まるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com静岡から発信。ブログ型釣り情報サイトSat, 30 Aug 2025 04:35:27 +0000jahourly1https://fish-beginner.com/wp/wp-content/uploads/2021/01/cropped-4a332f05ade4ac7bb3c46c472cb5eac8-32x32.pngまるなか大衆鮮魚https://fish-beginner.com3232 一誠 海太郎 ハネエビを徹底インプレ!【ライトワインド完全対応】https://fish-beginner.com/haneebi-imprehttps://fish-beginner.com/haneebi-impre#respondThu, 28 Aug 2025 08:00:00 +0000https://fish-beginner.com/?p=63774

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はイッセイから発売されているハネエビの使用感や特徴を詳しくインプレしていきます。 ハネエビは専用のハネエビヘッドと合わせて使うことで、簡単にライトワ ... ]]>

ハネエビ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はイッセイから発売されているハネエビの使用感や特徴を詳しくインプレしていきます。

ハネエビは専用のハネエビヘッドと合わせて使うことで、簡単にライトワインド・マイクロワインドが楽しめるアイテム。

魚種問わずに色々狙う五目釣りに対応しているワームで、初心者の方でも簡単操作でキレのある安定したアクションで誘えますね!

忖度なしにインプレしていくので、ワーム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

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ハネエビを使ったライトなボトムワインド五目!

回遊魚~ロックフィッシュまであらゆる魚が連発、想定外の魚もヒットでギリギリの超エキサイティングな攻防が続きました。

ハネエビのスペック・ラインナップ

ハネエビ1.5インチ+ハネエビヘッド太軸金針

  • ワーム:1.5インチ
  • ジグヘッド:2g・3g・5g

1つめはライトゲーム五目釣りにおいて中心となる、ハネエビ1.5インチとハネエビヘッド太軸金針の組み合わせですね(ワーム・ヘッドは別売)。

だいたい20cm前後~30cm程度までの魚を狙う時にちょうど良いボリューム感で、私が使用しているのもこの組み合わせ。

マイクロハネエビ1インチ+マイクロハネエビヘッド

  • ワーム:1インチ
  • ジグヘッド:1.3g・1.8g

マイクロハネエビ+マイクロハネエビヘッドの組み合わせは、超コンパクトなセッティング。

主に10cm台のアジや小型のメバル狙いで使いやすい。

ハネエビ自体はワームにある程度ボリュームがあるので、口が小さい魚を狙う時は吸い込みが悪くなりやすく、そんな時に活躍します。

デカハネエビセット

  • ワーム:2インチ・2.5インチ
  • ジグヘッド
    • 2インチ:10g・14g
    • 2.5インチ:19g・24g

デカハネエビセットは、ハタや良型カサゴ・ソイ・シーバス・タチウオ狙い等に使いやすい、大きめのワームとジグヘッドがセットになっています。

ワームがズレ難いよう、キーパーがしっかりとしているのも特徴的ですね。

デカハネエビセット太刀魚仕様

  • ワーム:2.5インチ
  • ジグヘッド:10g・14g・19g

太刀魚仕様のデカハネエビセットですが、ワームが2.5インチになっていて、下向きのアシストフックを装備。

ヘッドはホワイトの夜光仕様です。

まるなか

管理人はライトゲーム五目釣り用にハネエビ1.5インチ+ハネエビヘッドの組み合わせを使っているよ!

ハネエビを「サクッと」インプレ!

ハネエビの詳しい使用感を紹介する前に、ざっくりと私なりのインプレをまとめておきます。

  • 飛距離:比較的優秀
  • 耐久性:低い(ワームキーパーが付いていないモデル)
  • アクション:操作感は軽くてダイレクト、素直にダートする
  • 使い方:中層ダート・ボトムワインドなど
  • 適したシチュエーション:ダートのキレを意識して誘いたい時に。ボトム狙いにもおすすめ!
  • ターゲット:アジ・メバル・カマス・根魚・青物など何でも

ハネエビを簡単に紹介するとこんな感じ。

専用ワームとヘッドを合わせることでセットもしやすく、スムーズにダートアクションが出せます。

ただし、そのままでは持ちの悪さが目立ち、ワームがズレやすいのが難点ですね(ノーマルのハネエビ)。

飛距離

ハネエビの飛距離ですが、ダート系のワームとしては比較的優秀ですね。

専用のヘッドを合わせて使うことで、ジグヘッドとワームの一体感はかなり高くなっています。

ハネエビ 形状

ボディ底面はこんな感じで、ワームの下にジグヘッドが入り込むような設計です。

キャストしてみると、余計な空気抵抗が無いのでスムーズに投げやすいですな。

ハネエビのボディも幅があるショートタイプなので、ワーム自体の自重もそこそこあって、空中で大きくしならないので投げやすさに貢献していますよ!

ただし、ワームがズレやすいので、少しワームが曲がったり、ヘッドとの隙間が発生すると回転しやすくなるので要注意!

耐久性

ハネエビの欠点ですが、耐久性の低さが私としては非常に気になります。

ハネエビ ズレる

マイクロハネエビ・ノーマルのハネエビヘッドにはワームキーパーが設置されておらず、シンプルな形状。

また、ワーム自体もダート用ワームとしてはやや素材が柔らかく、そのままで使用するとすぐにワームがズレてストレスが溜まりやすいですね。

ですので、快適に使うには瞬間接着剤を使用することをおすすめします。

状況によっては、ワームを新しくセットして1投目でのアタリでいきなりワームがズレて帰ってきます・・・。

一度ズレてしまうと、ワーム内部の穴が徐々に広がっていくので、まっすぐに直してもすぐにまたズレます。

まるなか

ハネエビ1.5インチ+ハネエビヘッドの組み合わせはワームキーパーが付いてなくて、非常にワームがズレやすいのが欠点。
アタリがあるのになかなか掛からない時は、特にストレスが溜まりやすいね・・・

モデルチェンジでワームキーパーが装備

2025年、ハネエビヘッドはモデルチェンジで待望のワームキーパーが装備されました。

ハネエビヘッド モデルチェンジ

これにより、接着剤を使わなくてもワームがある程度ズレにくくなって使いやすさUP!

ただし、ワーム自体は柔らかくてやや避けやすいことには変わりありません。

特にベラやフグなどにつつかれるとすぐにワームが千切れたり、無くなってしまいます。

ハネエビのアクション・動きの質

幅のあるボディでキレのあるワイドダート

ハネエビはボディに幅を持たせたショートな形状。

これによって海中でワームがしなりにくく、鋭く水を切り裂きやすくなっています。

ロッドアクションを与えた際にワームがダイレクトに反応し、左右へワイドに・滑るようなダートアクションを発生。

硬いロッドを使わなくても滑らかに操作するのが簡単にできますし、小刻みな誘いに対してもキッチリ反応してくれます。

細身のワームと比較すると、ダート時の「ワームのしなり」は使いにくいですが、テンポの良い動きやキレを重視して魚に口を使わせたい場面におすすめです。

まるなか

ワームと専用のジグヘッドを合わせることで、かなり鋭いダートアクションを簡単に出せるのはメリットだね!
状況によって細身のワームと使い分けるのがおすすめだよ

レンジキープ能力

ハネエビのボディ形状+重心が低い専用ジグヘッドの効果により、アクションを与えた時のレンジキープ能力も優秀ですね。

一定層でワームをダートさせ続けやすく、中層~ボトム狙いの際、狭いレンジにワームを留めて誘うのも得意です。

ハネエビ 根魚

ボトムでの着底姿勢もかなり安定しているので、底物狙いにおいても使い勝手は良好。

ハネエビの使い方

表層~中層ダート

1つめは、回遊魚やメバルなどを狙う時に使う表層~中層を誘う方法。

ハネエビ アジ

私の場合は一定のピッチでずっと誘い続けることはあまりなく、数回の誘い+少し長めのフォールをセットにすることが多いですね。

目安としては、

  1. 誘い:ロッドアクションは3回~5回くらい
  2. フォール:テンションを軽く掛けた状態で浮き上がった分沈めなおす

こんな感じです。

状況によっては、速めのピッチ・ラインを張り気味にして鋭くワームに上昇アクションを与えた方が良い場合もありますし、活性が低い時は糸フケを出し気味に、スローピッチの誘いでレンジキープを強く意識した方が良いこともあります。

誘いの後のフォール中でのアタリが多いので、ラインを緩めすぎるとバイトを見逃すことがあるので要注意。

ボトムワインド

2つめはボトムワインド。
海底に潜む魚を狙ったり、かなり活性が低くて底に張り付いている回遊魚狙いで使用します。

ハネエビ 釣果

主に活性が落ちたメッキやカマス狙いの他、メバル・カサゴ・ソイ・カンパチ・ヒラメなどを狙う時に出番が来ますね。

この場合は

  1. 一旦ワームを着底させる(場合によってはラインを出してフリーフォールでもOK)
  2. 2~4回ほどロッドアクションを与える
  3. テンションフォールで再びボトムを取りなおす

基本はこんな感じです。

着水後のファーストフォールですが、水深が少し深い場所を狙う場合は素早く沈めることを意識し、ラインを少し出してどんどん沈めてしまってもOKです。

誘い後のフォールはある程度滞空時間が欲しいので、テンションを少し掛けた方が良いかと。

メッキやカマス・カンパチなどは表層付近で釣れることもありますが、状況によってはボトムギリギリを回遊するので、ボトムワインドがパターンにハマることも。

ハネエビはボトムで倒れにくくなっているので、ボトムワインドにもおすすめですよ。

スジアラ ハネエビ

水深が変化するかけあがり+根が絡むスポットをボトムワインドで探って強烈なバイト!

強い引きで上がってきたのはスジアラでした。

適したシチュエーションなど

アコウ キジハタ ハネエビ

ハネエビが適したシチュエーションですが、ダートのキレ・緩急を重視したい場面におすすめです。

どちらかというと、より「リアクションバイトを意識したい状況」向きでしょうか。

ダート系のワームには、細長いピンテールタイプのワームもあります。

細身のワームはダート幅やキレは劣るものの、

  • 口が小さいアジなどを狙う時の安定したフッキング性能
  • ダート時にワームがしなる
  • シラスやキビナゴなど、細身のベイトを捕食するパターンに強い
  • ただ巻きとのコンビネーションで使いやすい

このようなメリットがあるんですよね。

ですので、状況や誘い方によってワームの形状を使い分けるのは結構重要。

特にアジ狙いの場合は、吸い込みやすさを重視して細長いワームを使う割合が多くなりますね。

ワインド スリム系ワーム

例えば、これはダイワの月下美人デュアルビーム。

細身のシルエットでワームがしなりやすく、ただ巻きで使うとリップレスミノーのように泳いでナチュラルに誘えます。

ダートで誘いを掛け、その後のただ巻きで食わせたりするのが得意なワームですね。

ハネエビ ハマフエフキ

ですので、ハネエビは魚種問わずに色んな魚が釣れるワームではありますが、個人的にはアジなどを繊細に狙うよりもメッキや小型のカンパチなどの青物・回遊魚系の魚や、ロックフィッシュといった底物狙いに使いやすいと感じます。

まるなか

ダート・ワインド釣法といっても、単にワームをダートさせるだけでなく、状況によってダート幅やただ巻きとの組み合わせを調整するのも大切だよ!

まとめ!

ハネエビ 青物

今回はイッセイのハネエビのインプレをしました。

  • 専用のヘッドを合わせることで簡単にセットできる
  • ダートのキレ味はかなり優秀で、レスポンス良くアクションする
  • 表層~ボトム狙いまで魚種問わず色々釣れるが、どちらかといえば小型青物や底物向き
  • モデルチェンジでワームキーパー装備、使いやすくなったがワーム自体はちぎれやすい

要点をまとめるとこんな感じですね。

切れ味鋭いダートアクションを発生させるワームを探している方に、ハネエビは使いやすいと思いますよ!

