【6月・7月・8月】夏マゴチ攻略のための基礎知識・狙い方のコツを徹底解説!

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マゴチ 夏

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はマゴチ釣り講座をやっていきましょう。

今日のテーマは夏にマゴチを釣る時に知っておくと役に立つ知識・狙い方のコツなどを解説していきます。
マゴチが夏になるとどんな行動をするのか、少し詳しく色々知りたい時の参考にしてみて下さいね。

内容については、全て管理人の実釣実績に基づいたものになっています。

✔管理人の経験・実績

なお、私の経験やヒラメ・マゴチ釣りに関する実績としては

  • 年間釣行数250~300以上。基本的に毎日フィールドに立ち続けています
  • 渓流釣りや小物釣り~船釣りまで、餌・ルアー・フライと、ジャンル問わず各種の釣りができます
  • 静岡県中部地区にてヒラメ・マゴチを月間100枚以上・半年で300枚以上(全てショアからの釣果)
  • プロスタッフとしてメーカーから勧誘経験あり
  • 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方解説の利用あり

こんな感じで、それなりに実績を残していて信頼も得ています。

夏のマゴチ釣りにおける行動パターンと流れ

晩春~初夏がマゴチ釣りハイリーズン

マゴチの旬は夏といわれることが多いですが、実際の釣果においても数・型共に揃いやすいおすすめシーズンになります。

マゴチ 釣果

私の出身地の静岡を例に挙げると、基本的な流れとしては

  • 5月頃:マゴチの接岸が活発化
  • 6月~7月の梅雨明け前後:一年でもマゴチが釣りやすいベストシーズン
  • 梅雨明け以降:最盛期に比べると釣果はやや落ちることが多いが、それなりに釣果は望める

このような感じで推移することが多いですね。

だいたいゴールデンウィーク前後~梅雨明けくらいまでの期間が、これまでの実績としては一番高くなっています。

まるなか

夏はマゴチが釣れやすく、一年の中でも釣果を上げやすいよ!

マゴチの群れを意識した釣りをする

7月の梅雨明けくらいまでのハイシーズンのマゴチ釣りでは、マゴチがまとまった群れをつくっている可能性が高いと感じていますね。

群れの規模はその時の魚影の濃さなどによってかなり変わりますが、2匹・3匹などの小規模なもの~かなり規模が大きいものまでありますね。

産卵を意識したマゴチは至近距離に他の個体が居ることが結構多く、1匹釣果が出た場所の周辺を丁寧に釣ってくと、そこから釣果がバタバタっと伸びることが良くあります。
青物のように密集した分かりやすい群れとまでは言えませんが、明らかによく釣れるピンスポットが存在したりしますね。

このような群れ(集団)は日によって少しずつ移動したりするので、釣行頻度を高くすることで群れを追いかけて釣りをすることができたりします。
以前毎日サーフでヒラメやマゴチを追いかけていた時は、群れの移動に合わせてポイントセレクトをすることで、毎日短時間で2桁釣果が出せたりしましたね。

特にマゴチ釣りが盛んな地域に住んでいる方や、マゴチの釣果が良く出ている状況の時は、特に産卵期絡みは「群れ」を意識した釣りをすると良いですね!

夏マゴチ攻略に役立つ知識・狙い方など

夏場に有望なベイトフィッシュ

夏場に有望なベイトフィッシュとしては、

  • イワシ類・小型のアジなどの回遊魚
  • キス
  • ハゼ
  • テナガエビ・クルマエビなどのエビ・カニ類

これらが有望ですね。

イワシをはじめとした小型の回遊魚は魚種・時期問わずに有望なベイトになりますが、マゴチの場合はそれに加えて海底付近に潜む魚やエビ・カニなども好みます。
ヒラメと比較すると、マゴチの方が海底に潜む生物を好む傾向があるので要注意ですね。

マゴチ ベイトフィッシュ

初夏を中心にキスは浅い場所に活発に接岸するようになりますし、夏になると10cm位に育ったハゼも増えてきます。
また、水温上昇によってエビやカニ類の活動も活発になりますね。

