まるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com静岡から発信。ブログ型釣り情報サイトTue, 04 Nov 2025 11:38:01 +0000jahourly1https://fish-beginner.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-4a332f05ade4ac7bb3c46c472cb5eac8-32x32.pngまるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com3232 【使い心地抜群】パームス ラッシュダイブ125徹底インプレ!https://fish-beginner.com/rushdive125-imprehttps://fish-beginner.com/rushdive125-impre#respondTue, 04 Nov 2025 11:36:40 +0000https://fish-beginner.com/?p=100039

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は青物用の超定番ダイビングペンシル、パームスのラッシュダイブシリーズに追加された新サイズ、ラッシュダイブ125の特徴や使い心地を詳しくインプレしてい ... ]]>

ラッシュダイブ125 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は青物用の超定番ダイビングペンシル、パームスのラッシュダイブシリーズに追加された新サイズ、ラッシュダイブ125の特徴や使い心地を詳しくインプレしていきます。

125mmのサイズはダイビングペンシルとしては小型、13cmクラス定番のラピードや別注平政と競合してきますね。

個人的にこのサイズの小型トッププラグは食い渋りのヒラマサやブリ狙いで出番が多く、それなりに期待して購入しました。

結果としては、使い始めてからすぐに12kgオーバーの大型ヒラマサを筆頭に、すでに多くの実績が出せていますね!

使い心地もかなり良く、すぐに一軍登録されました。

使い勝手がいい小型のダイペンを探している方に、これは非常におすすめです。

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

ラッシュダイブ125をメインに使いながら、デイゲームでヒラマサ連発!

状況に合わせたローテーションで非常に楽しい釣りができました。

ラッシュダイブ125のスペック

ラッシュダイブ125
  • 全長:125mm
  • 重量:28.5g(ボディのみ23.5g)
  • フック:太軸トリプルフック#1×2

スペック的には125mmで30g弱と、ラッシュダイブシリーズ最小モデルになります。

標準装備でやや太めのトリプルフックが装備されているので、パッケージから取り出してそのまま使うことも可能。

ラッシュダイブシリーズは青物狙いのトップウォータープラッギング入門にも非常におすすめですが、この125もその特性・使いやすさはバッチリ引き継がれていますね!

ラッシュダイブ125のフックセッティング

ラッシュダイブ125 シングルフック ダブルフック

標準のままでも全く問題なく使うことはできますが、バラしにくさやよりフック強度を確保するならシングル・ダブルフックに交換するのもおすすめ。

私の場合は自作フックを使い、フロントシングル・リアダブルにして使うのが基本形。

フックの重量は前後それぞれだいたい2g前後、1.5g~2.5gほどを目安にすればとりあえず何とかなります。

フックセッティングを多少変えても、アクションはそこまで大きく変わりません。

細かく調整する時は、スプリットリングのサイズやリーダーとの接続パーツを調整していけば問題ありませんね。

シャウトのシングルクダコの1/0や2/0を浮力やアクションを見ながらセッティングすればOK。

ラッシュダイブ125を「サクッと」インプレ!

ラッシュダイブ125 青物 釣果

ラッシュダイブ125の使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:サイズ・重量の割には比較的優秀!
  • 浮き姿勢:尻下がり
  • アクション:小型のダイビングペンシルとしてはしっかりとした水押し間で操作しやすい
  • 使い方:小刻みなダイブ~リーリングまで広く使える
  • 適したシチュエーション:食い渋りの大型青物狙いの他、1kg台~2kg程度までの小型青物狙いにもバッチリ使える!

ざっくりとまとめるとこんな感じですね。

小型のダイビングペンシルは扱いが難しく、ピーキーな使用感になりやすいんですが、このラッシュダイブ125はそれらが目立ちにくく、マイルドな使用感で楽に使えますよ!

飛距離

ラッシュダイブ125はリア寄りの重心バランスになっているので、重心移動システムは入っていませんが、飛行姿勢の安定性・飛距離については特に不満なく扱えています。

ラッシュダイブ125 ウェイト

黒っぽく透けて見えているのがウェイトになります。
ボディのやや後方寄りに2つ入っていますね。

私の場合はMHクラスのロッドにPE3号を合わせるのが、このクラスのトッププラグを使う時の基本タックルになります。

大型のプラグほど悪条件下での遠投性能はありませんが、横風が10m以上吹くような状況でも使ったり、13cm前後のトッププラグとしては十分使いやすくて必要な飛距離も出せています。

この手のプラグは岸近くに小型のカタクチイワシやキビナゴなど、マイクロサイズのベイトフィッシュが見えていたり、食わないボイルが至近距離で発生している時に出番が多いので、遠投性能については特に不満は感じていません。

しっかりと振り抜いてあげれば激しく空中で回転することもなく、十分使いやすいですね!

ラッシュダイブ125 キャスト

横風爆風のデイゲームでも、サイズの割に使いやすいのがラッシュダイブ125です。

浮き姿勢

ボディ後方に球状ウェイトが2個配置されているので、浮き姿勢は尻下がりになります。

浮力自体はギリギリという感じではないので、状況によってスイベルを使って接続したり、浮力の調整も可能。

基本はシンプルな溶接リング+スプリットリングですが、少し波気立っていて確実にダイブさせたい時はヘッドを重くしたり、色々試してみると良いと思います。

ラッシュダイブ125のアクション

程よい安定感とイレギュラーな動きの絶妙バランス

ラッシュダイブシリーズ全体の特徴にもなってきますが、ダイビングペンシルとして水面直下へ入れ込んだ後のスイミングアクションの安定感と、時々水面を滑って引き波や飛沫を出したり、程よく混じるイレギュラーなアクションが非常に良い感じ!

これは小型のラッシュダイブ125にも当てはまり、ダイビングペンシルの扱いに慣れていない初心者の方でも、ある程度ルアーが自発的に誘いと食わせを行ってくれます。

ベタ凪の状況でも使えますし、若干荒れ気味のコンディションでもアクションエラーが多発しない所で持ちこたえてくれるので、非常に使いやすいですよ!

ヘビータックルや悪条件下でも操作しやすい

ラッシュダイブ125のような小型のダイビングペンシルは、うまく扱えれば食い渋りで非常に強い効果を発揮します。

一方、タックルが少しヘビーになったり、強風や波に弱く、少しラフなコンディションになると使いにくくなるのも事実・・・。

しかし、このラッシュダイブ125の場合はアクションさせた時の操作感がこのサイズの割には穂先にしっかり伝わりやすく、少し強めのタックルでの使用や悪条件下でも比較的使いやすいんですね。

この使い勝手の良さは状況次第で非常に大きな武器になるので、ボックスに1つ入れておくと役立つ場面があると思います。

オートマチックに魚を引き出してくれるアクション+小型プラグの扱いにくさが目立ちにくく、すぐにお気に入りのルアーになりました!

ラッシュダイブ125 ヒラマサ
ラッシュダイブ125 ヒラマサ

かなり荒れ気味の状況でしたが、ラッシュダイブ125で12kgオーバーのヒラマサをキャッチ。

ボディは小さいですが実釣能力は非常に優秀、警戒心が高い大型青物にも良く効きますね!

使い方

ラッシュダイブ125は非常にバランスが良いので、基本的にはどんな使い方にもある程度対応することができます。

小刻みなダイビング・ポーズ

1つ目は、ロッドを細かくチョコチョコ動かして水面直下にダイブさせ、すぐに浮上させる使い方。

私の場合、このような移動距離を抑えた誘い方は、かけあがりの斜面の周りや流れのヨレなど、ある程度魚がつく場所が絞れているような時、特に出番が多くなります。

また、うねりが入っていたりして、長い距離を引こうとすると水面を滑ったり、動きが破綻しそうな時は細かいアクションで波が通り過ぎるのを待ち、キッチリとルアーが引けるタイミングになったらゆったり目のアクションにスイッチすることもよくやりますね。

ラッシュダイブは水面直下に入れ込む時に「ピシャッ」と程よいスプラッシュと音を発生させるので、これがまたいい感じ。

ゆったり目のジャーク・リーリングによるスイミング

ラッシュダイブは水面で程よくイレギュラーな動きが入りますが、水面直下でスイミングさせることもできます。

ですので、先ほど紹介した細かい誘いとコンビネーションさせることで、動きに変化を出して捕食スイッチを入れたり、細かく誘うと魚が反応するもののあと一歩のところで見切ってくるような場面では、リーリングで魚との距離を離すことで、見切らせずに食わせることも可能。

簡単操作で使うこともできつつ、細かくアクションを使い分けてもしっかり釣れる、非常に良くできたダイビングペンシルですね!

適したシチュエーションなど

マイクロベイトパターン入門に!

ラッシュダイブ125は非常に優れた使いやすさがあるので、マイクロベイトパターンでなかなか口を使わない青物を狙う時、初めて使う小型のダイビングペンシルとしても非常におすすめです。

とりあえずラッシュダイブ125でサイズダウンしてみて、それで食わなければ、より繊細なものにローテーションしたり、13cmクラスのトッププラグとして非常に汎用性に優れています。

ラッシュダイブ125 ヒラマサ

マイクロベイトが磯際に見える状況、ラッシュダイブ125で5kgクラスのヒラマサをキャッチ!

小型青物狙い

マイクロベイトを偏食する中~大型青物狙いにも使えますが、1kg台~2kg前後の小型のブリやカンパチなど、青物のサイズが小さい時にも食わせやすくなっています。

ですので、ガチなロックショアゲームだけでなく、堤防やサーフなどでトッププラグを使いたい時にも十分使えます。

M~MHクラスの青物用ロッドなど、ガチンコタックルを使わなくてもトップゲームは楽しめますからね!

使い分け・ローテーション

ラピードF130

同じく13cmクラスのラピード130ですが、ラッシュダイブ125よりもアクションが繊細になります。

より細かく・控えめな水押しになるので、ラッシュダイブでも見切られる時の一手としておすすめです。

ただし、操作感が小さくて扱いが少し難しくなります。

ラピード160 青物 釣果

ヘビータックルでの使用や少し風が強かったりすると、ラッシュダイブ125の方が安定して使いやすいですね。

ラッシュダイブ140

同じくラッシュダイブシリーズ、1つ大きいサイズが140になります。

ラッシュダイブ140はフック込みで40gと、125よりも10g以上重たくなります。

動きの質自体は似ていますが、140の方がやや波動が強めで遠投性能も優秀。

125だと狙いたいポイントまで届かなかったり、マイクロベイトは見えているけど水面付近に青物の気配が無いなど、集魚力を少し上げたい時に140が活躍しますね!

ラッシュダイブ140 ヒラマサ

ベタ凪のデイゲーム、魚の気配が無かったのでラッシュダイブ140を投げると前触れもなく豪快に水面爆発!

11kgオーバーの大型ヒラマサをキャッチしました。

まとめ!

今回はパームスから新たに発売されたラッシュダイブ125のインプレをしました。

一口サイズのコンパクトなダイビングペンシルですが、非常に使いやすくて食わせ能力もバッチリ!

13cm前後の小型トッププラグとして、これは間違いなく強い武器になります。

すでに実績も十分出せているので、興味がある方はぜひお試しあれ。

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【動画版】ラッシュダイブ125実釣インプレ

ダイビングペンシル選びの基本徹底解説

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一誠 海太郎 サカナサカナスピンハイスピードチューン(HST)徹底インプレ!https://fish-beginner.com/sakanasakana_spin_hst-imprehttps://fish-beginner.com/sakanasakana_spin_hst-impre#respondThu, 23 Oct 2025 11:36:08 +0000https://fish-beginner.com/?p=100011

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は一誠から新しく発売されたブレート付きメタルルアー、海太郎サカナサカナスピンハイスピードチューンの特徴や使い方のコツを詳しくインプレしていきます。 ... ]]>

サカナサカナスピンハイスピードチューンHST インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は一誠から新しく発売されたブレート付きメタルルアー、海太郎サカナサカナスピンハイスピードチューンの特徴や使い方のコツを詳しくインプレしていきます。

もともとラインナップにあった普通のサカナサカナスピンのチューニングバージョンということで、主にサワラなど、高速巻きを多用する使い方に合わせたモデルのようです。

しかし、実際に使ってみるとサワラ・青物狙い以外にも非常に使いやすく、特性を理解した上で使うことでかなり化ける・大きな可能性を秘めたルアーですね!

このルアーを使って非常に楽しい釣りができていて、実績もしっかりと残せています。

今回も忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

サカナサカナスピンハイスピードチューンを使ってライトショアジギング五目へ。

真昼間に衝撃の連発・ランカーヒットもあり短時間ながら楽しい釣りができました!

サカナサカナスピンハイスピードチューンのスペック

サカナサカナスピンハイスピードチューン
  • 素材:鉛
  • 重さ:30g、40g、50g、60g
  • フック:リアシングル

ラインナップは30gからで、ショア・オフショア問わずに使えるようになっています。

ノーマルとは違い、シンプルなシングルフック仕様。

サカナサカナスピンハイスピードチューン フック

ちなみに、フロントにアシストフックをつけたりしてみましたが、リアフックのみで問題なくフッキングが決まることが多く、フロントフックは無しでも基本的には問題ありません。

サカナサカナスピンハイスピードチューンを「サクッと」インプレ!

サカナサカナスピンハイスピードチューン 釣果

まずはルアーの使用感について、ざっくりとまとめておきます。

  • 飛距離:比較的優秀
  • フォール:やや早めで素直に沈む
  • アクション:操作感は軽く、最低限のブレードによる波動・フラッシング
  • 使い方:実はスロー~高速まで広く使える。基本はロッドアクション不要
  • ターゲット:使い方次第で青物~底物までオールラウンド
  • 適したシチュエーションなど:早巻き対応とのことだが、食い渋りや深場狙い・潮が早い状況で非常に使いやすい。ブレードの抵抗の無さをうまく活用するのがキモ

簡単にまとめるとこんな感じですね。

ハイスピードチューンとのネーミングですが、一般的なブレード付きルアーが使いにくい場面でも快適に扱うことができ、魚の反応も非常に良くなっています。

飛距離

サカナサカナスピンハイスピードチューンの飛距離ですが、一般的なブレード付きのメタルジグよりもブレードが小さく、抵抗を受けにくくなっています。

サカナサカナスピンハイスピードチューン ブレード

これによって飛行姿勢の安定性や振り抜きの軽さに優れていて、遠投性能も優秀です。

実際に私がPE1.5号+10フィート中盤のシーバスロッドで40gのサカナサカナスピンハイスピードチューンをキャストすると、無風時で80m台後半~90mほどが平均といった具合。

しっかりとロッドを曲げこんでキャストできれば、横風や向かい風が吹いても案外飛距離は落ちず、しっかりと沖目のポイントまで攻めることができますね。

ブレードが大きいルアーの場合、自重に加えてブレードの抵抗が加わってくるので、投げ感が重くなりがち。

ハイスピードチューンはそういったことが無いので、普通のメタルジグに近い感覚でキャストすることが可能です。

フォール

サカナサカナスピンハイスピードチューンのフォールですが、ボディは大きくヒラヒラとロールしたりすることは無く、ブレードが高速回転しながら落ちていきます。

かなりコンパクトなブレードになっているので、フォールスピードは比較的速めな印象です。

これに関してはメリット・デメリットの両方があり、特にサーフで使ったり、水深が浅い場所をじっくり狙うには滞空時間が短くなってしまいます。

一方、足元から水深が深い堤防や磯・ボートからの釣りになると、着底把握が比較的楽にできて深いレンジを攻めやすくなり、浮き上がりを抑えて効率よく釣りができる面もあります。

水深が浅い場所や水面直下を丁寧に・スローに攻めるならブレードが大きいタイプ。

深い場所の狙いやすさや手返しの良さを重視するならハイスピードチューンという使い分けもおすすめですね!

