アオリイカエギングに適した時間帯と考え方の基本!

記事内に広告を含みます

さて、今回はアオリイカエギングに適した時間帯について私なりに考えていることを少し紹介していこうかなと!

エギングに関する問い合わせは意外と来たりするものなんですが、結構多いのが

何時くらいにエギングをするのが一番釣れるのか?

という事。

これには時期的な違いやポイント毎にもちょっとずつ癖があるから、一概に答えを出すのは難しい。

それでも今までエギング釣行を重ねて見て、何となく感じている事や釣れる時間帯のパターンは意外と法則がある。

それらについて今回は紹介していくから、よろしければ今後の釣行の際の目安にして欲しい。



アオリイカエギングの時間帯毎の簡単な特徴

まずは大雑把に時間毎の特徴を紹介していくことにしよう。

エギングの時間帯毎の特徴
  • 朝マズメ:朝日が出てきて、光量が増えてから1時間~長くても2時間位までがベストタイム(アオリイカの活性◎)
  • 日中・昼間:アオリイカの活性は全体的に低め。潮が通らないと厳しい傾向あり(アオリイカの活性△)
  • 夕マズメ:夕方の徐々に暗くなってくる時間帯から日没後2~3時間位までがチャンス!(アオリイカの活性◎)
  • 夜間・深夜:日中よりは活性は高めの事が多く、期待度的には中。ポツポツと釣果が出やすい(アオリイカの活性〇)

簡単にまとめてしまえば大体こんな感じになることが多く、最も釣果が出しやすい活性の高くなるタイミングは朝夕のマズメ絡み。

アオリイカの活性が高い時間帯順に並べてみると、

「朝・夕マズメ>夜間>日中」といった順番になると考えているぞ!

朝・夕マズメのエギング

1日の中でもアオリイカの活性が最も高くなりやすく、岸近くに餌を捕食するために回遊してくる個体も多い

エギングではベストタイム!

可能であるならば、やはり朝夕マズメが絡んだ時間に釣行するのが最もアオリイカをしやすいのは間違いないと感じる。

潮の状態は良いことに越したことはないんだけど、潮の通りが多少悪くても時間の力でアオリイカの活性が上がるぞ。

朝マズメ・夕マズメのエギング
  • 釣り場毎に釣れる時間がある:朝夕両方釣れる場所もあれば、どちらかの時間に偏ってイカが回遊してくる場所もある
  • 朝マズメ:日の出前の暗い時間より、日が上ってきてからの時間の方が釣れる事も多い
  • 夕マズメ:朝マズメの逆で、日没ギリギリ~日没後の暗くなってからが釣れやすい感じがある

釣り場毎の癖を見極めろ!

今まで港内であったり、サーフであったり、テトラ帯であったりと色んなシチュエーションでアオリイカを狙ってみた。

傾向として見えてくるのが、ポイントによって朝型の場所と夕・夜型の場所が分かれている事。

ポイントによっては朝マズメはかなり釣れるのに、夕マズメは釣れにくかったり・・・・・。

勿論逆のパターンもあるんだけど、釣り場によって釣れる時間の癖がかなりあるんだよね。だから朝マズメに何度か釣りに出かけて釣れなかったとしても、最低でも1度は夕マズメに釣行してみた方が良いって事!

ポイント毎の癖が分かるようになると、無駄な時間を過ごさずに効率よく高確率でアオリイカをキャッチできるようになるぞ。

朝マズメの時間とは

朝マズメは港湾部でもサーフでもアオリイカがよく釣れる時間には間違いない。

朝の日が出る前の暗い時間も釣れるには釣れるんだけど、最も反応が良くなってくるのは日が上ってきて少し明るくなってきてからのことが多いと感じる。

これは地域差などももちろんあると思うけど、私の通う静岡の釣り場の場合は

日が上ってきて明るくなり始めてから1時間位までが最も釣れやすく、2時間が経過するくらいまではまずまずのチャンスタイムになることが多かった。

朝方はタチウオなどが回遊してくると、アオリイカの回遊は時間が少し遅くなったりすることもあったかな。

夕マズメの時間とは

朝マズメと同じく、夕マズメはアオリイカの活性が高くなりやすいゴールデンタイム。

夕マズメの場合、今まで通ってきた中で釣れやすかった時間帯は

日没直前の光量が落ちてきた時~2時間が経過する位までが最もアツく、エギングで良い思いをした事が多かった。

その後も日没から3時間が経過するくらいまではまずまず活性が高い時間が続き、その後ちょっと一段落する傾向が色んなポイントで見られた。

朝マズメよりも釣れやすい時間が少し長い傾向があると感じたかな!(もちろん地域差などもあるだろうけど)