イワシなどのベイトフィッシュの気配がない時は、キスやハゼ・エビなどが潜むような場所を中心に狙ってみると、楽しい釣りができたりします。

ポイント選びのコツ

夏場のマゴチ釣りでは、高水温による水質悪化が厄介になったりします。

基本的に梅雨明けくらいまでの時期はそれほど神経質になる必要はなく、ベイトフィッシュの有無などに合わせたポイントセレクトをすれば問題ないです。

外洋に面した潮通しが良い場所にイワシの回遊があればそちらを狙いますし、奥まった場所や汽水域にベイトの気配があれば、漁港内や河川の下流部などでも釣果は出せます。
どちらかといえば、外洋に面した潮通しが良いフィールドの方が無難に釣れることが多いので、私の場合はそちらを優先しますが。

その後季節が進んで8月に入ると、水温上昇によって水に変な濁りが発生したり、水質が悪化してくると話は変わります。

マゴチ 釣り場

水質悪化の影響は潮通しが悪い場所で発生しやすいので、梅雨明け以降の高水温期の狙い目は外洋に面したフィールドになりますね。
雨が少なく気温が高い状態が続いたりすると、水が茶色く濁ったりしますが、そのような場所は生命感が無くなることが多く、マゴチ釣りには適していません。

私の場合、晩秋~春先に掛けては漁港内の奥まった場所や河川内などで越冬する居着き型のマゴチやヒラメを良く狙います。
しかし、春本番以降の水温が高い時期になると、ベイトフィッシュなどの条件が揃わない限りは外洋に面したポイント狙いが中心になりますね。

ヒラメとの違い

マゴチとヒラメは同時に狙えることもありますが、夏場になると行動パターンが変化します。

ヒラメ 夏 釣果

梅雨明けくらいまではマゴチ・ヒラメはサーフや堤防などで同時に狙えることもかなり多いです。
しかし、水温が上昇してくるとヒラメは水深が深い場所に落ちやすく、一方でマゴチはそれほど深場には落ちない印象です。

マゴチ狙いの場合は深くても15m・20mくらいまでのポイントを探ればだいたい何とかなります(浅い分には問題ない)。
一方で8月・9月などの高水温期にヒラメを釣るとなると、遠浅のサーフなどで釣果を上げることは難しくなりますね。

夏のヒラメは良型を中心に深場に落ちる傾向があり、水深としては20mや30m、場合によってはそれ以上の水深が狙い目になったりします。
ですので、サーフよりもドン深な堤防だったり、船からの釣果が集中したりしますね。

まるなか

マゴチはヒラメよりも夏場に釣れやすい傾向があり、浅い場所を中心に狙うと良いね

時間帯選び

マゴチ狙いにおける時間帯選びですが、1年通じて釣果が安定しているのは朝マズメになりますね。

特に夏場は朝マズメに活性が上がり、チャンスタイムが到来しやすい印象があります。

水温が低くなる晩秋~春にかけては、意外と夕方の日没前後の真っ暗になる時間帯が良く釣れたり、ナイトゲームが有効になることもあります。
夏場でも夕マズメやナイトゲームでマゴチは当然釣れますが、私として一番釣りやすいのは朝といった具合ですね。

夏場は日の出が早いですが、だいたい朝の4時半~6時半くらいまでがこれまでの実績としてはかなり高くなっていますよ!

ルアー選び・釣り方など

イワシ・キスなどのベイトフィッシュパターン

1つめはイワシやアジ・キスなど、ある程度遊泳力があるベイトフィッシュを追っているマゴチを狙う時の釣り方ですね。
キスは海底付近に潜む魚ですが、底でジッとしているわけではなく、意外と遊泳力があります。

