メバリングロッドの選び方の基礎基本を徹底解説!

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今回はライトソルトゲーム人気のターゲット

メバルを釣る際のロッドの選び方についての選び方の基準の基礎・基本となる部分を解説していきたいと思います。

以前はメバリング用の専用タックルなどは発売されていなかったため、柔らかめのバスロッドやトラウトロッドなどを流用することが多かったですが、

ここ10~15年ほどでしょうか?

ライトソルトゲームがどんどん流行してきて、ライトソルトゲーム専用のロッドが発売されるようになり、今となってはアジングやメバリングなど各釣種によって専用のタックルも多く発売されています。

そうなってくるとこれから挑戦したい方にとって、どのような長さや特徴持ったロッドを選べば良いのかわからないこともあると思います。

そんな時に少しでもお役に立てるよう、おすすめの長さや調子などを

なぜそうなるのか?

といった理由の部分もできるだけ丁寧に解説してきます。

初めてのロッド選びで失敗しない為にも、釣りに行く場所などを考えてそれぞれにピッタリ合った使いやすいロッドを選んでいただければと思います(*^^*)



王道のメバリングロッドのスペック

これからメバリングを本格的に始めていこうと考えた場合、まずおすすめなのが

どんな場所であってもオールラウンドに使えるメバリングロッドを1本購入すること!

まずは色々な状況下で使用できるメバルロッドを揃えてみて、それを基準にしてより自分の使い方にマッチしたロッドを購入していった方が良いと思う。

そこで、まずはメバリングロッドの中心となるロッドのスペック(長さや硬さなど)をまとめてみる。

これを基準にお店でロッドを選んでもらえば、大きな失敗は無くロッドセレクトができるはずです。ちなみにこの時にチェックするべきポイントは主に3つ。

ロッドの長さ、硬さ、そしてティップの素材となります。

  • ロッドの長さは7.3~7.6フィート前後
  • ロッドの硬さはULやL。1~3g前後のルアーを快適に扱えるもの
  • ティップ素材についてはソリッド(S)でもチューブラー(T)のどちらでもいいが、どちらかと言えばソリッドの方がおすすめ

メバリングロッドをとりあえず購入するのであれば、上記のようなスペックのものがオールラウンドに使えておすすめ。

私が実際に使用しているロッドの表記はこんな感じ。

このロッドは7.6フィートの長さが有り、ULパワーのロッド(0.5g~3.5gのルアーウエイト)、ティップはソリッドティップを搭載したメバリングロッドになる。

この位の表記のロッドの場合、若干柔らかめにはなるが

港の中~ちょっとした小磯位の場所位まで色んな場所でのメバリングが楽しめる。1本で色んな場所で楽しめるメバリングロッドを購入したいのであれば参考にしてみてね。

アジングロッドとメバリングロッドの違い

メバリングロッドのコーナーの近くには同じような見た目のアジングロッドが売られていることが多い。どちらの釣りにも流用することは可能ですが、初めに2つの違いを簡単に紹介しておきます。