アクション・使い方のコツ

スロー~高速巻きまで広く対応

ハイスピードチューンということで、購入時はスローに巻くとブレードの立ち上がりが遅かったり、使いにくい予感もしていました。

しかし、実際に使ってみるとスローな巻きでもブレードはしっかりと回ってくれるので、対応できるスピードはかなり幅が広くなっています。

ボディはほとんど動かずに直進性に優れていて、そこに抵抗感が小さいブレードの回転が加わります。

そのネーミングの通り、ルアーを回収するような高速巻きでも疲れにくく、ボディが傾いたりブレたりせずに安定感抜群!

ハイスピードアクション専用ではなく、あくまでもハイスピードにも対応できるブレードベイトっていう位置づけですね。

サカナサカナスピンハイスピードチューン メジマグロ 釣果

中層を高速巻きを混ぜつつ、巻き速度に変化を入れて探ると強烈なアタリでメジマグロ(ヨコワ)が釣れました。
キープ禁止の魚なのでそのまま即リリース。

ただ巻き・ストップアンドゴー

使い方はシンプルで、基本的にはロッドアクションは入れずにリールの巻き速度に変化をつけたり、ポーズを混ぜて使えばOKです。

底物狙いや低活性な状況では、着底まで沈めてからスローな巻きでゆっくりとルアーを持ち上げていき、アクションを止めて再び着底まで沈めて探るのが基本形。

ハンドルの巻き数は狙う魚の種類によって変えますが、底物狙いの場合はハンドル5~10回転くらいまでがメイン、青物などを狙うなら10回転~25回転くらいがざっくりとした目安です。

また、青物・回遊魚狙いでリアクションバイトを誘う時は、巻きスピードに大きく変化を出すのもおすすめ。

常に中速以上で誘っても良いですが、スローな巻きでアピールしてから少しフォールを入れて沈めなおし、その後は全速力の巻きにスイッチしてみたり。

フォールによる縦方向の動き&そこからの巻きスピードの変化で捕食スイッチが入り、ガツンと気持ちよく食ってくるパターンもありますね!

特にサワラやカツオ類には、高速巻きを混ぜたコンビネーションが効果的です。

フエフキダイ

沖にフルキャストしてからのただ巻きで「ガツガツッ」とアタリ。

しっかり食い込むまで待ってからアワセを入れて良型フエフキダイをキャッチ。

非常に強い引きで楽しめました。

軽めのジャーク

基本はロッドアクションは入れずに巻きで操作すればOKですが、それだけだとアタリが少ない時は1/2~ワンピッチで穂先をチョンチョンと軽く動かしながらリールを巻いたり、軽くルアーを上下に動かしながらの誘いが効くこともあります。

大きくロッドをビュンビュン動かす必要は無いので、あくまでもボディを揺らしながらブレードの回転で魚を誘うイメージで。

ジャークというより、実際はシェイクに近い感じですね。

狙う魚・適したシチュエーションなど

青物~底物まで五目釣りに対応!

サカナサカナスピンハイスピードチューンですが、コンパクトなブレードによる控えめなアピールと抵抗感の小ささが特徴になってきます。

この特性を把握した上でうまく使うことができれば、青物・回遊魚はもちろんのことヒラメやマゴチ・ロックフィッシュなど、底物系のターゲットも十分に釣ることができます。

実際に私はフエフキダイやオオモンハタ・イサキ・カサゴなどもキャッチしていて、むしろ青物よりも良く釣れているくらいです。

名前に惑わされず、使い方次第でかなり強い武器になりますよ!

ランカーオオモンハタ サカナサカナスピン

巻きで誘ってからのフォールで強烈なアタリ!

2kg・50cmオーバーのランカーサイズのオオモンハタをキャッチしました。

ブレードの小ささを活かす

サカナサカナスピンハイスピードチューンが適したシチュエーションですが、代表的なものとしては

  • 小さめのカタクチイワシやキビナゴなど、マイクロベイトパターン
  • 風が強い
  • 足元から水深が深い場所を狙う
  • 潮の流れが速い
  • 高速巻き使いたい

このような状況・シチュエーションで効果を発揮しやすくなります。

最終的には好みにもよりますが、個人的にはボディに対して大きいブレードが付いているものは巻き重り感が強かったり、ハイアピールな分見切られるのも早い気がするので、使いにくいと感じることも多いです。

その点、サカナサカナスピンハイスピードチューンはブレードの存在感が最小限になっているので、広範囲から波動やフラッシングで魚を引きつけるのは少し苦手な分、魚に対して無駄なプレッシャーを与えにくかったり、ブレード無しのメタルジグやタイラバに近い感覚で使えます。

まとめ!

サカナサカナスピンハイスピードチューン ロックフィッシュ 釣果

今回は一誠の海太郎サカナサカナスピンハイスピードチューンのインプレをしました。

抵抗を抑えたブレードにより、安定した飛距離と沈下速度・引き抵抗の軽さで使いやすく、釣り場の状況や使い方次第で非常に使い勝手が良くて活躍するルアーになっていますね!

フックがリーダーを拾ってしまったり、厄介なトラブルもほとんど起こらないバランスの良さで、ストレスフリーで使えます。

青物以外の魚も非常に良く釣れるので、興味がある方はぜひお試しあれ。

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▼サカナサカナスピンハイスピードチューン実釣インプレ

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【至高の使用感】シマノ25コルトスナイパーエクスチューンを徹底インプレ!【S100MH】https://fish-beginner.com/25coltsniper_ex-imprehttps://fish-beginner.com/25coltsniper_ex-impre#respondSun, 19 Oct 2025 09:34:31 +0000https://fish-beginner.com/?p=99948

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はモデルチェンジを果たしたシマノの青物用ロッド、25コルトスナイパーエクスチューンの特徴・使用感を詳しくインプレしていきます。 私が購入したのはS1 ... ]]>

25コルトスナイパーエクスチューン インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はモデルチェンジを果たしたシマノの青物用ロッド、25コルトスナイパーエクスチューンの特徴・使用感を詳しくインプレしていきます。

私が購入したのはS100MHですが、狙いとしては地磯のデイゲームで食い渋った10kgクラスまでのヒラマサを中心に、ブリやカンパチなどを狙うためです。

本来の用途よりも強い負荷を掛けることになりそうですが、そこはシマノのロッド。

剛性の面は十分あるんじゃないかと期待を込めて新調しました。

結果としてはPE3号のライトタックルで12kgオーバーの大型ヒラマサを険しい磯でキャッチすることに成功、しっかり制御してやり取りをすることができていますね!

今回も忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

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25コルトスナイパーエクスチューンS100MHでロックショアヒラマサ狙い。

PE3号のライトタックルで真っ向勝負!

25コルトスナイパーエクスチューンを「サクッと」インプレ!

25コルトスナイパーエクスチューン 青物 釣果

まずはロッドの特徴・使用感について簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:非常に快適で文句なし
  • 重量感:スペック的にはそこまで軽くはないが、非常にバランスが良くて投げ倒しても楽に使える
  • 感度・反発力:リミテッドには少し劣るが、だからこそ程よくマイルドで誰にでも使いやすい
  • パワー:小型魚でもスムーズに曲がるが、バットはかなり強くて粘る
  • ガイド:チタン+ステンレスガイド
  • コスパ:もはやリミテッドに迫る価格。しかし、性能としては非常に優れる
  • 気になる点:特に無し
  • 適したルアー・シチュエーション:13~17cm程度までのプラグや60~80gクラスのジグに最適

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

価格を見た時は想定以上に高かったので、購入するか迷いました。

しかし、実際に使ってみると使い心地は抜群。

下位グレードのロッドとは細かい部分の使用感に違いがあり、過酷なシチュエーションでの大型青物狙いにしっかり使い込める・信じて使えるロッドになっています。

飛距離・投げ感

まずは飛距離ですが、25コルトスナイパーエクスチューンにはシマノオリジナルのXガイドが採用されています。

私はXHのコルトスナイパーリミテッドも所有しているのでこれが初めてではありませんが、やはり投げ心地には違いがあります。

明確に差が出るほど飛距離が違うかというと怪しいですが、キャストした時のラインの暴れは明らかに少なく、ライン放出時の感触は他社の一般的なロッドよりも間違いなく良いですね。

25コルトスナイパーエクスチューン ガイド

足高仕様の小口径リングになっているので、バット付近でリールから放出されたラインのスパイラルが一気に収束します。

一見するとガイドにラインが激しくぶつかって抵抗になるような気もしますが、そういう心配はいらないと思います。

ブランクスにラインが触れることなく、シュルシュルっとラインが出ていく感触はやはり良いですね!

ライントラブル

非常に滑らかな投げ心地のガイドセッティングですが、ライントラブルのリスクも非常に少ないと思います。

25コルトスナイパーエクスチューン トップガイド

トップ付近のガイドが密に配置されていることにより、向かい風や横風の中でキャストを繰り返してもガイド絡みは皆無、ストレスフリーで使えています。

私の場合はデイゲーム釣行がメインで風波を利用し、あえて風が吹きつけるポイントを選ぶことが多いです。

12kgオーバーのヒラマサを釣った時は向かい寄りの横風が9~10mほど吹くラフなコンディションでしたが、まったくラインが絡むようなことはありませんでした。

投げ心地・トラブル回避能力ともに非常に優秀なロッドですね!

重さ・重量感

25コルトスナイパーエクスチューンですが、カタログスペックではS100MHは344gとなっています。

最近の青物用ロッドはMHクラスで200g台のものも出てきているので、軽いロッドではないと思うかもしれません。

しかし実際に使ってみるとその印象は変わります。

重たい部分がグリップ付近に集中しているため、実釣時にはスペック以上の軽さを感じます。

25コルトスナイパーエクスチューン バランス

6000番のセルテートSWをセットしてみると、重心バランスはこの辺りになります。

セルテートSWは非常に軽いリールですが、しっかりとグリップ部分に重心が来るので、バランスが非常に良いです。

また、ガイド素材もチタンフレームになっていることにより、穂先部分が軽く、持ち重り感の軽減に貢献していますね。

ですので、カタログ上ではそれほど軽いロッドには思えないかもしれませんが、実釣時の軽さ・快適性は十分。

ロックショアで青物とギリギリのやり取りをする強さを持ったロッドとして考えれば、かなり使いやすいです。

25コルトスナイパーエクスチューン 軽さ

私の場合、釣行自体は短時間ですが、一度も休憩せずにひたすらルアーを投げ続けることが多いです。

そんな時でも疲れ知らずでキャストできるロッドになっているので、軽さ・軽快さに関しては特に不満は無く使えていますね!

感度・反発力

25コルトスナイパーエクスチューンの感度や反発力ですが、この価格帯のロッドらしく無負荷の時はピンとした張りがあります。

ロッドを振っただけだと「ちょっと硬いか?」と思うかもしれませんが、実際にルアーを投げてアクションを与えたり、魚を掛けてやり取りをしてみると、思いのほかスムーズに穂先を中心に曲がってくれます。

この反発感はかなり絶妙で、無駄なブレやフニャフニャ感は全く気にならず、それでいてピーキーなものではありません。

25コルトスナイパーエクスチューン カンパチ 釣果

12cm~13cmクラスのダイビングペンシルをアクションさせても、穂先を中心に程よく曲がってくれてアクションのエラーも起こりにくく、一方で60gや80gクラスのメタルジグをロングジャークさせたり、大きく動かしてもしっかりとロッドがパワーを伝えてジグを狙い通りに動かせます。

私は上級機種のコルトスナイパーリミテッドも所有していますが、H~XHクラスのタックルの中でリミテッドの出番は少なくなっています。

なぜかというと、リミテッドは反発力が強く、しっかりとロッドを曲げこんでキャストしたり、魚とやり取りできるシチュエーションでは使い勝手の良さを発揮します。

しかし、バックスペースが取れずにフルキャストが難しいポイントだったり、踏ん張りが効きにくい足場が悪い場所だとその反発力の強さが仇となり、使いにくいと感じることがあります。

ですので、険しいポイントを狙う時は低弾性寄りのロッド使う機会が多くなるんですね。

その点、この25コルトスナイパーエクスチューンはリミテッドほどの高反発感は無いので、状況問わず・誰にでも使いやすいバランスに仕上がっていると思います。

当然、下位機種のロッドよりもシャキッとしていて反発力も強くなりますが、しっかりとブランクスの性能を引き出しやすい・使い切りやすい所でバランスされていますね。

確かに高級なロッドではありますが、この使い心地はかなり絶妙です。

ロッドのパワー

スペック的にはPE4号・ドラグMAX6kgということですが、思いのほか魚の引きに対してスムーズにロッドが曲がります。

25コルトスナイパーエクスチューン パワー

無負荷の時はピンとした感触がありますが、1kg前後の小型のカンパチをヒットさせたり、小型魚でもロッドが曲がって仕事をしてくれます。

一方、バットまで曲がり込んでからの粘り強さに関しては、シマノ製上級機種らしい強さをしっかりと感じます。

25コルトスナイパーエクスチューン ヒラマサ

これは実際にヒラマサをヒットさせて足元まで寄せた時にかなり強く突っ込まれた場面ですが、ドラグを強く締め込んでいることもあり、バットからかなり大きく曲がり込んでいます。

