそのあたりの出やすさを活かすため、初めてのフィールドでまずはウナギが居るのか反応を見たい時なんかにもまず出番が来る餌!

イソメ・ミミズの使い方

まずイソメとミミズの選び方ですが、

イソメの場合は青イソメ(青虫)を選び、太めのものを使うのが一般的になる。ミミズの場合も同様、畑や林にいたりするでかめドバミミズがベーシックですね。

まず、イソメとミミズの違いですが、

  • イソメは河口~下流域でも使えるが、ミミズは河口域など塩分濃度のある場所で使用すると白くなったりしてすぐ弱る
  • イソメは半分にカットしても弱り難く、ミミズの方が弱りやすい
  • ミミズの方が表面がかたく、針持ちは若干上

こんなところが違う。そしてニオイに関してもミミズは大地の香りがするのに対し、イソメは塩っぽいような何とも言えない香りだ。ミミズの方がニオイは強く、釣具店で売られているものよりも天然のそこらへんにいるミミズの方が強烈なニオイを放つことが多い。

うなぎは臭いにかなり敏感に反応する魚なので、ミミズの強烈なニオイというものは魅力的ですね!

といっても、イソメもそこそこニオイのある集魚力も低くはない餌。どちらを使ってもうなぎは釣れますから、初めは好みで選んでもらえればいいかな。(*^^*)

付け方の基本は青イソメもドバミミズも同様、上の画像のような通し刺しが基本形。餌は大きく付ける方が良いと言われることが多いですが、色々試してみた結果では

釣れる時は欠片のようなちっさくカットしたイソメでも入れ食いになったりすることは良くある。

ですので釣り始めはまず大き目の餌でアタリが出るのかをチェックしてみて、アタリが多いようであれば4cm位にカットして使っても良いかな。この辺りは決めつけをせず、柔軟に色々試してみよう。

そしてアタリが有るけど針に掛からない、ですが餌を小さくするとアタリが遠くなるような時は

糸の方まで餌をコキ上げて使うと効果的になることが有るので覚えておくと良いですね(*^^*)

また、イソメの場合は「口から針を刺すと針持が良くなるかわりに、食い渋った時に最後まで食い込まない」というような特徴もある。ですので状況によって口をそのままつけて使うのか?頭の硬い部分をカットして使うのか?等も色々試してみるといい。

餌が小さい時は、2匹の餌をチョン掛けにして合わせて使用したりしてボリュームアップを図るのも効果的。



ハゼ・アユ・サバなどの身餌

うなぎと言えばミミズで釣るというような印象を持つ方も多いかもしれませんが、切り身餌でもよく釣れます。

状況によってはイソメやミミズ以上のパワーを発揮することもあるので、良く使う餌になります。

身餌の特徴としては

  • 小型のウナギや外道を避けるのが容易
  • 餌持ちがよく、遠投しても千切れにくい
  • イソメやミミズに比べてニオイは弱いものが多い
  • 外道のアタリが無くなるので、少し寂しい(笑)

ざっとまとめるとこんな感じの特徴がある。

イソメやミミズとの使分けは簡単かつ明確で、「イソメでは餌が持たない時」に使うと非常に効果的なるというわけですね!

身餌の使い方

刺し方は縫い刺しをメインに食いが悪いようであればチョン掛けを混ぜたりする。

ハゼやセイゴ、小型のクロダイやキビレが多いポイントでウナギを狙った場合、イソメやミミズなんかは格好の餌食になってしまうので釣りにならない場合もある。このような時こそ切り身餌の出番!

使い方としては、3枚卸した魚を細長くカットして使用するのが基本。ハゼ等の場合は丸ごと付ける方もいますが、食い込みが悪くなって針掛かりしないパターンになることもあるので私は3枚に卸して使用するようにしています。

餌持ちを良くするには塩を振ったりして〆て使うと効果的ですが、あまり大きく切って使う必要は無いのでそのままでも十分かな。餌を大きくして使うときは、仕掛を投げた時の抵抗が大きくなるので餌がちぎれたりしやすくなるからね。

サバなど代表した海水魚の切り身でも良いし、ハゼやセイゴ、アユなどの淡水~汽水域に生息する魚の切り身でもうなぎはよく釣れる。

個人的にこの中でもおすすめなのがハゼ!

