まるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com静岡から発信。ブログ型釣り情報サイトWed, 20 Nov 2024 10:58:46 +0000jahourly1https://fish-beginner.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-4a332f05ade4ac7bb3c46c472cb5eac8-32x32.pngまるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com3232 アブガルシア ソルティーフィールド徹底インプレ!https://fish-beginner.com/2024/11/20/%e3%82%a2%e3%83%96%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%82%a2-%e3%82%bd%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e5%be%b9%e5%ba%95%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac/https://fish-beginner.com/2024/11/20/%e3%82%a2%e3%83%96%e3%82%ac%e3%83%ab%e3%82%b7%e3%82%a2-%e3%82%bd%e3%83%ab%e3%83%86%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%95%e3%82%a3%e3%83%bc%e3%83%ab%e3%83%89%e5%be%b9%e5%ba%95%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%83%97%e3%83%ac/#respondWed, 20 Nov 2024 10:58:31 +0000https://fish-beginner.com/?p=98471

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はルアー釣り初心者の方におすすめなコスパ抜群な万能ロッド、アブガルシアのソルティーフィールドをインプレしていきます。 私が購入したのは765L、5ピ ... ]]>

ソルティーフィールド インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はルアー釣り初心者の方におすすめなコスパ抜群な万能ロッド、アブガルシアのソルティーフィールドをインプレしていきます。

私が購入したのは765L、5ピースのパックロッドですね。

ソルティーフィールド
  • モデル:765L-MB(5ピースモデル)
  • ルアー:1g~14g、エギ3号
  • ライン:PE0.5号~1.2号

電車や飛行機・船・バイクなどであちこち遠征に行って釣りをしたかったので、コスパが良いパックロッドを探していたところ、ちょうどスペック的に良さそうだったので購入してみました。

少し強めのライトゲーム五目釣り用に買ったロッドですが、大活躍していてかなり気に入って使っています。
私のYoutube動画をご覧の方は見たことがあるかもしれませんね!

ちなみに、5ピースモデルはamazon限定モデルのようで、一般の釣具店では売られていないかも。

忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

ソルティーフィールドの特徴や使用感を動画で詳しく紹介します。

ソルティーフィールドを「サクッと」インプレ!

ソルティーフィールド ハタ 釣果

ソルティーフィールドの使用感について、簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:平均クラス。価格を考えたら十分
  • 重量感:5ピースモデルということもあって重たい
  • 感度・反発力:万能ロッドなので繊細さ・感度はやや劣る。シャキッと感はかなり良い具合で価格以上
  • パワー:この価格とは思えない綺麗な曲がり込み。粘り強さも十分!
  • コスパ:1万円前後で購入できることを考えれば十分すぎる基本性能
  • 気になる点:重量感・バランスの悪さ
  • 適したシチュエーション:小型魚全般。その他チヌや35cmクラスまでの小型のカンパチやロックフィッシュ等なんでも

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

万能ロッドに必要となる汎用性は想像以上に高いレベルで備わっていて、実釣性能は十分!

飛距離・ライントラブルの有無など

ソルティーフィールドはだいたい1万円前後で購入することができるロッドです。

短いモデルは8000円前後、長いモデルは1万円を少し超えるくらいでしょうか。

価格帯を考えると、投げ心地は十分で、安価なロッドにありがちな妙な柔らかさやブレはなく、飛距離は十分ですね。

ただし、ガイド素材など、使用されている部品のグレードは下がるので、振り抜き感は中・上級機種には少し劣ります。

ソルティーフィールド ハードガイド

リング素材はいわゆるハードガイド。
SiCやアルコナイトリングではないので、ガイド性能としては劣ります。

しかし、強い負荷を掛ける使い方をしなければ別に不具合は感じないので、気にせず使っています。

それでも、実釣に必要となる基本的な性能は十分備わっていますし、私の場合は漁港内などで使うことを想定しているロッドなので特に不満はなく使えていますね。

ライントラブルはこれまで特に発生しておらず、快適に使用しています。

やや重たくてバランスは悪い

ロッドの重量感ですが、私が使っているのは5ピースモデルということもあり、持ち重り感は正直言ってそれなりに目立ちます。

765Lの重量は112gと、ライトゲーム用ロッドとして重さ自体もそれなりにありますね。

ソルティーフィールド パックロッド

また、パックロッドなのでつなぎ目が4か所あり、コスパ重視の機種ということと相まって実釣時にバット付近に微妙な重さを感じます。

普段の釣行では、軽量なチタンフレームやカーボンフレームガイドのロッドを使うことも多いので、それらと比べると重量・バランス感の違いがより明確に分かってしまいますね。

2ピースモデルであれば、持ち重り感はある程度緩和されると思います。

重量感的には、ジグヘッドリグのただ巻きだったり、ポーズを入れながらの軽いロッド操作で使うのであれば、そこまで気になることはありません。

しかし、ペンシルベイトやミノーなどをノンストップで動かし続けると、慣れるまでは腕が結構疲れましたね。
現在は慣れたのでそれが普通になってしまい、購入当初ほどの違和感はなくなりました。

繊細さはあまりない

続いてはロッドの感度ですが、ソルティーフィールドシリーズは五目釣り対応の汎用性を重視したロッドになっています。

ですので、特定のルアーに特化した調子にはなっていないので、穂先の繊細さはそれなりです。

ソルティーフィールド ティップ

チューブラーティップ仕様で、そこそこ強めの反発感。

私が購入した765Lに関して言うと、スペック的には1g~14gとなっています。

しかし、1gや2gなどの軽量なジグヘッドリグを使うにはロッドが全体的に大雑把な感じで、穂先の反発力が強くて軽いルアーの抵抗感が分かりにくいです。

しかし、フニャフニャ感が目立つロッドではないので、5gや7gなど、ある程度重量があるメタルジグやジグヘッドリグ・プラグ類の操作は十分快適にできますね。

使いやすいウェイトとしては、3g~10g+αくらいですね。

軽量なジグヘッドリグを丁寧に操作したり、使うルアーの種類や狙うターゲットがある程度決まっているのであれば、やはり専用ロッドを購入することをおすすめします。
特にアジングなど、繊細な釣り物に使う専用のロッドが欲しいということなら、やはりアジングロッドを買うべきです。

価格以上の十分な反発力

繊細さは少し劣る反面、ブランクス自体は思いのほかシャキッとしていてダルさは感じません。

ロッドアクションでルアーを操作したり、魚とのやり取りをする時にもロッドが柔らかすぎて操作性が悪くなるようなことはなく、ロッドの反発力においては想定以上に優れていましたね!

一昔前のコスパ系ロッドにありがちなグラスロッドっぽさがあまりなく、かなり使いやすいです。

綺麗な曲がりと十分な粘り

私が購入したのは5ピースということで、正直曲がり方については期待していませんでした。

高級なパックロッドならまだしも、コスパ系のパックロッドなので曲がり方は少しいびつだろうなと思っていましたね。

しかし、実際にルアーをキャストしたり、アクションを与えたり、魚とのやり取りをしてみたり・・・。

使っていくと、想定以上に綺麗にロッドがしっかりと曲がってくれるので、つなぎ目が多いロッドにありがちな妙なつっぱり感などは全く気にならず、2ピースロッドとほとんと変わらない使用感ですね!

ソルティーフィールド 曲がり

実際に曲げてみるとこんな感じ。
5ピースのコスパ系ロッドとは思えないスムーズな曲がり!

ライトゲーム用の機種ですが、小型のクエやキジハタ・スジアラ・カンパチなども結構釣っていてそれなりにロッドを曲げ込んでいますが、非常に綺麗に曲がってくれて満足しています。

ソルティーフィールド スジアラ

また、曲がり込んでも折れてしまうような弱さは気にならず、しっかりとバットで耐えてくれる粘っこさもありますね。

繊細さは劣る分、曲がりのスムーズさと五目釣り用ロッドに必要な強さに由来する汎用性は十分!

1万円前後のロッドとして十分な使用感

コスパが良くて万能に使えるパックロッドを探していたところ、ちょうど目に留まったのがソルティーフィールドですが、結構沢山の魚を釣り込んでみました。

確かに、気になる点もあるし、高級なロッドとは細かく見ていけば使用感は当然違います。

しかし、実釣に必要となる基本的な性能という点においては、正直言って十分なものがあると思います。

特に、私のようなライトな釣りに使うロッドであれば、ロッドに掛かる負荷もそれほど大きくはないです。

また、ライトな釣り物に使うロッドは短くなるので、長いロッドと比べると使用されている素材のグレードによる差は気になりにくくなりますし。

だいたい8000円前後で購入したロッドですが、ぶっちゃけ何万もするロッドと比べても釣果に明確な差が出るかといえば、そうは思いません。

ルアー釣り初心者の方の初めてのロッドにもおすすめですし、私のように何か目的がある上で追加で購入するロッドとしても良いと思います。

まとめ!

ソルティーフィールド エギング

今回はアブガルシアのソルティーフィールドのインプレをしました。

特化した専門ロッドではないので、特定のシチュエーションで使い勝手の良さを発揮するロッドではありません。

ルアーの種類や狙う魚を問わず、汎用性を重視して自由に色々狙いたい方におすすめなロッドで、コスパは非常に良いと思います。

今後もこのロッドにはライトゲーム五目釣りで活躍してもらいます!

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ソルティーフィールドの特徴や使用感を動画で詳しく紹介します。

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タックルハウス フィードポッパー121徹底インプレ!https://fish-beginner.com/feedpoppeer121-imprehttps://fish-beginner.com/feedpoppeer121-impre#respondSun, 10 Nov 2024 07:11:13 +0000https://fish-beginner.com/?p=98412

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はタックルハウスから追加で発売されたフィードポッパーシリーズの1つ、フィードポッパー121の特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。 以前から ... ]]>

フィードポッパー121 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はタックルハウスから追加で発売されたフィードポッパーシリーズの1つ、フィードポッパー121の特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。

以前からフィードポッパー120というモデルが存在していましたが、今回のモデルチェンジにより、PEラインを使ったラインシステムにより特化!
安定感のある使い心地を手に入れた印象です。

実は、今年の春先にタックルハウスさんの方から「新しいフィードポッパーを試してみてほしい」という依頼がありました。
あまり積極的に宣伝しない硬派なメーカーっていう印象があったので、少し意外でしたね!

タックルハウスさんのルアーはもともと大好きで、青物以外にもトラウトやライトソルト・ヒラスズキなどでもお世話になっているので快諾。

本来は春の青物でインプレする予定だったんですが、例の大怪我で戦線離脱、復帰後は全くと言っていいほど青物の気配が無くて中々使えていませんでした・・・。

秋になってようやく青物の接岸が増えてきたので、遅くなってしまいましたがフィードポッパー121の使用感をチェックしつつ、魚をキャッチしてインプレできる状態になりました!

メーカーより商品を提供いただき、記事を作成しています

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

動画でインプレ・実釣

フィードポッパー121のアクションや特徴を解説、実釣ではブリやヒラマサを連続ヒットに持ち込めました!

フィードポッパー121のスペック

フィードポッパー121
  • 全長:121mm
  • 重量:30g
  • フック:#1×2(ST-56)

外観的にはこれまでの120と同じように感じますが、フックがST-46→ST-56に変更となり、より強度重視で青物狙いに対応しやすくなっています。
フックの重量増加に合わせて微妙に浮力も変化しているとのこと。

フックセッティング

基本的にはトリプルフックで使うのがおすすめですが、シングルフックを使う時は2g前後のものがおすすめです。

私の場合、シャウトのクダコ#2/0を使った自作のシングルフックで使っていますが、面倒な方はBKKのローンディアブロ#3/0辺りでも良いと思います。

リリース前提で釣りをしたり、バラシが気になる時にシングルフックがおすすめですね。

フィードポッパー121を「サクッと」インプレ!

フィードポッパー121 ヒラマサ

使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:比較的優秀
  • 浮き姿勢:尻下がり
  • アクション:非常に高い安定性。スプラッシュはあまり飛ばさないタイプ
  • 使い方:ややゆったりめのポッピングをメインに、リトリーブにも使える
  • ターゲット:1kg半~3kg台くらいまでの青物をメインにオールラウンド
  • 適したシチュエーション:汎用性が高いが、特に荒れている状況下での使用感に優れる

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

ポッパーとしてはアクション自体はそれほど派手ではないんですが、抜群の安定感があります。

プラグを使うのに慣れていない初心者の方や、荒れていてルアー操作が難しい状況下でもエラーが起こりにくくて使いやすいですね!

初使用でヒラマサ・ブリが連発した実績もあり、中々良い感じです。

飛距離

フィードポッパー121の飛距離ですが、後方重心の固定式ウェイト仕様になっています。

最近見かけることが多くなってきている重心移動式のポッパーと比べると、「爆発的な遠投性能」という点では少し劣るような感じもしますが、飛行姿勢自体は安定していてストレスは感じません。

私はPE3号のフィードポッパー121には少しヘビーなタックルを使い、向かい風が7m~8mくらい吹きつける状況下での釣行になりました。
正直、小型ポッパーを使うにはかなり厳しめの条件でしたが、しっかりとロッドを曲げ込んでキャストすれば姿勢は乱れず、十分使える飛びは確保。

飛距離は抜群とまではいいませんが、フィールド問わずに十分快適に使える遠投性能は確保できていますよ!