この時、ドラグ設定は初期で手元で5kgほどでスタートしましたが、ヒット直後に一気に走られたのでドラグ負荷は7kg+αくらいまで上げています。

カタログ表記のMAX6kgという値は完全に越えてしまっていますが、実際にはそう簡単に折れることはありません(あくまでも自己責任です)。

私の場合、PE3号タックルでドラグは7kg半~MAXで8kgくらいまで締め込むこともありますが、最近のPEラインは非常に強く、ダメージのチェックと確実な結束ができていれば、これくらいの負荷でも切れません。

特にシマノ製ロッドはもともとかなり剛性の面は優秀ですし、自己責任にはなりますが、ある程度の無茶はできるロッドですね。

25コルトスナイパーエクスチューンS100MH ヒラマサ

こちらは25コルトスナイパーエクスチューンS100MHでキャッチした1匹目のヒラマサ。

ファーストフィッシュがまさかの12.4kg(115cmクラス)。
想定外の大きさでしたがロッドはしっかり耐えてくれましたし、主導権は与えずに一気に寄せてキャッチできました。

魚を暴れさせない・しっかりと制御するやり取りができれば、このクラスの魚でも釣り上げることは可能です。

正直、このロッドで狙うのは10kgクラスまでなので、掛かった時は少し焦りましたが…

ガイド

25コルトスナイパーエクスチューンですが、高級なロッドになるのでバットのXガイドはチタンフレーム、それ以外はステンレス仕様になります。

25コルトスナイパーエクスチューン ガイド

バット側はシマノオリジナルの独特な形のXガイド、ステンレスフレームでも実釣時に明確な悪影響が出るわけではありませんが、錆びにくさやガイドの軽さがロッドの使用感向上に影響を与えています。

コスパ

25コルトスナイパーエクスチューンですが、定価で7万円台中盤~8万円クラスになっています。

ここ最近の物価高の影響もあるので仕方ない部分はありますが、もはやリミテッドとそこまで変わらないくらいの高級ロッドになっています。

はじめて価格を見た時は思ったよりも高くて買うのを少し躊躇しましたが、実際に使ってみると使用感は非常に良く、人によってはリミテッドよりも程よくマイルドで使いやすいと感じる方もいると思います。

道具にこだわりたい方にとっては、バットに錆びにくいチタンフレームガイドだったり、細かい部分の仕様がエクスチューンになると良くなるので、長く使い込めるロッドが欲しい方には良いロッドだと思います。

4万円前後など中級グレードのロッドと比べると、釣果が明確に変わるわけではありませんが、実釣時の快適性・使いやすさは確実に上がります。

奮発して購入しましたが、価格だけのことはあるロッドですね。

その他特徴

ロングナット

個人的にコルトスナイパーリミテッドやエクスチューンで気に入っているのが、緩みにくいロングナット。

25コルトスナイパーエクスチューン ロングナット

ロックナット仕様の2つのナットを締めて使うのは何となく面倒ですし、細かい凸凹が少し気になったりしますが、このナットは1つだけで全然緩みませんし、段差がなくて握りやすいです。

エクストリームパワーコントロールグリップ

個人的はもう1つの特徴が、グリップエンドのエクストリームパワーコントロールグリップ。

エクストリームパワーコントロールグリップ

正直、キャスト時に手首が固定される感じになるので、好みは分かれるかもしれません。

私としては、普段からそれほどフルキャストをすることはほとんどなく、力を抜いて楽に投げ続けることが多いです。

そんな状況でも、それほど力まずともロッドを振り抜きやすくなるので結構気に入っています。

ちなみに、手首に違和感が出るという方は、エンドに掛ける指の本数を調整してみると楽になるかもしれません。

エクストリームパワーコントロールグリップ

私の場合、このグリップのロッドを使う時は掛ける指を2~3本にしてキャストしています。

その方が違和感を少なくしてキャストを続けやすいですね。

欠点

25コルトスナイパーエクスチューンの欠点ですが、今のところ特に使いにくさは感じていません。

むしろ想像以上に使いやすく、十分な強さもあって満足して使えています。

あえて言うなら、あと5000円~1万円ほど安ければ良かったかなとも思いますが、今のご時世で高級なチタンフレームガイドを混ぜた仕様になっているので、仕方ないかと思います。

適した使い方・シチュエーション

25コルトスナイパーエクスチューン ヒラマサ

私が購入した25コルトスナイパーエクスチューンS100MHですが、基本的にはSWリールの6000番、PE3号を中心に使いやすいと思います。

PE4号まで対応となっていますが、私としては3号クラスの方がラインの強度とロッドの強さのバランスはとりやすいように思えます。

ルアーに関しては16cm~17cm前後のダイビングペンシルやポッパーを中心に、食い渋っている時は13cm・30g前後の小型のものにも対応は可能です。

メタルジグの場合は60g~80gクラスがちょうど使いやすい反発感ですね。

穂先からベリーにかけての反発感は良い具合に調整されているので、ルアーの種類問わずオールラウンドに使えます。

狙うターゲットとしては、だいたい3kg~10kg程度までのブリ系青物やシイラ・大型のサワラなどを中心に、2kg前後~5kg程度までのカンパチやヒラマサなどにマッチしています。

私の様に食い渋った10kg前後までのヒラマサを磯で狙う際にも使うことはできますが、魚を反転させずに一気に寄せきるやり取りができていないと、大型がヒットした時に制御できずにラインブレイクするリスクは非常に高いです。

堤防などラインが出せる開けた場所であれば使うことはできますが、あえておすすめはしません。

基本的には中~大型のブリやシイラなどをメインに、中型までのヒラマサやカンパチ狙いに向いたロッドですね。

まとめ!

25コルトスナイパーエクスチューン ロックショアプラッギング

今回はシマノの25コルトスナイパーエクスチューンのインプレをしました。

高級なロッドですが、軽さ・反発力・繊細さ・粘り強さのバランスは非常に良く、リミテッドほどのピーキーさが無くて文句なしに使いやすいロッドになっていますね!

奮発して購入しましたが、これは今後のロックショアゲームでかなり強い武器になること間違いなしです。

もちろん、堤防周りの釣りにも使うことができますから、興味がある方はぜひお試しあれ。

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25アルテグラ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノから発売されているコスパ系リールの代表格、25アルテグラの特徴や使用感を詳しくインプレ。

私が購入したのはC3000XGで、主に強めのライトゲーム~ミドルゲーム五目で強めの負荷を掛けて使い込み、日々の釣行でだいたい200匹以上は色んな魚を釣ったと思います。

釣り上げた代表的な魚としては

  • カサゴ
  • オオモンハタ
  • キジハタ
  • スジアラ
  • クエ
  • クロダイ
  • マダイ
  • ハマフエフキ
  • メッキ
  • カンパチ
  • アオリイカ

などですが、細かく見ていけばもっといろんな魚を釣っています。

このリールを使ってみて感じたのは、正直言って使い方・リールに求める要素によって価格以上に使い勝手が良くなることもあれば、逆に使い方次第ではより低価格のリールの方が使いやすかったり、得意・不得意がハッキリしている印象。

この辺りについても触れながら忖度なしにインプレしていくので、リール選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

25アルテグラを「サクッと」インプレ!

25アルテグラ 釣果

25アルテグラの使用感について、まずはざっくりとまとめておきます。

  • 重量感:やや重ため
  • 巻き心地:ギア素材ゆえの独特な硬さやノイズがある
  • 剛性感:C3000番程度では弱さは全く気にならない
  • ドラグ:上級機種よりも少し引っ掛かりがある。ダイワ製リールの方が出だしが軽い
  • 飛距離・ライントラブル:全くなし
  • ハンドル周り:特に気になる点は無し
  • 気になる点:細かい巻き心地や巻き感度は正直それなり
  • ターゲット・釣種:ライトロックフィッシュやチヌ~ヒラメ・ライトショアジギングなどにおすすめ

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

正直言って細かい巻き心地や感度をリールに求めるのであれば、25アルテグラはおすすめしません。

そういった部分よりも、コスパが良くて負荷を掛けた時の剛性感やギア周りの強さ・耐久性を第一に考えたい方にはピッタリなリールです

リールの重さ

25アルテグラの重さですが、私が購入したC3000XGは220gとなっています。

重量的には最近の小型汎用機種の中では決して軽いとは言えません。

軽いものでは100g台~200g前後になっているので、実際に手に取ってみると、重たくて使えないということは全くありませんが、微妙なズッシリ感はあります。

ただし、これが弱点になるかというとそういうわけでもなく、特にコスパ系のロッドはどうしても穂先側に重心バランスが寄りやすく、下手に軽いリールをセットするとバランスが崩れ、持ち重り感を感じてしまうことがあります。

そんな時は程よく重量がある25アルテグラのようなリールをセットすることで、タックルの重量自体は重たくなるものの、実釣時にはバランスが取れて軽く感じたりします。

25アルテグラ 釣果

実際に私は25アルテグラC3000XGを8フィート台のパックロッドに合わせて使ったりしていますが、ダイワの25カルディアをセットした時よりもバランスが良くなり、むしろ使いやすくなりました。

アジングやトラウトなど、軽さを重視したロッドを使うならアルテグラよりも重量的に軽いリールをおすすめしますが、パックロッドやコスパ系のシーバス・ヒラメ・ライトショアジギングロッドなど、重さが気になりやすいロッドにはちょうど使い勝手が良いリールですね。

巻き心地

程よいしっとり感

リールの巻き心地ですが、巻きの軽さを重視したスカスカなリールではなく、ある程度しっとりした感じがします。

これに関してはインフィニティドライブやローターの重さなどが関係している印象で、ダイワ・シマノともに一昔前の良い意味でのスカスカ感のあるリールは無くなってきています。

25アルテグラ ローター

ローター素材は高強度樹脂で、エアドライブローター搭載のダイワ製リールや、Ci4+素材のローターを搭載しているマグナムライトシリーズのリールと比べるとやや慣性がありますね。

軽量なルアーをストップアンドゴーで操作するとなると、ローターが軽いリールと比べると少しモッサリしたような感覚になります。

一方、抵抗が大きいルアーをリールの巻きで操作したり、水圧が掛かる場面での巻き上げやすさはこの価格帯のリールとしてはかなり優れています。

ノイズ・異音

25アルテグラを巻いた時のノイズ・異音ですが、正直言って価格相応な感じがします。

上級機種のストラディックやカルディアのような精密さは無く、若干ガタがあったり、ハンドルを回した時の雑味を感じます。

巻き心地にしっとり感はあるものの、少しガサガサするようなノイズが混じりやすく、これはギア素材に由来するものだと考えられます。

アルテグラには剛性重視のジュラルミンギアが採用されていて、同価格帯のダイワ製リールは亜鉛ギアなんですね。

亜鉛ギアの方が柔らかくて剛性は劣りますが、ギア同士のなじみが良くなるので、よりノイズが気になりにくくてヌルヌル感のある巻き心地になります。

レガリス

正直言って巻きの滑らかさはレガリスなど、ダイワの少し下のグレードのリールの方が優れているくらいですね。

こうやって聞くと25アルテグラはダメなんじゃないかと感じるかもしれませんが、ジュラルミンギア採用による大きなメリットもあるので、あくまでもこれは負の部分といった感じです。

剛性・耐久性

Ci4+ボディの強さ

リールの剛性に関してですが、25アルテグラのボディはCi4+素材になります。

上級機種のストラディックは金属ボディを採用していて、実際に使い比べてみると金属ボディほどのガチっとした剛性感は正直言ってありません。

しかし、私が購入したC3000クラスですと、PE0.8号程度を使ってドラグを出さずにひたすらゴリ巻きしても、ボディが大きく歪むようなことは無く、上級機種ほどの強さは無いものの実釣時に使いにくさが気になることもありません。

以前、炭素樹脂素材が出たばかりの頃は、シマノもダイワもボディがグニャグニャで使いにくくて仕方がありませんでした。

それと比べたらかなり大きく進化していますし、堤防周りなどでお手軽な釣りをするなら十分使えるリールに仕上がっています。

アルテグラ ロックフィッシュ 釣果

30cm台中盤くらいまでの小型のスジアラやクエなど、かなり引きが強いロックフィッシュも釣っていますが、これくらいの魚なら全く問題ありません。

ジュラルミンギアによる耐久性

25アルテグラの大きな特徴の1つがジュラルミン素材のギアで、これがダイワ製リールとの大きな違いになってきます。

先ほど紹介したように、巻き心地に関しては正直言ってそこまで優れているとは言えませんが、負荷を掛けても壊れない強さにはシマノの信念を感じます。

25カルディア シーバス 釣果

既にインプレッション記事やYoutube動画の方で紹介したように、私が25カルディアのコンパクトボディの3000番を酷使したところ、2~3週間ほどでギアが破損して使えなくなりました。

25カルディアのギア素材は亜鉛合金で、ボディはモノコック構造のZAIONV。

専門家ではないので詳しくは不明ですが、剛性に優れているモノコック構造のボディに柔らかい亜鉛ギアを合わせてしまうと、負荷を掛けた時の力がボディの歪みで緩和されることなく、ダイレクトにギアに集中してしまうような気がします。

話が逸れましたが、25カルディアがあっという間に壊れてしまったので25アルテグラを購入したわけですが、同じような使い方をしてもアルテグラは壊れていません。

確かに細かいギアのノイズやシュルシュル音などはしますが、正直言って細かい巻き心地が釣果に直接的な悪影響を与える訳ではありません。

ですので個人的にはリールに求めるのは第一に「壊れない強さがあること」になってくるので、私の使い方では25カルディアよりも25アルテグラの方が使いやすくて満足しています。

アルテグラ キジハタ 釣果

主に30cm台中盤までのハタなどを狙うライトロックフィッシュゲームやチニング・アオリイカ・30gまでのショアラバ五目・スーパーライトショアジギングなどで酷使してきましたが、今のところ壊れて使えなくなる様子はありません。