簡単にまとめてみると

  • アジングロッドはパリッとしていて高反発で短め
  • メバリングロッドは全体的にしなやかで若干長め

こんな感じかな。それでは少し詳しく見ていこう。

メバリングロッドはしなやか

これは店頭でロッドを手に取ってみると良くわかりますが、基本的にアジングロッドは穂先に若干のしなやかさを持たせている以外は高反発でパリッとしたロッドが多い。

アジはメバルなどと比べると口が小さくアタリ自体も繊細です。またルアーを吐き出すスピードも速く、アタリが有ってからいかに素早くアワセていくかが重要視されます。

そうなってくると、あまりにしなやかすぎるロッドはロッドのしなりがアワセの力を吸収してしまって反応が遅れてしまったりすることがある。

逆に、メバルの場合は当たってさえしまえばそこまでルアーを吐き出すことも少なく、しっかりと口の中にルアーを送り込んでからでも十分針に掛けることができます。

また、掛けてからの引きが重々しく、テトラポッドや障害物があるとそういった場所に逃げ込もうとします。そうなるとパリパリとした高弾性のロッドより

ロッド全体がしなやかに曲がり込み、かつ胴の部分がしっかりと強いロッドが使いやすい。

根に潜ろうとするメバルの引きをしっかり受け止め、障害物のそばから引きはがしたいからです。イメージとしては、メバルロッドはロッド全体で引きを吸収するイメージ、アジ用のロッドは魚の引きに対してラインを出して引きをいなすイメージかな?

メバリングロッドの方が長い

また、ロッドの長さも違ってきます。

アジは比較的常夜灯周りや船着き場など、障害物が少なく近距離を探っていくことが多い。一方メバルを狙う際はテトラポッドの際や海底の駆け上がり等、足場の悪い場所や障害物周りなどが良いポイントになる。

そうなると、アジングロッドは短くて操作性の良い6フィート台までが一般的です。

逆にメバル用のロッドは短すぎるとメバルが障害物の中に潜ってしまってキャッチできなかったり、ラインが擦れてラインブレイクに繋がったりすることがあります。ですから、メバル用のロッドは7フィート台のロッドが多く使用されます。

ロッドの長さによって掛けた魚を無事取り込めるかどうかというのは意外と大きな差になるので注意。特に、大きなメバルなどがヒットした際はやり取りのしやすさがかなり変わってきます。

ソリッドティップとチューブラーティップ

メバリングロッドを購入する際の悩みの種となりやすいティップの種類について。

メバリングを楽しむのであれば、迷った時はソリッドティップモデルを購入しておけば問題は無いと思う。

メバリング用のロッドには、まず大きく分けてソリッドティップとチューブラーティップという2つの穂先の種類が存在しています。一般的なロッドは中身が空洞のチューブラー構造で作られていることが多い。

一方のソリッドティップは穂先の部分のカーボン素材が空洞になっていない。特徴としては、中が詰まった素材をしていて細く作ることができ、比較的しなやかで良く曲がる。ただし、中が詰まっている分多少重たくなりやすい。

このロッドはソリッドの穂先が使われています。

こんな風に、穂先部分にしなやかな素材が使われているのが特徴です。

このロッドをよーく見てみると・・・

糸を通すガイドの部分を挟んで、左右の太さが変わっているのが分かるでしょうか?

このガイドの左側の部分は中身が空洞になったチューブラー構造をしていて、右側の穂先側はソリッド構造の素材が使われている。ガイドの部分で異なった素材を接着剤を使ってつなぎ合わせているんですね!

中身が空洞のチューブラー素材の方が軽く、反発力を出しやすい。

だから、穂先の部分にだけしなやかなソリッド素材を使い、ロッドの胴~穂持ちの部分にチューブラー素材を使ってお互いの良さを引き出すように作られています。ロッド毎のソリッドとチューブラーの見分け方ですが、多くの場合はロッドの番手の表示の後に、

Sと書いてあればソリッド。Tと書いてあればチューブラーとなることがほとんどです。

迷った時はソリッドモデル

しなやかで魚の食い込みが良く、ルアーを引いた時に穂先が程よく曲がるのがソリッド、逆にチューブラーは適度なハリがあってルアーをロッドアクションを加えて操作したり、小さなアタリをとってどんどん掛けていく釣りが得意です。

最近はソリッドモデルでありながらも反発力の強い素材を使ったハードソリッドなどのロッドも高価格帯を中心に見かけますが、基本的な特徴はこんな風になります。

メバリングの場合、最もオーソドックスで多用する狙い方はワームを使用して基本はリールをただ巻く。そしてアタリが有ったらしっかりと食い込ませてアワセを入れる。このような流れになることが多いです。