夜間・深夜のエギング

エギング 夜 時間帯

朝夕マズメから外れた夜間のエギング。

アオリイカの活性としては、まずまずといった感じがダラダラと続きやすい傾向。

朝夕のように連発でバシバシエギに乗ってくることは少ないけど、ちょっと粘っていると単発で釣れてくることが多かった。

マズメの時間よりも潮の通り方で活性が左右されることが多く

潮が動いていなかったり逆に潮が速すぎたり、2枚潮などになってしまうと反応が無い事も多くなってくる感じ。

日中よりもアオリイカは浮き気味で、岸近い水深の浅い場所に差してきていることも多くなるから期待度としては中くらいといった所。

ボトムを中心に探れば釣れる事も多いが、時々中層もしっかり探ることで取りこぼしたイカが居ないかチェックすると良いぞ!

朝夕のマズメと同じで深夜12時頃を挟み、それより早い時間帯に釣れやすい場所と、日付が変わってから釣れやすい場所が分かれていたりするぞ!

日中・昼間のエギング

日が上った時間帯のエギング。

アオリイカの活性は落ちやすく、秋の新子の時期以外は比較的アオリイカはボトム付近に沈みやすい。

日中に釣れやすいのは比較的水温が高い春シーズンの中盤以降、秋ならシーズン序盤~中盤位までかな。

春の産卵期の場合、日中に見えているアオリイカは産卵を強く意識している個体も多くて1筋縄ではいかないことも多い(-_-;)

日中は沈み気味で低活性のアオリイカを抱かせるために少しステイを長めに取ったり、強すぎないカラーを選んだり工夫していくことが大事!

また、潮が通っていないと釣果も出にくく、時間による力を使ってアオリイカをキャッチすることができないで期待度としては低めになる。

時期よって釣れやすい時間が変化する

エギング 時期と時間の関係

アオリイカエギングは、時期によって釣れやすい時間が変化する。

これはアオリイカの習性によるもので、覚えておくと釣果に繋がるので頭に入れておくと役立つはず。

春イカの場合(3月~5月)

春のアオリイカは、水温の上昇とともに深場から徐々に接岸してくる。

大体3月や4月といった、水温がまだ上がりきっていない状況下では、生活のベースはまだ沖合の深い場所に有ったり、深場と浅い場所をつなぐ駆け上がり周辺になっている印象がある。

こういう状況下では、夕マズメ~朝マズメまでの暗い時間帯の短時間に餌を追って浅い場所に接岸し、日中は深い場所に戻ってしまうことが多いように感じる。

だから水温がまだ低い春先~4月位までのエギングでは、日中よりもマズメ・夜のナイトエギングの方が釣果が安定しやすい。

そして5月位になり、水温上昇が進んでいくと日中になっても岸に近い浅場にアオリイカが残るようになり、デイゲームも成立しやすくなる。

夏イカエギングの場合(6月~7月)

夏イカは春の延長の釣りだが、7月いっぱい位までは親イカが狙える地域もある。

夏イカは地域差があると感じているが、釣り人が多い場所やイカの供給が少ない場所では日中はイカの反応が悪い事が多い。

これは春に接岸した個体がエギにスレたりしていることが原因だと思われるが、そういう場所で強いのはやはり朝夕マズメと夜間のエギングになる。

一方で釣り人が少なかったり、黒潮などの影響を受けてアオリイカの個体数が多い地域では夏イカのデイゲームも十分成立するぞ。

秋イカエギングの場合(9月~11月)