ドラグ

25アルテグラ ドラグ

ドラグに関しては、実釣に必要な基本性能としては備わっていますが、どうしてもシマノ製リールは上級機種と比べた時に微調整がしにくく、少しアバウトな感じになります。

特にエギングなど、エギを操作した時のドラグの出方が少し引っ掛かるような感じで、上級機種と使い比べるとその差がすぐに分かります。

また、ドラグに関しては正直ダイワ製リールの方が出だしの軽さが優れていて、個人的にはレブロスやレガリスなど、ダイワの下位機種のドラグの方が好みです。

とはいっても、このリールを使ったからといってラインが切られてしまうようなことは無いので、全く問題なく使うことはできています。

ハンドル周り

25アルテグラ ハンドル

ハンドルはねじ込み式になっていて、上級機種と比べると若干のガタなどはありますが、弱さなどは感じません。

ちなみに、純正ではT型ノブがついていますが、T型ノブが嫌いなので小型のラウンドノブに交換して使っています。

ゴメクサスの30mmチタンノブを使っていますが、少し力を込める使い方にちょうどいい感じですね。

ノブのベアリング追加も同時にできますし、このノブは3000番クラスのリールでよく使います。

飛距離・ライントラブル

25アルテグラ 釣果

飛距離に関しては可もなく不可もなくといったところで、スーパーライトショアジギングやショアラバゲームで遠投する場面でも、特に使いにくさは感じません。

PE0.8号+20gクラスのメタルジグで80m前後は比較的安定して飛ばせますし、上級機種と比べてもルアーの飛距離は変わりません。

また、ライントラブルに関してもこれまで一度も発生していません。

向かい風が10m以上吹きつける状況下での使用もありましたが、基本的なフェザリングなどができていれば、問題なく扱えるリールです。

ライントラブル発生のリスクに関しては、密巻き非搭載のシマノ機・ダイワ機で大差ないと思います。

気になる点

個人的にはこれといった大きな弱点や気になる点はありませんが、細かい巻き心地を気にする方にとってはリールを巻いた時のノイズ・異音になってくると思います。

これに関してはギア素材を亜鉛にダウングレードするか、もしくはパーツの精度を上げてもらうしかないので、アルテグラクラスでこれ以上良くしろというのは難しい部分があると思います。

おすすめターゲット・使い方など

これまでに紹介した通り、25アルテグラは細かい巻き心地や感度を求めるリールではなく、壊れない強さをベースにリールを選びたい方におすすめです。

個人的にはC2000やC2500はアルテグラを選ぶ必要は無く、2500番から上でこのリールの特性が活きてくると思います。

特に、ドラグをあまり出さないでやり取りしたり、高比重なルアーを水深が深い場所や潮の流れが強い場所で使いたい方におすすめです。

例えば、根周りを狙うロックフィッシュゲームや重量級ルアーを扱うサーフのヒラメやマゴチ・スーパーライト~ライトショアジギングなどですね。

正直、こういう釣りでは細かいリールの巻き心地なんてどうでも良く、重要なのは負荷を掛けてもしっかりとリールを巻きこめることです。

そうなってくると、実売1万円台前半~中盤クラスで25アルテグラはトップクラスの信頼性・強さがあるリールになってくると思います。

25アルテグラ オオモンハタ

25アルテグラで40cmオーバーのオオモンハタをキャッチ。

かなりギリギリのやり取りになりましたが、しっかり使えるリールですよ!

ストラディックとアルテグラ

23ストラディック 釣果

ストラディックとアルテグラについては、どちらを買うべきか質問を受ける機会が非常に多いです。

私は23ストラディック・25アルテグラの両方を使ってきていますが、やはり金属ボディによるガチっとした剛性感や巻き心地の滑らかさ・パーツの精度という点ではストラディックが上回っています。

個人的には、堤防周りのライトロックフィッシュゲームやチヌ狙いなど、

  • PE0.8号までを使う
  • 番手はC3000番まで
  • 小場所狙いがメイン
  • 素早いルアー操作は行わない

このような条件が重なってくるなら、基本的には25アルテグラでも十分だと思います。

一方でライトショアジギングやサーフのヒラメ釣りなど、

  • PE1号や1.2号を使う
  • 4000番クラスがメイン
  • 大場所狙い
  • 素早いアクションを多用する

このような条件・使い方になってくると、迷うのであれば少し予算を足してストラディックをおすすめします。

予算的に厳しいなら25アルテグラが選択肢になりますが、リールにとって負荷が掛かる・過酷な条件になっていくほど、やはり上級機種のリールの方が釣りが快適になります。

まとめ!

今回はシマノの25アルテグラのインプレをしました。

シマノらしい強さを求めたコスパ系リールといった感じで、ギア周りの剛性・信頼性に関してはダイワのカルディアよりも個人的には優れている印象です。

硬度のあるジュラルミン製ギアが使われているので、細かい巻き心地などはそれなりですが、ゴリ巻きしてもギアが壊れてリールが巻けなくなるなどのトラブルのリスクが少ない、得意・不得意が比較的ハッキリしているリールですね。

特徴を把握した上で使うことで価格以上の使い心地を発揮するリール、かなりお気に入りでミドル級の五目釣りでよく使っています。

しっかり使い込めるリールになっているので、興味がある方はお試しあれ!

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はシマノから発売されているルアー釣り初心者におすすめな万能ロッド、25ソルティーアドバンスを詳しくインプレしていきます。 ソルティーアドバンスはだい ... ]]>

シマノ 25ソルティーアドバンス インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノから発売されているルアー釣り初心者におすすめな万能ロッド、25ソルティーアドバンスを詳しくインプレしていきます。

ソルティーアドバンスはだいたい1万円前後で購入できる、コスパに優れたシリーズ。

私が購入したのはS106M、大場所狙いのシーバスやヒラメ・青物狙いなどに活躍するロングモデルですね。

ライトショアジギング五目や中~大型ロックフィッシュ狙い用に購入し、強引なやり取りを繰り返しながら使用感をチェックしてきました。

今回も忖度なしに特徴・使用感を紹介していくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

25ソルティーアドバンスでライトショアジギング実釣インプレ。

青物や底物が連続ヒット、大物も釣れて楽しい釣りができました。

25ソルティーアドバンスを「サクッと」インプレ!

25ソルティーアドバンス ショアジギング

ロッドの特徴・使用感について、まずは簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:最大飛距離はそれなりだが、誰にでも投げやすい
  • 重量感:ロングモデルだが価格の割には十分!
  • 感度・反発力:中・上級機種よりも少し劣るが、実釣性能としては十分なレベル
  • パワー:スムーズに曲がるが、曲げこんでからはシマノらしい安心感あり
  • ガイド:Oリング仕様
  • コスパ:1万円前後ということを考えると非常に優秀!
  • 気になる点:リアグリップの色・Mパワーまでしかラインナップがない(2025年10月時点)
  • 適したルアー・シチュエーション:主に外洋に面した防波堤やサーフでのシーバス・ヒラメ・青物など万能

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

細かく見ていくと上級グレードのロッドの違いはありますが、この価格帯としては非常に使い勝手が良くて時代の進化を感じる、想像していた以上に使いやすいロッド!

飛距離・ライントラブル

楽に曲がるブランクスで投げやすい

私が使用しているのは25ソルティーアドバンスのS106Mですが、比較的スムーズに曲げこみやすく、上級機種のようなパキパキ感が強い・高弾性ブランクスではありません。

ですので、しっかりと力を込めてロッドを曲げ込める方にとっては、少しロッドが曲がりすぎてしまってルアーの最大飛距離としては若干落ちる可能性があります。

一方、それほど力まなくてもロッド全体の反発力が使いやすく、キャスティングが不慣れな初心者の方や、足場が悪くてロッドを振り抜けないような場所でも投げやすいですね。

25ソルティーアドバンス 曲がり

40gのメタルジグをキャストした時の曲がりです。

普段からそれほど強くはキャストしませんが、楽に曲がってくれるロッド。

軽い力でロッドがしっかり曲がることにより、誰が投げてもルアーの飛行姿勢・飛距離が安定させやすいことにつながるので、むしろ初心者の方やロッドを振るのが苦手な方にはこのクラスのロッドの方が使いやすい・投げやすいと感じる方も一定数いると思います。

実際に私が25ソルティーアドバンスのS106M+PE1.5号のタックルで40gクラスのメタルジグをキャストすると、だいたい90m行くか行かないかくらいの飛距離が平均といったところです。

高弾性なロッドの方が数メートルほど飛距離は伸びますが、実釣時にその差を大きく感じることは無いですし、むしろ軽く投げても飛距離が落ちにくく、これはこれで使いやすいですね!

ライン絡みなどは皆無

25ソルティーアドバンス ガイド

25ソルティーアドバンスはKガイド仕様になっているので、上級グレードのロッドと比べてもライントラブルが増えたりする印象は全くありません。

横風が強い状況でも使っていますが、トップガイド付近にラインが絡んだりすることも全くなく、特に使いにくさは感じません。

先ほど紹介したようにマイルドな使用感で楽に曲がるロッドなので、ラインテンションが急に抜けにくく、ライントラブルはむしろ起こりにくいと感じる方もいると思います。

ロッドの重さ

重量は平均クラス

ソルティーアドバンス 重さ

私が購入した25ソルティーアドバンスS106Mですが、実測で183.5gでした。

カタログスペックでは188gということで、誤差の範囲内に収まっています。

10フィート6インチで188gとなってくると、高級なシーバスロッドと比べると少し重たく、若干の差はあります。

しかし、ロッド操作を多用するライトショアジギングで使っても、ロッドが重たくて疲れるようなことは全くなく、普通に使える範囲内にしっかり収まっています。

この価格帯のロングレンクスのロッドとしてみれば十分な使用感、個人的には満足していますね!

重心バランスの違い

中・上級機種とは重量自体も少し違いますが、重心バランスについても差があります。

25ソルティーアドバンスS106Mを2ピースに分けて重量を測定してみると、

ソルティーアドバンス 重さ
ソルティーアドバンス 重さ
  • バット側:146.9g
  • ティップ側:36.6g

となっていました。

一方で、手持ちの上級機種に当たる実売1万円台後半~2万円前後の24エンカウンターS106MH(ソルティーアドバンスより少し硬め)の場合は

24エンカウンター バット 重さ
24エンカウンター ティップ 重さ
  • バット側:156.1g
  • ティップ側:28.6g

となっており、ワンランクパワーが強い24エンカウンターのS106MHの方がティップ(穂先)側が軽く、より手元に重心が来ます。

ですので、実釣時における重心バランスによる快適性・使いやすさという点においても、グレードが高いロッドとの違いは存在します。

ただし、これに関しては同じく実売1万円台後半~2万円前後の上級機種、ダイワ25スカイハイ106MHの方が実釣時の持ち重り感はあり、25ソルティーアドバンスS106Mはそこまでバランスが悪いわけではありません。

スカイハイ カーボングリップ

25スカイハイはカーボンモノコックグリップを採用していて、これによってグリップ周りが軽くなりましたが穂先側が相対的に重たくなり、バランスが悪いです。

個人的には、25ソルティーアドバンスは特に重さは気にせずに全然普通に使うことができていますし、同価格帯のロッドと比べて十分な使い心地があると感じます。

感度・反発力

若干のブレはあるが許容範囲内

25ソルティーアドバンスS106Mを使ってみた印象としては、正直言って上級機種と比べると若干のフニャフニャ感やブレはありますね。

上級グレードのロッドの方が、よりピンとしていて高反発な感じになります。

これに関してはロッドが長くなるほどに微妙な素材の違いや製法の差が分かりやすくなるので、10フィート6インチのモデルはそれが特に目立ちやすいと思います。

しかし、1万円前後のロッドとしてみれば非常に使いやすい・ベニャベニャ感は目立ちにくいブランクスに仕上がっていますし、風が吹きつける状況下でメタルジグを大きく動かしても問題なく使えています。

使い比べると上級グレードのロッドとの差は感じますが、だからといって使いにくさがかなり気になったり、釣果に悪影響が出るほどではありません。

ほど良い繊細さと反発感

25ソルティーアドバンス 曲がり

オールラウンドに使える汎用型のシーバスロッドということで、穂先を中心にしなやかに曲がり込みます。

だからといって穂先が柔らかすぎることもなく、シンキングペンシルやミノー・ワーム・タイラバなどのただ巻き系のルアー~メタルジグやメタルバイブをジャークして使ったり、ちょうど使い勝手がいい調子に仕上がっています。

それぞれの使い方に特化したロッドほどの使い心地はありませんが、すべてに対応できる汎用性を考えると、バランスとしては良いですね!

穂先でルアーの存在感を感じながら操作することもできますし、ロッドでルアーを弾き出してイレギュラーな動きを与えることもできます。

感度に関してはピンピンとまではいきませんが、フォール中のアタリを取ることも全く問題なく、特に不満は感じません。

実釣に必要となる繊細さ・感度は備わっています。

パワー

ロッドのパワーに関しては、本来MHクラスのロッドを使う地磯でのライトショアジギング五目で使用しましたが、曲がり込んでからの安心感・粘りにはシマノらしさを感じます。

25ソルティーアドバンス ロックフィッシュ 釣果

S106Mで40cm台後半のオオモンハタを強引なやり取りでキャッチしました。

大型のオオモンハタや小型のカンパチなど、引きが強い魚を全くドラグは出さずにやり取りしましたが、しっかりと耐えてくれます。

25ソルティーアドバンス 曲がり

防波堤やサーフでシーバスやヒラメ・小型~中型の青物などを狙うのであれば、十分な強さはあります。

特にロッドが曲がりすぎて不安を感じたり、曲げることに怖さが出るようなロッドではないので、初心者の方でもきっちり使えると思います。

ガイド

25ソルティーアドバンスですが、傾斜が付いたKガイド仕様のOリングを採用しています。

ガイドのグレード的には低くなりますが、最近はもっと上級グレードのロッドでもOリングを使っていますし、岩などの硬いものにぶつけた時のガイドリングの破損のリスク以外では、これといったデメリットは無いと思います。

マグロなどの超大型魚狙いではラインの放熱性などが重要になりますが、ライトタックルでお手軽に釣りをするなら、全く問題なく使えます。

コスパ

25ソルティーアドバンスは番手にもよりますが、だいたい1万円弱~1万円台前半ほどで購入することができます。

私が購入したS106Mの場合、1本で中型魚狙い全般に使える汎用性や使用感を考慮すると、コスパは非常に良いと思います。

基本的な実釣に必要な性能は手に入りますが、細かく見ていけば上級機種とは違いがあるので、より快適性を求めるならムーンショットやエンカウンターなど、他のロッドを選べば良いと思います。

上級機種の方がロッドのバランスやロッドを曲げた時・振る時のピンとした反発感が強くなりますが、正直釣れる魚の数は変わりません。

気になる点

リアグリップ

実釣時の使い心地については、この価格帯としてはこれといった不満もなく使いやすいと感じますが、リアグリップの色が謎です。

25ソルティーアドバンス グリップ 色

室内の画像だと分かりにくいですが、どういうわけか25ソルティーアドバンスはリアグリップが一般的な黒ではなくグレーになっていて、安っぽさが出ているように思えます。

ここは特に変なことはせず普通の黒いEVAの方が良いかと。

MHが無い

もう1つの気になる点ですが、2025年10月時点ではMHクラスのラインナップがありません。

本来私は地磯をメインにライトショアジギングをやる時はMHクラスをメインに使います。

Mクラスでも使えないことはありませんが、重量級ルアーを使ったり、ライトショアジギングをメインに考えている方はMHクラスが欲しい方もいるはず。

後々追加になるのかもしれませんが、100MHや106MHのラインナップが追加されると、より色んなフィールド・釣り方に対応しやすくなると思います。

適したルアー・シチュエーション

25ソルティーアドバンス ライトショアジギング 釣果

私が購入したS106Mですが、基本的にはメタルジグやヘビーシンキングペンシルなど、抵抗が小さい高比重系ルアーの場合は30gクラスを中心に、20g前後~40g位までが使いやすいと思います。

40g前後以上をメインに使うなら、もうワンランク強いMHクラスの方が良いかな。

一方、リップ付きのミノーなどのプラグ類の場合は11~12cm前後、だいたい10g台前半~20g台前半くらいが使いやすいと思います。

癖がないロッドなので、ルアーの種類についてはプラグ・ワーム・メタルジグ・タイラバなど、オールラウンドに使えます。

大場所・外洋に面したフィールドで出番が多い中量級ルアーを中心に、汎用性が高くて使いやすいロッドになっていますね。

また、リールサイズは4000番程度をメインに、PE1号~1.2号くらいが中心かな。

今回はPE1.5号を使いましたが、1.5号や2号をメインに使うなら、MHクラスの方がロッドのパワーとラインの強度のバランスが取りやすいかと。

ターゲットについてはシーバスやヒラメ・タチウオ・アベレージ1kg台くらいまでの青物など、いわゆる中型魚全般を開けた防波堤やサーフなどで狙う時、万能に使えるロッドです。

まとめ!