ジグヘッドのモデルチェンジで使いやすくなったのも嬉しいところです。

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紹介するアイテムは全て自腹購入、忖度なしで使いやすいものを選抜してあります。

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ライトワインド初心者講座

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一誠 海太郎 ジャコバグパワー3.5を徹底インプレ!https://fish-beginner.com/jacobug_power-imprehttps://fish-beginner.com/jacobug_power-impre#respondWed, 27 Aug 2025 00:41:42 +0000https://fish-beginner.com/?p=99122

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は一誠から発売されている海太郎シリーズのワーム、ジャコバグパワー3.5インチの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレしていきます。 ジャコバグパワー ... ]]>

ジャコバグパワー インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は一誠から発売されている海太郎シリーズのワーム、ジャコバグパワー3.5インチの特徴や使い方のコツなどを詳しくインプレしていきます。

ジャコバグパワーはいわゆるクロー・ホッグ系のロックフィッシュ狙いに使うことが多いワームで、もともとラインナップにあった普通のジャコバグの派生モデル。

パワーという名前の通り、存在感がパワーアップしていて魚を引きつける能力に優れつつ、一誠らしく「食わせる力」にもしっかり重点を置いて作られていますね!

忖度なしにインプレしていくので、ワーム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

ジャコバグパワーのスペック

ジャコバグパワー

ジャコバグパワーですが、2025年時点では3.5インチのみのラインナップ。

ボリューム感的には中型ロックフィッシュ狙いにちょうどいい感じで、小型の数釣り用としては少しボリューミー。

普通のジャコバグは2.6、3.2、4インチのサイズ展開があるので、今後ラインナップが増えるかもしれないですね。

ジャコバグパワーのフック

ジャコバグパワーに使うオフセットフックですが、私の場合は#1と#1/0を使い分けています。

#1だと若干小さめになりますが、その分針先が露出しにくく、海藻エリアや根が少し険しいポイントでも使いやすい印象。

一方で#1/0の方がしっかりワームをホールドしてくれるので、ワームの持ちとしては少し良くなって無難に使いやすいです。

ジャコバグパワー フック

#1/0をセットするとこんな感じで、小さくもなく大きくもなく、ちょうど使いやすいと思います。

よく分からなければ、まずは#1/0で様子を見るのがおすすめ。

フックはマルチオフセットXや岩礁メガトンロックをよく使います。

どちらも縦アイ式のロングネックのオフセットフック、ロックフィッシュ狙いで使い勝手が良いです。

ジャコバグパワーを「サクッと」インプレ!

ジャコバグパワー ロックフィッシュ 釣果

ジャコバグパワーの使用感について、ざっくりとまとめておきます。

  • 耐久性:やや低め
  • 飛距離:風次第
  • アクション:ボリューム・重量がある爪が独特なうねりと水押しを発生
  • 使い方:ラインスラッグを使ったシェイクやリフトフォールがメイン。その他ズル引きなど
  • リグ:テキサスリグ(根魚玉)・フリーリグ・ジカリグなど
  • 適したシチュエーション:ややスローダウンしてじっくり攻めたい時に使いやすい。独特な存在感があり、集魚力と食わせ能力のバランスは非常に良い!

ざっくりまとめるとこんな感じです。

パワーという名の通りアピール力がありつつ、動き自体は派手ではないのでピンスポットでじっくり誘うこともできるワーム!

耐久性

ジャコバグパワーの持ち・耐久性ですが、残念ながら良いとは言えません。

素材自体も比較的柔らかく、ヘッドから一番離れたところにある爪に重量があるので、魚が掛かって暴れた時にワームが大きく振れてしまって千切れやすいです。

使い方にもよりますが、だいたい3匹~4匹くらい釣るとワーム自体がどこかへ飛んで行ってしまうことが多く、コスパを考えるとあまりよろしくありません。

このしなやか系素材特有の動きの柔らかさ・食わせ能力を意識しているのが一誠のワームなので、持ちを重視するならエコギアの方が良いでしょう。

飛距離

飛距離・投げやすさに関しては風によって変わりやすいように思えます。

無風・追い風の時は爪の重さで遠投しやすく、軽めのシンカーでも沖合まで入れ込みやすいです。

一方で横風や向かい風が強くなってくると、爪がかえって抵抗になってしまい、少し失速しやすいですね。

私の場合はだいたい10g前後のシンカーを使うことが多いですが、風が強い時は空気抵抗を受けにくい小さめのワームにしたり、根魚蟲のようなシンプルな形状のものにローテーションするのがおすすめ。

根魚蟲 オオモンハタ

根魚蟲はすでにインプレしましたが、これまたよく飛んで良く釣れるワームですね!

ジャコバグパワーのアクション・使い方

シェイク・リフトフォール

ジャコバグパワーの使い方ですが、最も基本にしているのがロッドアクションによるシェイクやリフトフォールです。

ジャコバグパワー

普通のジャコバグよりも存在感がかなり大きい・ボリューム感のある爪を活かして使うと、このワームの良さが発揮できると思います。

ジャコバグパワー

ジャコバグパワーを指でつまんでみると、柔らかめのマテリアル+爪の重さでこんな風に大きくしなります。

このしなやかさがこのワームの大きな特徴で、ロッドアクションを与えると、海中でワームが独特なうねりというか、ボワボワっと爪が上下に揺れます。

この移動距離を抑えたアクションがなかなか良い感じで、少しラインスラッグを出して操作することでなまめかしさがよりUPします。

ですので、ロッドは強く・ビュンビュン動かすのではなく少しやさしく動かすことを意識、ポーズと組み合わせるのが基本パターン。

ワームが海底に落ちてからステイで待っていると、しばらくしてアタリが出るパターンも結構多いです。

一般的なロックフィッシュ用ワームよりも動きが柔らかで繊細、一誠のワームらしい仕上がりを感じます。

ジャコバグパワー キジハタ

沈み根をスローなシェイクとポーズのコンビネーションで探って、ガツンとバイト!
良型のキジハタが釣れました。

ズル引き・ストップアンドゴー

基本はロッドアクションを入れて動かすことが多いですが、シンプルなズル引きやただ巻きによるストップアンドゴーで使うこともできます。

海底をズル引きすれば、細かくボディが揺れてアピールしますし、ストップアンドゴーで海底から少しワームを持ち上げて誘いを掛けると、水流を受けて大きな爪が微妙にユラユラッと動きます。

動き自体に派手さは全くありませんが、その分余計なアピールがないので無駄にスレさせるリスクが減らせます。

深いリブと爪によって強すぎず軽すぎずの抵抗感も良い感じ!

リグ

ジャコバグパワー ロックフィッシュ

合わせるリグですが、特に限定することなく広く使うことができます。

私の場合はジカリグやフリーリグ・テキサスリグ(根魚玉)での使用が多いですが、程よい比重のボディが潮になじみながら沈んでいくので、シンカーが遊動式のリグとの相性もバッチリ。

活性が低い時は着底してから少しステイさせてジックリ待っていると食ってくるパターンもあるので、シンカー着底後の「間」を大事にするのも効果的です。

その他の特徴・適したシチュエーションなど

絶妙な沈下速度・潮抜けの良さ

ジャコバグパワーの良さの1つが、パタパタ系のクロー・ホッグ系ワームよりも潮を受けにくいところにあります。

爪自体は大きくて、一見すると抵抗が大きそうに見えますが、実際に使ってみると爪が動くワームよりも沈下速度が速く、見た目以上に着底が取りやすくて深場狙いも楽にできます。

パタパタ系のワームは爪が潮をしっかり受けてしまうので、使い方によっては浮遊感が強くて海底付近のレンジをキープしにくかったり、潮に流されやすいんですよね。

その点、ジャコバグパワーはボリューム感の割には素直に沈んでくれるので、狙い通りに動かしやすいです。

25cm前後以上のロックフィッシュに

ジャコバグパワー3.5ですが、ボリューム感がそこそこあるので、だいたい25cm・20cm台後半以上の魚を狙う時に使いやすいと感じます。

ジャコバグパワー カサゴ 釣果

ボディ自体はしなやかで簡単に折れ曲がるので、実際には10cm台の魚でも案外掛かりますが、魚が小さいと爪だけ取られたりすることが増えます。

お手軽な堤防や内湾で少し型の良いロックフィッシュを狙う時にも使えますし、外洋に面したポイントにも対応可能です。

存在感はある程度出しつつ食わせと両立させたい時に

ジャコバグパワーの良さは、パタパタ動いたりすることがないナチュラルなアクションと、ワーム自体の存在感のバランスだと感じます。

手っ取り早く広範囲を流すなら、爪がしっかり動くワームやシャッドテールワームの方が良いです。

ただし、しっかり動いて波動を出すタイプのワームは魚がスレるのが早かったり、逆にボディにボリューム感がないワームだとアピール力不足で魚を引き寄せる・魚に気づかせるパワー自体が弱かったり・・・

相反するこの2つを結構絶妙なところでバランスさせているワームだと思います。

ただし、ベラがいたりするとあっという間にワームがボロボロになったり、千切れてどこかへ消えるので要注意。

まとめ!

ジャコバグパワー オオモンハタ

今回は一誠の海太郎ジャコバグパワー3.5のインプレをしました。

普通のジャコバグよりも爪の動きがより柔らかくてダイナミックになり、移動距離を抑えた誘いが楽にできます。

外道がいると消耗しやすいのが難点ですが、魚を引きつけるパワーと食わせ能力のバランスはかなり良い感じ!

ボリューム感の割にフッキングも楽に決まるので、興味がある方はお試しあれ。

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はハヤブサから発売されているメタルバイブレーション、ジャックアイフリフリバイブの特徴や基本となる使い方などを詳しくインプレしていきます。 ジャックア ... ]]>

ジャックアイフリフリバイブ インプレ 使い方

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はハヤブサから発売されているメタルバイブレーション、ジャックアイフリフリバイブの特徴や基本となる使い方などを詳しくインプレしていきます。

ジャックアイシリーズのルアーということで、基本的には青物・ライトショアジギング五目におすすめです。

フリフリバイブは初回使用からなかなか良い感じに釣果が出せていて、基本性能・使い勝手のバランスも悪くない、使いやすいルアーになっています。

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

ジャックアイ フリフリバイブのスペック・ラインナップ

ジャックアイフリフリバイブ

ジャックアイフリフリバイブですが、ラインナップは2025年8月時点で20g・30g・40gの3種類。

前後にトリプルフックが搭載されていますが、太軸仕様で剛性を意識されています。

フリフリバイブ フック

PE1.5号、2号をメインに使っていますが、しっかり負荷を掛けて使うことができていますね!

ちなみに、私は30gと40gを五目狙いで使用中。

関連動画

ジャックアイフリフリバイブや同シリーズのメタルジグ、ジャックアイマキマキでライトショアジギング五目を堪能!

ジャックアイフリフリバイブを「サクッと」インプレ!

ジャックアイフリフリバイブ ライトショアジギング 釣果

ジャックアイフリフリバイブの特徴・使用感を簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:メタルバイブとしては優秀
  • アクション:ブレードの抵抗感などは気にならない。40gはややモッタリした感じ
  • 使い方:ただ巻き・ストップアンドゴー・リフトフォールなどなんでも
  • ターゲット:五目釣り対応。どちらかというと、外洋の開けたポイント向き
  • 適したシチュエーションなど:ジグだと食いが悪いが、コンパクトボディによる食わせ能力・飛距離が欲しい場面におすすめ!

ざっくりまとめるとこんな感じです。

実釣に必要となる基本性能はしっかり備わっていて、偏った特性は無くて使いやすいですね!

飛距離

ジャックアイフリフリバイブの1つの特徴が、安定した飛行姿勢にあります。

私が使っているのは30gと40gですが、ボディサイズはコンパクトで大きさは変わりません。

ジャックアイフリフリバイブ 大きさ

上が30gで下が40g。

ボディ前方に配置されたウェイトの幅による違いで重さに差を出しています。

ちなみに、実際に私がPE1.5号+10フィート中盤のシーバスロッドでジャックアイフリフリバイブをキャストしてみると、40gは85m~80m台後半ほどが平均といった具合です。

一方、30gは80mほどで、メタルバイブレーションとして考えると遠投性能は十分。

細長いタイプのメタルバイブレーションと比べてみると空中での飛行姿勢の安定性が高く、風を受けても手裏剣のように激しく回転しにくいです。

メタルジグほどの遠投性能はありませんが、外洋に面した大場所狙いでも特にストレスを感じず、快適に使うことができています。

アクション・動きの特徴

ジャックアイフリフリバイブには4つのアイが装備されていて、接続する場所によってアクションに違いが出てきます。

ジャックアイフリフリバイブ アイ

前方のアイにセットするとややタイトで浮き上がりにくく、早巻きでも安定感のある動きに。

後方のアイを使うとスローに巻いてもしっかりボディが動き、浮き上がりが良くなります。

個人的には真ん中の2つのアイを使うことがほとんどで、30gは前から2つ目。
40gを使う場合は前から3つ目に接続することが多いです。

アクションとしては程よい大きさで、穂先に小気味よい波動が伝わってきます。

ボディの動きに合わせてテールに装着された小型のブレードがチラチラ動きますが、これが程よいアクセントになるのか、メタルジグやタイラバなど他のルアーで食わない場面でも魚が拾えたり、実績はしっかり出せています。

ジャックアイフリフリバイブ ブレード

一見するとブレードサイズが小さめですが、大きいブレードは飛行姿勢が乱れて遠投性能が落ちたり、操作感が重たくなりすぎて使いにくくなるので、個人的にはこれくらいの大きさで十分だと思います。

ボディ本体の動きを阻害せず、魚に対してのちょっとした食わせのきっかけになるような、ちょうど良いブレードのサイズですね!