秋は新子のエギングになるが、シーズン初期を中心に日中でもマズメでも、夜間でもアオリイカの釣果は出しやすい。

特に9月~10月位はフレッシュな個体が多く、日中であってもエギへの反応は良好だ。

しかし、11月位になってくると徐々にアオリイカもエギを学習するのか、マズメの時間や夜間の方が釣れやすくなってくる傾向はある。

日中に釣行してみて、反応が悪い時はマズメやナイトエギングに狙いを変えるのがおすすめ。

冬イカエギングの場合(12月~1月)

季節が進み、12月位になってくるとアオリイカエギングは徐々に難易度が上がる。

おそらく地域によってはイカが沖合に落ちてしまい、魚影そのものがポイントから消えてしまう場所もあるはず。

私が住んでいる静岡県の場合は黒潮の影響を受けるので、1月中旬位まではかろうじて岸からアオリイカが狙える。

しかし、春と似たような感じで生活の場が深い場所にシフトしていくので、狙うのは外洋に面した水深が10m前後はある場所。

さらに時間帯も夜間が中心になり、餌を食う一時だけ接岸してすぐに沖合に落ちていくような短い時合いの釣りになる。

ただし、ボートで沖合の深場を直撃できるなら日中でもアオリイカの釣果は出すことが可能だ。



潮汐と時合いのタイミングの関係

エギング 潮 時間

海釣りでは潮の満ち引きの影響を受けることになるが、アオリイカが釣れやすい時間も潮の影響を受ける。

満潮・干潮の時間は毎日少しずつ時間がズレていくよね。

例えば、今日は夜の9時が満潮だったとする。

そしてアオリイカが釣れたのが夜の8時くらい、満潮の潮止まりの少し前だった場合。

この時、次の日の満潮は1時間ズレて夜の10時になるとすると

次の日に釣れる時間も潮の影響を受け、釣れやすい時間が1時間ほど遅くなったりすることはよくある。

特に回遊型のイカが多いサーフエギングなどの場合は、これに該当するパターンが多いと感じている。

一方、場所によっては毎日夕暮れ1時間後に釣れる場所もあったり、潮の満ち引きではなく時間・光量によってイカが釣れる時間がある程度決まっている釣り場もある。

これはデータを取ってみないと出かける釣り場がどちらに当てはまるのかが分からないが、釣行した時に時間や潮位などのデータをとっておくと良い。

そうすれば釣り場の傾向が把握できるようになり、無駄打ちを少なく効率よくエギングが出来るようになる。

時間帯によってレンジを意識する

エギング 底に付けない

レンジっていうのは、エギを操作する水深の事。

基本的にエギングでは、エギをしっかりボトムまで沈めてエギをシャクリ上げる。

そして再びフォールさせ、ボトムでエギをステイさせて次のアクションへと続いていく。

この時、状況によってはアオリイカがボトムから離れた上の層を回遊している場合がある。

基本的にアオリイカが浮きやすい条件としては、

  1. 春の親イカよりも秋の新子のイカ
  2. 朝夕マズメと夜間
  3. 大潮周り
  4. ナイトゲームにおける常夜灯周辺

 

このような条件が当てはまるほど、アオリイカが表層~中層を回遊している可能性が高くなると感じている。

水深が深い場所はボトムにつけないエギングも

水深が3~4m位までの浅い場所であれば、ボトムを中心に探れば表層付近にいるアオリイカまである程度エギをアピールできるだろう。

しかし、水深が10mあるような場所ではどうか?

こういう場所では、状況次第ではボトムを探ると釣りの効率が悪くなり、中層から上を探ったら1投目でアオリイカが釣れるということも意外とある。

例えば着底までカウント30必要な場所だったら、

  1. カウント15~20程の所からアクションをはじめてエギを持ち上げる
  2. 再び元の水深までエギを沈下させ、着底を待つことなく再びアクションを付ける

 

反応が無ければ、カウント10程沈めた所の表層で同じことをやってみたり・・・・。

こんな風に表層~中層も誘いを入れることで、時期や時間帯によってはアオリイカの釣果を伸ばすことが出来るので覚えておこう!

※中層のエギングは応用編になるので、初心者の方は下手にやると何をやっているのか分からなくなりやすいから要注意!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です