25ソルティーアドバンス 青物 釣果

今回はシマノの25ソルティーアドバンスS106Mのインプレをしました。

実売1万円前後のコスパに優れたロッドですが、低価格帯ロッドだと使いにくさが目立ちやすい10フィート6インチの長いモデルでも想像以上に使いやすく、時代の進化を感じましたね!

細かく見ていけば上級機種との違いはありますが、このロッドだから釣果が落ちるとかそういったことは無く、実釣に必要な性能はしっかり手に入ります。

だいたい予算が1万円前後までで色んな魚が狙えるロッドを探している方に、25ソルティーアドバンスのシーバス/サーフシリーズはおすすめですよ!

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TGロックショアシューズ タングステン インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから発売されている磯靴、TGロックショアシューズDS-3100TGのインプレをしていきます。

TGという名前の通り、高強度なタングステンピンを採用しているスパイクシューズ。

特に地磯釣行など、エントリーの際に長い距離を歩いたりする方に重宝する高耐久モデル。

良くある数回~数十回程度の使用インプレではなく、シーズンになると、毎日道なんてほぼほぼ無いような場所を歩き回る私が酷使するとどうなるのか?

今回も忖度なしに紹介していくので、磯用スパイクシューズ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

スパイクシューズの使用頻度・使い方など

まずは私の釣行頻度や使い方ですが、

  • 釣行頻度:オフシーズンは週1~2日程度、ハイシーズンは週5~7日で地磯へ釣行
  • 使い方:渡船などは無く全て地磯釣行で使用。片道20分~1時間+α程度の山・岩礁帯歩き
  • 釣り物:ヒラマサやブリなどの青物・マダイ・ヒラスズキ・ハードロックフィッシュゲームなど

こんな感じで、おそらく私よりも高頻度で険しい場所を歩く方はなかなかいないのが現状だと思います。

道なんてないような場所で草木をかき分けたりして釣りに行くことが非常に多く、シューズにとっては非常に過酷なコンディションになります。

TGロックショアシューズを「サクッと」インプレ!

TGロックショアシューズ タングステン インプレ

TGロックショアシューズの使用感について、簡単にまとめておきます。

  • 歩きやすさ:ダイレクト感が強め。人によっては少しピンの感触が気になるか
  • フィット感:かなり優秀
  • 滑りにくさ:硬くてツルツルした岩だと一気に滑りやすいが、それ以外は安定している
  • ピン・ソールの耐久性:10か月ほど持った。マズメのタングステンと大差ないが、ステンレスピンの何倍も持つ
  • アッパーの耐久性:見た目以上に強い
  • 水はけ:マズメと違って足袋のような感覚。水はけが良くて軽い

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

これという目立つ欠点もなく、しっかりとダメになるまで使うことができました。

歩きやすさ

まずは歩きやすさですが、全体的にシューズが柔らかくて素直に曲がってくれるので、この手の磯靴としては歩きやすくなっています。

TGロックショアシューズ 曲がり

地面の凹凸や足の動きに合わせてソール~アッパーまで素直に形が変わり、険しい山道や大岩が続く場所でも快適に使用することができました。

ロックフィッシュ 釣果

特にヒラスズキやロックフィッシュゲームの場合は歩き回る必要性が高く、歩きにくいスパイクシューズだと足が疲れたりしてストレスになりますし、場合によってはそれが危険に直結することもありますからね。

その点、TGロックショアシューズは歩くことを前提に作られているので快適です。

一方、タングステンピンを採用していてピンの沈み込みや脱落防止のため、ピンの台座の部分が少し大きめに作られているとのこと。

これにより、硬度のあるタングステン素材ということもあり、特にコンクリートや硬い岩盤を歩いた時、足裏に伝わる硬い感触が少し強めに出ます。

正直、これに関しては好みが分かれる部分があり、一般的なステンレスピンのシューズやフェストスパイクシューズよりも足裏に伝わる衝撃・情報量が多い分、人によっては慣れるまで少し違和感があるかも。

個人的には特に足が疲れたりはしませんが、この点においては同じくタングステンピン採用の旧型のマズメのタングステンシューズの方が歩き心地は少しマイルドでした。

ただし、マズメのタングステンシューズもモデルチェンジでピンの土台部分が大きくなったとのことなので、歩き心地は似たようなものになっている可能性が高いですね。

フィット感

これに関しては、大定番のマズメのタングステンスパイクシューズと大きく異なるところで、マズメのスパイクシューズは全体的にがっちりしていて、足回りを確実に守る登山靴のような履き心地。

一方、TGロックショアシューズつま先部分の補強はありますが、全体的に生地が薄く、足へのフィット感を優先しています。

これにより、素足に近い感覚があり、個人的にはかなり好きな使用感ですね。

逆に言えば厚手の素材でガチガチに足回りを固められるわけではないので、人によってはどこか不安を感じる方がいるかもしれません。

TGロックショアシューズ

しかし、実際にはハイカットで素材自体は薄くても足首周りまでしっかり保護してくれるので、個人的には安心して使うことができました。

どちらを取るかは正直好みの差になってくるので、薄手の生地で足にピタッとフィットする感覚が欲しければTGロックショアシューズ。

より足を確実に守る・がっしり感が欲しければマズメのスパイクシューズが良いかと。

滑りにくさ

TGロックショアシューズ ロックショアジギング

滑りにくさについてですが、落ち葉や泥など、山歩きでも安定感があるグリップを発揮してくれるのがラバー+スパイクピンのソールになります。

雨後の少し濡れた山道などもかなりの距離を歩き回りましたが、しっかりとタングステンピンが効いてくれるので、安全に山・磯歩きをこなすことができました。

タングステンピンは硬度が高いため、基本的にはステンレスピンよりも岩に食い込みやすく、摩耗しにくさと相まって安定感のあるグリップを発揮しやすいです。

しかし、硬くてツルツルした岩を歩くときは細心の注意が必要です。

ピンが食い込まない・食い込めない場所になると、ピンの硬さも相まってすごいスピードでツルっと滑ります。

ですので、タングステンピンは滑らないという過信は絶対にNG、ピンが立たないような場所を歩くときはより一層注意するくらいの感覚で歩くのをおすすめします。

ちなみに、磯場だけでのグリップの安定感を求めるならフェルトスパイクの方がおすすめですが、長い距離を歩いた時のフェルトソールの耐久性だったり、草や落ち葉・泥などが混じる山道での安心感を考えると、一般的なラバーソール+スパイクピンに分があります。

ピン・ソールの耐久性

私の場合はかなりの高頻度・険しい道を歩き回るので、スパイクピンはあっという間に減ります。

今回使ったTGロックショアシューズは10か月ほど使用することができました。

ピンの状態については

TGロックショアシューズ ピン

全体的にかなり減ってはきていますが、まだ少しピンが残っている場所もあります。

しかし・・・

TGロックショアシューズ ピン
TGロックショアシューズ ピン

特に力が掛かる部分はほとんどピンが無くなり、台座とほとんど一体化してしまっています。

この状態にはだいたい6か月・7か月を超えたくらいからなり始めますが、だましだまし使って10か月ほどが経ちました。

このピンの耐久性についてはマズメのタングステンとほとんど変わらず、「半年くらい使うとだんだんヤバくなってきて、1年は持たないくらい」というのが、私が使った場合の平均的な寿命になりそうです。

こうやって聞くと、「高級なタングステンシューズを買っても1年も持たないのか?」と思ってしまいますが、私が一般的なステンレス素材のスパイクシューズを履いて険しい山道や磯を歩き回ると、だいたい10日~2週間ほどでピンが無くなります。

ですので、確かにタングステンピンのシューズは高級ですが、この耐久性の違いは圧倒的。

ポイントへのエントリーである程度の距離を歩いたり、釣り場でランガンする方は少し高くてもタングステンピンのシューズを強くおすすめします。

おそらく、一般的な週1~2日程度の使用でそこまで極端な使い方をしなければ、2~3年くらいは普通に使えるでしょう。

5年やそれ以上普通に使えているという方もいるので、これは使用頻度やエントリーする場所の距離・道中の難易度によって大きく変わります。

ちなみに私の体重は63~65kgほどです。

TGロックショアシューズ ソール

一方、ラバーソールも劣化はしてきていますが、大きな破損や偏摩耗は無く、比較的持ちは良いですね。

ちなみに、旧モデルのマズメのタングステンスパイクシューズは、私が酷使するとピンが抜けて無くなったり、ピンの沈み込みや変な方向への曲がりが目立ちました。

マズメ タングステンスパイクシューズ

こちらが実際に私が酷使した旧モデルのマズメタングステンシューズ。

このシューズも10か月前後使った状態ですが、ソールの劣化はTGロックショアシューズの方が少ないような気もしますね。

なお、新しくなったマズメのスパイクシューズはピンの台座が大きくなり、このような不具合は起こりにくくなったとのことです。

アッパーの耐久性

一方、薄手の素材を使用しているアッパー周りですが、見た目以上に良く持ちました。

TGロックショアシューズ アッパー

道なんてないような草むらに突入したり、ゴツゴツした岩場に足が引っ掛かったりすることもありましたが、大きな破れなどは全くありません。

これに関しては完全に予想以上の強さで、いい意味で裏切られましたね!

TGロックショアシューズ 耐久性

一方、つま先の補強部分との境目の接着剤が少し剥がれてきています。

これは両足とも同じような状態で、使用頻度であったり繰り返しの水濡れを考慮すれば、これくらいは許容範囲でしょう。

水はけ・濡れた時の快適性

TGロックショアシューズとマズメのタングステンシューズの大きな違いが、アッパー素材になってきます。

全体的に少し厚めで足の保護に重点を置いているのがマズメ。
足袋のような感じで、フィット感と素足に近い感覚で使えるのがTGロックショアシューズ。

水にぬれた時の不快感の少なさ・水はけという点では、個人的にはTGロックショアシューズの方が好みですね。

素材が薄いので濡れても重たくなりにくく、濡れても靴を脱いで軽く絞れば水がすぐ抜けます。

また、乾くのも比較的早いです。

TGロックショアシューズ

側面には水抜き用の穴もあいているので、使い心地に貢献しています。

ヒラスズキ

特にヒラスズキ釣りは濡れるのがある意味当たり前なので、軽くて水はけが良いシューズが使いやすいですね!

サイズ感

シューズのサイズ感についてですが、普段履きでは27.5~28cmを使用しています。

TGロックショアシューズは28cmを使用しましたが、冬場はネオプレーン素材のソックスを着用してもちょうど良い具合で、夏~冬までオールシーズン過ごせました。

靴下を何重にも履かなければ、普段履いているシューズと同じ~0.5cmUPくらいで良いと思います。

まとめ!

TGロックショアシューズ 釣果

今回はダイワから発売されているタングステン素材のスパイクシューズ、TGロックショアシューズDS-3100TGのインプレをしました。

ダイワから初めて発売されたタングステンピンのシューズということですが、実際に酷使してみると大きな欠点などは無く、安心して険しいロックショアゲームを楽しむことができました。

滑りにくさ・耐久性・快適性のバランスは良く、ハイカット仕様でしっかり足首まで保護してくれるので、ピンがダメになるまでしっかり信頼して使い込めました。

安価なスパイクシューズではありませんが、一般的な使用なら数年ほどは持つと思うので、特に地磯などで歩く距離が長い方にはタングステンの磯靴がおすすめです!

興味がある方はぜひお試しあれ。

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ダイワ25月下美人MXアジング インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワの25月下美人MXアジングモデルの特徴や使用感を詳しくインプレしていきます。

月下美人シリーズはライトゲーム用ロッドの超定番、かれこれソルティストエクストリームの時代から20年くらい使い続けていて、ピーキー過ぎない使用感で釣って楽しいロッドとして愛用しています。

そんな愛着のある月下美人シリーズの中でも、中核をなすのがMXですね!

今回私が入手したのはアジングモデルの64UL-S。
港湾アジングロッドとしては少し長めくらいですが、軽量ジグヘッドを中心に使う汎用性に優れた番手。

今回も忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

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25月下美人MXでアジング実釣。
パターンを見つけて連発を堪能できました!

月下美人MXアジングモデル【64UL-S】をサクッとインプレ!

月下美人MXアジング 釣果

ロッドの使用感について詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:+αの長さでショートモデルよりよく飛ぶ
  • 重量感:平均クラスだが、特に気になることは無い
  • 感度・反発力:パッツン系の高弾性ロッドではないが、かなり絶妙な使用感!
  • パワー:しっかり曲がり込んで魚の引きを吸収、アジングなら問題ない
  • ガイド:SiC+アルコナイトリング
  • コスパ:価格はUPしたのが痛いが、確かに使用感は良い
  • 気になる点:ガイドの小ささゆえにラインを送り出す時にノット部が引っ掛かりやすい
  • 適したルアー・シチュエーション:少し足場が高い堤防や明暗の向こう側などを含め、港湾狙いのオールラウンド。ショートロッドと大差ない使用感で使える

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

超高感度を求める方には少しマイルドなロッドですが、操作感・感度・曲がりのバランスが非常に良くて個人的にはかなり好みな使用感になっています。

綺麗なロッドの曲がりで、やり取りが楽しいロッド!

飛距離・ライントラブルなど

+アルファの長さで快適!

