偏光サングラス・偏光レンズ 色の選び方と違いを徹底解説!

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さてさて、今回は釣りをはじめスキーやゴルフなど様々なスポーツでも使用されることの多い偏光サングラスのカラー、色の選び方と色による違いについてを少し掘り下げて解説させていただきたいと思います(*^^*)

偏光グラスのカラーですが、今まで偏光レンズを使用して釣りをしたことのない方は

「どの色を選んでも見え方は大して変わらないし、カッコいいカラーを選べば大丈夫のはず」

と考えてしまうかもしれません。

確かに多くの方にとって魚釣りは趣味。

そうはいっても、同じような偏光サングラスに見えてもレンズの色が違えば水中の魚や障害物、水草などの見え方は結構違います。

ですのでより快適に釣りを行って、より自分に必要な水中の情報を集めていくには適切な偏光レンズのカラーセレクトは必須です!

今回は私の実際に使用しているカラーやシチュエーションを実体験をもとに解説していきますので、新しく変更サングラスを購入しようと考えている方は参考にしてみてくださいね(*^^*)



偏光サングラス レンズの色・カラーの選び方と見え方の違いを徹底解説!

1口に偏光レンズのカラーと言っても、メーカーによってはレンズのカラーだけでも10種類以上あったりと、様々な色のラインナップがあってどれを選んだらいいのかわからなくなってしまいますよね。

そうなると、まず重要なのが

偏光サングラスを使ってどうしたいのか?

これがカラーセレクトの根本になります。

例えば、日中に船に乗って海釣りをする際に使う偏光レンズが欲しい時。

このような時、偏光サングラスに必要とされる性能は何なのか。

おそらく、日中の沖合というのは陸上よりもかなり強い日光が照りつけます。

そうなると重要となってくるのが、まず眩しさをしっかりと抑えてくれること。

そして水の中にいる魚の姿を見やすくしたりするというよりは、ナチュラルな疲れにくい視界が欲しい。

 

これによりレンズのカラーの濃淡についてはある程度濃さがあって、眩しさをしっかりと抑えてくれるものが望ましいということと、

なるべく自然なカラーに見えるレンズが候補になります。

その場合、このようなカラーが薄めでライトな偏光サングラスだど眩しさを十分にカットできない恐れがあります。

更に、カラーについてもブラウン系よりもグレー系の方がより自然な色で視界が効く。

それだと必要な性能を満たしていませんから、もう少しレンズのカラーが濃いグレー系のものが候補になる。

この位レンズの濃度があれば良さそうかな?

ってな感じになる。

実際、一枚目の画像の変更サングラスは

水中にいるブラックバスの魚影を見つけることを優先して購入したサングラス。

2枚目の画像のアイテムは、砂浜や船からの釣りの際に眩しさを抑えることを最優先して購入した偏光サングラスなんですね。

こんな風に、使うシチュエーションなどによってレンズカラーと濃度を適切に選ぶと良いですね!

それでは、具体的な選び方を見ていきたいと思います。

まず、最も違いが大きいレンズのカラーから解説を始めます。

偏光レンズの色・カラーの選び方の基本

まず、レンズのカラーですが細かく挙げるとキリが無いので

代表的な3系統に分けて解説をしていきます。

実際に私がレンズを選ぶ際にも、この3系統で大まかに分けてから細かなレンズの濃淡などを考慮して購入するようにしています。

①水中の魚影やストラクチャーなどをよりはっきりと見たいとき→赤系の偏光レンズを選ぶ

おそらく、偏光サングラスを購入する際に最も多い購入動機が

水中にいる魚の姿や水草や海藻、海底の様子などを裸眼の時よりもはっきりと見たい!

ということではないでしょうか?