また、ジャックアイフリフリバイブはボディバランスが良いためか、フックがリーダーを拾ってしまうことが少ないです。

ちょっとしたことですが、フックがリーダーを拾うトラブルが多発するとかなりのストレスになるので、こういうちょっとした部分の使い勝手は重要ですね。

ちなみに、ジャックアイフリフリバイブはウェイト部分の形状(厚み)の違いで重さが変わってきますが、重さによって微妙に使用感に違いがあります。

30gと40gを使った印象では、個人的には30gの方が軽々なピラピラ感があり、細かいロッドアクションを入れたり小技も使いやすいように思えます。

40gは少しどっしり感が強く、アイの位置を変えても若干動きがもたつくような、微妙なモッサリ感があります。

どちらも問題なく魚は釣れますが、私としては30gの使用感の方が好みですね。

ジャックアイフリフリバイブの使い方

ただ巻き・ストップアンドゴー

ジャックアイフリフリバイブの使い方ですが、1つ目はシンプルなただ巻きやストップアンドゴー。

ストップアンドゴーで使う時は、リールのハンドルをだいたい4~12回転くらい巻くことが多いです。

深い場所をしっかりレンジキープしたり、底物狙いの場合は巻き回数は少なめ。
中層から上を引いたり、特にカツオ類やサワラなどを狙う時は巻き回数は多めでOK。

スロー~高速まで使えますが、私の場合はターゲットを問わずに五目で狙うことが多いので、スロー~中速がメインですね。

サワラなどを狙う場合は高速巻きもおすすめですが、個人的に高速巻きは引き抵抗が軽いルアーの方が好きなので、細身のブレード付きメタルジグなどの方が好みかな。

ただ巻きはひたすら同じスピードで巻き続けても良いですが、反応がない時はカウント1~2くらいの短めのフォールを入れてストップアンドゴーで使ってみたり、巻き速度を時々変えて変化を出すのも非常におすすめです。

フォールからの巻き出しや巻き速度を変えた瞬間に食ってくることも多いので、ちょっとした動きの変化が予想以上に良く効くこともあります。

また、ボトムまで沈めて海底付近を探ったり、かけあがりなど地形変化に絡めて使うことでヒラメやマゴチ・ハタなどの底物も良く釣れますね!

ジャックアイフリフリバイブ オオモンハタ

地形変化に絡めて底付近を探って大型のオオモンハタをキャッチ。

五目狙いで色々釣れるメタルバイブですね!

リフトフォール

もう1つの使い方が、ロッドアクションによるリフトフォール。

ロッドを動かす大きさは状況によって使い分けますが、小さく動かす時はリールを巻きながら穂先を30cmくらい、フワフワと動かしながら操作します。

ロッド操作を入れることで、縦方向の動きを混ぜることができ、ただ巻きの時と反応が変わったりします。

一方、大きめのロッドアクションで動かす時は、寝かせていたロッドを大きく煽ってしっかり持ち上げて使います。

ロッドを寝かせながらリールを巻いて糸フケを処理し、これを2~5回ほど繰り返すことが多いですね。

その後再びカウントダウンで沈めなおすような感じ。

適したシチュエーションなど

ジャックアイフリフリバイブ ロックフィッシュ 釣果

ジャックアイフリフリバイブが適したシチュエーションですが、個人的には小さな漁港の船溜まりや河川などで使うより、外洋に面した防波堤やサーフ・磯などで使いやすい印象です。

優れた遠投性能とバイブレーションアクション+ブレードによるアピール力があるので、基本的にはそれを活かして使うのがおすすめ。

狙うターゲットとしては、青物やマダイ・イサキなどの上物系の魚をメインに、タチウオやヒラメ・マゴチ・ハタやソイなど、五目釣りに対応できます。

標準で太軸フックが装備されているので、青物やマダイ・大型のロックフィッシュが相手でも使いやすくなっています。

ちなみに、繊細さを求めるなら以前インプレした一誠のウルメバイブなんかが良いと思います。

一誠 海太郎 スピードサーディンウルメバイブ インプレ

ウルメバイブはジャックアイフリフリバイブよりも細長いボディでどっしり感は無いものの、独特な小魚っぽいはかなさがあってこれまた良い感じ!

求める要素によって、ルアー選びには好みの差が出てきます。
それぞれのルアーが持つ特徴を把握したうえで、それを発揮できる使い方をするのが大切ですね!

まとめ!

ジャックアイフリフリバイブ カサゴ

今回はハヤブサのジャックアイフリフリバイブの特徴や使い方などを詳しくインプレしました。

コンパクトボディで安定した飛距離が出せ、青物やマダイなどを中心に底物狙いにも使えるメタルバイブ。

ブレードが大きな特徴ですが、操作感が大きくなりすぎることもなく、他のメタルバイブと違和感を気にせず使うことができますね!

カタクチイワシやキビナゴなど、ベイトフィッシュのサイズが少し小さくても対応しやすく、しっかり魚が釣れるルアーです。

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一誠 根魚蟲ヘビーソルトを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/neuomushi-imprehttps://fish-beginner.com/neuomushi-impre#respondMon, 18 Aug 2025 23:39:14 +0000https://fish-beginner.com/?p=98971

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は一誠から発売されているロックフィッシュ用ワーム、根魚蟲の特徴やフックセッティング・使い方などを詳しくインプレしていきます。 根魚蟲はバス用ワームで ... ]]>

一誠 海太郎 根魚蟲 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は一誠から発売されているロックフィッシュ用ワーム、根魚蟲の特徴やフックセッティング・使い方などを詳しくインプレしていきます。

根魚蟲はバス用ワームでいうところの高比重・イモ系ワームで、一見すると釣れそうな気がしないという方もいると思います。

小魚やエビ・カニなどの餌っぽい外見ではないので、少しとっつきにくさがあるかもしれませんが、使ってみるとこれがなかなか絶妙な使用感で魚も良く釣れますね!

忖度なしにインプレしていくので、ワーム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。ロックフィッシュ講座やランカーサイズを釣り上げる実釣動画なども多数あり!

根魚蟲ヘビーソルトのスペック・ラインナップ

根魚蟲

根魚蟲ヘビーソルトという名の通り、素材に多めの塩を配合した高比重仕様になっています。

サイズは2025年8月時点で2種類、2.2インチと2.6インチ。

だいたい20cm台~30cmクラスまでを狙うなら2.2インチ、2.6インチは30cm前後以上を狙う時に無難かなと思います。

根魚蟲

根魚蟲のサイズ表記は2インチ台ですが、実際に見てみるとボディがかなりずんぐりしていてテールなどのパーツが無いのでボリューム感があります。

フックサイズ

根魚蟲はオフセットフックを使う機会が多いと思いますが、私の場合は2.2インチを使う時は#1。
2.6インチには#3/0を基準に使っています。

根魚蟲

ボディがかなり太くて厚みがあり、迷った時は小さめよりも大きめを使った方が個人的には無難かなと思います。

ワームの耐久性を考えると、ロングネックのマルチオフセットXが使いやすくてお気に入り。

根魚蟲の形状にマッチしていて、フッキングなども安定感があって使い勝手が良いですね!

根魚蟲を「サクッと」インプレ!

根魚蟲 オオモンハタ

根魚蟲の使用感を詳しく紹介する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 耐久性:意外と持つ
  • 飛距離:非常に優秀
  • アクション:ボリュームのある高比重素材が絶妙な浮遊感・存在感で魚を引きつける!
  • 使い方:ズル引き・柔らかめのロッドアクションによるリフトフォールやシェイクなど
  • リグ:テキサスリグ(根魚玉)・フリーリグ・ジカリグなど
  • 適したシチュエーション:波動自体は弱いが、ボディの存在感と足の細かい波動で魚を引きつけるパワーは意外とある。なぜか良く釣れる

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

クローやシャッドテールワームのようにワームが明確に動いたり、餌っぽいシルエットではありませんが、実際に使ってみるとこれが非常に良く釣れます。

低活性時にも強く、ある程度ワームの存在感は欲しいけど、動きすぎるワームだと使いにくい場面で特に強い印象。

耐久性

一誠のワームは全体的にかなりしなやかに・ワームの動きや質感を重視して作られていて、根魚蟲ヘビーソルトも素材自体は柔らかめ。

根魚蟲

おまけにヘビーソルトということで塩がしっかり入っているので、素材自体の持ちは良くないというのが正直なところ。

しかし、根魚蟲の場合はボディ形状がシンプルでずんぐりいているので、実際に使ってみると素材の脆さが目立ちにくく、一誠のワームとしては良く持ちますね!

使い方にもよりますが、1本でだいたい4匹くらいは釣ることができています。

特にロングネックでワームのヘッドをしっかり固定できるオフセットフックを使うことで、無駄なワームの消耗を抑えることができます。

根魚蟲 ロックフィッシュ 釣果

先ほどフックのところで紹介したオーナーのマルチオフセットシリーズやデコイのロックンフックなど、ロングネックのフックで使うことでより快適に使いやすくなると思います。

ただし、細い足はベラなどの外道につつかれるとあっという間に千切れてなくなります。

実際には足が無くなっても魚自体は問題なく釣れるので、本体が無事ならそのまま使ってあげてください。

飛距離

根魚蟲は高比重素材+シンプルなボディ形状により、ロックフィッシュ用ワームとしては最高クラスの遠投性能があります。

シンカーが軽くてもボディの自重で楽に飛ばすことができますし、シンカーを重たくしてもワームの抵抗と喧嘩しにくく、投げやすさはそのまま。

かけあがりや沈み根など、狙いたいスポットが遠い場所を狙う時でも使い勝手は良く、この遠投性能は使い方次第で強い武器になりますね!

よく飛ぶワームは沖目を攻められるだけではなく軽いシンカーを使うことが可能になり、シンカーが岩の隙間に入り込むことによる根掛かりを軽減できたりと、他にもメリットがあります。

根魚蟲のアクション・使い方

ズル引き

根魚蟲はパタパタ動くアームがついているわけでも、ブルブル泳ぐシャッドテールがついているわけでもありません。

細い足が3対ついてはいますが、目立つ動きを見せることはないです。

一見すると全然釣れそうもないような・取っつきにくさがあるかもしれないですが、実際に使ってみるとこれが良く釣れるんですね。

シンプルなズル引きで使うことで、特にある程度魚の着き場が分かっている小場所・ピンスポット狙いでも魚に余計なプレッシャーを与えにくくなります。

魚に警戒されにくい状態を作りながら魚の目の前にワームを届けることができ、結果的に食いが悪い状況でも口を使わせやすくなるっていうわけですね。

ズル引きはロッドを動かしてもいいですし、超スローにリールを巻いてもOK。

時々ポーズを入れて動きに変化を出したり、ロッドアクションを混ぜて使うのも非常におすすめで高実績です。

リフトフォール・シェイクなど

もう1つの使い方はリフトフォールやシェイクといった、ロッドアクションでワームを動かす使い方。

使い手の好みによる部分もあると思いますが、個人的には根魚蟲はロッドアクションを与えて誘いを掛けることが多いです。

動かし方としては、ロッドを強くあおってワームをキビキビ動かすより、少し柔らかめ・ゆったりめに操作するのが好み。

イメージとしては、根魚蟲の高比重でボリューム感があるボディを海中でユラユラ・フワフワと上下に優しく揺らすような感じ。

何度かロッドアクションで誘った後はしっかりポーズを入れるのがキモで、ポーズ中にアタリが出るパターンもかなり多い印象。

根魚蟲 アコウ キジハタ

かけあがり+大岩が絡むピンスポットをシェイク&ポーズで探って良型のアコウ(キジハタ)をキャッチ。

波動自体はマイルドで食わせ能力が高く、デイゲームや潮どまりでも使いやすいです。

リグ

根魚蟲のリグですが、お気に入りなのは根魚玉やジカリグなど、アクションを与えた時にワームを縦に動かしやすいものですね。

縦方向に動かした時にボリューム感のあるボディがユラユラ動くことで、アクション自体は派手ではないものの、しっかりと水を押して魚を引きつけてくれるような、そんな気がしています。

それ以外の所では、普通のバレットシンカーを使ったテキサスリグやフリーリグ・ビフテキリグで使っても魚自体は全然釣れます。

根魚蟲は高比重で絶妙な沈下速度があるので、水深が浅いゴロタ場のようなポイントを狙うのであれば、ネイルシンカーを仕込んでバックスライドや水平フォールで探るのも非常に面白そうです。

私の場合は深い場所を狙うことが多いのでこういう使い方はしませんが、狙い方によっては強い効果を発揮する気がしていますね!