これまでは5フィート台のロッドをメインにアジングをやってきましたが、64UL-Sを使ってみると、遠投性能は確実にアップしますね。

これにより、常夜灯の明暗の向こう側や潮の流れの変化が岸から少し離れていたり、足場が高い堤防でも快適に使いやすくなりました。

それでいて、5フィート台のロッドと比較してルアーの操作感や感度の面も違和感はほぼないレベルで、実釣時の使いにくさが気になることはありません。

足場が低い漁港の岸壁専用で使うのであれば、ショートロッドの良さが活きますが、色んな場所でオールラウンドに使うことを考えると64UL-Sは非常に使い勝手が良い長さだと思います。

小径ガイド化

これまでの月下美人シリーズと比較し、ガイド径が小さくなっています。

月下美人MX ガイド

これによって飛距離が低下するという感覚はありませんが、キャストする時にタラシの長さを調整したり、ちょっとした場面でメインラインとリーダーのノット部が若干引っ掛かりやすくなりましたね。

ラインに角度が付いた状態だと、ガイドが小さくなったことでノット部をガイドの外に出しにくく、使いにくいとまでは感じませんが、少し違和感を感じる場面が何度かありました。

その反面、ガイドの重さがブランクスに乗りにくくなり、実釣時の使用感向上には貢献していると思います。

重さ

平均的な重量感

月下美人MX 重さ

ロッドの重さですが、私が使用している64UL-Sは実測で52.7g。

カタログスペックでは55gとなっていて、重量感については可もなく不可もなくといったところ。

手にした時に衝撃的な軽さはありませんが、特に重たくて使いにくいこともなく、全く問題なく使うことができます。

月下美人MXアジングモデル 重量バランス

実際にリールをセットしてみると、重心の位置はこの辺り(自重155g)。

フロントグリップでバランスが取れているので、悪くはないと思います。

上級機種との差

特に不満なく使える25月下美人MXアジングモデルですが、チタンフレームやカーボンフレームを搭載している上級機種と比べると、自重・バランスの面では少し違いを感じますね。

上級機種の方が細かく見ていくとやはり優秀で、MXの方が若干穂先側が重たいような、そんな印象です。

月下美人MX 上級機種との違い

この辺りの細かい快適性の違いについては、やはり価格帯によって微妙な差があり、使い比べてみると少しの違いを感じることができました。

感度・反発力

穂先~ベリーの絶妙な使用感

64UL-Sは中が詰まったソリッドティップ仕様になっています。

月下美人MX ティップ

ティップは結構細目で繊細ですが、フニャフニャしたような感じはなくて反発力もしっかりしています。

このしなやかさと反発感のバランスは非常に良い感じで、0.6gなどのアンダー1gのジグヘッドの操作感も穂先でしっかりとらえることが出来つつ、キレのある操作感で狙い通りにルアーにアクションを与えることが可能。

そして、穂先からベリーにかけての負荷の移動も絶妙、つなぎ目を感じさせない綺麗な・スムーズな曲がり込みで魚を掛けてからのやり取りが非常に楽しいですね!

この絶妙な調子は、これまで私がメインで使ってきた旧モデルの上級機種、月下美人AIRよりもむしろ使いやすいくらいで、25月下美人MXを使った中での最大のお気に入りポイントです。

月下美人MX 曲がり

このスムーズな曲がりはモデルチェンジによってパワーアップ。

快適性・気持ち良さともに磨きが掛かりました!

握りやすいグリップ周りで反響感度もバッチリ

穂先の微妙な曲がり・モタレ具合で情報をキャッチするのも得意なロッドですが、丸みを帯びたグリップ周りは握り込みやすくて良い感じ。

月下美人MX グリップ

自然な形で手にフィットするので、アジの微妙なアタリも振動として手元に伝わりやすく、反響感度も必要十分。

正直、カーボンモノコックグリップに関しては個人的には大きなメリットは感じませんが、グリップ周りの使いやすさにも満足しています。

パワー

軽量ジグヘッドを繊細に扱えるロッドですが、パワー感もかなり絶妙ですね。

超高弾性のパキパキしたロッドではありませんが、曲がり込むほどにジワジワとパワーが出てきて、ロッドを曲げて維持すれば魚は勝手に水面まで浮き上がってくるような感覚です。

しっかりとロッドが曲がって仕事をしてくれるので、手元に伝わる衝撃もマイルド・数釣りも快適にこなせます。

ガイド

25月下美人MXのガイドですが、64UL-Sはトップガイドとティップの3つのガイド、計4つはSiCリングになっています。

それ以外のバット側はアルコナイトリングを採用、ガイドのグレードは少し落ちましたね。

25月下美人MXアジング ガイド

以前は月下美人MXシリーズにチタンフレームガイドが採用されていて2万円台で購入できたこともありますが、こればかりは時代の変化ですね。

しかし、ガイドのグレードが落ちたからといって実釣時に悪影響が出るようなことは無く、ブランクスの性能自体は間違いなく向上しているので、個人的には気にしていません。

あえて言うなら、ガイドフレームが錆びやすくなるので、そこだけは少し注意かな。

コスパ

25月下美人MXですが、番手によるものの、実売価格はだいたい2万円台後半~3万円前後になっています。

以前は2万円台前半~中盤ほどで購入できたので、こればかりはどうしようもないですが、それなりに値上がりしています。

ただし、実釣時の快適性や使用感については上級機種とそれほど大きな違いは無く非常に使いやすくなっているので、コスパ優秀とまではいきませんが、割高な感じはしません。

主に中~上級者の方におすすめなシリーズって感じですね。

気になる点

これといった大きな欠点や気になるところはありませんが、あえて言うならすでに紹介したように、ガイドが小型化したことによるノット部の糸抜けでしょうか。

その他は特に問題なく、非常に使い勝手がいいロッドです。

適したシチュエーションなど

月下美人MXアジング 釣果

私が使用している64UL-Sに関して言うと、基本的には0.8g~1g前後を基準に、アンダー1g~1.5g位のジグヘッドをメインに使う方にちょうど使いやすいロッドという印象ですね。

一般的なエステルラインやフロロカーボンラインを中心に、極細PEラインを使ったり、だいたい20cm台中盤・後半くらいまでのアジを狙う時にちょうど使いやすいパワー感。

1g未満のジグヘッドの出番がほとんどないならワンランク強いLクラスにしたり、細かい所は使い方に合わせていけばOK。

64UL-Sは港湾部の数釣りアジングをオールラウンドに・広くカバーできるロッドになっていますね!

まとめ!

25月下美人MX 釣果

今回はダイワの25月下美人MXアジングモデル、64UL-Sのインプレをしました。

これまでメインで使ってきた5フィート後半のロッドよりも少しだけ長めですが、繊細さや感度の大きな差は感じられず、非常に使い勝手が良くて遠投性能や悪条件下への対応力も高い、想像以上に使いやすいロッドというのが率直な印象です。

シャキッと感がありつつもしなやかに曲がり込み、軽量ジグヘッドの操作感の分かりやすさ・アジのアタリの伝達性・魚を掛けた後のやり取りの楽しさが非常に高次元で融合、個人的には非常に好きなロッドですね!

偏った癖がない・競技思考のロッドではないので、趣味としてアジングを楽しむことができ、使っていて面白いです。

興味がある方はぜひお試しあれ。

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一誠 海太郎 スピードサーディンジグを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/speed_sardine_jig-imprehttps://fish-beginner.com/speed_sardine_jig-impre#respondSat, 04 Oct 2025 11:44:33 +0000https://fish-beginner.com/?p=99712

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一誠 海太郎 スピードサーディンジグ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は一誠から発売されている海太郎スピードサーディンジグの特徴や使い方のコツを詳しくインプレしていきます。

スピードサーディンジグは絶妙な派手すぎないアクションが結構気に入っていて、ライトショアジギングをメインに活躍、実績もかなり残せているメタルジグの1つです。

マニュアル操作で狙って食わせることもできますが、それでいてピーキー過ぎない使用感になっていますね!

忖度なしにインプレしていくので、メタルジグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

スピードサーディンジグのスペック・ラインナップ

スピードサーディンジグ
  • 素材:鉛
  • 重心:左右非対称形状/フロント・リアバランス(2通りの使い方が可能)
  • フック:フロントシングルアシスト+リアシングルアシスト(画像のジグはフック交換済)
  • 重量:30g、40g、50g、60g

主にライトショアジギングを中心に、五目釣り対応のメタルジグになっています。

標準で前後にアシストフックが装備されているので、パッケージから取り出してすぐに使うことが可能。

また、同社のネコメタルと同様、前後のどちらのアイにリーダーをセットするかによってフロントバランス・リアバランスの2パターンで使用することができます。

重心バランスの使い分け

フロント・リアのどちらのバランスで使うかですが、私の場合はフロントバランス(リーダーをセットした側に重心が来る)で使っています。

スピードサーディンジグ 重心

この画像の場合、左側の方が微妙にボディが厚く、右側の方が薄くなっています。

左側にリーダーをセットするとフロントバランス、右側にセットするとリアバランスになります。

リアバランスでも釣れないことは無いですが、私の場合はジグを操作した後の滑走~水平フォールで食わせることを意識するので、リアバランスだとストンと素早く沈みすぎてしまって使いにくいんですね。

最終的には誘い方や使い手の好みになってきますが、私は青物~底物狙いまで全てフロント側に重心が来るようにして使うのが好み。

ちなみに、海中でしっかりとジグをスライドさせて使うと、リアフックがリーダーを拾いやすくなったりするのでシンプルなフロントアシストフックだけで使うのが基本形。

スピードサーディンジグを「サクッと」インプレ!

スピードサーディンジグ 青物 釣果

スピードサーディンジグの特徴や使用感について、まずは簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:比較的優秀
  • フォール:派手すぎないローリングを伴う水平フォール
  • アクション:潮を受けすぎず大人しすぎないスイミング&スライド
  • 使い方:スロー~中速のジャークがメイン。時々中~高速巻きを混ぜる
  • ターゲット:青物をメインに、イサキやマダイ~ロックフィッシュまで五目に対応
  • 適したシチュエーションなど:オールラウンドに使えるが、若干食い渋っている時や潮が流れている時に特に使いやすい

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

派手にギラギラしすぎないんだけど、動きが地味すぎず、かなり絶妙なアピール力・波動で高い食わせ能力があります。

状況・使い方次第で魚種問わずに何でも狙うことができ、回遊魚から底物まで広く対応可能。

飛距離

スピードサーディンジグですが、私の場合は飛距離が出しにくくなりがちなフロントヘビーセッティングで使っています。

しかし、重心バランスの割には飛行姿勢は安定させやすく、風が吹いていてもしっかりロッドを曲げ込めば綺麗に飛ばせます。

これがスピードサーディンジグの良さの1つで、場合によっては風速8~10m前後の状況でも使いますが、特に問題なく使えます。

ただし、雑に投げたりロッドを振り抜くスピードにムラが出ると、ピラピラして失速しやすくなります。

この投げやすさに影響しているのが、スピードサーディンジグのボディ形状ですね。

スピードサーディンジグ 形状
スピードサーディンジグ 形状

左右非対称形状で表面(海中で下になる側)に厚みがあり、裏面はフラットな形です。

それに加えて薄っぺらい形ではなく厚みがあり、撃投ジグレベルなどと比べるとややコンパクト。

これによって空気抵抗が抑えられていて、フロントヘビーセッティングで使っても、しっかり投げれば失速しにくくなっています。

実際に私が40gのスピードサーディンジグをPE1.5号+10フィートクラスのライトショアジギングロッドでキャストすると、だいたい90m台前半ほどの飛距離が平均といった具合です。

リアバランスのジグには少し飛距離は劣りますが、センターバランスのジグと比べて大きく遠投性能が劣ることもなく、投げ心地は悪くありませんね!

フォール

スピードサーディンジグですが、フロントヘビーセッティングで使うと水平姿勢をキープして沈下していきます。

エッジが鋭すぎず、程よく厚みがあるボディ形状になっているので、ギラギラと強くロール&不規則なスライドはせずに、程よく「キラッ」「キラッ」と柔らかく動きながら沈むんですね。

このアピール力とナチュラルさのバランスがかなり気に入っていて、フォール中のアピール力でいうと、「平均よりも若干控えめ」くらいです。

もっとフォール中にジグを動かしたければ、エッジが鋭くて薄っぺらいジグを使えば良いですし、逆にフォール中の動きを抑え込みたければ、丸っこくてより厚みがあるジグにローテーションするような感じで。

しっかりと滞空時間を作ることができ、青物はもちろんヒラメやロックフィッシュなど、底物狙いでもしっかりフォールで食わせられるジグですね!

スピードサーディンジグのアクション・使い方

スロー~中速のワンピッチジャーク

スピードサーディンジグの使い方ですが、最も基本になってくるのはワンピッチジャークですね。

あまり激しく・ハイピッチでジャカジャカ動かすことは無く、ジャーク1回1回を丁寧に・しっかりと水平姿勢を作ることを意識して動かします。

魚を探す時は少しずつジグを浮き上がらせていくようにジャークしますが、低活性で食いが悪い時は、一定層をキープするようにスローなテンポで・ラインスラッグを出して操作するのがおすすめ。

スピードサーディンジグ オオモンハタ

スピードサーディンジグを底潮に乗せながら、スロージャークで海底付近を探ってガツンとバイト!

1kg・40cmオーバーのオオモンハタをキャッチしました。

1/2ピッチジャーク

最もベースになるのがワンピッチジャークですが、変化を出さないと食わないような時は1/2ピッチジャークもおすすめ。

リールのハンドル1/2回転につき穂先を20cm~40cmくらい、チョコチョコと震わせてアクションを与えます。

イメージとしては、ジグを海中で滑走させるというより、クイックに首振りさせる感じで。

これを数回繰り返したらワンピッチジャークにスイッチしたり、動きに変化を出して食わせのきっかけにするわけですね。

中~高速巻き

中速~高速の巻きも主にワンピッチジャークにコンビネーションさせて使います。

程よく厚みのある左右非対称・フロント寄りの重心バランスにより、潮を少し強めに当てても激しくジグが回転しにくく、潮をうまくすり抜けながらスイミングしてくれます。

これによって特に日中のデイゲームなど、ジグの動きに大きな変化を与えないと捕食スイッチが入らないような場面で使いやすく、活性が落ちたカンパチやイサキに対して良く利きます。

スイム中のアピール力もやや控えめながら、ジグが程よくピラピラ動くので結構好きな使用感ですね!