フィードポッパーが飛ばない方へ

時々フィードポッパーは飛ばないから使いにくいと言われることがありますが、私の印象としては、大きいモデルほど綺麗に投げるのが難しくなる印象があります。

私が使っている限りでは、135まではしっかりと飛行姿勢も決まりますし、使っていて特に不満はありません。

フィードポッパー、特に小型・中型モデルを綺麗に遠投するコツとしては、ロッドの反発力による部分が大きいと思います。

フィードポッパーは反発力に余裕が無い柔らかめのロッドで使用すると、リリース直後から姿勢が乱れてフワフワした感じになって全然飛びません。
実は私も最初の頃はフィードポッパーはあまり飛ばないと思っていました。

しかし、ロッドを少し硬めにして反発力に余裕を出してあげると、姿勢が決まるようになって一気に遠投性能がアップしました。

飛距離に不満があるという方は、ロッドを見直してみると改善する可能性が非常に高いです。

浮き姿勢

フィードポッパー121ですが、浮き姿勢は尻下がりです。

フィードポッパー121 浮き姿勢

実際に浮かばせてみるとこんな感じです。

浮力としては、平均~やや控えめくらいな感じで、「ヌ~ッ」と浮かんでくるようなイメージ。
高すぎない浮力なので、バイトが出た時にルアーが弾かれて飛んでしまうようなことはほとんどありません。

フィードポッパー121のアクション・動きの質

泡を抱えるスイミング

フィードポッパー121のアクションの特徴ですが、ロッド操作を与えた時にスプラッシュを周囲に飛ばすことを重視したものではありません。

低めの「ゴポン」というようなサウンドとともに、水面直下にヘッドがためた泡を引き込みます。

フィードポッパー121 アクション

こんな感じで、水面に泡の軌跡を残しながら引くことができます。

そして、ボディを細かく揺らしながらスイミングし、泡を少しずつ放出して魚にアピール。

この動きはモデルチェンジ前のフィードポッパー120と違っている点になり、120の方がスプラッシュが飛ばしやすいように思えます。

一方、120は少し足場が高かったり、荒れている状況下で使うと少し水を弾きやすく、エラーが出やすかったんですが、121になって安定性が格段に向上。
波がザバザバしている場面でもルアーが水面を滑りにくくなっていて、しっかりとヘッドが潮を掴んでくれるようになっていますね!

ちなみに、フィードポッパー121と120のヘッド形状を比べてみるとこんな感じです。

フィードポッパー121 ヘッド形状

上が新しくなった121、下は120です。

一見すると同じように見えるんですが、

フィードポッパー 120 121 違い

ボディに対するヘッド(カップ)の角度が違っていて、121の方が垂直に近く、120は斜めになっているような感じ。

ちょっとした違いに感じるかもしれませんが、実際に使ってみるとアクションの安定感が全く違います。

※実際のアクションについては公開予定の実釣インプレ動画にて紹介しますので、またの機会にチェックしてみてください。

使い方

ややゆったりめのポッピング

フィードポッパー121の使い方ですが、メインにしているのが少しゆったりめのロッドアクションによるポッピング&スイミングですね。

ロッドを下向きに操作しながらリールを巻き込み、低めの音と泡を纏ったスイミング・ポーズで誘います。

基本的にはこのパターンで状況把握や魚の有無を見つけるような感じで、特に難しい使い方をしなくても、魚を水面まで引っ張り上げてくれるパワーがありますよ!

フィードポッパー121 ブリ

フィードポッパー121初使用で8kgクラスの良く肥えたブリがヒット!
重量感があって良い魚でした。

小刻みな連続ポッピング

基本は少しゆったりめのスイミングを伴うポッピングで使いますが、チェイスしてきても食わない時など、少し動きに変化が出したい時は移動距離を少なく、連続のポッピングで誘うと反応が変わることがあります。

ただし、フィードポッパー121はダイブしようとする習性が強いので、小刻みに動かしたい時はロッド(ライン)の角度に注意した方が良いですね。

足場が高い場所ならそれほど気にしなくていいですが、サーフや低い堤防・磯などで使う場合、ルアーが潜ってしまう時はロッドを少し横向きに操作したり、ある程度ラインが海面から離れるようにした方が連続ポップしやすくなります。

ロッドアクションはだいたい3~7回くらい連続で与え、その後ポーズを入れるようなパターンが多いですね。

とりあえずはゆったりめのポッピングで魚を探し、ルアーの後ろに魚がついたのに食いきらないような時、小刻みな誘いにスイッチしたりすると、面白い効果を発揮したりしますよ!

フロントフックが絡まりにくい!

実際に私がフィードポッパー121を使ってみて印象に残ったのが、アクションの安定性が高いことによるフック絡みの少なさです。

かなり荒れ気味の状況下での釣行を経験しましたが、厄介なフック絡みが一度も起きず、ちょっとびっくりでしたね。

荒れている状況下でトップウォータープラグを操作すると、どうしてもフロントフックがリーダーを拾ってしまうことが起こりやすくなります。

しかし、フィードポッパー121の場合はフックがリーダーを拾うことが一度も発生せず、快適に釣りができました。

釣行を終えてから「そういえばフックが全然絡まなかったな」と気づきましたが、この辺りは流石タックルハウスさんのルアーって感じですね。

適したシチュエーション

フィードポッパー121 青物

フィードポッパー121が適したシチュエーションですが、121mmということで大きすぎず小さすぎず、堤防やサーフなどでも使いやすいサイズ感だと思います。

私の場合はライトなヒラマサ・ブリ狙いで磯で使いましたが、良型青物がカタクチイワシやキビナゴなどを偏食していて、派手に動くルアーだと見切ってくるような状況にも対応しやすいです。

基本的にはPE1号~2号クラスを使って1kg半~3kg台くらいまでの魚がアベレージなる時、ちょうど使いやすいと思います。

遠投性もそこそこあるので、私のようにPE3号クラスを使ってもある程度使うことはでき、非常にバランスが良くて使いやすいポッパーですよ!

まとめ!

今回はモデルチェンジしたフィードポッパー121のインプレをしました。

120mmクラスでフィールド問わずに使いやすく、アクションの安定感は間違いなくトップクラスに高いです。

初心者の方でも使いやすく、荒れている状況下でもエラーが起こりにくく、超快適に使えるポッパーですよ!

タックルハウスらしい基本性能・使いやすさがしっかり備わったルアーなので、興味がある方はお試しあれ。

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フィードポッパー121を動画で実釣インプレします

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エコギアケルトを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/celt-imprehttps://fish-beginner.com/celt-impre#respondWed, 06 Nov 2024 08:00:00 +0000https://fish-beginner.com/?p=98367

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はエコギアから新たに発売されたシャッドテールワーム、ケルトのインプレッションをやっていきます。 ケルトはそのネーミングの通り、バルトと兄弟的なアイテ ... ]]>

エコギア ケルト インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はエコギアから新たに発売されたシャッドテールワーム、ケルトのインプレッションをやっていきます。

ケルトはそのネーミングの通り、バルトと兄弟的なアイテムですが、アクションや使用感に違いがあります。

好みや状況によって使い分けることで、バルトでは少し使いにくい・釣りにくかった状況をカバーできますね!

忖度なしにインプレしていくので、ワーム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

実釣インプレ動画

ケルトを使い、食い渋りのロックフィッシュを攻略していきます。

ケルトのラインナップ

2024年11月現在、ケルトは2サイズの展開です。

ケルト 大きさ

上は3.5インチ、下は4インチになります。

ボディの体高は控えめなので、横から見るとボリューム感は控えめ。
ボディに体高があるバルトとの大きな違いになりますね。

サーフのヒラメやマゴチ・ハードロックフィッシュゲームなどに使うのであれば、基本的には4インチの方が汎用性は高い印象です。
3.5インチは、ピンスポット狙いやアタリがあってもフッキングに持ち込めないような場面におすすめ。

ケルトのフックサイズ

ケルトにオフセットフックを使いたい時ですが、私の場合はケルト3.5インチには#3/0、ケルト4インチには#4/0を基準にしています。

ケルト フックサイズ

実際にフックをセットしてみるとこんな感じで、体高があるバルトよりもオフセットフックが使いやすくなっています。

ケルト オフセットフック

体高が控えめな分、魚が食ってきた時に針先がこんな具合でしっかりと露出するのでフッキングも比較的安定しています。

ケルト ロックフィッシュ釣果

ケルト4インチ+オフセットフック#4/0の組み合わせですが、20cm台後半くらいの小型でもフッキングはしっかり決まります。

フックについては、オーナーの岩礁メガトンロックやリューギのLTオフセットが好みです。

メガトンロックは超太軸で障害物周りで強引なやり取りをする時に。
LTオフセットはメガトンロックよりもやや細軸でオールラウンドに使いやすく、フッキングが良いですね!

ケルトを「サクッと」インプレ!

ケルト ロックフィッシュ 釣果

ケルトの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレをざっくりとまとめておきます。

  • 耐久性:比較的優秀
  • 飛距離:かなり優秀
  • アクション:レスポンスが非常に早い。かなりハイピッチなロールを伴うテールスイング
  • 使い方:巻き・フォール・シェイクなど万能
  • リグ:ジグヘッドリグ・ビフテキリグ・ジカリグ・テキサスリグなど何でも
  • 適したシチュエーション:飛距離が欲しい場面や浮き上がりを抑えたい時の他、アピール力は確保しつつ、スローに誘ったり・ピンスポットを狙いたい時など

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

エコギアらしい使いやすいシャッドテールワームになっていますが、テールアクションがかなり早く、ちょっとしたアクションや水流でも動いてくれますね。

耐久性

張りのあるマテリアルでズレ難い

ケルトのマテリアルですが、エコギアらしい比較的しっかりとしたコシ・張りがあるものが採用されています。

ケルト 素材

ワームの頭部をつまんでテールを上に持ち上げてみるとこんな感じで、張りがあるのでボディがしならず、ピンとした状態をキープできるくらいの張りです。

この素材により、ワームは比較的ズレ難くなっていて、障害物周りをタイトに攻めてもワームがすぐにズレてストレスになることは少なく、安定した使用感がありますね。

フルキャストを繰り返したり、障害物周りをタイトに攻めると、耐久性が低くてズレやすいワームは非常に使いにくいです。

その点、エコギアのワームは全体的に持ちが良いものが多くて使いやすいです。

ヘッドは案外千切れる

ボディ自体は少し硬めで結構強いんですが、オフセットフックを使ってもヘッドがズレ難くなっている分、強くフッキングを入れた時にあごの部分が衝撃に耐えられなくなって案外千切れやすいように感じます。

使い方にもよりますが、私の印象としてはだいたい3匹くらい釣るとアゴの部分が千切れてしまうことが多いです。

ただし、ワーム自体がどこかへ飛んで行ってしまったことはこれまでには無いので、ボンドを使えば修復できるのでそこまで気にはしていません。

私のイチオシはこのワームグルーですね。

ワームがボロボロになってしまっても短時間でしっかりと修復できますし、修復性能も非常に高いです。

ケルト テール 千切れにくい

また、ケルトはテールの付け根が割と太くなっているので、小型の魚やベラ・エソなどにテールを突かれてもテールが割と千切れにくいのも良い感じです。

飛距離

ケルトの良さの1つが、その安定した飛距離だと思います。
ボディに高さが無くて張りもあるため、空中でワームがしならず・綺麗な飛行姿勢をキープしやすくなっています。

実際に私がPE1.5号+10フィートのシーバスロッドでケルト4インチ+21gのビフテキシンカーをキャストすると、飛距離はだいたい60m台前半ほどです。

フルキャストすればもう少し飛距離は伸ばせますし、ラインを細くすればなおさらです。

風が吹いても大きく失速しにくいので、外洋サーフや磯などの大場所を狙う時にも非常に使いやすいですよ!

シャッドテールワームとしては非常によく飛びます。

ケルトのアクション・使い方

ハイピッチウォブンロール

ケルトのアクションですが、シャッドテールワームとしては非常にピッチが早く、ロールを伴うテールスイングで魚にアピールできます。
バルトやパワーシャッドなどと比較すると、明らかにピッチが違います。

なお、ウォブリングに加えてロールも入るので、程よい明滅を発生させますが、バルトのような体高はないので、ボディによるアピールはそれほど強くない印象です。

アクションの立ち上がりも非常に素早いので、スロー~ファストまで、様々な誘いでキッチリと泳ぎきってくれます。

ケルト 釣果

スイミングとリフトフォールのコンビネーションでガッツリと食ってきたアカハタ。

常に確実に動いてくれるワームなので使いやすいです。

ただ巻き・ストップアンドゴー

ケルトの使い方ですが、最も基本になってくるのは巻きによる使い方ですね。

フラットフィッシュ・ロックフィッシュと、魚種問わずになんだかんだでよく釣れるのはシンプルな巻きだと思います。

ロッドは固定して完全な巻きで誘うのもOKですし、リーリングに合わせてロッドをほんの少し揺すったり、リールの巻きに緩急を付けることでワームに最小限の縦の動きの加えるのも超おすすめ。

ワーム自体が縦に動くことに加え、テールアクションに変化が出るので、状況によっては食い方に違いが出ることもあります。

ケルト 形状

また、ボディ上面がフラットでやや幅があるので、背面が水流を受けることで比較的浮き上がりにくいように感じます。

一定層をキープしやすいので、底物狙いが楽にできますよ!