その他特徴・適したシチュエーションなど

シンプルな形の根魚蟲ですが、かなり計算して作られた・使い勝手が良いワームだと思います。

ボディが太いことによってオフセットフックの収まりが非常に良く、素材自体は柔らかいものの針先が不用意に露出しにくいので、障害物周りを狙うのが楽にできます。

根魚蟲 フックセット

実際にセットしてみると、針先がきれいにワームに収まってくれます。

他にも、この柔らかなヘビーソルト素材+ボディ形状により

  • 思いのほか高いフッキング性能
  • ワームが千切れてどこかへ行くことは割と少ない
  • フグには弱いが、ベラなどの外道の攻撃を受けてもワーム本体は非常に千切られにくい
  • 可動式パーツによるものではなく、太いボディの存在感による集魚力
  • 派手に動くワームだとポイントを潰しがちな時でも使いやすい

これらがメリットになってきます。

根魚蟲 カサゴ

案外10cm中盤・後半くらいの小さい根魚でもフッキングがバシバシ決まりますし、アタリの数自体も安定して得ることができています。

湾内のお手軽ライトロックフィッシュ~大型狙いまでしっかり対応できますよ!

まとめ!

根魚蟲 根魚 釣果

今回は一誠の海太郎根魚蟲のインプレをしました。

ソルト用ロックフィッシュワームとしては少し独特な形状で、一見するとあまり釣れないような気がするかもしれません。

しかし、実際に使ってみるとこの形だからこその使い勝手の良さがあり、魚の反応もかなり良くてしっかり釣れるワームになっていますね!

ベラなどの小型魚につつかれても足は取れてもボディ本体は無事なので、外道が多いデイゲームの釣りでも使いやすくて良い感じ。

かなり面白いワームになっているので、ぜひお試しあれ!

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回は一誠から発売されているハンハントレーラーの特徴やフックセッティング・使い方などを詳しくインプレしていきます。 ハンハントレーラーは以前常吉ブランド ... ]]>

ハンハントレーラー インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回は一誠から発売されているハンハントレーラーの特徴やフックセッティング・使い方などを詳しくインプレしていきます。

ハンハントレーラーは以前常吉ブランドから発売されていた、ブラックバス用ワームの超定番アイテム。

私自身、若かりし頃にバス釣りで大変お世話になった思い出深いワームの1つで、その後常吉が消滅したことによって入手不能になっていました。

しかし、要望が多かったのか、再び一誠ブランドから復活を果たしたっていうわけですね!

そんな往年の名作ハンハントレーラーについて忖度なしにインプレしていくので、ワーム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

ハンハントレーラーを使ってライトゲーム・ミドルゲームを堪能。
ラインがガンガン出される大物のヒットも!!!

ハンハントレーラーのスペック

ハンハントレーラー

ハンハントレーラーの全長は2.6インチ、バス用ワームとしては一口サイズのライトリグ用です。

私が購入したのはソルト用カラーの海太郎ハンハントレーラーですが、野池で20cm前後のバスをライトタックルで釣ったり、海の場合はカサゴやソイ・小型のハタ・チヌなどを狙うライト~ミドルゲーム用ワームとして使うことができます。

時代が変わっても食わせ能力の高さはピカイチ、ボウズ逃れしたい時に非常に頼りになる存在です。

フックサイズ

ハンハントレーラーをオフセットフックで使用する場合ですが、フックサイズは#4を基準に、#6~#2くらいまで使うことができます。

ハンハントレーラー フックサイズ

実際に#4のオフセットフックを合わせるとこんな感じで、ちょうどいいサイズ感になります。

ハンハントレーラー ヘッド

ちなみに、ヘッドは2段階式になっていて、先端はマス針を使ったチョン掛けで使う時に使いやすくなっていますが、そのままオフセットフックを使っても全く問題ありません。

そのまま使った方がワームの全長が長くなり、アクションがなまめかしくなる気がするので、私の場合はチョン掛けヘッドは切り落とさずにそのまま使います。

何匹か魚を釣ってヘッドが裂けてきたら、ヘッドをカットして使うのがおすすめ。

ハンハントレーラーを「サクッと」インプレ!

ハンハントレーラー ロックフィッシュ 釣果

ハンハントレーラーの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 耐久性:やや低め
  • 飛距離:優秀(シンカーの重さ次第)
  • アクション:柔らかさがありつつもキレのある非常に洗練された動き!
  • 使い方:ズル引き・リフトフォール・ボトムバンプ・シェイクなど
  • リグ:スモラバトレーラー・ジグヘッドリグ・ビフテキリグ・フリーリグなどなんでも
  • 適したシチュエーション:食わせ能力が非常に高く、小場所狙いや魚が居るのになかなか食わない時など、食い渋った時に特に強い

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

実釣能力は間違いなくトップクラスに高い、魚が釣れるワーム!

耐久性

ハンハントレーラー キビレ

ハンハントレーラーの耐久性ですが、釣れるワームの宿命ともいうべきか、正直言って長持ちはしません。

一誠のワームは全体的にしなやかで動かした時の生命感・なまめかしさを重視して作られている傾向があり、数匹釣るとヘッドが裂けてきたり、ボディが千切れやすくなってきます。

空アワセを入れるとワームがズレてしまうこともやや多いので、耐久性を重視したい方や険しい障害物周りを狙いたい時にはあまりおすすめしません。

飛距離

ハンハントレーラーはクロー系ワームのように細かくパーツがたくさんついているわけではないので、空気抵抗はそこまで大きくありません。

自重自体はそれほどないので飛距離はシンカーの重さ次第、5g・7gクラスのシンカーを使えば遠投性能は十分、シンカーの重さを活かして沖目の地形変化を狙うこともできます。

ハンハントレーラーのアクション・使い方

ズル引き

ハンハントレーラーの使い方ですが、一番シンプルで食わせを重視したい時におすすめなのがズル引き。

私の場合、だいたいハンドル2~4回転ほどの誘いにつき1度ポーズを組み合わせることが多く、かなり食い渋っている時のチヌ狙いなんかで特に高実績。

ハンハントレーラー テール

この2つに枝分かれしたテールの動きが非常に絶妙で、ボトムの起伏によって細かく震えるように動いたり、非常に食わせ能力が高い繊細な動きで誘うことができます。

シャッドテールワームやクロー・シュリンプ系のワームよりも繊細で魚に警戒心を与えにくい印象です。

それでいてストレート・ピンテールワームよりも軽快にテールが動いてくれるので、この形が非常に良いんです!

昔はテールの先端が球状になった、ハンハントレーラーコイコイMAXっていうワームもありましたね(笑)

動き自体はこちらの普通のハンハントレーラーの方が良かった思い出。

ハンハントレーラー

また、ボディのリブが深いことによってワームがスムーズに折れ曲がりやすく、オフセットフックを使った時のすっぽ抜けにくさ・フッキング性能もかなり良いですね!

先日ハンハントレーラーを使っていたら、6cm~7cmほどのマイクロサイズのカサゴもオフセットフックでしっかりフッキングすることができました。

ハンハントレーラー チヌ

沈み根周りをスローなズル引きと最小限のロッドアクションのコンビネーションで腹パンパンのチヌをキャッチ!

ハンハントレーラーの食わせ能力の高さが発揮されました。

リフトフォール・ボトムバンプ・シェイク

シンプルなズル引きでも使えるハンハントレーラーですが、ロッドアクションに対するレスポンス・アクションも非常に良いですね!

深く刻まれたリブによってボディがスムーズに折れ曲がることにより、ボディが柔らかな波動を発生、テールは太すぎないことによって水を強く押しすぎず、軽快に動くことで動きの緩急がつけやすいです。

私の場合、どちらかというとフワフワっと漂うように動かすより、少しキビキビと・初速を出してロッドアクションを与えることが多いですね。

ポーズを入れた時との動きの緩急・変化を意識することで、リアクションで口を使わせやすいように思えます。

ズル引きで食わなくても、同じコースにキャストしてロッドアクションを入れて探ると食ってくることも案外良くあります。

ハンハントレーラー カサゴ

細かいロッドアクションで沈み岩の周りを探って尺クラスのカサゴ。

ハンハントレーラーは非常にアタリが多いワームです!

リグ

ハンハントレーラーはもともとハンハンジグというスモールラバージグのトレーラーとして開発されました。

私も以前バス釣りで愛用していた時は、主にスモラバのとれらーとして使用していましたが、単体での使用もばっちり使えます。

ダウンショットリグやジグヘッドリグの他、フリーリグやビフテキリグ・ジカリグなど、特にリグの種類は限定せずにどんな使い方にも広く対応できます。

シンカーの重さはだいたい3.5g、5gクラスを基準に7gくらいまでが無難ですが、深場狙いなら10gも良いですね。

10gクラスのシンカーともなると、かなりかっ飛ばして沖の深場を直撃できます。

適したシチュエーションなど

ハンハントレーラー オオモンハタ

ハンハントレーラーは強い波動で魚を引きつけて食わせるというより、魚の前にワームを届けて違和感なく食わせるのが得意な印象です。

ですので、現在の私はソルトゲームでの使用になりますが、ある程度狙うべきポイントが絞り込めるような湾内の小場所や河川の河口で使いやすいと感じます。

サイズ感的にカサゴやソイ・小型のハタ等にちょうどピッタリですが、チニングにも十分使えます。

パタパタアームが動くクロー・ホッグ系ワームよりもフォールスピードが速くて波動が控えめなので、警戒心が高い見えチヌを動きの緩急で食わるのも得意。

フッキングも比較的安定しているので、すっぽ抜けが少し気になる時にも使いやすいと思います。

ただし、ベラなどの外道がいるとあっという間にワームが破壊されるので、小型魚につつかれた時の耐久性の低さは把握したうえで使った方が良いです。

まとめ!

ハンハントレーラー アコウ

今回は一誠のハンハントレーラーのインプレをしました。

非常に繊細かつ食わせ能力が高いワームで、味やニオイはついていませんが、釣果はバッチリ出せる昔も今も変わらないパワーを秘めています。

食い渋りの場面でもアタリを引き出してくれるので、とにかく魚を触りたい時のボトム狙いの五目釣りでのボウズ逃れにもおすすめ!

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はハヤブサから発売されいてるマイクロ~ライトショアジギング用メタルジグを紹介していきます。 強紹介するのはブレード付きのメタルジグ、ジャックアイマキ ... ]]>

ジャックアイマキマキ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はハヤブサから発売されいてるマイクロ~ライトショアジギング用メタルジグを紹介していきます。

強紹介するのはブレード付きのメタルジグ、ジャックアイマキマキのアクションの特徴や使用感をインプレ!

最近ラインナップが充実してきているブレード付きのジグの中で、偏った癖がなく汎用性に優れているのが非常に大きな特徴です。

今までブレードが付いてないジグを使い続けてきた方や、ブレード系ルアーにありがちな「ただ巻くだけ」というのが好きになれない方にもおすすめなアイテム。

忖度なしにインプレしていくので、ブレード付きメタルジグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

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▼ジャックアイマキマキ&フリフリバイブで大物含め連発!

▼小型のジャックアイ豆マキマキで堤防五目釣りで爆釣!

ジャックアイマキマキのスペック・ラインナップ

ジャックアイマキマキ スペック
  • 素材:鉛
  • 重量:3g、5g、7g、10g、20g、30g、40g、60g、80g
  • 重心:左右非対称リアバランス
  • フック:20gまで→リアトリプル、20g~→フロントシングル+リアトリプル

ウェイトはライトゲーム対応の3gからとなっていて、10gまではジャックアイ「豆マキマキ」として発売されています。

上は80gまであり、お手軽なライトゲーム~磯の大型青物狙いやオフショアのライトジギングまで広く使えるメタルジグ!