スピードサーディンジグ 青物

ジャークからの高速巻きにスイッチして小型のカンパチをキャッチ。

この日はブレード付きジグに当たらず、スピードサーディンジグに替えて1投目から連発モードに入りました。

適したシチュエーションなど

青物中心の五目狙いに対応

スピードサーディンジグですが、程よい潮抜けの良さがあるので、ブリやカンパチ・カツオなどの青物・回遊魚系ターゲットと中心に、水平姿勢のフォールを意識して使うことでヒラメやマゴチ・ロックフィッシュなどの底物狙いまでカバーできます。

ただし、底物系の魚を狙う時は少し水深が深いポイントを探ったり、潮が早くて平べったいジグだと浮き上がりすぎたり・潮を強く受けすぎてしまうような場面におすすめ。

スピードサーディンジグ クロダイ

カタクチイワシの群れが見えたので、スピードサーディンジグを直撃させてみると良型のチヌがヒット。

使い方次第で色んな魚が狙えますね!

やや食い渋り・潮が利く場面に

動き自体は若干控えめなくらいなので、高活性な魚を効率よく探していくというより、若干活性が低くて食い渋りが出ていたり、横・払い出す潮が利いていてジグが潮を強く受けすぎないようにしたい場面で特に使いやすいと感じます。

テンポよく探りたい時は、フロントヘビーではなくリアヘビーセッティングで使った方がフォールスピードが速くなり、効率よく広い範囲を探れるようになります。

使い分け・ローテーション

アピール力を強くしたい時

スピードサーディンジグで少しアピール力が足りない時は、よりフォール中に良く動くジグにローテーションします。

例えば、メジャークラフトのクロスライドジグヘビーメタルや撃投ジグレベルですね。

クロスライドジグ カツオ

これらはフォール中のローリングや不規則なスライドがよりハッキリ出るので、魚を引きつけるパワーが強くなります。

アピール力を弱くしたい時

一方、スピードサーディンジグよりも更にアピール力を弱く・ナチュラルに魚を誘いたい時は、ダイワのサムライジグRスローフォールなど、丸っこい形のジグがおすすめ。

サムライジグRスローフォール

ジャーク後のスライドやフォール中の動きが滑らかに・ギラギラ感を抑えることができます。

まとめ!

今回は一誠の海太郎スピードサーディンジグのインプレをしました。

もともと一誠にはネコメタルという超定番ジグがありましたが、スピードサーディンジグの方が若干潮抜けが良くてスライド幅が広く、潮を当てた時の動きがマイルドになっています。

よりネチネチと狭い範囲で誘いを掛けやすいのがネコメタル、今回インプレしたスピードサーディンジグの方が、より中~高速巻きが使いやすかったり、少し大きめ・ゆったり目のロッドアクションで使いやすくなっていますね!

かなりバランスが良くて使いやすいメタルジグなので、興味がある方はお試しあれ。

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【価格を越えた使用感】シマノ24エンカウンターを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/24encounter-imprehttps://fish-beginner.com/24encounter-impre#commentsWed, 01 Oct 2025 11:22:35 +0000https://fish-beginner.com/?p=99655

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はシマノの万能系ソルト用ルアーロッド、24エンカウンターの特徴や使用感について詳しくインプレしていきます。 私が購入したのはS106MH、主にライト ... ]]>

24エンカウンター インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノの万能系ソルト用ルアーロッド、24エンカウンターの特徴や使用感について詳しくインプレしていきます。

私が購入したのはS106MH、主にライトショアジギング五目やヒラスズキ・ハードロックフィッシュゲームなどを楽しむためのロッドとして使用中。

正直、元々は購入する予定がなかったロッドなんですが、先日インプレしたライバル機種のダイワ25スカイハイが微妙な感じだったので、同じようなスペックの24エンカウンターはどんなものかと、追加で購入。

実際に使い比べて魚を釣っていくと、結構使用感には違いがあり、それぞれシマノらしさ・ダイワらしさが出ていましたね!

正直、個人的には後発の25スカイハイよりも24エンカウンターの方が使いやすく、特に私が購入した10フィート6インチのMHパワーに関して言えば、間違いなく24エンカウンターをおすすめします。

万能系ロッドとしてかなり使いやすく、価格を越えた使い心地があるロッドですね!

忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

24エンカウンターで初秋のライトショアジギング五目へ!

まさに予言通りに青物を連続ヒットへ持ち込んだり、ランカーサイズのロックフィッシュをキャッチ。

24エンカウンターを「サクッと」インプレ!

24エンカウンター ショアジギング

使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:ピンとしたブレの無いブランクスで優秀!
  • 重量感:重量的には平均的だが、バランスは良く価格を考えたら十分な快適性
  • 感度・反発力:シマノらしいガチっとした仕上がりのブランクス。必要感度は十分
  • パワー:ランカーサイスのロックフィッシュでも余裕。安心感がある
  • ガイド:SiC+アルコナイトリング
  • コスパ:1万円台・汎用性を考えれば十分すぎる性能・使用感!
  • 気になる点:穂先にルアーの重さを感じ取るのは若干苦手か
  • 適したルアー・シチュエーション:まさに万能系ロッド。特にメタルジグや高比重なジグヘッドリグなどを中心に使う方におすすめ!

ざっくりまとめるとこんな感じ。

機種により、だいたい1万円台中盤~2万円台前半ほどで購入できるロッドですが、完成度は間違いなく高いです。

普段はハイエンドタックルを使うこともありますが、実釣に必要な性能という点では24エンカウンターで十分なものが手に入ると感じます。

これから本格的にルアー釣りを始めたい、ある程度しっかり使えるものが欲しい初心者の方や中級者の方に、これは忖度なしにおすすめできるロッドですね!

飛距離・ライントラブルなど

ブレの無い細身のブランクス

24エンカウンターの投げ心地ですが、まず最初に思ったのは2万円前後で購入できるロッドとしては非常にブレが少ないこと。

24エンカウンター キャスト

少し前の2万円台後半くらいのロッドとブランクス性能は大差ないくらいに感じていて、フニャフニャするようなブレ・芯の無さを感じません。

コスパ系ロッドとしてはピンとした張り・コシがあり、なおかつブランクス自体も穂先を中心に価格の割に比較的細身で振り抜き感は良好。

10フィート6インチのロングモデルでも、コスパ系機種にありがちな投げにくさは全くと言っていいほど気になりませんね!

実際に私がエンカウンターS106MH+PE1.5号で40gのメタルジグをキャストすると、アベレージで90m前後以上の飛距離は出せています。

高級ロッドと比較しても明らかに飛距離が落ちたりすることは無く、快適に使えています。

強風時でもトラブル無し

24エンカウンターはブレの無いブランクスで、強風時でも使用感は悪くありません。

向かい風が10m前後吹き付ける中でのライトショアジギング釣行もしてみましたが、ガイドへの糸絡みなども無く、ヒラスズキゲームなどにもしっかり使えるロッドだと思います。

24エンカウンター ショアジギング 青物

向かい風爆風の中、24エンカウンターでライトショアジギング。

特に使いにくさは気になることは無く、小型のカンパチやイサキ・ハタなどを連続キャッチできました。

重量感

ロッドの重さに関しては、上級機種ほどの軽さはありません。

私が購入したS106MHはカタログスペックでは188gと、可もなく・不可もなくといったところ。

しかし、実際に使ってみると自重自体はそこそこあるものの持ち重り感は気にならず、特にロッドが重たくて使いにくいということはありません。

24エンカウンター 重心位置

コンパクトボディ5000番のリールをセットすると、重心はこの辺り。

上級機種ほどの超快適な軽さ・バランス感とまではいきませんが、コスパ系のロングロッドとしては十分な使い心地です。

これに関しては以前インプレした25スカイハイとの大きな違いになってきます。

スカイハイのインプレ記事でも触れたところですが、カタログ上では

  • 24エンカウンター106MH:188g
  • 25スカイハイ106MH:174g

このようになっていて、10g以上エンカウンターの方が重たいです。

しかし、穂先側の重さを計測してみると・・・

24エンカウンター ティップ 重さ

24エンカウンターは28.6g。

一方の25スカイハイは・・・

25スカイハイ ティップ 重さ

まさかの41.8g。

このように、スカイハイが軽いのはカーボンモノコックブリップ搭載のバット側だけで、持ち重り感に直結してくる穂先側がやたらと思いです。

この違いは正直いって無視できないくらいの違いがあり、10フィート6インチのロングロッドになってくると、25スカイハイは持ち重り感がひどくて正直使いにくい。

エンカウンターの場合はバット側が重たくはなりますが、穂先側は細くて軽量なので、実釣時の快適性は明らかに上です。

8~9フィート台など、それほど長くないモデルであれば持ち重り感は気になりにくいかもしれませんが、ロングモデルを購入検討中の方には、私としては25スカイハイよりも24エンカウンターをおすすめします。

感度・反発力

シマノらしいガチっとしたロッド

24エンカウンターの感度ですが、ここは正直好みが分かれてくるところだと思います。

ディアルーナなどにも言えますが、シマノの万能系シーバスロッドはどちらかというと全体的にガチっとした安心感のあるブランクスになっていて、上級機種と比べると穂先の繊細さなどは少し劣ります。

24エンカウンター穂先

なかなか言葉で表現するのが難しいんですが、上級機種のロッドは無負荷の状態だと硬いように見えて、実際に使うとしなやかに曲がったり、ガチガチ感とはまた違うんですよね。

メタルジグやある程度重量があるジグヘッドリグ・バイブレーションなどを操作するには非常に使いやすいですが、一方で抵抗が小さいシンペンやリップレスミノーなどを扱うとなると、好き嫌いが出てくるかな。

この点においては、25スカイハイも含めてダイワ製のロッドの方が穂先を中心に少ししなやかで、少ない抵抗でもロッドを曲げやすくなっています。

抵抗が小さいルアーの存在感を穂先のモタれ具合で感じ取って操作したり、穂先が楽に曲がるロッドが好きな方には、少し違和感があるかも。

ただし、この価格帯のロッドとしては十分な感度はありますし、私が使う限りでは、このロッドだと魚のアタリが取れないとかそういうことはありません。

微妙な潮の流れを把握したり、ルアーがフォールしていく最中の小さなアタリなどもキャッチできているので、快適に使えています。

コスパ系ロッドとしてはしっかりとした反発力

ロッドの反発感ですが、これに関してはこの価格帯としては非常に優秀だと思います。

ガチっとした作りになる分、穂先を中心とした繊細さはそこまで優れているとは思いませんが、その代わりにシャキッとしていてブレがなく、ルアーをキャストしたり・魚を掛けた時の反発感はしっかりしています。

かなり流れが強く効く外洋の地磯でライトショアジギングをしたり、ハードロックフィッシュゲームもやりましたが、反発力が弱くてルアー操作がやりにくいということもなく、キレのある動きを出すことができていますね。

ロッドのパワー

ロッドのパワーに関してですが、シマノ製ロッドらしく剛性・強さは十分ですね。

直径数メートル以上の大岩が点在するような、非常に険しい岩礁帯を狙ったりしましたが、MHクラスに関してはPE1.5号・2号クラスでもきっちり使い切れるくらいのパワーはあります。

エンカウンター アカハタ

ワームを使ったハードロックフィッシュゲームで45cmオーバーのアカハタをキャッチしました。

一切ドラグは出さずにひたすらリールを巻いて強引に寄せましたが、まだまだ余力があって強さ・反発力は十分あります。

ロックフィッシュは45cm前後を越えてくると、大きさの割に非常に水圧が強く掛かって重たくなります。

しかし、バットパワーでグイグイ魚を持ち上げてくれるので、やり取りは比較的楽なロッド。

中型青物や大型のヒラメ・ヒラスズキなど、色んな魚に広く対応できますね!

24エンカウンター 抜き上げ

大型のアカハタを抜き上げる瞬間の曲がり。

中型以上の魚を抜き上げる時は結構大きくロッドが曲がりますが、全然余裕な安心感があります。

24エンカウンター ショアジギング カツオ

良いサイズのハガツオもキャッチ。

このサイズの魚でも主導権は一切渡さずに余裕を持ったやり取りができるロッド。

ガイド

24エンカウンター ガイド

24エンカウンターのガイドですが、トップはSiC、それ以外はアルコナイトリングになっています。

傷になりやすいトップガイドが高度に優れたSiCになっているので、堤防や岩にぶつけたりしてもリングが傷になるリスクは低くなっています。

以前はエンカウンタークラスでもオールSiCガイドでしたが、時代の流れでブランクス自体も色んな技術が使われて高くなっているので、こればかりは仕方ないでしょう。

実釣時においてはアルコナイトリングやOリングでも全く問題ありませんから、特に気にせずに使っています。

コスパ

シャキッとしたブレが目立たないブランクス、シマノらしい剛性感・パワー、決して超軽いとは言えないものの重量バランスも悪くなくて持ち重り感も気にならない快適性・・・。

これらを考えると、24エンカウンターは1万円台~2万円前後で購入できるロッドとして非常に優秀なのは間違いないと思います。

より高級なロッドと比べると、特定のルアーに特化したような使い心地だったり、繊細な操作性や感度と剛性のバランスなどでは少し劣る部分はあります。

しかし、実際に魚を釣るために必要となってくる性能に関して言えば、エンカウンターでもはや十分なものが手に入ります。

一昔前では考えられなかった使いやすいロッドがこの価格で手に入るとは、いい意味で裏切られましたね!

気になる点

24エンカウンターの気になる点ですが、大きな欠点などは感じませんが、あえて言うなら穂先の繊細さはそれなりといったところでしょうか。

これまでにも触れたとおり、決してガチガチのロッドではありませんが、上級機種やダイワ製ロッドと比べると、穂先を中心とした繊細さという点では少し劣るものがあります。

良い意味でいえば、多少無茶ができて色んな釣りに使える汎用性にもつながる部分になりますし、悪く言えば、繊細にルアーを操作する時にルアーの抵抗感・存在感が分かりにくくなるともいえます。

最終的には好みにもなってくるので、個人的には気にせずに・全く問題なく使えています。

適したルアー・シチュエーション

24エンカウンター 曲がり

私が購入したS106MHに関して言うと、まさにオーソドックスなMHクラスの万能系シーバスロッドといった具合です。

プラグ系なら12cm前後以上、メタルジグなら40gを中心に30g以上が使いやすいと思います。

その他、ヒラメやロックフィッシュゲームならシンカー(ヘッド)は20g~35g前後がメインでしょうか。

大型狙いのシーバスゲームや磯ヒラスズキ、重量級ルアーを使ったサーフのヒラメ・マゴチ、磯のハードロックフィッシュゲーム、ライトショアジギングなどを広くカバーできるロッドですね。

リールは4000番~5000番、ラインはPE1.5号程度を基準に1.2号~2号クラスで使いやすいパワー感になっています。

1号~1.2号がメインなら、もうワンランク弱いMクラスの方が良いと思います。

まとめ!