リフトフォール・シェイク・ズル引きなど

基本はスイミングで使うのがおすすめですが、アクションレスポンスの良さを活かすことで、ピンスポット狙いも十分可能なワームになっています。

フォール中でもテールが確実に動きますし、ボトムでシェイクしたり、ズル引きでも使っても何ら問題なく魚は釣れます。

気になるピンスポットの周辺は巻きでサーチしてみて、狙いのピンに入ったらフォールやシェイク・ズル引きなどにスイッチして、スローダウンして探りを入れるのもおすすめですね。

おすすめリグ

ケルトにおすすめなリグですが、基本的には種類問わずに使えるワームです。

私の場合はジグヘッドリグを中心に、飛距離や浮き上がりやすさのバランスが良いビフテキリグで使うのが好きですが、ジカリグやバレットシンカーを使ったシンプルなテキサスリグなどでも問題なく釣明けるワームです。

オフセットフックを使ってもフッキングリグの低下が目立ちにくく、比較的口の深い位置にガッツリと掛かってくれますよ!

適したシチュエーションなど

狙う魚

ターゲットについては、フラットフィッシュゲームやロックフィッシュゲームを中心に、外洋系のシーバスや青物・タチウオなどにも使える万能なワームだと思います。

ただし、漁港内の小場所を狙ったり、かなり低活性でアピール力を抑えたい場面では、よりナチュラルなグラスミノーシリーズやストレート・ピンテールワームが欲しい場面もありますね。

あくまでもある程度アピール力を確保したい場面におすすめっていう感じです。

シチュエーション

飛行姿勢が安定しているので、外洋に面した大場所だったり、地形変化がかなり遠いポイントを直撃したい時、かなり使いやすいワームだと感じます。

また、浮き上がりにくいので急深なポイントでもボトム周辺をキープしやすいです。

体高が抑えられていることにより、バルトだと潮の影響を受けてしまってワームが横方向に流されやすい場面にもおすすめですね。

バルト ヒラメ 釣果

バルトの集魚力が欲しい場面もあれば、少しボディの存在感を抑えた方が釣りやすいこともあるので、状況や使うリグによってローテーションしてみると良いと思います。

まとめ!

ケルト 釣果

今回はエコギアのケルトのインプレをしました。

非常によく飛んでズレ難く、抜群なアクションレスポンスが特徴的なシャッドテールワームになっています。

程よい抵抗感でかなり使いやすく、エコギアらしさがある奇抜さが無い・安定して使える新兵器ですね!

初回仕様でいきなり良い具合に魚を釣ることもでき、これは良いワームだと思います。

興味がある方は試してみてください。

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ダイワ ドラッガーSXを徹底インプレ!【100MH】https://fish-beginner.com/draggersx-imprehttps://fish-beginner.com/draggersx-impre#respondSun, 03 Nov 2024 08:00:00 +0000https://fish-beginner.com/?p=98319

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はダイワから2024年に発売された青物用ショアジギング・プラッギングロッド、ドラッガーSXのインプレッションをやっていきます。 私が使用しているのは ... ]]>

ドラッガーSX インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから2024年に発売された青物用ショアジギング・プラッギングロッド、ドラッガーSXのインプレッションをやっていきます。

私が使用しているのは100MHで、磯のライトなヒラマサ狙いやブリ系青物・シイラ・カツオ・カンパチ・サワラなどを視野に入れてのチョイスですね。

良い具合に魚も釣れて負荷を掛けたやり取りを繰り返すことができ、このロッドの特徴なども分かってきました。

忖度なしに使用感を紹介していくので、青物用ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

▼【実釣動画】ドラッガーSXを使って青物狙い。ヒラマサやカツオが連発しました

ドラッガーSXを「サクッと」インプレ

ドラッガーSX ブリ 釣果

ドラッガーSXの特徴・使用感について、まずは簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:楽に安定した飛距離が確保できる
  • 重量感:強さを考えたら十分軽い
  • 感度・反発力:ゴリゴリの筋肉質なロッドではないが、無駄なブレは無くて使いやすい
  • パワー:癖のない曲がり込む調子のMHクラスだが、想像以上に粘り強くて強い!
  • コスパ:安価なロッドではないが、高級すぎることも無くて悪くはない
  • 気になる点:グリップエンドがEVA
  • 適したシチュエーション:10kg前後までのブリやシイラなどの他、ライトなヒラマサやカンパチなど全般

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

ハイエンドモデルのようなピーキーな使用感ではないものの、実際に使ってみると曲げ込んでからの粘り強さは想像以上。

使いやすさ・強さのバランスが非常に良くて、使い勝手はかなり良いですね!

飛距離・トラブルレス性

しなやかで癖のない反発感

ドラッガーSX

ドラッガーSXですが、ロッドの調子自体はそこまで反発感は強くなく、負荷に応じてスムーズに曲がり込む印象があります。

ですので、足場が悪くてバックスペースが取れない磯だったり、ルアーのキャストにそれほど慣れていない方であってもロッドの反発力は比較的使いやすいと思います。

それほど力を込めてキャストしなくてもしっかりとロッドを曲げることができるので、ルアーの飛行姿勢も安定しますし、悪条件下での使用感も優秀です。

ですので、プラグはMAXで80gまで対応のロッドですが、30g前後の小型プラグでもスムーズにキャストでき、懐はかなり深いロッドですね。

ストレスフリーでブレの無いブランクス

しなやかに曲がり込む扱いやすい使用感のブランクスですが、ガイドへのライン絡みなどはこれまで全くありません。

また、しなやかすぎることによってベニャベニャしたりすることもなく、ブレの無さとしなやかさのバランスがかなり良いところで調整されています。

この辺りは下位グレードのロッドと比べると性能にはやはり違いがあり、ハイエンド機種のような尖った性能はないものの、誰でもストレスフリーで快適に使えるロッドになっていますよ!

ロッドの重さ・重量感

ロッドの重さに関してですが、私が使っている100MHは298gということで300gを切っています。

一般的なMHクラスの青物用ロッドとしては、やや軽いくらいのロッドなんですが、このロッドは一般的なMHクラスのロッドよりも少し強度に余裕を持たせている印象があり、強さを考慮してみると十分な軽さです。

ドラッガーSX 重さ

私は24セルテートSWの6000番をセットして使っているんですが、セルテートSWもSWリールとして非常に軽く仕上がっているので、実釣時の快適性は非常に優秀ですね。

普段は丸一日釣行するようなことはなく、1釣行はだいたい2時間~長くても3時間くらいですが、その間は基本的に休憩なしで投げ続けます。
しかし、ドラッガーSXとセルテートSWの組み合わせは非常に軽いので、休憩せずともずっとキャストを続けるのが楽にできますね。

ロッドの重さに関しては全く不満はなく、満足しています。

感度・反発力

私が使っている100MHはオールラウンドモデルということで、ジグとプラグの両方が使える調子になっています。

ジグはMAX100g・プラグは80gまでですが、私の場合はジグは60g~80g、プラグは30g~60g前後がこのロッドでよく使うところになります。

ドラッガーSX カツオ 釣果

使用感としては、プラッギング用ロッドよりも穂先~ベリーに掛けての反発力はやや強めですが、ある程度荒れている状況下でも小型の30g前後のダイビングペンシルやポッパーも問題なく扱えます。

ただし、雑に操作してしまうと、どうしても少し海面を滑りやすくなるので、プラッギング用のロッドを使う時よりもロッドアクションは少し優しくする必要があります。

一方、ジグに関しても全く問題なく、これに関してはこれまで使い続けてきたプラグメインのロッドよりも明らかに楽にジグを操作できますね。

グラグ・ジグの両方を1本のロッドで使いたい方にとっては、非常に汎用性が高く仕上がっていると思います。

パワー・剛性感

続いてはロッドのパワー・剛性感ですが、私の場合は100MHはPEライン3号を使っていて、ドラグ負荷は手元で6kgにセットするのが基本です。

カタログには最大ドラグ値は掲載されていませんが、6kgの負荷だとバット付近までしっかり曲がりますが、まだ若干の余力があるような印象です。

ドラッガーSX 曲がり

ドラッガーSXでドラグ負荷6kg、足元付近でドラグを少し出されつつの状況での曲がり具合です。
ロッドはキッチリ曲がっていますが、まだもう少し締め込めますね。

私の場合はライトラインでも比較的強い負荷を掛けてヒラマサなどとやり取りするんですが、メーカーの担当者の方に聞いたところ、MHながらPE4号程度まで扱えるよう、少し余力は持たせてあるとのことでした。

実際に4kgオーバーの型の良いスマガツオを抜き上げたり、8kgクラスのブリとやり取りをしたりしていますが、ロッドが負けるようなことは全くありません。

キャスト時にはスムーズに曲がるロッドですが、バットに負荷が入ってからの強さは思った以上です。

磯での大型のヒラマサやカンパチ狙いには厳しいですが、ブリやシイラなら10kg前後でも全然余裕で対応できるロッドですね。

ドラッガーSX 抜き上げ

100MHで4kgオーバーのカツオを抜き上げる瞬間です。
かなりロッドは曲がりますが、結構粘り強いロッド。

コスパ

ドラッガーSXは実売価格でだいたい4万円台ほどなので、決して安価なロッドではありません。

コスパとしては、2万円台・3万円台のロッドと比べると、やはりブランクスの性能には差があると感じます。

ドラッガーSX 青物 釣果

2万円台・3万円台のロッドの場合は、軽さを重視したものだと強さに不安があったり、逆に強さを重視したものだと重量の面や繊細さに少し不満があるものが多いです。
そういった意味では、快適性・使いやすさと価格のバランスは悪くないと感じます。

一方、7万・8万するようなハイエンド機種と比べると、反発力がマイルドだったり、特定の状況や使い方にマッチする尖った性能が無いので、自分のスタイルが確立されている上級者の方にとっては、使っていて面白くないロッドかもしれません。

一方、万人受けするという点においては、ドラッガーSXの方に分があるとも言えますね。

特に、ブランクスをしっかり曲げ込んでキャストしたり、やり取りするのが楽にできるので、ロッドが持っている性能を使いきりやすいと感じます。

私は高反発なシマノのハイエンドロッド、コルトスナイパーリミテッドも持っていますが、特に足場が悪くてバックスペースが取れない場所で使うと、反発力が強すぎてロッドの性能が使いきれません。

ヒラマサ 釣果

ですので、現在はコルトスナイパーリミテッドよりも反発力が低い、ジャンプライズのツーリミットブルーバトルをメインで使ってきました。

ドラッガーSXの場合はツーリミットブルーバトルほどのバットの粘り強さや穂先の繊細さはないものの、その分ロッドが軽くて楽に使えるので、狙う魚のサイズや使用するルアーによって使い分けができますね。

ドラッガーSXは安いロッドではありませんが、非常に快適に使えて使いきりやすいブランクス性能があるので、見た目以上にコスパは良いと思います。

気になる点

実釣時に大きな欠点・使いにくさは感じていませんが、個人的にあまり好きになれないのがグリップエンドです。

グリップエンド

ドラッガーSX100MHのグリップエンドは、EVA素材なんですよね。

個人的には硬くて高耐久で滑りにくい、ゴム製のBRCエンドキャップの方が好きですね。

EVAの方が軽いんですが、エンドを体に当ててやり取りする際、衣服の素材によっては滑りやすくてロッドの保持が少し不安定になることがあります。

これに関しては、気になるようだったらBRCのエンドキャップに改造しようと思っています。

適したシチュエーションなど

タックルバランス

ドラッガーSX100MHに関して言えば、リールはSW機種の6000番がちょうど良いと思います。
8000番だと一気にリールが重たくなるので、バランスを考えると6000番をおすすめします。

ラインに関しては、PE3号または4号がちょうどよく、2号などではこのロッドが持つ粘り強さをフルに発揮できないように思えます。

使用するルアーに関しては、メタルジグの場合は60g~80gクラスがちょうど扱いやすく、100gになると潮の流れが強かったり、深場を狙うとなるともうワンランク強いロッドの方が良いと思います。

ドラッガーSX ヒラマサ 釣果

プラグルアーに関しては、13cm~16cm・17cm前後くらいのダイビングペンシルやポッパーを中心に、丁寧に操作すれば12cmクラスのものも扱えます。

フィールド

使用するフィールドについては、サーフや堤防など、ラインが自由に出せる場所で使うのであれば、10kg前後までの青物にちょうど良いと思います。

ただし、カンパチやヒラマサなど、根に突っ込む習性がある魚を狙う時は、使い手の技量によって対応できる魚の大きさはかなり変わります。

100MHに関して言えば、ガチな青物ロッドよりもパワーを抑えた設計になっています。
ですので、やり取りのスピードに自信が無い方の場合、カンパチやヒラマサを狙うのであれば、もうワンランク強いロッドの方が無難だと思います。

まとめ!