そうなってくると、迷った際はとりあえずソリッドモデルを選んだ方が個人的には良いかなぁと思います。

私自身、普段メバリングで使用するロッドはソリッドモデルになりますし、ソリッドだからと言ってロッドアクションを加えていく釣りができないかと言えばそういうことはありません。

また、ソリッドモデルの特徴として穂先のしなやかさがありますが、これが意外と重要です。メバリングでは1gや2gといった軽い重さのルアーを使います。そうなると、特に初心者の方は水中のルアーの抵抗が分からなくて何をしているのかわからないことも多いでしょう。特に、風が強かったり潮の流れが速いとなおさらです。

そういった時に、しなやかなソリッドティップの場合はルアーを引くときに穂先が多少曲がってくれます。このちょっとした曲がりでロッドにテンションが掛かり、ルアーを引いている感覚が分かりやすくなりますよ(*^^*)

この辺りの感覚は、釣りに慣れてくるまでは特に重要ですからね。

ソリッドティップのロッドであっても、プラグを操作する釣りも十分できるので安心してください♪



メバリングロッドの長さとパワーの選び方

何となく、メバル用のロッドの特徴については理解できたでしょうか?続きまして、重要となってくるロッドの長さと硬さについてです。

メバリングロッドのロッドの長さ

まず、ロッドの長さですが、これは釣りに出かける場所のシチュエーションによって多少異なってきます。

基本的な考え方としては、7.3~7.6フィートほどのロッドを中心に考えるのがおすすめ。6フィート台~7フィートクラスまでのロッドは足場の低い場所や障害物の無い開けたところ向き。7フィート後半や8フィートクラスのロッドはサーフなどの大場所や、磯などの障害物がきつい場所で大型のメバルを狙う際、足場が高い堤防などでメバリングを楽しむ際に向いている。

例えば

このような比較的開けた場所で障害物も少なく、水面までの距離も近い場所。このような場所では6フィート前後の短いアジング用のロッドでも全く問題なく釣りができます。

しかし、最近はメバル狙いの釣り人も多く、釣りやすい場所で釣りをするだけではなかなか魚が釣れないことも。

そうなってくると

テトラポッドの周りの探ったり

船と岸壁の狭い隙間を探ったり、場所によっては鉄柱などの障害物の際を通したり・・・。

メバリングをすると、おそらくこのような障害物の近くを探ることも非常に多く、むしろこういった場所を探ることの方が多いかもしれません。そうなると、全長の短いロッドだと魚の引きについていくことができず、障害物に入られてしまうことも多くなります。

以前、メバリングロッドが発売されていない頃は短いトラウトロッドを使用してメバルを狙っていました。

すると、30cm以上の尺メバルも良く掛かるのですが、足元の岸壁際で潜られて糸を切られたり・・・。沢山悔しい思いをしたのですが、ロッドの長さが魚のキャッチ率を左右することを痛感。

その後、メバルロッドが出回り始めてから、キャッチ率は大幅に上がりました(*^^*)

ですので、足場の悪い場所や障害物のある場所などでも使うことを考慮する必要があります。そうなると、7.3~7.6フィートほどのメバリングロッドが使いやすく、どのような場所でもオールマイティーに使うことができます。

個人的には、8フィート近くなってくるとロッドの重さも目立ってきますし、岸壁沿いなどの足元に近い場所や自分の後ろに障害物があってキャストする際に振りかぶれない場所などではロッドが長くて使いづらいと感じます。

1本でどんな場所でも、オールラウンドに使うなら7.3~7.6フィートと覚えておきましょう!