この場合、選んでほしいカラーは赤系のアイテム。

具体的に言うと赤と言っても真っ赤なレンズというわけではなく、

ブラウンをはじめコパーやセレンなどと呼ばれる系統のカラーになります。

先程登場したこちらの偏光サングラスのレンズカラーはライトブラウンと呼ばれるものになります。

このアイテムもどちらかと言えば水中の様子をはっきりと見るのに適しているレンズになります。

赤系のレンズの特徴 物体の輪郭がはっきりと見える

後に紹介していくグレー系やグリーン系のレンズカラーと比較して、ブラウンをはじめとした赤系のレンズは

水中の物体をよりはっきりと鮮明に見るのに適しています。

特に、レンズカラーに赤みが強くなればなるほどその効果は大きくなっていきます。

ですので、赤系のレンズをおすすめする釣り物としては

ブラックバスのサイトフィッシングや渓流釣り、エギング、アユ釣りなどをはじめとした

水中の魚の姿や地形の把握が重要となるものに特におすすめです。

これらの釣りに使う偏光サングラスをまずは1本買いたい!

そんな時はブラウンなどの赤系のレンズのものがおすすめですね(*^^*)

実際、私がバス釣りで使用する偏光サングラスはブラウンカラーのものが圧倒的に多いです!

ただし、欠点としては赤みが強くて水中のコントラストが強調されるレンズ程、長い時間サングラスを掛け続けていると目が疲れやすくなったりすることがあります。

②自然な見え方を重視したい→グレー系の偏光レンズを選ぶ

ブラウンやコパー等の赤系のレンズとともに最も良く使用されるカラーの対極が、このグレー系のレンズ。

グレー系のレンズを使用した場合、水中の物体の輪郭をはっきりとさせてより鮮明に見えやすくするという点では赤系のレンズには負けます。

この水中の物体の見え方の差ですが、わたくしまるなかは同じくらいのレンズ濃度のブラウンカラーとグレーカラーの偏光サングラスを所有しているので、両方を掛け比べてみたことがあります。

結果としては、水中の魚などの見やすさは結構違って、圧倒的にブラウンの偏光レンズの方がハッキリと見やすかったです。

ですので、偏光サングラスを購入する際のレンズカラーはしっかりと良く考えて購入した方が良いですよ!

グレー系のレンズの特徴 自然で裸眼に近いカラーで見える

水中の魚影の見やすさなどはブラウンなどのレンズカラーには負けるグレー系のレンズ。

しかし、グレー系のレンズの方が物体を自然な色合いで見ることができる。

どういうことかすごーくわかりやすく言うと、

長時間かけていても違和感が無く、疲れにくい。

ざっとわかりやすくまとめてしまえばこんなところ(笑)

ですので、このグレー系のカラーの偏光レンズを選ぶシチュエーションとしては、

水中の様子を見るというよりも眩しさを抑えることを重視する釣りに向いている。

例えば、サーフのヒラメや青物釣り、船釣りなどが代表的です。

これらの釣りの場合、水の中を泳ぐ魚の姿を目を凝らして探して釣りをするということは少ないですからね!

③薄暗い時間帯に使いたい→グリーンやイエロー系の偏光レンズを選ぶ

最後に、イーズグリーンなどをはじめとしたグリーンやイエローなどのカラーをした偏光レンズ。

こういったカラーのレンズはブラウンやグレーのカラーと比較して

周囲を明るく見せる効果が強い。

特にイエロー系のレンズはその効果が高く、夜間に使用するサングラスなどにはイエロー系のカラーが良く採用されています。

グリーン・イエロー系のレンズの特徴 他のカラーが使いづらいマズメや夜間に強い!

私が持っているのはグリーン系の偏光レンズですが、朝夕の薄暗い時間に釣りをする際やちょっと山が深い渓流に入って釣りをする際に非常に重宝しています。

これらのカラーの特徴は先ほども言いましたが、

とにかく視界が明るい事!

実際に使用してみると、他のカラーの偏光サングラスでは暗くて周囲がうまく見えないような時でも使用することができる。

そして、私が使用しているのはイーズグリーンと呼ばれる系統のカラー(厳密には違う)ですが、

実際には良く晴れた日中のサーフなどでなければ、ほぼすべての状況で使うことができる。

ですのでローライトのコンディション用のアイテムと思われがちですが、実は非常に広い状況で使えるレンズでもある。

朝夕の釣行が多い方や渓流釣りなどを楽しむ方は候補に入れてほしいアイテムですね!

 

さて、レンズの色の選び方の基本についてはこのような感じになる。

次は、レンズの濃淡の選び方に進んでいきたいと思います!