ドラッガーSX ヒラマサ

今回はダイワのドラッガーSXのインプレッションをしました。

私が使っているのは100MHですが、使用するルアーの種類を問わずにちょうどオールマイティーに使うことができ、軽さと強さのバランスも非常に絶妙ですね!

使いやすくてかなり気に入っていて、磯のライトなヒラマサ狙いをメインに、今後も青物五目で活躍してもらいます。

モデルチェンジした24セルテートSWとの相性もバッチリで、青物釣りが超快適に・楽に楽しめるおすすめタックルですよ!

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▼【実釣動画】ドラッガーSX・セルテートSWを使って青物狙い。ヒラマサやカツオが連発

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【正統進化】ダイワ24セルテートSWを徹底インプレhttps://fish-beginner.com/24celtatesw-imprehttps://fish-beginner.com/24celtatesw-impre#respondSat, 02 Nov 2024 11:02:06 +0000https://fish-beginner.com/?p=98272

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はダイワの24セルテートSWの特徴や使用感・ライバル機種との違いなどを詳しくインプレしていきます。 もともとモデルチェンジ前の21セルテートSWから ... ]]>

24セルテートSW インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワの24セルテートSWの特徴や使用感・ライバル機種との違いなどを詳しくインプレしていきます。

もともとモデルチェンジ前の21セルテートSWからかなり酷使してきていたんですが、今回のモデルチェンジはまさに正統進化という感じで、最近のダイワらしさが出ているように思えます。

私は6000番のハイギアをライトなヒラマサ狙いをメインに、青物五目用として使っています。

これまでのところ、ヒラマサ・カツオ・シイラ・ブリなどを良い感じに釣ることができていて、かなりお気に入りのリールになっていますね。
忖度なしに使用感を紹介していくので、リール選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行実績や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

▼動画で分かりやすく24セルテートSWをインプレしていきます

▼【実釣動画】24セルテートSW・ドラッガーSXを使って青物狙い。ヒラマサやカツオが連発

24セルテートSWを「サクッと」インプレ!

24セルテートSW ブリ

24セルテートSWを詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 重量感:非常に軽い
  • 巻き心地:モデルチェンジで巻きのブレ・慣性が目立たなくなっている
  • 剛性感:ボディは金属・ローターはZAIONだが、メータークラスの青物程度なら問題ない
  • ドラグ:カーボンワッシャーとしては非常に均一で使いやすい
  • 飛距離・ライントラブル:全くなし
  • ハンドル周り:純正のEVAノブが個人的には嫌い
  • 気になる点:ベール下がりやローター逆転現象が今後発生するのか気になる
  • ターゲット・釣種:シーバスロッドなどにSWリールを合わせたい時など、軽さを意識したい時にはベストマッチなリール。また、プラッギングにも非常に使いやすい

ざっくりまとめるとこんな感じです。

旧モデルからすべての性能が向上している印象があり、非常に使いやすくて「買ってよかった」と思えるリールですね!

重さ・重量感

まず、24セルテートSWの重量ですが、4000番は335g・5000番は345g・6000番は375gとなっています。

この記事を作成している2024年11月時点では、シマノのツインパワーSWやステラSW、ダイワのソルティガよりも24セルテートSWが重さの点においては一番優れています。

私が使っているのは6000番ですが、これまでメインで使っていたシマノの21ツインパワーSWの6000番は420gということで、その差は45gあります。

両者を使い比べてみると、その差は手に取った時に明らかに分かるくらいの違いはあります。

実釣時の影響としては、驚くほどとまではいきませんが、繰り返しのキャストやルアーの操作がワンランク快適に・楽になっているのは分かりますね。

24セルテートSW ヒラマサ

私の場合は、シーズンになるとヒラマサ狙いで14000番などの大型番手を毎日のように使うので、ヘビータックルの扱いにある程度慣れているということもあります。
しかし、これまでライトタックルを使うのがメインだった方や、それほど頻繁に釣行しない方にとっては、24セルテートSWの軽さは間違いなく武器になると思います。

また、軽いSWリールはヒラスズキ狙いなど繊細なロッドに合わせたい時より強い武器になります。

200g前後くらいまでの軽いロッドを使い、ミノーやシンキングペンシルをドリフトさせたり、繊細な釣り方を視野に入れつつ、魚が掛かった時は強い負荷でやり取りをすることを考えると、24セルテートSWの良さが特に光ってくると思います。

これまで私がヒラスズキを狙う時は、重量を考慮してツインパワーSWやステラSWではなく、ソルティガの5000番を使っていました。
今回の24セルテートSWはソルティガよりも軽くなっているので、もちろん細かい部分の使用感はソルティガの方が上ですが、価格と実釣性能だけを考えるなら24セルテートSWを選びますね。

巻き心地

エアドライブローターによる巻き感の向上

次に、リールの巻き心地ですが、ローターが丸みを帯びたエアドライブローターになったことが大きいですね。

24セルテートSW ローター

球状の滑らかな形をしているエアドライブローターですが、これが使用感に思いのほか影響します。

ローターバランスが向上したことによって、旧モデルのセルテートSWよりもハンドルを回した時の微妙なブレ感が目立たなくなり、巻き出し時の慣性も小さく、スムーズに巻きだせてピタッと止まる感覚に磨きが掛かっています。

これに関しては、金属ローターのソルティガやシマノのSWリールよりも優秀ですね。

ここ最近のダイワのリールは、エアドライブローターがかなり良い仕事をしています。

一方、巻きの滑らかさ自体はそこまで大きく変わっている印象はなく、私の場合はかなり荒い使い方をするので、徐々にザラザラ感などは出てきます。
しかし、SWリールは「そもそもそういう細かい巻きの滑らかさなどを重視して使うリールではない」と考えているので、特に気になることはないですね。

慣性は使いにくい

ローターバランスが向上したことと、軽量なZAION素材のローターを採用していることにより、良くも悪くもリーリング時に慣性が使いにくくなっています。

引き抵抗が軽いルアーを操作するのであれば特にデメリットはありませんが、ジグを操作するとなると、好みが分かれてくるところだと思います。

水圧が掛かってハンドルが重たくなる場面においては、個人的には金属ローターの程よい重厚感のある巻き心地の方が、リールの巻きでルアーにアクションを与えやすいと感じますね。

ですので、特にショアジギング・オフショアジギングの場合は、金属ローター採用のリールの方が使いやすい・フィーリングに合っていると感じる方が居ると思います。

剛性感

24セルテートSW ボディ

次はリールの剛性感ですが、24セルテートSWはボディはアルミ・ローターはZAIONになっています。
ソルティガはボディ・ローターともに金属素材なので、ここに大きな違いがあります。

ZAION素材は金属素材よりも強度の面は弱くなるのは事実です。

しかし、私がこれまでに使った限りでは、旧型の21セルテートSWの14000番をかなり酷使してきた印象として、ZAIONローターであっても15kg程度までの魚を狙うのであれば、とくに歪み・弱さは気になっていません。

まして、今回の24セルテートSWは6000番までのラインナップです。
狙うターゲットのアベレージサイズとしては、大きくても10kg+αくらいでしょうから、掛ける負荷もある程度知れています。

ですので、ZAIONローターだから弱いということはなく、剛性感においても特に不満なく使えています。

なお、SWリールのエアドライブローターは非常に肉厚になっているので、小型汎用機種のローターよりも強さは明らかに優れています。

24セルテートSW カツオ 釣果

24セルテートSWでヒラマサやカツオ・シイラ・ブリなどを強引なやり取りでキャッチしていますが、十分強いリールです。

ドラグ

滑らかで均一な効き具合

続いてはドラグですが、好みの差もあるとは思いますが、個人的にはシマノよりもダイワのSWリールの方が好みです。

特に、シマノのSWリールは6000番のドラグがどういうわけが若干ムラがあるような気がしていて、8000番以上と比べると、ドラグが一旦滑り出すと止まらなくなるというか、出だしが少し硬いような傾向を感じます。

24セルテートSW ドラグ

一方、24セルテートSWを含めたダイワのSWリールは、ドラグの均一性という点においては安定感があるように感じていますね。

足元で強く引き込まれてもラインブレイクを怖がる必要はなく、しっかりと負荷を掛けてやり取りができています。

ドラグ音

一方でドラグ音ですが、小型汎用機種よりも音量は大きめですが、SWリールとしては若干小さいくらいに思えます。

ツインパワーSW6000番やソルティが5000番よりも少しドラグ音は小さいですが、実釣時に影響が出るほどではないので、特に不満はないです。

なお、ドラグ音は樹脂っぽいような感じで高級感はあまり感じません。

ライントラブル・飛距離

ライントラブルの有無や飛距離ですが、これに関しては一切の不満は無くて快適に使えています。

向かい風が風速10m前後吹くようなラフなコンディション下での釣行もしていますが、これまでにライントラブルは皆無ですね。
特に飛距離が伸びるような印象はないですが、シマノとの明確な優劣は感じません。

24セルテートSW ライン

また、糸巻き量についても規定のものはしっかりと巻き取ることができ、6000番に3号300mはキッチリ入りました。

ハンドル周り

続いてはハンドル周りですが、ハンドルの長さや剛性感は特に不満はありません。

一方、ノブについては好みが分かれる所だと思います。

24セルテートSW ハンドルノブ

純正ではEVA素材のノブがついていますが、個人的にEVA素材のノブはすぐにツルツルに劣化するので、金属や樹脂素材のものの方が好みですね。

私の場合は41mmのチタンノブに交換して使っています。

気になる点

ベール下がり

24セルテートSWを使ってみて、これまでのところは特に不具合は出ていません。

しかし、これまでの傾向として、ダイワのSWリールは酷使するとベールの角度が徐々に下がっていくことがあり、旧モデルの21セルテートSWもこの症状になっています。

多少ベールの角度が下がった程度では、実釣に悪影響が出ることはないですが、ひどくなるとライントラブルの原因になることがあります。

ローター・ハンドル逆転

また、ダイワのスピニングリールは、シマノ製のリールよりもローター・ハンドルの逆転現象が起こりやすい印象があります。

マグシールドのオイル漏れが原因なのか、ダイワ製リールは使っていくと急にハンドルが逆回転して滑ってしまうことがあり、私の21セルテートSWもこの症状になりました。

負荷を掛けて勢いよくハンドルを巻き始めた時、特に逆転現象が発生しやすく、これになると結構厄介です。

ライバル機種との違い

シマノ 21ツインパワーSW

21ツインパワーSW 青物 釣果

セルテートSWとツインパワーSWはバチバチのライバル機種になると思いますが、使用感はどう違うのか。

私の印象としては、重量・リーリング時のローターのブレの無さや慣性の少なさ・ドラグの均一性という点においては24セルテートSWの方が優れている印象があります。

一方、ツインパワーSWは金属ローター+マグシールドが無いということで、メタルジグの操作など、水圧が掛かる場面でのリーリングによるルアー操作が楽なことや、巻き心地自体がダイワ製リールよりもサラッとしている点が優れていると感じますね。

魚を掛けた時の剛性感・巻き上げ力自体は大差ない印象で、そもそもスピニングリールで大物を狙う時はポンピングするのが基本になりますし、どちらのリールでも実釣に必要な強さ・巻き上げ力は備わっていると感じます。

最終的には好みにはなると思いますが、私が両方を使った印象としては、メタルジグを使う釣りがメインならややツインパワーSWがおすすめ。
それ以外だとセルテートSWっていう感じですかね。

ダイワ 23ソルティガ

23ソルティガ 釣果

続いてはダイワの23ソルティガですが、ソルティガの方が重量の面では少し不利ですが、メタルジグの操作性やガタの少なさなどの細かな質感・劣化していった時の使用感の低下の目立ちにくさという点においては、やはり優秀です。

ステラSWやソルティガといったハイエンド機種は、使い込んでいっても初期の使用感に近いものが継続しやすい印象があります。
しかし、酷使した時の最終的な壊れる時期自体は、セルテートSWやツインパワーSWとそこまで大差ない気がします(個体差もあると思いますが)。

ですので、私の場合、そこまで強い負荷を掛けないヒラスズキ狙いなどの場合はハイエンドを使うこともあります。
一方、ヒラマサ狙いなど、そのうちリールが壊れることを前提としている使い方をするのであれば、コスパを考慮してハイエンドリールはあえて使いません。

シーズン中は週5日くらい、場合によってはほぼ毎日ヒラマサ狙いで磯へ行きますが、酷使するとどのリールでもだいたい3~6か月ほどでギア周りを中心にダメになります。
ステラSWやソルティガになると修理費用も高くなりますし、実釣性能自体はツインパワーSWやセルテートSWで十分ですから、釣れる魚の数は変わりません。

24セルテートSWインプレまとめ!