私自身、メバリングやアジング、場合によってはシーバスやチヌにも使用するロッドを2本持っていますが、長さは7.4フィートと7.6フィートです。

このくらいの長さのロッドを選んでおけば、港内を中心にちょっとしたサーフくらいまでなら十分使用することができますよ(*^^*)

ロッドの長さについて、より詳しい記事が「メバリングロッド 長さの選び方を詳細解説」にありますので、よろしければ参考にしてみてください。

メバリングロッドのパワー・硬さ

最後に、ロッドのパワーについてです。

はじめに結論から言うと、港内を中心にメバリングを楽しむ予定であればUL(ウルトラライト)~L(ライト)クラスのロッドを選んでおけばまず問題ありません。

私の場合、普段は2g程のジグヘッドを中心に、ジグヘッドを使うなら1.5~3g程までを使い状況によってはミノーやペンシルベイト、シンキングペンシルなどのプラグを合わせていきます。正直、お使いになる予定のメインのルアーのウエイトがロッドの適正重量表示に収まっていれば全く問題なく使えます。

私の場合、ライトソルトゲームではとにかく魚が掛かったらロッドが良く曲がって楽しめること。これをコンセプトに釣りをしているのでULのロッドを使ってきましたが、本当であればワンランク強いLクラスのロッドの方が適していると思います。

最近はパワーの表示がないロッドも増えてきているのでこのあたりは長さで選ぶことも多くなると思いますが、一般的に1g前後のルアーを多用するならUL、1.5~2g前後をメインで使用するならLクラス程度のロッドが適しています。

ロッドのパワーより重要なのはラインセレクト

私の場合、メバリングを含めてライトソルトゲームを楽しむ際は、PEライン0.2~0.3号前後とショックリーダー7LB前後を組み合わせて使用することが多いです。一般的に、メバリングでは3~4ポンドほどの細いラインを使用する方が多いですが、これではせっかくヒットした良型のメバルに潜られてしまうことも多いのが事実。

また、実際に釣りをしてみるとメバルを釣る際に太い糸というのは釣果に大した影響がないので気にすることなんてありません(*^^*)

この太めのショックリーダーというのがキモで、飛距離を落とすことなくラインに掛かる抵抗によって重たいジグヘッドの沈むスピードを落とし、かつ大型魚のキャッチ率を大幅に上げることができます。

メバルを狙う際、尺クラスと呼ばれる大型のメバルが掛かったとします。この時メバリングロッドを使用していた場合、たとえ柔らかなULパワーのロッドであっても無理な角度でロッドも曲げなければ、まず魚の引きの強さでロッドが破損することは考えられません。

そうなるとヒットさせたメバルをキャッチできない大きな原因としては、使用しているラインが細すぎてラインが切られたり、障害物に潜られてしまうことがほとんどです。

ですので、太めのショックリーダーを使用したタックルを使うことで、大型のメバルであろうと小型の数釣りであろうとかなり広い状況で快適に釣りができるようになります。

つい先日はULのロッドで80cmを超えるシーバスもキャッチしましたが、少し太いショックリーダーさえ使っていればまだまだ余裕があります(*^^*)

メバリングに使用するPEラインセレクトについては「メバリング PEラインセレクトの基本!」をご覧ください。

メバリングロッド 選び方のまとめ!

今回はメバリングロッドのおすすめな選び方について、解説をさせていただきました。おそらく、初めてメバルを狙うとなると磯やサーフなどではなく、港内のメバリングが中心となると思います。

その際の選び方の基準をまとめてみると、

  • ロッドの長さは7.3~7.6フィート前後
  • ULまたはLパワーのロッド
  • ソリッドでもチューブラーティップでもいいが、ばどちらかと言えばソリッドティップモデルがおすすめ。

これを目安に選んでいただければ、まず間違った選択になることは無いので安心してくださいね(*^^*)

★まるなか大衆鮮魚では、他にもメバリングに関するタックルセレクトや釣り方、釣行記などの多数のコンテンツを用意してあります。時間のある時にでも「メバリング」のページに目を通してみると、何か役立つ情報が見つかるかもしれません。

メバリング入門に最適な、メバルの釣り方や道具選びの基本については「メバリング入門 釣り方、タックル選びの基本!」をご覧ください。

では今回はこの辺で。

また明日会いましょう!

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