重さの使い分け

3g・5g・10g

ジャックアイ豆マキマキ 釣果

3g、5g、10gのジャックアイ豆マキマキですが、基本的な使用感はジャックアイマキマキと同じような感じ。

だいたい30cm程度までの魚を堤防などで狙うライトゲーム五目釣りで使いやすく、ルアー釣り初心者の方にもお手軽に色んな魚が狙えます。

小型回遊魚~根魚まで、狙うポイントや探る水深によって何が釣れるか分からない楽しさがありますね!

20g

ジャックアイマキマキ スーパーライトショアジギング

20gはいわゆるスーパーライトショアジギングにおすすめで、だいたい30cm前後の魚を狙う時、ちょうど使い勝手が良いですね!

サーフや堤防などでライトタックルを使ってブリやカンパチの幼魚・カサゴや小型のハタ狙いにマッチしています。

30g・40g

ジャックアイマキマキ ロックフィッシュ

30g~40gクラスのメタルジグはだいたい40cm前後の魚を狙う時に使いやすく、ライトショアジギングで活躍します。

青物系の魚以外にもマダイやイサキ・サーフのヒラメやマゴチ・ハタなど、中型魚狙い全般に広く対応。

外洋に面した防波堤やサーフ・磯などでそれほど大きくない魚を狙う時にピッタリです。

60g・80g

ヒラマサ

60g以上の重さになると、外洋に面した防波堤や磯などでだいたい3kg・60cm前後以上の魚を狙う時に使いやすくなってきます。

中型以上のブリの幼魚やヒラマサ・大型のサワラなどにおすすめです。

その他、オフショアのライトジギングにも使いやすい重さですね!

フック

ジャックアイマキマキのフックセッティングですが、標準ではリアにトリプルフックが装備されています。

そのままでも十分使えますが、私の場合は岩礁帯で底物を狙う場面も多く、そんな時はシングルフックに替えることで根掛かりを軽減することができます。

ジャックアイマキマキ フック

シングルフックにしても青物やロックフィッシュを狙う時はそこまでフッキングが悪くなる印象はありません。

魚へのダメージも軽減できるので、リリース派の方もシングルフックに交換して使うと良いと思います。

フックはヴァンフックのブレードワークスのBGシングル辺りが無難に使いやすいです。

私の場合、フックサイズは40gで#1/0を基準にしています。

スイベル・ベアリング付きのモデルもあるので、その辺りはお好みで。

ジャックアイ マキマキを「サクッと」インプレッション!

ジャックアイ マキマキ 釣果

ここからは、ジャックアイマキマキの特徴や使い方などについて詳しく紹介していきます。

まずは私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:ブレード付きジグとしては比較的優秀
  • フォール:若干スローに、水平姿勢でフォール
  • アクション:低速では静かなブレードアクション。早巻きはボディのウォブルが加わる
  • 使い方:スロー~早巻きは意外にもジャカ巻きやジャークにも対応できる
  • 気になる点:比較的潮受けが良いので、波動を落とさないと見切られることがある
  • ターゲット:まさに万能型、五目狙いに使えるブレード付きメタルジグ!

ざっくりまとめるとこんな感じ。

ブレード付きメタルジグのブームを作った元祖的な存在で、非常に使い勝手が良く設計されています。

実釣性能は十分、初めて使うブレード付きメタルジグとしてもイチオシ!

飛距離

非常に優れた飛行姿勢

ジャックアイマキマキですが、ボディは後方寄りの重心設定になっています。

ジャックアイマキマキ 飛距離

極端な後方重心ではなく、若干センターよりのリアバランス設定。

この重心バランスがこれまた良い感じでキャスト時に激しく回転して失速しにくく、ブレードの抵抗による影響をうまく軽減しています。

しっかりロッドを曲げ込んでキャストすれば、多少風が吹いていても綺麗に飛んでいきますね!

ブレード系ジグの中ではよく飛ぶ!

実際に私が20gのジャックアイマキマキをPE0.8号+9フィート中盤のロッドでキャストすると、無風時でだいたい80m前後の飛距離が平均といったところ。。

私の場合、ブレードが付いていない20gのジグの場合は80m後半~90mほどの飛距離がアベレージです。

だいたい10m前後飛距離が落ちるといったところですが、ブレードによる抵抗を考えれば投げやすさは十分ですね!

メタルマル

よく飛ぶことで知られている同じくブレード系のブリーデンのメタルマルとだいたい同じくらい飛ぶ印象で、飛行姿勢の安定度はジャックアイマキマキの方が少し上くらいかな。

フォール

沈下速度は若干遅め

ジャックアイマキマキは後方重心のボディ設計。

一般的な後方重心・リアバランスのメタルジグは尻下がりに沈むものが多いです。

しかし、フォール時はブレードが抵抗を受けるために水平に近い姿勢でフォール。

これによって、リアバランスによる飛行姿勢の安定性を確保しつつ、水平フォールで滞空時間が長く、投げやすさとフォールによる食わせの間を両立しているんですね。

ジャックアイマキマキ ロックフィッシュ 釣果

水平姿勢をキープすることにより、フォール中に食わせたり、遊泳力が低い底物系の魚を狙うのも得意!

なお、フォール速度はブレードの効果で比較的遅く、水深が浅めの場所でも丁寧に探ることが可能です。

コントロールしやすいフォールアクション

ジャックアイマキマキのフォールアクションだが、程よくヒラヒラ感がありつつもスライド幅は抑えめ。

少し幅のある左右非対称ボディを揺らしながら、ブレードがアンカーのように働いてブレーキを掛けてくれます。

フォール中は程よくユラユラと動きがあるが、イレギュラーに動きすぎないので底物狙いや低活性の魚に対してもしっかり食わせやすいですね。

一方で素早く・イレギュラーに動くフォールではないので、素早いアクションで捕食スイッチを入れる動きは苦手です。

ジャックアイマキマキのアクション・使い方

ジャックアイ マキマキ 使い方

私なりのジャックアイマキマキの基本となる使い方やアクションの特徴について紹介していきます。

巻き速度で動きが変化!

ジャックアイマキマキの非常に大きな特徴・お気に入りのポイントが、巻き速度(水圧)によってアクションが変わること。

スローに操作するとボディはほとんど動かず、ブレードの回転による波動とキラメキで魚にアピール。

そこから少しずつアクションスピードを上げていくと、ブレードの動きに加えてボディがユラユラと動き出します。

これによってアピール力に変化を出すことが可能になり、魚を強く引き付けたい時はしっかりボディが動くスピードで誘ったり、一般的なブレード付きメタルジグとは一味違った誘いができるっていうわけですね!

ジャックアイマキマキを使う時は、まずは「どれくらいのスピードで動かした時にアクションが変化するのか?」これを何となく把握したうえで釣りをすることで、誘いの幅が出せるようになります。

ただ巻き

ジャックアイマキマキの基本的な使い方ですが、基本はただ巻きでOK。

ただ巻きの際は速度変化による可変アクション・水平気味のフォールを混ぜることで誘いにバリエーションが生まれます。

私の場合、青物を狙うとしたら

  1. 一定速度・または途中で巻き速度を変化させつつハンドル3回~10回転
  2. フォール

この繰り返しで誘いを掛けるパターンがメイン。

状況によって一定速度で巻き続ける方が反応が良いこともあれば、逆に急加速させたり、フォールを入れて動きに変化を出すことでバイトに持ち込めるパターンもあるので色々試した方が良いですね。

フォール中やフォール後の巻き出しでバイトが出ることも多いので、どちらかといえばフォールを途中に入れた方が魚のバイトチャンスは増えやすい印象がありますね。

巻き速度については狙う魚によって変化しますが、

  • 底物系全般:ボディが動かない~ギリギリ動くかどうか位までのスピード
  • 青物・マダイ・イサキなど:ボディがギリギリ動くかどうか~超高速巻き

狙う魚種によってこんな感じで、回遊魚やマダイ・イサキなどを狙う時はルアーを回収するくらいの高速巻きが効くことも。

食わない時は中速の誘いをメインに、時々高速巻きにスイッチしてあえて魚から遠ざけるように操作すると、捕食スイッチが入って急に食ってくるパターンも案外良くありますね!

ジャックアイマキマキ アコウ キジハタ

ジャックアイマキマキをスローにただ巻きして大型のアコウ(キジハタ)をキャッチ!

底物狙いにもバッチリ使えるメタルジグです。

軽めのジャーク

ジャックアイマキマキ ライトショアジギング イサキ

ブレード付きのメタルジグはただ巻きでの使用が前提になるものも多いんですが、ジャックアイマキマキの場合はロッドアクションで動きを加えても魚の反応が良いんですね。

操作感はブレード系ルアーの中では比較的軽く、ボディサイズに対して小さめのブレードが付いているのがこのルアーの特徴です。

ですので、アクションを与えた時に抵抗が掛かりすぎず、軽めのジャークで操作するのも比較的容易にできるというわけですね。

基本的には軽めのワンピッチジャーク(リフトフォール)で操作するのがおすすめで、あまり強く動かしてもブレードがブレーキの役割を果たすため、海中を自在に飛ばして使うには向いていません。

イメージとしてはスロー系のジグを操作する感覚で、穂先を20cm~50cm程度小刻み・優しく動かすようなジャークで使用しています。

状況によってはジャーク・フォール・巻きを1キャストの中にうまく混ぜて使用するのもかなり効果があります。

気になる点・欠点

潮受けの良さ

非常にバランスが良くて使い勝手が良いジャックアイマキマキですが、欠点としては、比較的ボディが潮を受けるように作られているので、払い出す潮が強かったり、早巻きを多用した時にボディが大きく動きます。

これがこのジグの良さでもあるんですが、状況によってはボディが動いて余計な波動になり、逆に見切られてしまう場面もあります。

ですので、こういうパターンになってしまうとボディが動かないタイプのブレードジグの方が良く釣れたりします。

エビランブレード マダイ

常にどんな時でも一番釣れるルアーは存在しないので、ボディを動かしたくない時はゼスタのエビランブレードアクアウェーブのメタルマジックなどにローテーションするのが良いかな。

塗装強度

ジャックアイマキマキに限ったことではありませんが、ハヤブサのメタルジグは塗装が弱いです。

ジャックアイマキマキ

岩にぶつけたり、魚を釣って歯形がついたりすると、比較的早い段階でボロボロになっていきます。

個人的にはメタルジグの細かいカラーはどうでも良いくらいに考えているのでそれほど欠点には思いませんが、綺麗なメタルジグの方が釣れる気がするという方には気になると思います。

長くピカピカな状態で使うには、ウレタンコーティングが必要です。

ジャックアイマキマキで狙えるターゲット・適したシチュエーションなど

ジャックアイマキマキ 釣れる魚

青物・ヒラメ・根魚とオールマイティ

ジャックアイマキマキ スジアラ

スローなただ巻きでもアクションが立ち上がり、フォールも使えるジャックアイマキマキ。

特性的にはかなりオールラウンドに、魚種問わず使えるルアーですね。

探るレンジとリトリーブ速度の調整次第で青物・回遊魚も狙えるし、ヒラメやマゴチなどのフラット系・ハタやソイなどの根魚にも対応できる性能を持っています。

特に普通のメタルジグ感覚で使えるブレード系ルアーを探している方におすすめで、ブレードの抵抗感が強すぎないので感覚がズレにくく、使い勝手は良好です!

食い渋りやマイクロベイト対策にも有効!

ブレード系ルアーはアピール力を活かした使い方もできますが、私としては少し違った考えを持っている。

朝夕マズメのような高活性な魚をブレード系ルアーで手っ取り早く探る使い方もできなくはないですが、飛距離やジャークした時の飛ばしやすさ(滑走・スライド幅)は一般的なメタルジグの方が優秀です。

ジャックアイマキマキ 使い分け

だから個人的にはブレードが付いていないジグの方が広範囲を自由自在に探りやすく、ブレード系メタルジグは活性が落ちた魚など、普通のジグだと食わない場面に効果を発揮することがあります。

シラスなどの小型ベイトを偏食する気難しい魚を狙ったり、ジグを投げると追尾してくるものの、食いきらない魚に対してジャックアイマキマキのようなブレード系ルアーを入れてみると、急にバイトしてきたり・・・。

手っ取り早く探るために使うだけでなく、スレ・プレッシャー対策としてうまくローテーションさせると面白いルアーですね!