うなぎを狙うような河口域~下流域では同じポイントにハゼが生息していることも多く、イソメやミミズを小さくカットしてハゼ用の小型のハリを使うと簡単に釣れるからですね!

ハゼは身の厚さも厚すぎず、皮も薄いので針に付けやすく比較的針掛かりも良い。

一見すると集魚力が乏しいように見えますが、かなり濁った状況下でも普通にうなぎは釣れます。小型のナイフを持って行って、ハゼを釣ったらその場で3枚に卸して使っていますが、外道の増えてくる初夏以降では非常に頼りになる餌ですね。

ミミズやイソメなど、うなぎ用の餌を小さくカットして狙うことができるので余計な餌代も掛からないですし。

また、セイゴや鮎なんかもうなぎ釣りには十分使える餌ですが、特にセイゴは皮が硬くて針が刺しにくい事や皮に針先が刺さってしまってフッキング(針掛かり)しないことが有るのでハゼの方が使いやすさは上に感じる。皮がかたい場合は皮を引いて使えば良いですが、その分手間がかかる。

私が梅雨以降にウナギを狙いに行くときは、夕暮れ少し前のちょっと明るい時間に釣りを始めてまずはハゼを釣っておき、身餌を確保してうなぎ狙いに臨むことが多いですよ♪

他にもワカサギやキビナゴなどを使う場合もあるが、この場合は餌が非常に柔らかいので丸ごと付けても問題ないことが多いし、大きいようであれば2枚に卸して使えばいいでしょう。

テナガエビ、モエビ等

イソメやミミズ、切り身餌などに比べると私の場合は出番が減るが、エビ釣りをしつつうなぎを狙ったりする時に使用する餌ですね!

  • 餌持ちは悪くはないが、身餌よりは悪い
  • 食い込みは比較的良い
  • 大型のエビを付けるとナマズなどの大型の外道が狙える
  • 場所によっては大量に現地調達可能

特徴はこんな感じかな。

エビ餌の使い方

基本的に使うエビの種類は釣具店で売られているモエビをはじめ、テナガエビや冷凍の芝エビなんかも使えますね。モエビや小さいテナガエビなどは丸ごと付けてもうなぎは釣れますが、中型以上になってくるとハサミや殻がかたくなってきて邪魔になる。このような時はむき身にした方が無難かな。

丸ごとの場合は尻尾の方にチョン掛けか、頭の先に針を刺して使う。この時ミソを傷つけてしまうとエビがすぐ弱ってしまうので注意する。むき身の場合は通し刺しにして使えば問題ない。

エビ餌はハゼ等と同様、普段ウナギが口にしている餌だと思われるので食いは結構良くて釣れる餌だと感じます。

そして意外と面白いのが、ちょっと大きめのテナガエビなんかを丸ごと付けてぶっこんでおく。すると、デカいナマズや大うなぎが釣れたり(デカすぎるうなぎは食べた時に皮が硬かったりすることが有るけど・・・)。

私の場合、普段ウナギを釣りに出かける場所はエビが多くは無く、入手性があまり良くないので使う機会は少ないです。しかし、出かけるフィールドによっては沢山エビが潜んでいる場所などもありますから、そういった時はエビ餌をメインにしてみても良いでしょうね!

うなぎ釣りの餌選びまとめ!

今回はウナギを狙う際に使用する餌について、基本的な特徴と使い方の紹介をさせていただきました。餌に関してはこの位覚えておけば、まず基礎としては十分だと思います。

後はポイント毎のウナギの特徴だとか、食いの良い餌が有るのか?などといった事を少しずつ色々試していただければ良いかと!

  • 青イソメ(太目)・ドバミミズを基本餌に
  • 身餌は外道を避けたり小型のウナギ対策
  • エビ餌はちょうどイソメや身餌の中間の餌持ち。小型はチョン掛け、中型以上はむき身で

こんな感じをベースにして餌のセレクトを行ってみてください。間違った餌を使っていなければ、後は場所とタイミングでウナギからの反応は絶対にかえってくるはずですからね!

それでは今回はこのへんで。

また明日会いましょう!

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