24エンカウンター イサキ

今回はシマノの24エンカウンターのインプレをしました。

細かく見ていけば上級機種との差はありますが、実釣性能としては価格以上のものがあり、これは非常におすすめできるロッドです。

1本で色んな魚・ルアー・シチュエーションをカバーしたい初心者~中級者の方を中心に、レベルアップしていってもしっかり使い込めるロッド。

シマノらしい強さを感じる万能ロッド、興味がある方はぜひお試しあれ!

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24エンカウンター実釣インプレ動画

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ヤマガブランクス ブルーカレントwizy(ウィジー)徹底インプレ!https://fish-beginner.com/bluecurrent_wizy810-imprehttps://fish-beginner.com/bluecurrent_wizy810-impre#respondFri, 26 Sep 2025 11:57:04 +0000https://fish-beginner.com/?p=99623

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は2025年にヤマガブランクスのブルーカレントシリーズに追加された、ブルーカレントwizy(ウィジー)の特徴や使用感について詳しくインプレしていきま ... ]]>

ブルーカレントwizyインプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は2025年にヤマガブランクスのブルーカレントシリーズに追加された、ブルーカレントwizy(ウィジー)の特徴や使用感について詳しくインプレしていきます。

これまでのブルーカレントシリーズは2ピースモデルが主体でしたが、wizyはパックロッドになります。

私が購入したのはブルーカレントwizy810ということで、8フィート10インチの少しマニアックな、長さとパワーを兼ね備えたモデルですね。

主に漁港や小磯などのライトロックフィッシュゲームをメインに、小型回遊魚や底物全般を狙う五目用に購入しました。

これまでは7フィート台後半の少し硬めのメバリングロッドなどを使っていたんですが、少し沖合に急な斜面があったりすると、ロッドが短くてラインに角度が作れず、ラインが斜面に擦れて悔しい思いをすることがありました。

そこで、

  • 最低でも8フィート台前半以上
  • ある程度パワーがあり、30cm台中盤くらいまでの小型のハタやスジアラにも対応できる
  • パワーがありつつも繊細で魚の引きを楽しめる
  • 遠征などに便利なパックロッド

これらの条件を満たすロッドを探していたんですが、なかなか良さそうなものが見つかりませんでした。

そんな中、2025年の春頃にブルーカレントwizyが発売されると知り、一番長い810がまさにピッタリだったので発売と同時に購入&あらゆるルアーを投げ込んで青物~底物まで様々な魚を釣ってみました。

今回も忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) BlueCurrent Wizy 810/4pcs(4ピース) 810/4pcs

ブルーカレントwizy(810)をサクッとインプレ!

ブルーカレントwizy インプレ

まずは私なりの使用感・特徴について簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:ブルーカレントらしい曲げこみやすい調子。懐が深く、楽に投げられる
  • 重量感:2ピースモデルと比べると若干重たいが、パックロッドとしては十分優秀
  • 反発力:独特なモチモチっとした粘り強い調子。負荷に応じてかなり曲がるが、バットは粘る
  • パワー:20cm前後の魚でも十分楽しめつつ、小型のカンパチなどの引きもしっかり耐える
  • ガイド:やや大きめのチタンフレームSiC
  • 適合ルアー:非常に幅広いが、810の場合は特に7g前後~15g、10g台後半が快適
  • シチュエーション:ライトゲーム五目全般~ライトロック・シーバス・チヌ・エギングなど全部行ける

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

高弾性のパキパキ系のロッドではなく、使い心地としてはこれまでのブルーカレントシリーズを踏襲しています。

価格もそれなりにしますが、使っていて非常に楽しく・扱えるルアーの幅がかなり広い、まさにライト・ミドルゲームの万能系ロッドですね!

飛距離・ライントラブルなど

非常に懐が広い・安定感のある投げ心地

私が購入したのはブルーカレントwizyシリーズで一番パワーがある810ですが、扱えるルアーの幅は非常に広いです。

軽いものは3g程度のライトゲーム用ポッパーやペンシルベイト~30gのタングステンヘッドのタイラバまで投げ込んでみました。

3gのルアーでもしっかりロッドは曲がりますし、逆にスペック的には5gほどオーバーしている30gのタイラバでもタラシを少し長めに・ゆったり投げれば普通に扱えます。

高反発な金属的な曲げ感のロッドではなく、ブルーカレントらしいモチモチっとしたブランクスなので、ルアーの重さをロッドに乗せやすいですね。

ブルーカレントwizy キャスト

10gのメタルジグをキャストした時の曲がりです。
パックロッドということは全く気にならず、普段使う2ピースのロッドと同じように使えますね。

気合を入れてキャストしなくても反発力を使うことができますし、飛行姿勢も安定させやすく、常に安定した飛距離を出すことが可能。

常にフルキャストする方にはより高弾性なロッドの方が最大飛距離としては出しやすいと思いますが、気合を入れずとも楽に・安定感のある曲げ心地のロッドを探している方には非常におすすめです。

糸抜け良好でトラブル無し!

ライントラブル・ガイドへの糸絡みについては特に気になる点は無く、快適に使うことができています。

ブルーカレントwizy810 ガイド

810に関しては、一般的なアジやメバル用のロッドよりも少しガイドが大きく、ノットを巻き込んでキャストしても糸抜けが良いですね。

0.6号や0.8号など、若干太目のラインを扱うミドルゲームにバッチリ対応できます。

ロッドの重さ

2ピースほどの軽さは無い

私が購入したブルーカレントwizy810の重量ですが、カタログスペックの重量は95g。

8フィート10インチという長めのモデルですが、100g以下に収まっています。

実際にロッドを手に持ってみると、どうしても高級な2ピースロッドと比較すると微妙に穂先側が重たいような感じはします。

しかし、1万円台などのコスパに優れたパックロッドと比べれば重さ・重量バランスに関しては明らかに優れていて、普段2ピースロッドをメインに使う方でも、そこまで大きな違和感は感じないレベルに収まっています。

ある程度はセットするリールでバランスを調整することもできますし、「ロングレングスの4ピースパックロッド」ということを考えたら十分満足して使えています。

重心バランス

2ピースロッドと比べると、微妙に穂先側が重たい印象があるwizy810ですが、セットするリールに多少の重量を持たせることで、バランスを改善することができます。

個人的には、通常サイズの2500番もしくはコンパクトボディ3000番がちょうどしっくりくると感じています。

ブルーカレントwizy810 重量バランス

アルテグラC3000XG(220g)をセットすると、重心バランスはこの位置に来ます。

これくらいの場所でバランスが取れるようになると、持ち重り感などはほとんど気になりません。

使うラインの号数やギア比によってセルテートやレガリス・レブロスなど、上級グレードからエントリーグレードまで関係なく使いますが、軽すぎるリールよりも少し重量を持たせた方がむしろ使いやすいかな。

反発力

ロッドの反発力に関しては、これまでにも触れている通りピンピンの高弾性ロッドではありません。

穂先を中心にしなやかに作られていて、ルアーを結ばない無負荷の状態でロッドを振っても、ある程度ロッドがしっかり曲がります。

810のイメージとしては、トップセクションはかなりしなやか。先端から2番目のセクションに入ると徐々にパワーが出てきて、バット側の2つはしっかりタメが利くような感じ。

ブルーカレントwizy810 曲がり

スペック的には25gまで対応できますが、こんな風に穂先は軽い力で簡単に曲げ込むことができます。

ブルーカレントwizy810 曲がり

25cmほどの小型のオオモンハタを抜き上げる時の曲がり具合です。

穂先を中心にしなやかなロッドですが、バット側の2つのセクションは負荷に応じて曲がりつつも、しっかりと粘ります。

独特なモチモチ感があり、魚の引きに応じてしっかり曲がり込む調子は使っていて楽しいです。

競技思考で1匹でもたくさん釣るというより、魚の引きを味わいたい方におすすめ。

曲がり自体は非常に綺麗で歪んだ感じは無く、4ピースのパックロッドということは全く気にせずに使うことができますね!

ロッドのパワー

ロッドのパワー感については番手によって変わりますが、一番パワーがある810でも、思いのほか小型の魚でもしっかり曲がって楽しめます。

ブルーカレントwizy810 マダイ
ブルーカレントwizy810 オオモンハタ

小型のタイラバを使って20cmほどのかわいいマダイを釣ったり、ワームで小型のロックフィッシュを釣ったりしましたが、ロッドが強くて曲がらないということはありません。

バットを中心にパワーがありますが、絶妙な調子で堤防周りの身近な魚の引きでもしっかり楽しめます。

強めのスペックですが、あくまでもライトゲームロッドということですね!

ブルーカレントwizy810 メッキ

20cm台中盤ほどのメッキも釣りましたが、これくらいの魚になれば十分すぎる楽しさ。

ある程度険しめな湾内のポイントで根魚をメインに狙う予定でしたが、想定外にオープンエリアの釣りでも楽しめるロッドということが分かりました。
これは嬉しい誤算です。

ブルーカレントwizy810 青物

また、30cm台中盤ほどのカンパチの幼魚もキャッチしました。

このサイズになるとロッドが大きく曲がりますが、例のモチモチ感のあるブランクスは折れることを気にする必要はありません。

バットは残りつつもしっかり曲がり込むことで魚の引きを吸収するので、ドラグを締め気味にしてもラインが切れにくいですし、フックが伸びたり口切れするリスクもかなり低いと感じます。

手元に伝わる衝撃も吸収されるので、ロッドを大きく曲げたままリールを巻いてくれば、必要以上に暴れさせずに勝手に魚が寄ってくるような、そんな感覚でやり取りができますね!

この小型魚でも楽しめる繊細さと曲がり込んできてからのパワー感は非常に絶妙で、パックロッドを使った五目釣りが楽しくなります。

ドラグを使わずに強引にやり取りするとなると、だいたい30cm台中盤~後半くらいまでの魚を狙う時にちょうど良いパワー感。

私が使ってみた印象としては、PE0.6号ほどを基準に、0.5号~0.8号くらいまでがラインの強度・ロッドのパワーのバランス的にちょうど使いやすいかなと思います。

チタンフレームSiCガイド仕様

ブルーカレントwizy810 ガイド

ブルーカレントwizyはトップ~バットまで、チタンフレームSiCガイドが使われています。

ステンレスフレームよりも軽いので、パックロッド特有の持ち重り感の軽減にも貢献していると思います。

実釣性能的にはステンレスフレームでも問題はありませんが、錆びにくさなどの面でもチタンフレームはありがたい。

程よく径もあるので、強めのライトゲーム~ミドルゲームにちょうど使いやすくなっています。

適合ルアー

ブルーカレントwizy タイラバ

wizy810の適合ルアーについてですが、スペック的には3g~25gとなっていて、確かに下から上まで問題なくキャストすることはできました。

空気抵抗が小さいタングステン素材のタイラバなら30gも使いましたし、対応できる範囲は非常に広いです。

しかし、穂先を中心に曲がり込む調子のロッドなので、快適に使えるかというと、そうではないですね。

私の印象としては、だいたい7g前後~15g、10g台後半くらいまでが特に使いやすく、20gクラスになってくるとただ巻きの釣りには問題ありませんが、ロッドアクションを与えるとなると、ロッドが柔らかくて使いにくさがだんだん出てきます。

エギを柔らかく動かすなら良いと思いますが、メタルジグをキビキビ動かしたりするとなると、抵抗感で少しだるい感じ。

一方で3gや5gのルアーも使えはしますが、このクラスの軽量ルアーをメインで使うなら710の方が良さそうです。

ルアーの種類は色々使いましたが、トップウォータープラグからワーム・メタルジグ・タイラバ・エギまで、基本的には何でも使える汎用性があります。

ブルーカレントwizy ロックフィッシュ

7gのジグヘッド+ワームを使い、険しい捨て石周りでキジハタをキャッチ。

こういう使い方にはバッチリハマるロッドです。

適したシチュエーション・使い方

ブルーカレントwizy810が適したシチュエーションですが、ある程度遠投が必要な場面での漁港の岸壁でも全く問題なく使えますし、沖に向かって少し急な斜面や障害物がある場所や内湾の小磯・ビーチなど、8フィート台に収まっていることで、思った以上に色んな場所で使える印象ですね。

狙う魚のサイズとしては、だいたい20cm台前半・中盤くらいからがおすすめですね。

小型回遊魚からカサゴやハタなどの根魚・アオリイカなど広く対応できますし、流れが緩い河川周りや港湾部でのライトなシーバス狙いやプラグ・ただ巻き系のワームを使ったチヌ狙いにもかなり面白いと思います。

穂先がスムーズに曲がって繊細なので、引き抵抗が小さいミノーやシンペン・ストレートワームのジグヘッドリグなどを流し込んで使うのにも、間違いなく良いと思います。

ドラグさえ出せる状況であれば、大型の魚でもしっかり引きをいなしてキャッチできるロッドですね。

一方、グリップはシーバスロッドやSLSJロッドほど長くは無いので、脇には何とか挟めはしますが、脇にグリップを挟んだ状態でロッドアクションを与えるには不向き。

ですので、スーパーライトショアジギングもできないことは無いですが、脇に挟んでジグ操作をするのは難しいです。

あくまでもライトゲーム・ミドルゲームを中心とした万能ロッドという位置づけです。

まとめ!

ブルーカレントwizy ロックフィッシュ

今回はヤマガブランクスのブルーカレントwizy810のインプレをしました。

本格派の4ピースパックロッドということで期待していましたが、これは想定以上に使っていて楽しいロッドですね!

2ピースと比べると若干軽さの面では劣りますが、それ以外のところで特に目立つ欠点などはありません。

スペック的に少し強くてある程度大きい魚じゃないと楽しめないかと思っていましたが、20cm台の魚でもしっかり曲がって楽しく、それでいてある程度曲がってきてからのバットのタメも効き、ロックフィッシュや青物を強引に寄せることもできました。

ロッドが曲がることでラインブレイクやフックの伸び・口切れによるバラシも防ぎやすく、魚の引きを吸収しながら勝手に寄ってきてしまう、面白いロッドです。

リールは2500~コンパクトボディ3000番+PE0.6号前後。PE0.5号~0.8号くらいが私のおすすめで、7g~15g+αくらいのルアーを基準に使いたい方にちょうど使いやすいと思います。

他にも長さ・パワー違いのモデルがありますから、使い方に合わせて選んでみてください。

YAMAGA Blanks(ヤマガブランクス) BlueCurrent Wizy 810/4pcs(4ピース) 810/4pcs
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