偏光サングラス レンズ濃度・濃淡の選び方

偏光レンズの濃度・濃淡には最もわかりやすい指標として

透過率や可視光線透過率と呼ばれるものがあります。

レンズ濃度については個人によって感じ方や表現は違ってきてしまうので、まずはこの数値を基準に選んでみると間違いが少ないと思います。

透過率というと、ちょっと難しい言葉のように聞こえるかもしれませんね(-_-;)

ですが、そんなに難しく考えなくても大丈夫です。

透過率をすごーく簡単に言ってしまうと

太陽などの光のうち、どのくらいの光をカットしてどれくらいの光を通すのか。

簡単に言えばこれを数値化したものになります。

この透過率が低くなればなるほど、レンズの濃度が濃くなっていきます。

つまり、より眩しさを抑えてくれるサングラスになるわけ!

しかし、透過率が低くなってレンズ濃度が上がるほど

十分な光量が存在しないと視界が十分に確保できなくなってしまい、釣りをするのが困難になります。

ですので、初めての1本を選ぶなら

どんな状況でも使いやすい、若干濃度の薄めなレンズの偏光サングラスを購入した方が良いと思います。

暗くてうまく見えないよりも、若干明るいくらいの方が釣りに支障は出にくいですからね!

それでは、続いて透過率の数値による選び方の目安を解説。

可視光線透過率40%前後~

透過率が30%後半以上になってくると、いわゆる

かなり明るい偏光レンズ

に該当すると考えて良いと思います。

先程登場した、私が使用しているグリーン系のレンズの透過率が約40%となっており、マズメ時や曇り空の日中をはじめ、ピーカン晴天の日中以外の広いコンディションで使用しています。

このように、透過率が40%前後のアイテムは

朝夕のローライト時でも比較的快適に使いやすく、広い状況で使えるオールラウンドなレンズだと考えて良いですね。

ただし、どちらかと言えばちょっと光量の少ないシチュエーションに向いている。

夏の太陽が燦燦と照り付けるような状況で使用すると、ちょっと眩しいと感じる時がありますね。

夜間に使用する際は、より透過率の大きいものでなければ安全に使用することはできません。

視界が十分でなく、事故などにならない為にも必ず夜間用のアイテムを使ってくださいね!

可視光線透過率30%前後 初めての1本にもおすすめ!

次に、少しレンズの濃度が上がって透過率30%前後の偏光レンズ。

これらは曇り空を中心としたオールラウンドに使えるカラーですね。

日中の釣りを中心に、幅広状況で使えるアイテムが欲しい方等には30%前後の透過率のレンズを装備している偏光サングラスがおすすめできます。

初めての偏光サングラスを選ぶ際にも、このくらいの透過率のものが最適だと思います(*^^*)

水の中をしっかり見たければブラウン等の赤系を。

眩しさを抑えることが優先ならばグレー系をチョイスしましょう。

先程登場したこのサングラスの透過率は34%。

朝夕のマズメ時に使うには若干暗いですが、それ以外の曇り空や晴天時などにはとても広い状況に対応できます。

可視光線透過率~20%前後

この位の数値まで透過率が低くなっているアイテムは

結構レンズの濃度が濃いサングラス。

ということができます。

このサングラスの場合、可視光線透過率が10%台となっている。

実際にこの変更サングラスを掛けてみると眩しさをカットする力はかなり強いです。

しかし、レンズの濃度がかなり高いので、曇り~晴れた日の日中でなければ快適に使用することはできないです。

朝夕のマズメなんかに使ってしまうと、暗すぎて周囲に何が起こっているのか判断するのが難しいレベル。

このサングラスのレンズは釣り専用のものではないので、釣りに使うには少し暗すぎるという印象があります。

私の場合他にいくつかのサングラスを持っているので使い分けで使用できますが、初めての1本にはこの濃度の偏光グラスはおすすめしない。

偏光サングラスのミラーレンズについて

続きまして、ファッション用サングラスなどを中心に良く見かける偏光サングラスのミラー加工について。

実際、このレンズはオーダーで取り付けてもらったものですが、グリーンの偏光レンズにゴールドミラー加工がされています。

まぁ簡単に言えば、ミラーになっている方がカッコいい!