状況によっては普通のジグやワーム・タイラバで食わなくても、ジャックアイマキマキのようなブレード付きジグに替えたとたんに急に魚が釣れる場面にも遭遇しています。

常にブレード付きジグが一番釣れるわけではありませんが、何か魚を強く引き付けるものがあるように感じています。

ジャックアイマキマキインプレまとめ!

今回はハヤブサのジャックアイマキマキのインプレをしました。

ブレード付きジグのブームを作ったアイテムの1つで、非常に良く考えて作られたボディ形状は使い勝手が良く、五目釣りに対応できます。

青物以外にも色んな魚が簡単操作で釣れるので、ショアジギング初心者の方にもイチオシ!

ジャックアイマキマキを1つの基準に、特性が違うものを揃えていくのもおすすめです。

興味がある方はぜひお試しあれ。

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タックルハウス ショアーズリップル52を徹底インプレ!https://fish-beginner.com/shores_ripple-imprehttps://fish-beginner.com/shores_ripple-impre#respondFri, 15 Aug 2025 07:19:38 +0000https://fish-beginner.com/?p=98883

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はタックルハウスのショアーズリップルの特徴やアクション・使い方などを詳しくインプレしていきます。 ショアーズはメバルやセイゴなど小型魚狙いのライトゲ ... ]]>

ショアーズリップル インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はタックルハウスのショアーズリップルの特徴やアクション・使い方などを詳しくインプレしていきます。

ショアーズはメバルやセイゴなど小型魚狙いのライトゲーム系プラグになり、リップルはその名の通り同社の定番、リップルポッパーを小型化したようなトップウォーター・サーフェイスプラグです。

リップルポッパー

リップルポッパーはシーバスやヒラスズキ狙いで愛用しているプラグの1つで、実績も十分。

そんなリップルポッパーに似た外観のショアーズリップルですが、繊細な誘い方~ややハイアピールなリアクションバイトを誘う使い方まで対応できるルアーになっていて、水面炸裂の楽しい釣りが楽しめます。

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

ショアーズリップルのスペック

ショアーズリップル
  • 全長:52mm
  • 重量:3.4g
  • フック:フロント#14、リア#16

サイズ感的には52mmと、だいたい20cm前後の魚を狙うライトゲームで大きすぎず・小さすぎない使いやすいボリューム感。

タックルハウスのルアーは使い心地・アクションはもちろんのこと、独特なかわいらしさ・ルアーっぽさがあるデザインのものも多く、リアルさを追求したものとは違った魅力があります。

ショアーズリップルを「サクッと」インプレ!

ショアーズリップル 釣果

ショアーズリップルを詳しくインプレする前に、私なりの使用感・特徴を簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:重量の割には比較的優秀
  • 浮き姿勢:水平気味
  • アクション:スローな誘いでヌルヌル感のあるスイム、スピードアップでリアクション狙いのトップウォータープラグとして使用可能
  • 使い方:ただ巻き・トゥイッチングなど
  • 適したシチュエーションなど:食わせ重視のメバルやセイゴ~メッキ狙いなどまで

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

かわいらしい見た目とは裏腹に、実釣能力も十分の楽しいプラグになっています。

飛距離

ショアーズリップルですが、マグネット式の重心移動システムを搭載。

ショアーズリップル マグネット重心移動

球状ウェイトが1つ入っています。

これがキャスト時に後方へ移動することにより、決して比重が重たいプラグではありませんが、飛行姿勢はそこそこ安定していますね。

リリース直後に若干のブレやすさがありますが、その後は綺麗な姿勢でキャスト可能。

実際に私がPE0.4号+7フィート中盤のライトゲームロッドでキャストすると、飛距離は30m前後といったところ。

シンキングプラグと比べたらそこまでよく飛ぶとは言えませんが、トッププラグとしてみたら必要十分です。

漁港内やちょっとした河川・内湾のビーチなどで使う分には特にストレスなく扱えています。

浮き姿勢

ショアーズリップルの浮き姿勢ですが、アクション時には移動式のウェイトが前方で磁着するため、水平に近い姿勢になっています。

そこまで浮力が高いわけでなく、潮にしっかりなじんでくれるのでドリフト気味に流し込んで使ったり、潮に絡めて使うこともできますね。

アクション・使い方

デッドスローのI字引き

ショアーズリップルのアクション・使い方ですが、デッドスローでリトリーブすると、ノーアクションで水面で引き波を発生させます。

ショアーズリップル ヘッド形状

独特な形のヘッドが水を押して進むので、引き波自体はやや大きめでサイズ感の割にパワーがあります。

常夜灯周りのメバル狙いや、春先のセイゴ・フッコ狙いなど、水面付近を意識した魚を最小限の波動で食わせるのに使い勝手が良い感じ。

巻き速度の変化でアクションも変わるので、微妙に巻き速度を変えながら誘いを掛けることで、捕食スイッチを入れることもできますね。

スローリトリーブ

少し巻き速度を早くすると、ヘッドが潮を掴んでユラユラ・ヌルヌルとボディをくねらせながら水面をスイミング。
ロッドは寝かせ気味にした方が、潮掴みが安定しますね。

リップ付きのミノーよりもややゆったり気味に・フラフラした感じが出しやすく、この手のルアーの強さが分かる方が使えばかなり強い武器になると思います。

ショアーズリップル ハタ 釣果

沈み岩の際をスローに引いていたら水面炸裂。
釣れたのはまさかのオオモンハタでした!

中速~高速巻き

スローに巻くとナチュラルに・食わせ能力に優れたサーフェイスプラグとして使えるショアーズリップルですが、ラインの角度を上げ気味に・巻き速度を上げると水面でリアクションバイトを誘えるトッププラグとしての性質が強くなっていきます。

ポッパーやペンシルベイトと違い、ただ巻くだけでヘッドが飛沫を発生させながら、時々挙動を乱しながら左右に首を振って動いてくれるので、オートマチックに・楽に探れます。

ショアーズリップル ライトゲーム 釣果

水深が浅いスロープを探って水面爆発!

メッキ狙いやリアクションで食わせたい時のセイゴ・チヌ狙いなどに使い勝手がよく、勢いよく魚が水面を割って飛び出してくれますね!

ロッドの角度とリトリーブスピードの調整で探ることができるので、細かくロッドを動かし続けるのが苦手な方でも簡単に・長時間の釣りでも疲れにくいです。

ただし、レッドペッパーなどの小魚逃走系のアクションが出せるペンシルベイトと比べると、やや動きの変化が作りにくく、状況によっては捕食スイッチが入りきらないことはあります。

オートマチックに・水深が浅いエリアを流していきたい時におすすめ。

トゥイッチング・シェイクリトリーブ

ただ巻きで十分使えるショアーズリップルですが、細かくロッドをチョンチョン動かすことで、巻き速度を抑えた状態でもテーブルターンアクションを発生させることができます。

ピンスポットで確実に誘いを掛けたい時や、ただ巻きだとすぐにルアーが通過してしまう・動きの変化を出したい時におすすめです。

軽く穂先を震わせながらリールを巻けば、アクション自体はしっかり出てくれます。

ショアーズリップル セイゴ 釣果

メッキやセイゴ・チヌなどを狙う時にも使えますし、メバル狙いなど、スローなI字引きとコンビネーションさせることで動きに変化を出して食わせるのにも役立つと思います。

個人的にはマズメ・デイゲームで使う時に一番使用頻度が高く、ただ巻きよりも波動を強化して集魚力をしっかり確保できるのもメリット。

穂先を細かく震わせながら、スロー~中速でリールを巻いてみてください。

適したシチュエーションなど

ショアーズリップル ボディ形状

ショアーズリップルですが、5cmクラスのプラグになるので、だいたい10cm台後半~30cm+αくらいの魚を中心に使いやすくなっています。

私の場合はデイゲームの使用がメインなので、メッキやセイゴ狙いが中心ですが、食い渋ったメバルや通常サイズのトッププラグだと食わないチヌにも良いですし、春先のバチ・マイクロベイトパターンのライトなシーバスゲームにも使えるプラグですね!

食わせ能力重視でドリフト気味に誘うこともできれば、引き波とスプラッシュでリアクションバイトを狙うこともできる、使っていてなかなか面白くて可愛いルアーです。

もう少しレンジを入れたい時はシンキングペンシルやリップレスミノーを使ったり、動きの変化を強調したい時はペンシルベイトにローテーションしたり。
ショアーズリップルで様子を見て、そこからルアーを微調整していくと良いと思います。

まとめ!

ショアーズリップル メッキ 釣果

今回はタックルハウスのショアーズリップルのインプレをしました。

オールドルアーのようなデフォルメされたデザインがこれまた可愛らしく、使っていて楽しい・釣って楽しいサーフェイスプラグになっています。

実釣能力は十分、タックルハウスらしい繊細さと使い勝手の良さが備わっていてなかなか良い感じ!

Youtubeのライトゲーム五目実釣動画で活躍してくれることもありそうですね!

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リトルジャック メタルアディクトゼロを徹底インプレ!https://fish-beginner.com/metaladdict_zero-imprehttps://fish-beginner.com/metaladdict_zero-impre#respondWed, 13 Aug 2025 06:55:39 +0000https://fish-beginner.com/?p=98829

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はリトルジャックから発売されている少し変わり種系のメタルジグ、メタルアディクトゼロをインプレしていきます。 リトルジャックのメタルアディクトシリーズ ... ]]>

メタルアディクトゼロ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はリトルジャックから発売されている少し変わり種系のメタルジグ、メタルアディクトゼロをインプレしていきます。

リトルジャックのメタルアディクトシリーズはいくつか種類があり、正直言って癖があるものもあって好みが分かれやすい所だと思います。

そんな中、今回紹介するメタルアディクトゼロとメタルアディクト02は比較的誰にでも使いやすいジグという印象があり、私の中での実績も非常に高くなっていますね!

先日Youtubeに実釣動画をアップしたところ、かなりの反響があったメタルジグなんですが、初心者の方でも簡単操作で扱うことができます。

動画公開後、数日後に見たらamazonの在庫がほぼ無し、売れ筋ランキング1位になっていました。

メタルアディクト amazonランキング

Youtubeの影響力、凄すぎますね・・・

今回もいつもと同様、忖度なしにインプレしていくので、メタルジグ選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

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メタルアディクトゼロで想像を超えた爆釣!
パターンにハマった時の凄まじい破壊力を見せつけられました。

メタルアディクトゼロのスペック

  • 素材:鉛
  • 重心:センターバランス
  • 重量:5g~80g
  • フック:リアダブルアシスト

メタルアディクトゼロはもともと20gからのラインナップでしたが、2025年夏にマイクロサイズの5g~10gが追加になります。
発売され次第購入し、また実釣動画を撮影予定です。

大きな特徴になっているのが、リアに取り付けられている独特な形の金属素材のブレードです。

よく見られる回転式のものではなく、スプリットリング接続によるフラットなペラペラした形状。

これがなかなか面白いアクションを発生させ、意外な効果を発揮します。

メタルアディクトゼロを「サクッと」インプレ!

メタルアディクトゼロ シイラ

メタルアディクトゼロを詳しくインプレする前に、特徴・使用感を簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:やや劣る
  • フォール:水平気味の姿勢で滞空時間が比較的長め
  • アクション:ボディ本体の動き+ブレードによるヒラヒラした動き。スプーンのような柔らかさがある
  • 使い方:ただ巻き、リーリング主体の軽めのワンピッチなど
  • ターゲット:青物を含めたマダイやイサキ・ロックフィッシュ・ヒラメなど五目対応
  • 適したシチュエーションなど:どちらかというと低活性時や五目で色々狙いたい時向け

ざっくりまとめるとこんな感じです。

速いテンポで・ビュンビュン飛ばして使うジグではなく、ただ巻きや軽めのロッド操作で効果を発揮する印象です。

ロッド操作でジグを大きく動かすと、リアフックがリーダーに絡むので要注意。
積極的に動かして使いたいなら、普通のメタルジグを使いましょう。

飛距離

メタルアディクトゼロのボディ形状ですが、偏平気味のセンターバランス設計。

ボディが平たく、テールのブレードの影響もあり、飛行姿勢の安定性は高くありません。

PE1.5号+10フィート中盤のシーバスロッドで40gのメタルアディクトゼロをキャストすると、飛距離は無風時で90mほどですね。

風が弱ければそこまで失速は気にならないんですが、向かい風や横風が吹き付けると、グルグル回って飛距離の低下が起こりやすいです。

悪条件下では使い勝手が良いとは言えず、リア寄りの重心バランスのブレード付きのジグやブレードなしの普通のジグの方が快適に使えますね。

遠投性能を重視する方には、少し使いにくいかもしれません。

フォール

センターバランス設計+扁平したボディにより、フォール姿勢は水平。

フォールスピードはやや遅めなくらいで、不規則に揺れながら魚に誘いを掛けることができます。

フォール中のアタリも結構多いジグなので、ラインテンションが緩みすぎないように意識して落とし込んでいくのがおすすめ。

パターンによってはフォール中にアタリが集中することもあったので、落として食わせるのもかなり得意な印象あり。

また、ジグ本体の動きに合わせてテールのブレードも不規則にゆらゆら動いてくれるので、普通のメタルジグとは少し違ったアクセントになっていますね!