24セルテートSW ショアジギング 釣果

今回はダイワの24セルテートSWのインプレッションをしました。

間違いなく旧モデルよりも良い方向に進化しているリールで、目立つ欠点も無くて非常に使いやすいSW機種になっていると思います。

下位機種のカルディアSWやストラディックSWよりも優れた質感や使用感がありつつ、実釣性能においてはハイエンドリールに劣ることはありません。
特にオフショアやロックショアなど、過酷な状況下で信頼して使えるリールを探している方には、このグレードのリールがやはりおすすめですね。

最近のダイワのリールは全体的にどんどん使いやすくなってきていて、良い印象を持っています。

今後もセルテートSWでヒラマサやブリなど、青物狙いでガンガン活躍してもらおうと思います。

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▼24セルテートSWインプレ動画

▼【実釣動画】24セルテートSW・ドラッガーSXを使って青物狙い。ヒラマサやカツオが連発

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ダイワ ティアドロスピンの使い方・徹底インプレ!https://fish-beginner.com/teardoro-spin-imprehttps://fish-beginner.com/teardoro-spin-impre#commentsSat, 12 Oct 2024 07:14:22 +0000https://fish-beginner.com/?p=98231

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はダイワから発売されているコンパクトなメタルジグ、ティアドロスピンの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレッションしていきます。 ティアドロスピンは ... ]]>

ダイワ ティアドロスピン インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから発売されているコンパクトなメタルジグ、ティアドロスピンの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレッションしていきます。

ティアドロスピンはブレード付きのメタルジグで、やや強めのライトゲーム~ミドルゲームをカバーする、五目釣りに超おすすめなメタルジグの1つですね!

私は7g・10gを使っていますが、魚種問わずに色んな魚を釣り上げることができていて、簡単操作で魚を引き付けてくれるので気に入っているジグの1つ。

忖度なしにインプレしていくので、小型メタルジグを探している方の参考になったら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については、釣行記やYouTubeTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います。
現在、活動のメインはYoutubeになっているので、よろしければご覧ください。

ティアドロスピン実釣動画

実際に私がティアドロスピンを使い、身近な堤防で様々な魚を釣りまくり!
身近な魚~レアな高級魚まで、10魚種を越える五目釣りを堪能しました。

ティアドロスピンの釣れ具合や使い方のイメージ作りの参考にしてみてください。

ティアドロスピンのスペック・ラインナップ

ティアドロスピン
  • 素材:鉛
  • 重心:リアバランス
  • 重量:7g、10g、16g
  • フック:フロントシングル+リアトリプル

ラインナップは7g~16gとなっていて、一般的なアジやメバルを狙うライトゲームよりもやや強め~ミドルゲーム・スーパーライトショアジギング対応のメタルジグですね。

ボディサイズが非常に小さいので、思った以上の小型の魚でもフッキングに持ち込めます。

ティアドロスピンを「サクッと」インプレ!

ティアドロスピン 釣果

ティアドロスピンの特徴などについて、ざっくりとまとめておきます。

  • 飛距離:ブレード付きのジグとしてはよく飛ぶ
  • フォール:水平気味のナチュラルなフォール
  • アクション:ボディ本体は非常に大人しい動き。ブレードの回転・キラメキで誘うタイプ
  • 使い方:ただ巻き・ストップアンドゴーや軽めのロッドアクションによるワンピッチジャークなど
  • ターゲット:何でも釣れるが、どちらかというと底物や小型のタイ類などにおすすめ
  • 適したシチュエーションなど:ブレード付きジグとしてオールラウンドに使えるが、オープンエリアで底物・小型のマダイなどを中心とした五目釣りに良い感じ

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

青物・回遊魚狙いにも使うことはできますが、状況によってはブレードがついていない普通のジグの方が使いやすいと感じることがあります。

飛距離

ティアドロスピンの飛距離ですが、ブレード付きのメタルジグとしては飛行姿勢の安定性は十分高く、ブレードによる影響は最小限に抑えられている印象があります。

コンパクトなリアバランス設計

ティアドロスピン ボディ形状

ボディ形状はこんな感じで、かなり厚みがあるリア寄りのバランスになっています。

ずんぐりとした丸みを帯びたボディは空気抵抗が小さく、飛行姿勢の安定性は非常に優秀ですね!

適当にキャストしてもボディが激しく回転するようなことはないので、初心者の方や、足場が狭い場所でも楽に遠投が可能です。

小型ブレード

ティアドロスピンは、ボディ本体も投げやすい形状になっていますが、ブレードも遠投性能に貢献しています。

ティアドロスピン ブレード

ボディに対してブレードがあまり大きくなく、やや小さめのものがセットされています。

これにより、引き抵抗の軽さとともに、ブレードが無駄な抵抗にならず、ブレードがついてない一般的なメタルジグに近い感覚で遠投ができますね。

よほど遠投力を重視したい状況でなければ、投げにくさが目立つような印象は全くなくて使いやすいです。

フォール

ティアドロスピンのフォール姿勢ですが、水平気味の姿勢で沈下していきます。

ブレードがついてはいますが、極端にフォールスピードが落ちるようなことはないので、着底をとってボトム付近を丁寧に探るのも十分可能。
フォール中の動きは大人しく、派手なローリングやイレギュラーなスライドは見せず、ナチュラルな姿勢で沈下しますね。

ティアドロスピン 根魚 釣果

特に底物を狙う時は、誘い上げからのフォール中にバイトが出るパターンも多いです。
フォール中はラインを緩めすぎず、軽くテンションが掛かるかどうかくらいの状態をキープしながら落とし込むのがおすすめ!

ティアドロスピンの使い方

ただ巻き・ストップアンドゴー

ティアドロスピンの使い方ですが、とにかく何でも釣りたい初心者の方であれば、着底まで沈めてのただ巻き・ストップアンドゴーの繰り返しがおすすめです。

ティアドロスピン ボディ形状

ティアドロスピンのボディ形状ですが、厚みがあってエッジが丸く処理されているので、ボディ本体のアクションはかなり控えめです。

スロー~中速の巻きではボディはほとんど動かず、ブレードの回転でアピール。
巻き速度をかなり上げると、ユラユラと軽くボディが揺れますが、激しく動くことはありません。

必要以上に強い波動は出さないので、漁港内の小場所など、狭いスポットを狙う時にもブレード付きのメタルジグとしては比較的使いやすくなっていますね。

ただ巻き・ストップアンドゴーとフォールの繰り返しだけでもブレードが勝手に魚を引き付けてくれるので、簡単な操作で色んな魚が狙えます。

なお、ブレードの立ち上がりは十分早いので、スローな巻きでもしっかりと誘えます。

軽めのワンピッチジャーク

ティアドロスピン 釣果

2つめは、最小限のロッドアクションによるワンピッチジャーク(リフトフォール)ですね。

ジャークしてジグを飛ばして動かすのではなく、上下に軽く揺すって動きにわずかな変化を出すくらいなので、ロッドアクションは優しく・スローに行うことが多いです。
穂先を20cm~30cmくらい揺すりながらリールを巻くようなイメージですね。

ただ巻くだけよりもジグが縦方向に動くことになるので、底離れを良くしたい時や動きに変化を出した方が食いが良い場面でよく使います。

あまり激しく動かしても、ジグが丸っこくてブレードもついているので、それほどキレの良いアクションは出ません。
また、リアフックが絡みやすくなるので、ロッド操作を与えるにしても最小限におさえるのがおすすめ。

▼実際の使い方は実釣動画を参考にどうぞ

ティアドロスピンの気になる点など

魚種問わずに何でも釣れるティアドロスピンですが、万能というわけではありません。

根掛かりしやすい

これはトリプルフック付きのメタルジグ全般に言えることですが、ティアドロスピンは基本的にリアにトリプルフックをセットして使うことになります(シングル仕様にすることも可能ではある)。

ですので、基本的にはオープンエリアで使うのにおすすめで、根周りをタイトに狙うとやはり根掛かりしやすいです。

動きに変化を出すのが苦手

ティアドロスピンは丸っこいボディ形状によって、飛距離やアクションの安定性に優れているのが特徴になります。

一方、ロッドアクションを与えて操作するにはあまり向いてない印象があります。

青物 釣果

例えば、小型のカンパチやメッキ等、イレギュラーなアクションに反応が良い魚を狙うとなると、ティアドロスピンだと動きが単調になり、ルアーに反応してもチェイスのみで食わせきれないことがあります。

このような場面では、ブレードがついていないメタルジグや、ワームを使ったライトワインドの方が明らかに反応が良い場面もあるので、狙う魚種の習性やその時の反応・パターンに合わせたルアーローテーションが必要になりますね。

良型がリアフックに掛かるとバラしやすい

また、ティアドロスピンはトリプルフックを採用しているうえ、フックの軸にはブレードを固定するためのチューブがセットされています。

ティアドロスピン

このチューブにより、フック1本1本のゲイプ(フトコロ)が浅くなり、若干掛かりが浅くなるような印象です。

20cm・30cmクラスの魚を狙うには問題ありませんが、カツオ類と思われるナブラが出た際、ティアドロスピンでヒットしてもバラシが連発するというパターンになりました。

本来想定している魚よりも大型の魚が掛かったのが原因といえばそれまでですが、フトコロが深いシングルフックであれば、バラシが防げたような気もしていますね。

トリプルフックの方がフッキング率自体は安定するのは間違いないので、メリット・デメリットの両方がありますね。

適したターゲットなど

ティアドロスピンで狙う魚ですが、基本的には何でも釣れる五目釣り用のジグですね。

先ほど紹介したように、小型のカンパチやメッキ狙いで比較的見られやすい、イレギュラーな動きに反応が集中する時は食わせきれないことがありますが、30cm台そこそこまでの小型青物・回遊魚全般や小型のマダイやチヌ・カサゴ・ソイ・ハタ等、使い方次第で何でも釣れます。

コンパクトボディで引き抵抗も程よく軽く、五目釣り対応のメタルジグとして非常に使っていて面白いですね!

ボウズ逃れやルアー釣り初心者の方にもおすすめ。

まとめ!

ティアドロスピン マダイ

今回はダイワのティアドロスピンのインプレをしました。

  • コンパクトなブレード付きメタルジグ。だいたい20cm~30cm台くらいまでの五目釣りに広く対応
  • ずんぐりしたボディは遠投性能に優れ、海中での安定性も高い
  • アクション自体は控えめ。早巻きしてもボディは軽くユラユラと揺れる程度
  • 基本的にはただ巻きや最小限のロッドアクションでの使用がおすすめ
  • イレギュラーな動きでないと食わない場面だと使いにくいことがある
  • リアがトリプルフックなので、根掛かりしやすさや掛かりが浅くなることがある

要点をまとめるとこんな感じですね。

常に万能というわけではありませんが、何でも狙う五目釣り用のメタルジグとして、バランスが良くてかなり使いやすいと思います。
お手軽な五目釣りに興味がある方は、ぜひお試しあれ。

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▼五目釣りで色んな魚を釣りまくる!ティアドロスピン実釣動画

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【忖度なし】シマノ 24ヴァンフォードを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/24vanford-imprehttps://fish-beginner.com/24vanford-impre#respondWed, 02 Oct 2024 04:54:48 +0000https://fish-beginner.com/?p=98200

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はシマノから発売された24ヴァンフォードの特徴やダイワ製リールとの違い・気になる点などを詳しくインプレッションしていこうと思います。 私はもともと2 ... ]]>

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はシマノから発売された24ヴァンフォードの特徴やダイワ製リールとの違い・気になる点などを詳しくインプレッションしていこうと思います。

私はもともと20ヴァンフォードを使っていて、ライトゲーム用のリールとしてかなり気に入って使っていましたが、今回モデルチェンジになったということで、新モデル・旧モデルともにC2000SHGを使っています。

PEライン0.4号を巻いたライトゲーム五目釣りで魚を釣り込んできましたが、メインターゲットであるメッキや小型のハタ・カサゴ等、だいたい20cm~25cmクラスの小型魚を中心に、40cm台そこそこまでのクロダイやキントキダイ・マダイ・クエ・シマアジなど、負荷に対する強さをチェックするために少し大きめの魚まで、広く釣ってみました。

使っていく中で旧モデルとの違いだったり、ダイワ製リールとの特性の差なども見えてきたので、購入時の参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については、釣行記やYouTubeTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います。
現在、活動のメインはYoutubeになっているので、よろしければご覧ください。

インプレッション動画

現在、活動のメインはYouTubeになっており、そちらで釣行動画や釣り方の基礎講座・タックルインプレッションなどを行っています。
おかげさまで、登録者・再生数ともにかなり良いペースで伸びてきています。

▼24ヴァンフォードインプレ動画

24ヴァンフォードのチェックポイント!