という効果が期待できる。

サングラス越しにつぶらな瞳が周囲から見えると、なんかカッコ悪いと感じる人もいるかもしれませんからね(笑)

しかし、ミラー加工を偏光レンズに施すことによって可視光線透過率が若干低下するので注意が必要です。

レンズのメーカーなどによってもその変化の大きさは異なると思いますが、大体2~5%前後変化すると言って良いでしょう。

つまりミラー加工をレンズに施すことによって、若干視界が暗くなりやすいということ。

本当にクリアな視界を確保するなら、ミラー加工はしない方が良いですね。

ミラー加工をすると、自分の顔がレンズの形状などによっては入り込みやすくなる。

私の持っている偏光サングラスの場合、ミラー加工をしてあるものはどれも顔にかなりフィットするタイプのものなのであまり写り込みは気にはなりませんが・・・。

偏光レンズの歪み

偏光サングラスのレンズの歪みについてですが、わたくしまるなかは長い間ブラックバスやフライなどをはじめとした、

水中の魚や地形を見る釣り。

これをずっとやってきたこともあって偏光サングラスは少し良いものを使い続けていました。

今までずーっと使っていたのが歪みの少ないガラスレンズを使用した偏光サングラス。

いわゆるサイトマスターってやつです。

レンズ越しにパソコンのモニターを見てみると、レンズの歪みが強調されて良くわかるんですが、ガラスレンズのサイトマスターは歪みが全くなし。

タレックスというレンズメーカーのものが使用されているんですが、私はこの視界に慣れているので特にすごくクリアだどかは感じなくなっていました。

最近はプラスティック製のレンズもとっても良いものが出てきていて、実はタレックスのレンズから他のメーカーのレンズを使った偏光グラスに乗り換えもしていたり。

それがグリーン系のレンズを装着したオークリーの偏光サングラス。

メガネ屋さんで加工してもらったものなので、これも歪みは無い。

これはCR39というプラスティック製の偏光レンズを入れてもらったものですが、この通り歪みは無くて視界もすっきり。

 

しかし、もう1本のオークリーのファッション用?の偏光サングラスはどうも視界に違和感があるというか、使用していると疲れるような気がしていた。

そこで今回歪みをチェックしてみると、衝撃の展開。

あぁ~、完全にやってるね、コレは(笑)

道理で目が疲れるわけです(-_-;)

こう言っていいかはわからないですが、

ファッション性がメインの偏光サングラスのレンズって、結構安価なものが使用されています。

オークリーもメガネやサングラスの一流メーカーですが、スポーツ用のアイテムでなければレンズの光学性能は高くはないということでしょう。

インターネットで調べてみても、結構同じ意見の方が多かったですし。

オークリーのフレームはフィット感が他のメーカーよりも遥かに良いので愛用しているんですが、

快適性にしっかりとこだわるのであればレンズだけは交換した方が良いと言えそうです。

ちなみに、私はコンベックス社のポラウイングSPXシリーズを最近愛用しています♪

タレックス製のサイトマスターと比べても性能的に劣るという印象はないですし、むしろタレックスのレンズよりも偏光度が高くて可視光線透過率が高い。

つまり、より明るくてしっかりと偏光してくれるスペシャルなレンズってわけです(*^^*)

このあたりのインプレッションも後々やっていきますね!

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は、釣果に大きく影響を与えることもある

偏光グラスのカラーや濃淡の選び方について、少し掘り下げて解説をさせていただきました。

釣りによっては、水中の魚影や変化を見つけることが最重要になることもありますから、偏光サングラスをしっかりと選ぶことはとても大切な釣果に繋がる要素です。

もう一度まとめますが

ブラウンや赤系はコントラストを強調し、物体の輪郭をはっきりと見せる効果があります。

グレー系のレンズはコントラストの出方は赤系のレンズには劣りますが、1番ナチュラルな視界に見える。

グリーンやイエローなどは周囲を明るく見せる効果があり、マズメや雨天などのローライト時に効果的です。

これを頭に入れておいて、釣具店であなたにぴったりあった偏光サングラスを見つけてくださいね(*^^*)

それでは、良い釣りを!

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