イトヨリダイ

水深が深い場所を丁寧に探ってイトヨリダイをキャッチ。

タメが利く水平フォールで食わせ能力が高いです。

メタルアディクトゼロのアクション・使い方

スロー~中速のただ巻き

メタルアディクトゼロの使い方ですが、基本かつなんだかんだで良く釣れるのがただ巻き。

レスポンスはかなり良いので、高速巻きで使うことはほとんどなく、スロー~中速がメイン。

ジグ本体がヒラヒラと動きつつ、テールのブレードがジョイントボディのような感じで柔らかく水を拡販するようにアクション。

これが効くのかは不明なところですが、魚の反応は思った以上に良く、メタルジグというよりもスプーン感覚でただ巻きしているとアタリがよく出ます。

微妙に巻き速度を変えたりすると、アクションのピッチが不規則に変わるので、食わせのきっかけを作ることもできますね!

メタルアディクトゼロのただ巻きは底物狙いやマダイ・イサキなどに対して特に実績が高く、思った以上に良く釣れています。

去年からこのジグは使っていますが、一般的なジグよりも明らかに反応が出る場面にも何度か遭遇しているので、魚を強く引き付ける何かがあるように思えます。

メタルアディクトゼロ マダイ

メタルアディクトゼロを潮に乗せて地形変化に絡めてズドン。

素晴らしいコンディションのショアレッドをキャッチ。

軽めのロッドアクション

2つ目の使い方は軽めのロッドアクションを入れるものになります。

Youtube動画をご覧いただくと分かりやすいと思いますが、海中でジグを滑走させて動かすというより、穂先を軽くチョンチョン動かしながらリールを巻き、イメージとしてはジグをヘコヘコさせながらのスイミングですね。

こうすることで、テールのブレードがジグ本体と違った挙動で動いてくれるので、動きに柔らかさがありつつも程よくアピール力を発揮してくれます。

誘いのピッチはハーフピッチまたはワンピッチで、大きくロッドを動かす必要はないので体力的にも楽ですね。

ロッドアクションを入れて誘いを掛けておき、その後ただ巻きにスイッチしたり、コンビネーションで使うのも非常におすすめです。

ただ巻きだけだと動きが少し単調になったり、アピール力が足りない時に試してみてください。

狙うターゲット・適したシチュエーションなど

メタルアディクトゼロ マダイ

メタルアディクトゼロは青物狙い用のジグというより、五目で何でも・色々釣りたい時におすすめです。

強いロッドアクションや速い巻きでジグをガンガン動かして使うというより、最小限のロッドアクションで効果を発揮する印象です。

ですので、少し活性が落ちて派手に動かすと食わない状況の青物を狙ったり、巻き中心の誘いでマダイやイサキ・ヒラメ・マゴチ・ロックフィッシュなどを狙う時に使いやすいと感じます。

海底付近をスローに探ると五目で色んな魚が釣れるので、何が釣れるか分からない楽しさも味わえます。

速い誘いで見切らせずに食わせたい時は、ボディが動かないタイプのブレードジグの方が使いやすいかな。

ちなみに、フックセッティングはそのままでも十分使えますが、フッキングやバラしにくさをUPさせたい時はフロントにアシストフックを入れても全く問題ありません。

噛みつき型のマダイやヒラメを狙ったり、口切れしやすいイサキを狙うような時は、前後にフックがあった方が安心できる方もいると思います。

まとめ!

メタルアディクトゼロ イサキ

今回はリトルジャックのメタルアディクトゼロのインプレをしました。

変わった形の金属素材のブレードがついたメタルジグですが、どういうわけかかなり良く釣れる、Youtube動画でも大活躍したメタルジグですね!

簡単な操作で五目狙いが楽しめる、食わせ能力に優れたアイテム。

リトルジャックのルアーは少し癖があって好みは分かれやすいと思いますが、このメタルジグは忖度なしにおすすめです。

シンプルなただ巻きや最小限のロッドアクションを入れた誘いで、ヒラヒラとスイミングさせることを意識して使ってみてください!

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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。 さてさて、今回はダイワの超定番小型汎用スピニングリール、25カルディアの特徴や使用感などを詳しくインプレしていきます。 私が購入したのはLT30000S-CXHで ... ]]>

25カルディア インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はダイワの超定番小型汎用スピニングリール、25カルディアの特徴や使用感などを詳しくインプレしていきます。

私が購入したのはLT30000S-CXHで、エギングをメインにスーパーライトショアジギングやチニング・ショアラバなどライトタックルを使った五目狙いで使い込んできました。

すでにYoutube動画の方でアップしましたが、毎日使って負荷を掛けていくと色々見えてくるものがありましたね。

今回も忖度なしに25カルディアの特徴やメリット・デメリットをインプレしていくので、リール選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

動画で25カルディアをどこよりも詳しく徹底インプレしていきます。

25カルディアを「サクッと」インプレ!

25カルディア シーバス 釣果

25カルディアを詳しく紹介する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 重量感:比較的軽い
  • 巻き心地:質感が向上し、基本性能としては十分すぎるものがある
  • 剛性感:ZAION V素材のボディ・ローターは思いのほか強い。ライトな釣りなら十分
  • ドラグ:上級機種には少し劣るが必要十分
  • 飛距離・ライントラブル:全くなし
  • ハンドル周り:特に気になる点は無し
  • 気になる点:少し酷使したところギアに不具合。使用不能な状態になった
  • ターゲット・釣種:ライトゲーム~エギング程度なら十分使える。ショアジギングや高負荷を掛けてやり取りするには正直向いていない

ざっくりまとめるとこんな感じですね。

25カルディアは基本性能・快適性という点では非常にバランスが良くて使い勝手は良いです。

しかし、ギア周りに致命的とも思える弱さがあり、高負荷を掛ける釣りにはおすすめしないというのが率直なところですね。

これについては後ほど詳しく紹介していきます。

重量感

私が購入した25カルディアLT3000S-CXHですが、重量的には195gと、アンダー200gに収まっています。

23ストラディック 釣果

競合となる23ストラディックのC3000XGも所有していますが、こちらは225gと、30gの差があります。

この違いについては、実釣時に非常に大きな差とまではいきませんが、タックルを手にすればその違いは分かるレベルですね。

私の場合は大型青物狙いでヘビーなタックルを扱うこともあり、ある程度重たいロッドやリールを使うのも慣れているので、使っていてストレスとまでは言いませんが、ライトゲームやエギングでは、軽いロッドの方が快適に・楽に使えるというのは事実。

繊細な釣り物であれば、このカルディアの軽快さというのは間違いなく武器になりますね!

エアリティやヴァンキッシュなど、上級機種ほどの手にしたときの「圧倒的な軽さ」とまではいきませんが、必要十分なスペック・使用感はあります。

巻き心地

異音やガタの少なさ

25カルディア

25カルディアの巻き心地ですが、下位機種のレガリスなどと比較すると明らかに向上しています。

レガリスやフリームスはダイワの人気機種になっていて、確かに価格を考えると非常に優れた使用感があります。

しかし、これがカルディアになってくると、ハンドルを回した時のガタの少なさや巻きの均一さ・ノイズの少なさなどが更に向上しますね。

正直、一昔前の上級機種と同じくらい~むしろカルディアの方が良いくらいにも思えます。

現行の上級機種ほどの「カチッとした超精密機械」のようなところには及びませんが、実釣に必要となってくる快適性としてはカルディアで十分だと感じますね。

巻き心地自体は程よくしっとりしたヌルヌル感があって少し柔らかく、ザラつきなどは気になりません。

マグシールドの粘り気も過去のリールほど気にならず、シマノ製リールを使う機会も良くありますが、特に違和感なく使えています。

エアドライブローターによる軽快な巻き出し・均一性

これは25カルディアに限ったことではありませんが、エアドライブローターの恩恵は間違いなく受けています。

25カルディア ローター

23ストラディックと比較し、より低慣性で巻き出しが軽く・リーリング中もローターの慣性やブレが気になりにくいですね。

これは特に引き抵抗が軽いルアーを使う時に効果を発揮するので、個人的には小型番手ほど使い勝手の良さが発揮される印象です。

一方で、良くも悪くも重厚感やローターがハンドルの巻きをサポートしてくれる感触はないので、水圧が強く掛かる場面での使用だったり、リールの巻きでメタルジグにアクションを与えるとなると、好みは分かれてくると思います。

こういう使い方をするのであれば、やはり重量がある金属ローターのリールの方が楽に使えると感じますね。

個人的には、軽量な樹脂素材のローターは30gクラス程度までならそれほど使いにくさが気になることはないんですが、40g前後以上になってくると、ローターが軽すぎることで水圧をダイレクトに感じすぎてしまい、若干ストレスが出てきます。

今回の25カルディアはLT3000S-CXHで30gのタイラバまで扱いましたが、これくらいまでなら特に巻き重り感はなく使えました。

強さ・剛性感

ZAION V素材のモノコックボディ・ローター

25カルディアはコスパ寄りの炭素系樹脂素材、ZAION V素材のボディ・ローターが採用されています。

25カルディア エギング

実釣時の強度が気になるところでしたが、PE0.8号程度を使って3kg・60cm程度までのマダイやチヌ・春のアオリイカ・小型のブリやカンパチの幼魚・ロックフィッシュなどを釣り込んでみました。

モノコックボディやエアドライブローターが構造的に優れてているためか、ドラグをほとんど使わずにポンピングもせず、ロッドを固定してリールをグリグリ巻いてもこの程度ならボディが歪んだりしてリールが巻きにくくなる印象はありません。

小型番手でライトな釣り物に使うのであれば、炭素系樹脂素材のモノコックボディやエアドライブローターでも実際には十分な強さがあると思います。

確かに、金属ボディのストラディックのような独特な「ガチッとした安定感」はありませんが、モノコックボディが採用される前のダイワ製リールと比べたら、その違いはかなり大きなものがあります。

私のように2500・コンパクトボディの3000番程度までを使ってライトな釣りを楽しむのであれば、よほど極端な使い方をしない限りは「樹脂系素材だから弱くて使えない」ということはないと思います。

亜鉛ギアによる致命的な欠点?

ボディ・ローターは思った以上に強くて負荷を掛けても歪みにくい使用感がありますが、ギアに致命的な欠点があるように思えます。

25カルディア マダイ

私の場合は初夏にかけてほぼ毎日のように20g~30gのタイラバや小型のメタルジグを投げてマダイや小型青物を釣りこんでみたんですが、2週間もしないくらいでギア周りが破損、使えない状態になってしまいました。

症状としては

  • 魚を掛けてやり取りすると激しすぎるゴリ感発生(もはや使えないくらいのレベル)。負荷を抜くと元に戻る
  • リールの巻きでジグを操作すると、ギアが噛んでしまってハンドルが固着する

この2つですね。

正直言って実釣に支障が出るというか、おそらく普通の感覚だったら使えないレベルでの違和感です。

私の場合、多少のリールのゴリ感や異音であればどうでも良いのでそのまま使いますが、普通にハンドルが巻けないくらいの症状です。

ちなみに、Youtubeの方で動画を出したところ、私と同じ症状になってしまったというコメントが非常に多かったですね。
どうやらギア周りに何か致命的な欠点があるような・・・・。

25カルディアのギア素材は亜鉛ということで、中級機種以上に採用されることが多いジュラルミンギアよりも硬度が低いんですね。

リールの専門家ではないので何とも言えませんが、モノコックボディによってボディ自体が強く・歪みにくくなったことで少し強めの負荷を掛けた時にギアにその負荷が集中するのでしょうか?