まずは、24ヴァンフォードになり、私なりに感じているチェックポイントを紹介しておきます。

インフィニティドライブ・インフィニティクロスによる駆動系強化

20ヴァンフォード・24ヴァンフォードの同じ番手(C2000SHG)を使ってみて思ったのは、今回のモデルチェンジでギア周りが強化されている点です。

旧モデルよりも負荷を掛けた時のギア周りの歪みや遊びが小さくなっているような感覚があり、巻き上げ力は間違いなく上がっていると思います。

ヴァンフォード クエ 釣果

C2000番なので強い負荷を掛けることは不可能ですが、ちょっとしたかけあがりの斜面や沈み根周りで30cm台中盤くらいまでのクエを複数釣り上げたりしていますが、リールがグニャグニャして使いにくいとは感じません。

一方、あとで詳しく紹介しますが、ギア周りの構造が変わったためか、良くも悪くもリールの巻き心地が少し変わっていて、好みが分かれるかもしれませんね。

デュラクロスによるドラグの耐久性向上

24ヴァンフォードにモデルチェンジし、ドラグワッシャーが高耐久なデュラクロスに変更されています。

これまでの一般的なフェルトワッシャーの場合、1年・2年とリールを使い込んでいくと、フェルトが劣化してドラグ性能の低下が気になることが多かったんですが、ドラグワッシャーの寿命が延びたことは嬉しいポイントだと思います。

ドラグの効き具合自体は特に悪くなるような印象はないので、ここは良い改善点ですね!

24ヴァンフォードを「サクッと」インプレ!

24ヴァンフォード 釣果

ここからは、24ヴァンフォードの使用感や特徴を詳しく解説していきますが、まずは私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 重量感:普通に軽い
  • 巻き心地:巻き出しの軽さは相変わらず。ややしっとり感が出たか
  • 剛性感:ギア周りは強くなったが、ボディの剛性はそれなり。金属素材特有のガッチリ感まではない
  • ドラグ:必要十分だが、ダイワ製の小型番手よりも良くも悪くも粘りがある
  • 飛距離・ライントラブル:全く問題なし
  • ハンドル周り:特に気になる点は無し
  • 気になる点:しっとり感のある巻き心地とドラグ
  • ターゲット・釣種:負荷を掛けた時の巻き感は良くなっているが、個人的にはやはり小物釣り用のリールとして使いたい

要点をまとめるとこんな感じですね。

ライトな釣り物に使うリールとしては、十分な基本性能があってコスパを考えたら良いリールだと思います。
好みにより、ダイワ製のリールが良かったり、最終的には個人個人で使いやすいものは変わってきますね。

リールの重さ

まずはリールの重さですが、24ヴァンフォードはC3000XGで180g・4000XGで215gと、シマノ製リールの中では軽い分類になります。

実際の使用感としては、普通に軽くて特に不満なく使うことができてはいますが、最近は軽いリールが増えてきているので、使っていて特に驚くようなことはなく、いい意味で「まぁ普通に軽いリール」といった具合です。
旧モデルの20ヴァンフォードと比較すると、重量的にはほぼ同じのようですね。

私としては、トラウトやライトゲームではストラディックシリーズなどのコアソリッドシリーズまでの剛性感は必要なく、ヴァンフォードやヴァンキッシュなど、軽さを意識して作られているものの方が好みですね。

軽量なロッドと合わせてもバランスが崩れることはなく、十分快適に使えています。

巻き心地

軽さの中にしっとり感が出たか

24ヴァンフォード 釣果

続いては気になる方が多い巻き心地ですが、20ヴァンフォードと巻き比べてみると、微妙な違いがあるように思えます。

インフィニティドライブ・インフィニティクロスによるものなのか、リールの巻き出し自体は軽いものの、巻き感に少ししっとりとしたような感覚があります。

旧モデルのヴァンフォードはもっと乾いたような感じで、良くも悪くもスカスカ感がもっと強くて薄っぺらいもろさのようなものを感じたんですが、一種の剛性感的なものが少し出たような・・・。

正直、私の場合はそこまで細かいことを気にしないのでどちらでも良いといえば良いんですが、乾いた感じのスカスカした巻き心地が好きという方には、旧モデルの20ヴァンフォードの方がフィーリングに合っていると感じる方もいると思います。
購入時は少し注意した方が良いですね!

24ヴァンフォード ローター

ローターはかなり大きく肉抜きされていて、デザイン自体も少しシャープになっています。

ブレや異音など

24ヴァンフォード ボディ

リールを回した時の巻きの滑らかさに関しては、正直言って中級機種程度だと感じますね。
下位機種よりも精度が高くて巻きはそれなりに滑らかですが、少し使い込んでオイル・グリスが馴染んでいくと少しずつ粗さが見えてきました。

特に、最近のシマノの上級機種には密巻き機能が搭載されていて、24ヴァンフォードやストラディックのように密巻き機能が搭載されていないものと比較すると、その巻き心地の滑らかさは明らかに違います。

密巻き機能が搭載されているヴァンキッシュと比較すると、巻き出しのちょっとした軽さや異音・ギアの摩擦感など、全てにおいてヴァンフォードは明らかに劣っていますね。
価格が違うので当然といえば当然ですが、その違いは結構分かりやすく、ハンドルを数回回せばすぐに分かるくらいの差があります。

とはいっても、24ヴァンフォードでも実釣においては十分使える巻き心地はあるので、結局はどこまでこだわるかだと思います。

私の場合はそれほどリールの巻き感を重視して釣りをやるわけではないので、ぶっちゃけ24ヴァンフォードで十分ですし、ステラやヴァンキッシュと比べても釣果が劣ることはないですね(ライトな釣りの場合)。

ダイワとの違い

ダイワのマグシールドが搭載されている機種との巻き感の違いとしては、24ヴァンフォードの方が巻き出しは軽いですね。

ヴァンフォードよりも上級機種のエアリティと比べてみても、マグシールドが無いシマノ製リールの方がハンドルの巻き出しにモッサリ感はなく、軽やかにローターがまわり始めます。

一方、リールを巻き続けている時の感覚としては、シマノのローターよりもダイワのエアドライブローターの方がバランスが良いのか、ローターが回転している時のブレは感じにくいです。

この辺りはシマノ・ダイワのどちらが好みになってくるのか、比較的分かりやすい違いになってくると思いますね!

剛性感

24ヴァンフォード キジハタ

続いてはリールの剛性感ですが、20ヴァンフォードと比較したら、モデルチェンジで巻き取りの強さは増していると思います。

ギア周りが強くなったことによる部分が大きいように感じますが、一方でボディやローター自体の強さはそれほど変わっているようには感じません。

私のようにライトな釣り物に使う限りは、特に不満はなく使えていますが、コアソリッドシリーズのような重厚感はないので、MGLシリーズなりの剛性感といった具合です。
重量級のバイブレーションやメタルジグをしゃくり上げたり、水圧が掛かる深場や激流エリアで魚とのやり取りをするのであれば、やはりコアソリッドシリーズのリールをおすすめします。

24ヴァンフォード シマアジ

24ヴァンフォードでまさかのシマアジ!
非常に引きが強くてラインを引き出されましたが、しっかり制御してキャッチできました。

ドラグ

24ヴァンフォード ドラグ

続いてはドラグ周りですが、リールの巻き心地とともにダイワ製リールとの違いがあり、好みが分かれてくるポイントになると思います。

私の印象としては、最近のダイワ製リールに使われているATDタイプLとシマノ製リールのドラグは使用感に差があり、以前よりも好き・嫌いがハッキリ出やすくなっているように思えます。

私が両者を使った印象としては

  • 24ヴァンフォード(フェルトワッシャー採用のシマノ製リール):ドラグに粘りがある
  • ダイワ ATDタイプL:ドラグの効き出し・滑り出しの軽さ重視

こんな感じで、ドラグが効き出す時の感触に違いがあり、ダイワの方がスムーズに・軽くドラグが出ていくように思えます。

一方、シマノ製のスピニングリールのドラグですが、出だしに若干の粘っこさがあり、よく言えば無駄に滑りにくいと言えますが、悪く言えばドラグの出だしが硬く・食いつくような感じですね。

個人的な好みとしては、細いラインを使ったり、ある程度ドラグを出してやり取りすることを想定するのであれば、ダイワの軽いドラグの方がラインブレイクのリスクを減らすことができて使いやすいと感じます。

一方、ドラグを締め込んでやり取りするような時は、無駄にドラグが滑らないシマノ製のドラグの方がフッキングが確実に決まりやすかったり、メリットが活きやすいように思えます。

私としては、ヴァンフォードはライトな釣りに使うリールという位置づけなので、どちらかと言えばダイワのような軽快さを重視したドラグの方が、このリールには合っているように感じますね。

飛距離・ライントラブルなど

24ヴァンフォードには密巻き機能が搭載されていないので、ライントラブルのリスクはほとんど無いと思います。

密巻き機能搭載のリールの場合は、ロングリーダーやドリフト釣法との相性が悪く、使い手によってはライントラブルが防げないということもありましたが、その点においては安心ですね。

私の場合は風速8mくらいまでの横風・向かい風が吹くコンディションでライトゲームをやってみましたが、特に問題なく・ノントラブルで使えています。

飛距離に関しては、投げ心地は密巻き機能搭載のリールには劣るものの、実際に飛距離が明確に落ちるかといえば、結構微妙なところで釣果に影響が出るような印象はないですね。

特に磯のヒラスズキなど、過酷な状況下での釣りには密巻き機能が不要だと感じています。

ハンドル周り

ハンドル周りに関しては特に変更もなく、ねじ込み式のハンドルで快適に使えています。

気になる点

24ヴァンフォードの気になる点ですが、好みによる部分が大きいと思いますが、これまでに紹介したように

  • 微妙にしっとり感のある巻き感
  • 粘っこさがあるドラグ

この2つがリールの良し悪し好き嫌いに影響してくると思います。

これが嫌なら旧モデルのヴァンフォードを使ったり、ダイワ製リールを選ぶのも良いと思います。

私としては、巻き感は別にどちらでも良いのでそれほど重要視していませんが、ドラグの出方が少し硬いのがちょっと気になるかなっていうところです。

おすすめ釣種・ターゲット

24ヴァンフォードの使用感についてはだいたいこんな感じですが、私のおすすめは2000番・2500番・C3000番くらいまでの小型番手ですね。

ギア周りが強化されている印象はありますが、コンパクトではない3000番や4000番となると、私ならコアソリッドシリーズのリールを使います。

釣種としては、エリア・ネイティブトラウトやバス・ライトゲーム・チヌ・エギング辺りにはちょうど使いやすく、漁港内や小規模河川でフローティングミノーやシンキングペンシル・ストレートワームなどを使うシーバスゲームが境目といった感じでしょうか。

中・大規模フィールドでシーバスを狙ったり、サーフでヒラメやマゴチを狙ったり、ライトショアジギングで青物を狙ったり、中型以上のロックフィッシュを狙うのであれば、ヴァンフォードよりもストラディックやツインパワー、ダイワのレグザやセルテートを選びますね。

この辺りの考え方は個人個人の好みの部分が大きいので、あくまでも私なりの使い分けになるんで、別にこれが正解というわけではないですが。

24ヴァンフォードインプレまとめ!

24ヴァンフォード 釣果

今回は24ヴァンフォードのインプレをしました。

ギア周りの強化やドラグの耐久性アップが主な所で、それ以外には劇的な進化・変更はないように思えます。

マグシールドが入っていないことによって、ダイワ製リールよりも巻き出しが軽くなっていますが、旧モデルよりも巻きのスカスカ感が無くなり、少しドラグには粘る感じがあります。

この辺りの特徴を考慮したうえで、自分に合ったリールを選ぶのがポイントになってくるように思いますね!

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▼動画で徹底解説!24ヴァンフォードインプレ

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24ラテオ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワから2024年にモデルチェンジとなった新しいラテオについて、使用感をインプレッションしていこうと思います。

私が使っているのは100MHで、堤防や磯でのライトショアジギング五目用のロッドになります。
メインターゲットとしては、だいたい1kg~3kg程度までの青物やマダイ・イサキ・ロックフィッシュ等で、メタルジグ以外にもヘビーシンキングペンシルやワームなど、中~重量級ルアーを何でも使う感じですね。

もともとラテオシリーズは価格帯的にもかなり人気があって売れ筋でしたが、今回のモデルチェンジは良い方向に進化していて、シーバスなどを中心とした万能ロッドとして間違いなくおすすめできますね!

忖度なしにインプレしていくので、ロッド選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については、釣行記やYouTubeTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います。
現在、活動のメインはYoutubeになっているので、よろしければご覧ください。

24ラテオでライトショアジギング五目釣行動画

▼24ラテオでの実釣動画です。初使用でいきなり想定外の展開になってしまいました…

24ラテオ100MHを「サクッと」インプレ!