これらのベイトをマゴチが食っている可能性が高い時は、ルアーの種類としては

  • ワーム:シャッドテール・グラブ・ピンテールなど
  • シンキングペンシル
  • メタルジグ:センターバランスのものがメイン

これらのものが無難に使いやすいですね。

アクションとしては、ただ巻きとリフトフォールを覚えておけばOKで

  1. ルアーを着底させる
  2. ただ巻き・リフトフォールでハンドル2回~5回転ほど誘いを掛ける
  3. フォールさせて着底

こんな感じの繰り返しでだいたい何とかなります。

リフトフォールの場合は大きくルアーを動かす必要はなく、リールの巻きに合わせて穂先をチョンチョンと30cm~60cmくらい軽く動かすような誘いを多用します。

マゴチ メタルジグ 釣果

夏場のマゴチはそれほど活性は低くないので、遊泳力があるベイトフィッシュを食っている時はネチネチ探りすぎる必要はないですね。

基本的にボトムでルアーをステイさせる必要はないですが、駆け上がりなどの気になるスポットがある時はその周辺でボトムステイを入れるのもおすすめですね!

ボトムパターン

マゴチ 釣果

一方でハゼやエビ・カニなどのベイトフィッシュを食っているマゴチを狙う時は、効果的なアクションが少し変ったりします。

ルアーの種類としては、

  • ワーム:クロー系ワームや細身のシャッドテールワームなど(ワインドでもOK)
  • バイブレーション:高比重なメタルバイブなどがおすすめ

こんな感じで、ワームが無難ですがバイブレーションなども使えます(根掛かりのリスクは増える)。

私の場合はズル引きとボトムバンプ(ショートピッチのリフトフォール)を中心に使いますね。

ズル引きの場合は

  1. ルアーを着底させる
  2. リールのハンドルを1回転~4回転ほど巻く
  3. リールを巻くのを止め、カウント2~3ほどを基準にステイ

こんな感じの誘いを中心に使います。

一方でボトムバンプやリフトフォールの場合は

  1. ルアーを着底させる
  2. ロッドを素早く2回~4回ほど煽ってアクション
  3. 2~3カウントほどステイ

このような誘いをよく使いますね。

アクション時にワームを上に上昇させず、トントンと叩き続ければボトムバンプ。
少しロッド操作のテンポを上げてワームを上昇させればリフトフォールになりますね。

まるなか

ベイトフィッシュの種類に合わせ、ルアーの操作方法を少しずつ変えるのがおすすめだね!
困った時はワームがオールラウンドに使いやすいかな

▼マゴチ釣りに使いやすいワームの紹介は【マゴチ用ワーム選び・おすすめを徹底解説】を参考にどうぞ。
全て公平な視点で使い比べて魚を釣り、使いやすいものを選抜してあります。

まとめ!

マゴチ

今回は夏のマゴチ釣りを紹介しましたが、要点をまとめると

  • 特に釣りやすいのは7月の梅雨明けくらいまでの初夏
  • 産卵期を中心にマゴチは群れる
  • 水温・水質に合わせたポイント選び
  • ベイトフィッシュの種類を把握する

こんな感じで、夏マゴチを釣る時はこれらに注意すると良いですね。

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3 COMMENTS

こんにちは。
いつもお世話になっております。

質問ですが、マゴチ狙いに鉄板のポイントがあるのですが、シーズンインして久し振りに行くと、地形が変化して、いつも釣れていたポイントが消失していたばかりか、海藻が溜まりに溜まって、5月中旬から現在まで、一匹も釣れてません。
これは地形変化のせいでしょうか?それとも海藻の影響でしょうか?

こういうときは河川の上流を探ってみた方がいいのでしょうか?

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まるなか

実際のポイントを見ているわけではないのでなんとも言えないですが、私としては地形が変わったことの方が影響は大きいと思いますね。

海藻自体は、魚のストックに悪い影響を与えるとは考えにくいです。

河川のマゴチ狙いは水温に注意が必要で、夏になると水が熱くなってしまう場合は逆に釣れなくなるので、潮通しがいい海水域を探った方が良いこともあります

返信する

まるなかさん

ご返信ありがとうございます。
あれからまた行ってみましたがやはり同じ結果でした。
釣れるからといって同じポイントしか行かないことを繰り返してると、こういう時にどうしていいかわからなくなります。笑 進歩がない、というか。
やはりいろいろな場所に行き、釣れるポイントを自分で見極める目を養うことが大切だと痛感しました。
ありがとうございました。

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