確かに私の場合はポンピングをあまりしなかったり、ポンピングを入れたとしても、常に一定のテンションを掛け続けて魚との距離をどんどん詰めていくやり取りなので、リールに掛かる負荷は大きいです。

とはいっても、中級機種のリールが2週間足らずで使えない状態になってしまったので、ギア周りの耐久性・強さにおいては不満ありですね・・・。

25カルディア イサキ

ちなみに、シマノのストラディックや下位機種のアルテグラはジュラルミンギアを採用しているので、この点においてはカルディアよりも優秀です。

亜鉛ギア特有の柔らかな巻き感など、メリットもあるので一概にダメっていうわけではありませんが、PE0.8号程度の負荷で短期間で簡単に壊れてしまうとなると、ちょっと納得できません。

ちなみに、現在は25アルテグラも追加購入して酷使してみましたので、またインプレ動画・記事をアップする予定です。

ドラグ

25カルディア ドラグ

25カルディアのドラグですが、最近のダイワ製スピニングリールらしい軽快さと程よい粘りのある、使いやすいドラグになっていると思います。

好みの差もありますが、この点においてはシマノ製のスピニングリールよりも個人的には好みな感じで、ライトラインを使っても安心感がありますし、使っていて気持ちが良いです。

ちなみに、内部構造的には下位グレードのリールよりも1ランク良くなっていて、スプールシャフトとスプール内にそれぞれ1つずつカラーが入っていて、これをベアリングに交換することも可能です。

そのままでもレガリスなどと比べるとワンランクスムーズにドラグは出ますが、勢いよく大型魚にドラグを出された時、高級リールほどの滑らかな追従性・粘りがなくて少しアバウトな感じになります。

手順も簡単ですし、よりドラグの安定感を向上させたい方にはベアリング追加チューンがおすすめですね。

ライントラブル

ライントラブルの有無については、他のダイワ製のスピニングリールと同じような感じで、特に不満はなく快適に使えています。

25カルディア ライン

ラインの変な偏りや巻きムラもありません。

ちなみに購入後の初使用時、横風が6mくらい吹き付ける条件でしたが、その時に1度ぴょん吉が発生しました。

巻いたラインが少し硬めでスプールへのなじみが少し悪かったのが原因ですが、すぐに気づいたのでラインをカットすることなく復旧できました。

その後はこれといったライントラブルは1度も発生しておらず、向かい風が10m前後吹くような爆風下での釣行もありましたが、問題なく使用できましたね。

ハンドル周り

ハンドルは最近主流の折り畳み機能を排除したマシンカットハンドル。
ガタなどは全くなくてカチッとした使用感があります。

標準ではハンドルノブにはベアリングが入っていませんが、そこまで回転性能が悪いというわけではないので、別にそのままでも使えると思います。

25カルディア ハンドル

私の場合は純正のT型ノブが嫌いなので、小型のラウンドノブに交換。

最近はベアリング付きのハンドルノブも安く買えますし、ノブにベアリングを追加するならノブごと替えてしまった方が良いかも。

気になる点・不具合

実釣における快適性・基本性能という点では非常に使いやすいリールですが、やはり例のギアの弱さが致命的ですね。

最近のリールはどんどん軽く・巻き心地が良くなったりしてきていますが、正直言って快適な使用感というのは壊れない耐久性・強さの上で初めて成り立つものという位置づけです。

ですので、確かに軽くて巻き心地も良いリールですが、想定内の強さのラインを使って少し酷使すると簡単に壊れてしまうようでは、その快適性も台無しになってしまいます。

簡単に壊れてしまうくらいなら、多少リールが重たくなったりしてもいいので、しっかりと強さを出してほしかったですね。

今回見えてきたギア周りの弱さが次回のモデルチェンジでどうなるか・・・・。

25カルディアがおすすめな方・まとめ!

今回は25カルディアのLT3000S-CXHを酷使してみましたが、2000番をライトゲームやトラウトに使うのであれば、ギアが破損する可能性は低いと思います。

25カルディア タイラバ

2500番や3000番・それ以上は怪しいところで、テンションを抜き気味にしてポンピングしたり、ドラグをしっかり使っていなすやり取りをする方には良いかもしれませんが、使い方が荒かったり、ロックフィッシュ狙いなどでゴリ巻きが必要になる方には正直おすすめしません。

負荷を掛けて使うなら、グレードを上げてルビアスにしたり、シマノのストラディックの方が良いと思います。

亜鉛ギアは弱いという声を聞いたことはありますが、メーカー的には磯でのプロモーション動画を撮影したりしているし、どこまでしっかりテストして作られているのか、少し疑問に思うところもありますね・・・。

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一誠 海太郎 スピードサーディンウルメバイブ インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はこれまであまり扱ってこなかったメタルバイブレーションを紹介していきます。

今日は一誠から発売されている海太郎シリーズの1つ、スピードサーディンウルメバイブの特徴や使用感を詳しくインプレ。

私が購入したのは40gのモデルで、ライトショアジギング五目釣りにて使っています。

Youtube動画の方ですでに紹介しているんですが初投入からいきなり大活躍、ランカーサイズの大物も釣り上げることができて実績もいい感じに出せていますね!

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
  • 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用

こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。

※現在の主な活動はYoutubeになっているので、普段の釣行や道具の紹介・釣り方の解説などはYoutubeチャンネルをご覧ください。

関連動画

▼ウルメバイブを使ったライトショアジギング五目でランカー含めて連発!

ウルメバイブのスペック・ラインナップ

ウルメバイブ

ウルメバイブの形状ですが、若干スリムでイワシ系のベイトフィッシュに近いフォルムになっています。

ラインナップは20g~40gで、ライトタックルを使った小型~中型青物を中心とした五目釣り対応です。

私は40gのウルメバイブを地磯を中心に使用中。

ウルメバイブを「サクッと」インプレ!

ウルメバイブ ライトショアジギング イサキ

ウルメバイブの使用感を詳しく紹介する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:メタルジグには及ばないが、比較的優秀
  • アクション:レスポンスは比較的良好。アクションにキツさがなく、ヌルヌルした独特な柔らかさがある
  • 使い方:ただ巻き・ストップアンドゴー・リフトフォールなどなんでも
  • ターゲット:五目釣り対応。青物・マダイ・イサキ・根魚・フラット・タチウオ等なんでも狙える
  • 適したシチュエーションなど:メタルジグだと反応が悪い場面におすすめ!

ざっくり紹介するとこんな感じですね。

メタルバイブレーションとしては、アクションがパタパタ・キビキビしすぎない絶妙なバランスに仕上がっています。

強波動系のルアーが好きになれない方にも、ウルメバイブなら使いやすいと思います。

飛距離

ウルメバイブの飛距離ですが、メタルバイブレーションなのでメタルジグには少し劣るものがあります。

リリース時に少しフラフラッと揺れてしまうことがありますが、手裏剣のように激しく回転することはなく、横風や向かい風でもしっかりとロッドを曲げこんで投げれば十分使える快適性がありますね!

実際に私がPE1.5号+10フィート6インチクラスのシーバスロッドで40gのウルメバイブをキャストすると、無風時でだいたい80m台前半~85mほどといったところです(プロックス製カウンターにて計測)。

メタルバイブレーションとしてはボディバランスが良く、遠投性能・投げ心地に関しては比較的優秀だと思います。

普段は強度重視でPE2号タックルで使うことが多いですが、風が吹く外洋に面したフィールドでも特にストレスを感じることなく扱えています。

アクション・動きの質

ボディバランスが良くて使い勝手がいいウルメバイブですが、動き自体が非常に好みな感じに仕上がっています。

ウルメバイブ ボディ形状

ボディ形状はこんな感じで、一般的なメタルバイブレーションよりも若干細身な感じでしょうか。

私は普段メタルバイブレーションはあまり使わないんですが、その理由の1つが引き抵抗の大きさやバタバタとした強めの波動なんですね。

どちらかというと、引き抵抗があまり重たくなくて動きもナチュラルなものが好きなので、派手に動くものが多いメタルバイブは出番が少ない存在でした。

しかし、ウルメバイブの場合はかなり絶妙なアクションになっていて、一般的なメタルバイブレーションよりも角がない、独特な柔らかさのある動きになっています。

これが非常に使い勝手が良くて、必要なアピール力は確保しつつ、魚に対して無駄に強く存在感を出しすぎず、使いやすくなっています。
小魚のような明滅を伴うローリング系の動きがかなり気に入っていますね!

フックが絡まない

メタルバイブレーションはどうしてもフックがリーダーを拾いやすい傾向にあり、使っていてストレスがたまることがあります。

このウルメバイブの場合はボディバランスの良さが影響しているのか、この手のルアーの中ではトップクラスにフックがリーダーを拾いにくく、ストレスフリーで使うことができています。

風速7~8mほどの向かい風・横風の中での釣行もありましたが、ある程度ラインのコントロールはキッチリやってはいますが、これまでにフックが絡んだことは一度もありません。

飛距離を測定する時に雑に高速巻きをしたら1度フックが絡みましたが、通常の使い方では超快適に使えています。

ストップアンドゴーやリフトフォールで使う機会も多いですが、それでもフックがそう簡単には絡まないので、細かい部分の使用感も非常に良い感じですよ!

ウルメバイブの使い方

ルアー操作についてはYoutube動画をご覧いただくのが分かりやすいと思いますが、ただ巻き・ストップアンドゴー・リフトフォールと、使い方問わずにオールラウンドに対応することができます。

ウルメバイブ ラインアイ

ちなみに、ラインアイが3つありますが、私の場合は真ん中のアイでほぼすべての状況をカバーしています。

高速巻きを多用するなら前方のアイが良いかなって思いますが、五目釣りで同時に色々狙うことが多いので真ん中のアイが一番汎用性が高い印象です。

ただ巻き

着水してからカウントダウンでレンジを刻んだり、ボトムまで沈めてからのただ巻きが最もシンプルな使い方ですね。

真ん中のアイでもレスポンスは非常に良く、スロー~高速巻きまで対応することができます。

活性が低い時はかけあがりの斜面や沈み根に絡めて根掛かりしないギリギリのところを通したり、地形変化を利用することで食わせやすくなります。

独特な柔らかなアクションは食わせ能力が高く、シンプルなただ巻きでもしっかり魚が釣れるルアーです。

リフトフォール

横方向の動きに反応が悪い時は、ロッドを煽るリフトフォールで斜め・縦方向にルアーを動かすことで反応が変わる場面があります。

実際、ウルメバイブのリフトフォールでランカーサイズのロックフィッシュもキャッチしています。

対応するアクションスピードの幅が広いので、リフトフォールも超スローにやってみたり、逆に速いテンポで徐々に持ち上げていったり、少しずつ変化を出しながら探ることで、ヒットパターンを探すことができます。

やや活性が低い時など、ただ巻きでは食わない時に試してみるのがおすすめです。

ウルメバイブ ロックフィッシュ

ウルメバイブで50cmオーバーのランカーオオモンハタをキャッチ。
リフトフォールでガツンと来ました!

ストップアンドゴー

リフトフォールと似ていますが、より動きの緩急を明確につけたい時や、深い場所を探る際、ルアーが必要以上に浮き上がってしまうのを防ぎたい時にストップアンドゴーがおすすめです。

スローなテンポで誘うことは少なく、中速~高速のリトリーブからの急停止でフォールを入れて使うのが私の基本パターンです。

止めた瞬間に食ってくることもあれば、フォールからの巻き出しでガツンとバイトが出るパターンもありますね。

釣れる魚・ターゲット

ウルメバイブはスロー・高速巻きまで対応しているので、使い方次第で色んな魚を釣ることができます。

青物・回遊魚も狙えますし、ボトム周辺をリフトフォールやストップアンドゴーで誘うことでロックフィッシュやフラットフィッシュなども全く問題なく食ってきます。

ネチネチ細かくボトムを取り直してもルアーがしっかり泳ぎますし、全速力の高速巻きでもルアーが傾いたりすることなく、キッチリ泳ぎ切りますね。

まとめ!

ウルメバイブ イサキ

今回は一誠の海太郎スピードサーディンウルメバイブのインプレをしました。

安定感のある飛行姿勢・フックが絡みにくいボディバランス・独特な柔らかいアクション、使いやすさが詰まった非常におすすめできるメタルバイブレーションですね!

お試し程度の軽い気持ちでとりあえず買ってみたルアーですが、すぐにお気に入りになりました。

初心者の方から上級者の方まで、誰にでも使えるルアーになっているので、使いやすいメタルバイブレーションを探している方はお試しあれ。

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▼ウルメバイブ実釣動画

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