ラテオ ショアジギング釣果

24ラテオを詳しく解説していく前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離・トラブルレス性:明らかな高反発化。ブレなく振り抜きやすく、文句なしの使用感
  • 重量感:上級機種にはバランスの面で若干劣るが、実釣には十分
  • 感度・反発力:今回のモデルチェンジで明らかに向上。流れの中でのジグ操作も楽々!
  • パワー:MHを使っているが、メータークラスのヒラマサでもなんとか止めることができる
  • コスパ:2万円台で購入できるロッドとしてはまさに文句なし。SiCガイド採用なのも嬉しい
  • 適したシチュエーション:高比重ルアー向き。ヘビーシンキングペンシルやメタル系ルアーに最適

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

近年は低価格~中価格帯のタックルの進化はすごいものがありますが、24ラテオもかなり大きく進化していると実感しました。

普段はハイエンドタックルを使うこともありますが、正直私程度の使い方であればラテオで十分といった感じですね。
特定のルアーの操作感や細かい部分は上級機種に劣る部分がありますが、そこまで繊細な使い方をしたりしなければ、もはや十分といった具合。

飛距離・トラブルレス性

高反発化による軽快な振り抜き感

ラテオシリーズは、もともとどちらかというとしなやかで楽に曲げ込めるロッドという印象がありました。

今回の新しくなったラテオを手に取ってみて感じたのは、ロッド全体がかなりシャープに・高弾性化していることです。

バット~ティップまでがかなりシャキッとして振り抜き感がシャープになり、ブレを感じにくくなっているのは間違いありません。
私の場合は強風時に釣行することも多いですが、風が強い外洋に面したフィールドでもしっかり使える快適性がありますね。

それでいてハイエンドロッドのようなキンキンの高弾性ロッドではないので、程よいマイルドさもあり、そこまで気合を入れて使わなくても安定して投げやすいところでバランスされているので、フルキャストしなくてもしっかりとロッドを曲げることは可能です。

私が使っているのはMHのモデルですが、メタルジグの場合は40g~50gクラスがベストといった具合ですね。

PE1.5号を使って40gのジグを100m前後飛ばすことができていて、投げやすさに関しては文句なし。

ガイドへのライン絡みも皆無!

全体的な高弾性化により、必要以上にロッドがフニャフニャして曲がることが無くなったことも影響しているのか、ガイドへのライン絡みも全く起こっていません。

磯で使用した場合、バックスペースが確保できない場所も良くありますが、ロッドによってはノット部をガイド内に巻き込んでキャストすると、トップガイド周辺にラインが絡みやすいものもあります。
ラテオの場合はライン絡みは全く起こらず、超快適に使えていますね。

これまでに1度もライン絡みはありません。

重量感

ロッドの重量感ですが、これに関しても高弾性化によって実釣時の快適性はかなり上がっていますね。

24ラテオ

私が使っている100MHはカタログスペックで155gです。
ライトショアジギングやハードロックフィッシュ等全般をカバーする五目用で使っているわけですが、ライトショアジギング用のロッドを使うとなると、だいたい200g前後の重量になることが多く、その差は明らかです。

ライトショアジギング用の軽量なロッドよりも明らかに軽くなっているので、メタルジグを投げ続けるのに慣れていない方など、少しでも軽いタックルで釣りをしたい方には強い武器になるはずです。

ただし、重量的には十分軽いロッドですが、ガイドフレームはステンレスなので、チタンフレームのロッドと比べると、手に取った時のバランス感という点においては少し劣るものがあります。
カタログスペック的には同じ重さであっても、やはりチタンフレームのロッドの方が穂先部分に重さを感じにくいですね。

感度・反発力

繊細さはやや劣る

私はライトショアジギングを中心とした五目用でラテオを使っていますが、魚のアタリを察知したり、衝撃を感じ取るという点においては特に不満は感じていません。

2万円台ということを考えたら、十分すぎるくらいの感度があると思います。

しかし、上級機種にあるような、ティップ部は繊細でバット部がかなり強いような、フローティングミノーやシンキングペンシルをドリフトさせてヒラスズキを狙うためのロッドなど、特定の使い方に特化したものと比較すると、繊細さという点においては少し劣ると感じます。

重量級のルアーを使う分には全く不満はありませんが、やはり使い方によっては、よりマニアックで特化したタイプのロッドの方が有利ですね。

ジグの操作も楽々・快適!

ロッド全体の反発力がアップしたことにより、ライトショアジギングへの対応力は非常に高くなっていると感じますね。

24ラテオ 反発力

私の場合は外洋に面した磯がメインで、状況によってはかなり流れが強いポイントを狙うこともあります。
また、水深が25m~30m近い急深なポイントの海底付近を狙ったりすることも普通ですが、ラテオ100MHで何ら問題なく探ることができています。

メインで使っているのは40gのメタルジグですが、40gのメタルジグをかなり沈めてジャークしてもロッドが柔らかいと感じることはなく、しっかりとジグを弾いてコントロールすることができています。

キッチリとジグを海中で滑走させて食わせの間を作ったり、ワンピッチジャークを主体に高速巻きやハーフピッチジャークなどをコンビネーションさせて、自由自在にジグを動かせます。

使い手の好みの差はあると思いますが、個人的にはライトショアジギングロッドと比べてもジグの操作感で劣るような印象は全くなく、ライトショアジギング用に購入するのもおすすめですね!

ロッドのパワー

全体的な反発力アップにより、ロッドのパワーも向上している印象です。

パキパキしていて折れそうな感じがするロッドではないので、しっかりと負荷を掛けて魚を浮かせることもできます。

私はPE1.5号を使っていますが、メータークラス・8kg前後以上ありそうなヒラマサがヒットしてしまうというアクシデントがありましたが、バットまでしっかり曲げ込んで魚の引きを耐えることもできました。

ラテオ 青物 やり取り

明らかにタックルの想定を越えているサイズの魚ですが、PE1.5号が耐えられるギリギリの負荷を掛けても、もう少しロッドは余力がありそうでしたね。

やり取りが難しい磯でヒットしたので、残念ながら根ズレでブレイクしてしまいましたが、堤防だったらおそらく釣り上げることができたと思います。

コスパ

ラテオはもともとコスパに優れた人気のシリーズですが、実売価格2万円台中盤~後半ほどということを考えると、忖度なしにおすすめできるロッドだと感じていますね。

最近は中価格帯でもアルコナイトリングを採用しているロッドが増えてきていますが、ラテオはSiCリングを採用しているので、私のような磯で釣りをしたり、ロッドを硬いものにぶつけてしまうリスクが高い使い方をする時には、硬度が高いSiCの方が安心です。

モデルチェンジで明らかに軽く・シャープになって、実釣に必要な基本性能という点においては十分すぎるものが手に入りますよ!

10年前の4万円前後以上の高級ロッドと比べても、もはや大差ないくらいのところまで来ているように感じます。

100MHが適したシチュエーション

24ラテオ 釣果

私がラテオ100MHを使ってみた印象ですが、MHクラスは

  • PE1.5号~2号前後
  • 30g前後以上のヘビーシンキングペンシルメタルバイブ・40g~50gクラスのメタルジグ、20g前後以上のジグヘッドリグなど
  • 狙う魚:シーバス・ヒラメ・マダイ・大型のロックフィッシュ・4kg台くらいまでの青物など

このような使い方に向いていると感じました。

比較的穂先までシャキッとした仕上がりになっているので、リップレスのフローティングミノーや高比重ではないシンキングペンシルを使うとなると、MLやMクラスの方が良いと思います。

また、ライトショアジギングに使う場合は30gがメインの方や、30gと40gを同じくらいの割合で使う方にはMHは少し硬い印象があり、個人的にはMで良いかなって感じましたね。

PE1.5号~2号クラスを使い、ちょっと強めの負荷を掛けるライトショアジギングで使いたいけど、重たい青物用のロッドは嫌という方にピッタリだと思いました。

気になる点

ラテオの気になる点ですが、これまでにも触れたように、特定の使い方に特化したロッドと比べると、やや大雑把さがあるような印象があります。

また、グリップ周りが少し細く作られているので、私のようにショアジギングで使う場合は、脇に挟んでロッドを操作する分には全く問題ないんですが、グリップエンドをひじや二の腕に当てて使用すると、グリップが細くてロッドを支えにくいように感じますね。

グリップエンドを脇に挟まずに操作する方は、もう少しグリップが太いロッドやライトショアジギングロッドの方が使いやすいかもしれません。

まとめ!

24ラテオ 青物ショアジギング

今回はダイワの新しくなった24ラテオのインプレをしました。

正直ここまで進化しているとは思って無くて、いい意味で裏切られたロッドですね!

2万円台のロッドとしては十分すぎる基本性能と快適性が備わっているので、しっかりと使い込めるロッドが欲しい初心者の方~上級者の方まで、広く使えると思います。

特化した性能はありませんが、その分汎用性という点はかなり優れているので、オールラウンドに使える汎用型のロッドが欲しい方にもピッタリですね!

忖度なしに良いロッドですので、興味がある方は試してみてください。

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▼24ラテオ実釣動画

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ZEAKE Zサーディンを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/z_sardine-imprehttps://fish-beginner.com/z_sardine-impre#respondTue, 20 Aug 2024 06:36:19 +0000https://fish-beginner.com/?p=98102

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はZEAKEから新しく発売されたメタルジグ、Zサーディンの特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。 見た目こそ超定番のRサーディンにそっくりで ... ]]>

Zサーディン インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はZEAKEから新しく発売されたメタルジグ、Zサーディンの特徴や使い方などを詳しくインプレしていきます。

見た目こそ超定番のRサーディンにそっくりですが、状況に合わせた使い分けで効果を発揮するタイプのメタルジグになります。
パターンにハマると連発モードに入る場面もあり、結構良い感じで釣果が出せていますよ!

忖度なしにインプレしていくので、メタルジグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については、釣行記やYouTubeTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います。
現在、活動のメインはYoutubeになっているので、よろしければご覧ください。

関連動画

▼Zサーディンを動画でインプレ。特徴や使い方・ヒットシーンなどを解説します

Zサーディンのスペック・ラインナップ

Zサーディン
  • 素材:低比重亜鉛合金
  • 重量:20g、30g、40g
  • フック:フロントシングル+リアトリプル

ラインナップは20g~40gと、スーパーライト・ライトショアジギング対応になっています。

Zサーディンを「サクッと」インプレ!

Zサーディン 青物 釣果

Zサーディンの使用感について、簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:低比重素材だが、投げにくさは感じない
  • フォール:ややバックスライド気味の水平フォール・尻下がりのスパイラルフォール
  • アクション:スローでもワイドに・ヒラヒラ動いて滞空時間が長い
  • 使い方:スローなワンピッチをメインに、ハーフピッチや中速までの巻きのコンビネーション
  • ターゲット:青物・タチウオ・ヒラメ・ハタなど何でも釣れる
  • 適したシチュエーションなど:タチウオや底物狙いなど、スローなフォールで見せたい時や潮の流れが緩い場面におすすめ

ざっくりインプレするとこんな感じですね。

軽比重素材の良さを活かしつつ、投げにくさなどが目立たないように調整されているので、思った以上に使いやすいです。

鉛素材のジグだと潮掴みが悪くて操作感がスカスカしてしまったり、滞空時間を稼ぎたい場面におすすめ!

飛距離

飛行姿勢の安定性

Zサーディンの重心バランスですが、一見するとセンター寄りに見えますが、よく見るとヘッド側が肉薄になっていて、テール側に重心を持ってきているリア寄りの設計になっています。

Zサーディン

画像では左側がヘッド、右側がリアになります。

この重心バランス設定は結構絶妙な感じで、センターバランスのメタルジグと比較すると、空中での飛行姿勢の安定性は明らかに優れていますね。
Rサーディンも似たような形ですが、何となくZサーディンの方が若干リアに重心が寄っているようにも思えます。

実際にZサーディンをキャストしてみると、多少風が吹いていてもグルグル回転しにくく、綺麗な姿勢を維持することが可能。

ですので、軽比重な亜鉛合金を採用しているものの、一般的な鉛素材のメタルジグと比較して極端に飛距離が落ちる印象はなく、かなり絶妙なボディバランスになっていますね!

ただし、比重が軽い分ボディが大きくなるので、キャスト時の抵抗感が少し大きくなるので、振り抜き感は少し重ためかな。

私の印象としては、20gで鉛素材の25gクラス。
40gで鉛素材の45~50gクラスのジグを投げた時の抵抗感に近い感じ。

Zサーディン Rサーディン

上がZサーディン40g、下がRサーディン40gです。

Zサーディンの方が比重が軽い分、ボディが大きくて幅がありますね。

実際の飛距離

実際に私がZサーディンをキャストすると、

  • 20g(PE0.8号+9フィート2インチシーバスロッド):80m台前半~中盤
  • 40g:(PE1.5号+10フィートライトショアジギングロッド):90m台後半

飛距離の目安はだいたいこれくらいですね。

鉛素材の同じ重さのメタルジグと比較すると「微妙に飛距離は落ちるかな?」という感覚です。

比重が軽い亜鉛素材だからといって、飛距離が低下して使いにくいと感じだことはこれまでありません。
少しでも遠くに飛ばしたい状況を除けば、特に不満なく使えると思います。

フォール

長い滞空時間

Zサーディンは低比重素材+少し幅を持たせたスロー系ジグのボディ形状になっているので、アクション後の滞空時間がしっかりと確保できます。
鉛素材のジグよりもジグが滑走してからフォールに入るまでの間が長めに確保できるのが大きなメリット。

ジグを魚にしっかりと見せて食わせるのが楽にできますね!

フォール姿勢

Zサーディンのフォール姿勢ですが、しっかりとテンションを抜いてフォールさせると、水平気味の姿勢でヒラヒラと沈下します。
しかし、重心自体はややリア寄りなので、フロントバランスやセンターバランスのジグと比較すると、少しバックスライドするような感じになることが多く、スライドしながらロールして沈下しますね。

一方、テンションが抜けきらない状態でフォールさせると、尻下がりの姿勢になってスパイラルしながら落ちていくようになります。

特に水平フォールさせるとフォールスピードがかなり遅くなるので、遠浅なポイントや狭いレンジを丁寧に探りたい時、ストンと落ち過ぎないのが武器になります。

モンスターショットなど、ヘビーシンキングペンシルよりもフォールスピードが速く、一般的な鉛素材のジグよりもフォールが遅いので、間を埋める存在として重宝しますね!

Zサーディンのアクション・使い方

スローなワンピッチジャーク

Zサーディンショアジギング 釣果

Zサーディンの使い方ですが、最も基本にしているのがスローなワンピッチジャークですね。

少しラインスラッグを出し気味にして操作することで、柔らかなアクションでジグをヒラヒラ動かすことができて良い感じです。

滞空時間がかなり長いジグなので、鉛のジグよりもスローなテンポで誘いを掛けることができるので、低活性な魚にもしっかりとジグを見せることができます。
イメージとしては、「フワーン」「フワーン」と1回1回のジグ操作を確実に行っています。

ハーフピッチジャーク

ハンドル1/2回転につきジグを一回操作するのがハーフピッチジャークですが、単体で使うことはほとんど無く、ワンピッチとのコンビネーションで出番が多いです。

ハーフピッチジャークの場合は、ワンピッチジャークと明確な変化を出すため、ラインスラッグはあまり出さずに操作することが多いです。
イメージとしては、ジグを細かくシェイクするような感じで、Zサーディンを細かく動かしながら斜め上に浮上させていく感じ。

中速までの巻き

中速までのただ巻きやジャカ巻きも、ワンピッチジャークとのコンビネーションで使うことが多いです。

スローなワンピッチだけでは動きが単調になってしまって見切られてしまう時、巻きをコンビネーションさせることで捕食スイッチが入ってバイトが出るパターンがあります。

あまり速く巻くとジグがグリングリン回転してしまうので、スロー~中速までがメインです。

特に、払い出す潮に乗せてしまうとジグがかなり暴れやすくなるので、巻き速度を上げたい時は自分の方に潮が入ってくる角度で探るのがおすすめ。

Zサーディン 形状

ボディはかなり薄くてやや幅広なので、しっかりと潮を受けるように作られています。
アクションレスポンスは非常に良く、低速巻きでもジグがヒラヒラと動きますね。

関連動画

Zサーディンを使ったスーパーライトショアジギングで青物を連発させていきます。
操作方法の参考にどうぞ。

適したシチュエーションなど

低活性な青物・タチウオ・底物などにおすすめ

Zサーディン ショアジギング釣果

Zサーディンは浮遊感が強く、レスポンス良く動くのが大きな特徴です。

ですので、素早い誘いで使う時はジグが潮を受けすぎてしまって使いにくいので、青物狙いの場合は低活性な場面におすすめです。
特に潮が流れてない時、鉛のジグだと操作感がスカスカしてしまうような状況下で効果を発揮しやすいと感じています。

その他、タチウオ狙いやヒラメやマゴチなど、スローな誘いが効果的な魚を狙う時にも当然のことながらおすすめですね!

状況をしっかり選べば、狙う魚種問わずに五目釣りに対応できるメタルジグですな。

苦手な状況

上手く使えば武器になるZサーディンですが、それが逆効果になる場面もあります。

例えば

  • 大きなジャークでジグをかっ飛ばしたい時
  • 高速巻きで見切らせずに食わせたい
  • 払い出す潮が強い時(底物狙い除く)

このような状況になってしまうと、Zサーディンの低比重+潮受けの良さが仇になってしまうことがあるので要注意。

特に青物狙いでは、必要以上にジグが暴れてしまうと見切られて食わなくなることがあるので、状況によっては鉛やタングステン素材のジグの方が良かったり、潮抜けが良いスリムなメタルジグが使いやすくなります。

まとめ!

Zサーディン青物

今回はZEAKEのZサーディンのインプレをしました。

  • 亜鉛合金採用の低比重なメタルジグ
  • 程よいリアバランス。滞空時間を確保しつつ、飛距離低下は目立ちにくい
  • フリーに落とすと滞空時間が長い水平姿勢のバックスライド気味のフォール
  • スローなワンピッチジャークを主体に、ハーフピッチや中速までの巻きのコンビネーションで使うことが多い
  • 低活性な青物をはじめ、タチウオや底物など何でも狙える

要点をまとめるとこんな感じで、鉛素材のジグだと滞空時間が短かったり、食わせきれない時におすすめですね!

上手くローテーションすることで、反応を引き出すことができるメタルジグですな。

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▼Zサーディンを動画でインプレ

▼Zサーディン実釣動画

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はバリバスから2024年に発売された新しいPEライン、アバニジギング10×10マックスパワーPEX9の使用感について、詳しくインプレッションしていき ... ]]>

アバニジギング10×10マックスパワーPEX9 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はバリバスから2024年に発売された新しいPEライン、アバニジギング10×10マックスパワーPEX9の使用感について、詳しくインプレッションしていきます。

X9というネーミングの通り、一般的な8本編みのPEラインとは構造が少し異なっていて、ややハイグレードなPEラインになります。

とりあえずお試しということで、0.8号をスーパーライトショアジギング用に使ってみたんですが、「これは中々良さげなラインを見つけたな」っていう感じで、忖度なしに使いやすくて気に入っています。

コスパ系PEラインよりも明らかに上質な使用感になっていて、価格相応の良さがあるラインだと感じていますね!

今回のインプレッションを参考に、ライン選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

釣果実績については、釣行記やYouTubeTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います。
現在、活動のメインはYoutubeになっているので、よろしければご覧ください。

アバニジギング10×10マックスパワーPEX9のスぺック・ラインナップ

マックスパワーPEX9
  • 素材:PE100%
  • 編み数:9本
  • 号数:0.6号~12号
  • 長さ:100m~600m(号数による)

ラインナップは0.6号~12号と幅広く、私のようにライトタックルで使うこともできるし、超大型のマグロなどにも対応できるラインです。

アバニジギング10×10マックスパワーPEX9を「サクッと」インプレ

アバニジギング10×10マックスパワーPEX9 インプレ

詳しい使用感を解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 実際の太さ:平均クラス
  • 真円性・糸つぶれ:目立ちにくい
  • 視認性・色落ち:かなり優秀
  • 強度:新品の状態では特段の強さは感じないが、強度維持という点では非常に優秀
  • ハリ・コシの強さ:やや硬め
  • 飛距離・滑りの良さ:平均~やや優秀
  • 感度・伸び:比較的優秀
  • 耐久性:かなり良い

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

PEラインとしてはやや高級な分類になりますが、それに応じた使い勝手の良さ・信頼性があるのでかなり満足しています。
今後はヒラマサ用のヘビータックルなどにも、このラインを使っていこうと考えています。

実際の太さ

マックスパワーPEX9ということで、8本編みのPEラインとの使用感の違いは少し気になっていましたが、0.8号を使った印象としては特に違和感はなく、実釣時に太いと感じるようなことはこれまでありません。

マックスパワーPEX9 ショアジギング 釣果

強風時や流れが強い中での実釣もありましたが、風や潮の流れの影響を受けやすいと感じるようなことは一度もなし。
0.8号では、リールの巻き取った時のスプールへの収まり具合もピッタリでした。

国内メーカーのPEラインらしく、号数表示の割に太いようなことはなく、これまでの8本編みのPEラインと比べても違和感なく扱えていますね。

真円性

マックスパワーPEX9は9本編みのPEラインということで、8本編みのPEラインとは違って中心に原糸が1本入った構造になっているようです。

マックスパワーPEX9 構造

出典:アバニ ジギング10×10<br> マックスパワーPE X9 – 製品情報 – 株式会社バリバス (varivas.co.jp)

この構造のためか、一般的な8本編みのPEラインよりも糸潰れが発生しにくく、真円性はかなり優秀な印象です。

似たような構造をしているラインに、よつあみのオッズポートというPEラインがあります。
私はこのラインの10号をヒラマサ狙い用のスペーサーとして使っているんですが、このラインも糸潰れが非常に目立ちにくいので、9本編みのPEは糸が潰れにくいんでしょう。

糸が潰れないことによって、糸ヨレが目立ちにくかったり、風や潮の影響を受けにくくなるメリットがありますね。

視認性・色落ち

マックスパワーPEX9の視認性・色落ちに関してですが、リールに巻き取った時にガイドリングに若干塗料が付いたものの、釣行を繰り返しても色が抜けにくい印象ですね。

マックスパワーPEX9 色落ち

だいたい30時間弱ほど、先端の方をチョコチョコ切りながら使ってきている状態ですが、多少色はあせてきてはいるものの、持ちの良さは十分。

もともとバリバスのマックスパワーシリーズは初期の性能が長続きする印象があり、このX9もそれが受け継がれていますね!

安価なPEラインよりも明らかに持つので、価格なりの良さがしっかりとあります。

強度

ラインの強度に関してですが、メーカー公表値では1号でMAX23LBとなっています。

マックスパワーPEX9 マダイ

実際に使用した印象としては、0.8号で3kg弱・60cmクラスのマダイや70cmクラスのシイラなどをキャッチしていますが、全く問題なく釣り上げることができています。
シイラに関してはネットを持っていなかったのでごぼう抜きでキャッチしましたが、ブレイクすることはありませんでした。

引張強度が特段に強いとは感じませんが、しっかりと負荷を掛けて信頼して使えるラインだと感じており、弱いと感じることはこれまで一度もないですね!

マックスパワーPEX9 タマン

マックスパワーPEX9の0.8号でタマンをキャッチ。
根周りでギリギリのやり取りになりましたが、ブレイクすることなくしっかり耐えてくれましたね!

張り・コシの強さ

バリバスのPEラインは、どちらかというと比較的しなやかなものが多い印象があります。

今回インプレしているマックスパワーPEX9は、バリバスのPEラインの中では少し硬めだと感じます。

マックスパワーPEX9 硬さ

ラインの端の方をつまんでみるとこんな感じで、簡単にフニャっと折れ曲がることはありません。

しかし、パリパリの硬さとは違い、「あくまでも程よいコシの強さ」というべきでしょうか。

ラインが硬くてゴワゴワするようなことはなく、ライントラブルなどを防ぎつつ、シルキーさとのバランスがかなり良い感じに仕上がっているので個人的には好きな使用感。

ノットを組んだりする時もギシギシするようなことはなく、確実に・ジワジワっと締め込めるのでリーダーとの結束しやすさも良好です。

飛距離・滑りの良さ

ラインの滑らかさですが、私が使った限りでは、9本編みになったからといって8本編みよりもかなりスムーズで飛距離が大幅にアップするというような感じはありません。

ダイワの12本編みのPEラインの方が、飛距離や滑りの良さという点においては一枚上手な感じで、8本編みとの明確な差は感じません。

ただし、マックスパワーPEX9はコーティングの質がかなり良いので、ライン表面に潮を噛んでゴワゴワしたりしにくいので、糸抜け自体は結構優秀だと思います。

感度

ラインの感度に関しては、比較的優秀だと思います。

マックスパワーPEX9は低伸度タイプのPEラインになっているとのことで、伸び自体も少なく、真円性が高いことで風や潮の影響を受けにくいことも影響しているんでしょう。

ジグやヘビーシンキングペンシルの操作感は結構明確で、風が吹いている状況下でも手元に伝わるルアーの抵抗感がボヤけにくく、快適に使えますね!

ラインスラッグを使ったジャークやドリフトの釣りもやりやすいです。

耐久性

マックスパワーPEX9にはこれといった欠点は感じていませんが、実のところ、一番気に入っているのが耐久性の高さですね。

色落ちのしにくさだったり、安定した強度の他、初期の使用感が非常に長く続くんです。

この耐久性の高さは、各社色んなPEラインを使い比べてきた中でもトップクラスに優れていると感じます。

コーティングが非常に強く、使用を重ねても表面がカサカサになりにくく、劣化が目立ちにくいのは間違いありません。

キャストを繰り返すことによる毛羽立ちもかなり少なく、価格は少し高めですが、コスパ系のPEラインよりも明らかに持ちます。

コスパ系のPEラインも新品の状態では高級なものと変わらないくらいの強度がありますが、やはり劣化しやすい傾向があります。
ですので、気づかないうちに細かく毛羽立って強度が低下したりするんですが、使い込むほどにこのラインの良さが出てくるように感じます。

マックスパワーPEX9にはSP-TⅡというコーティングが採用されているようですが、このコーティングの強さは想像以上でしたね!
ラインの劣化をかなりしっかりと守ってくれます。

まとめ!

マックスパワーPEX9 イサキ

今回はバリバスのアバニジギング10×10マックスパワーPEX9のインプレをしました。

  • 価格はそこそこ高いが、耐久性・初期性能の維持という点が非常に優秀!
  • 程よい張りがあり、ちょうど使いやすい使用感
  • 9本編みで伸びが少なく、ルアーの操作感がダイレクトに分かりやすい

要点をまとめるとこんな感じで、これは非常に良いラインを見つけましたね。
ショア・オフショア問わずに使えるので、色分けのPEラインを探している方はチェックしてみてください。

お金と相談しつつ、今後もこのラインは使い続けていこうと思います!

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