アフタースポーンのバス釣り 攻略の為の基礎知識と釣り方!

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さて、今回は先日のポストスポーンのバス攻略に続き

アフタースポーンのバスの行動パターンや特徴、釣り方等の組み立てについて。

産卵を終えて体力を回復させたバスはどのような特徴があるのか?

これについてわたくしまるなかの知っていることや、普段釣りをする際に意識していることを少し掘り下げて話していこうかなと!

アフタースポーン以降のバス釣りはルアーの選択肢が増えてきて、バスフィッシングの本来の楽しみ方が通じるようになってくる季節。

このアフタースポーン以降にバス釣りを楽しむ際における、注意点などを一度把握しておくのは必ず役立つはず。

この機会にアフタースポーンについての知識を見直してみよう!



アフタースポーンとは?

まずはアフタースポーニングと呼ばれる状態のバスの特徴や時期などを覚えておこう。

アフタースポーンに関する基礎知識

ブラックバスを釣るにあたり、かなり重大なイベントであるスポーニング。つまり産卵ですが、

このスポーニングの段階の1つが、アフタースポーンと呼ばれるものになる。

簡単に言ってしまえば、バスがスポーンを終えて体力を回復させた状態に至った状態を表すってこと!

人によっては、産卵後の体力がまだ回復していない状態のことを含めてアフタースポーンと表すこともありますが、ここではバスの活性が違ってくることから区別して話を進めていきます。

基本的には、バスの体力の回復具合に合わせて

ポストスポーンやアフタースポーンと言われることが多いかな。

ポストとアフターの違い

という風に分けて考えてみよう。

★なお、プリスポーンのバス釣りについては「プリスポーンのバス釣り 釣り方の基本」をご覧ください。

アフタースポーンの時期

じゃあ具体的にアフタースポーニングと呼ばれるのはどれくらいの時期になることが多いのか?

バスは体力や大きさにより、産卵に入るタイミングや回数も違ってくることが多い。だから同じフィールドであっても、個体によってその時期にはズレが有る。

一般的には比較的産卵を早く終えたバスで4月中旬位から。産卵に入ったのが遅いバスで5月下旬~6月上旬くらいからが、アフタースポーンの状態に入ることが多いかな!

琵琶湖などに生息するフロリダ系のバスは、スポーンに入るのが遅い傾向が有る。だから、この場合はもう少し遅いタイミングにズレ込んだりすることもあるね。

アフタースポーンの行動パターン・特徴

ここからが本題!

アフタースポーンの状態になったバスは、どのような行動をする傾向があるのか?

バスの一大イベントと言えるスポーニングですが、スポーニングを意識していたバスが

それをやめるのがアフター以降になる。

だから春先のプリスポーンから続いた、産卵を意識していた行動パターンに変化が出るタイミングになる。

だからバスの釣れる場所などにも変化が出てくるってことね!

これは覚えておいた方が良いかな。

沖合いや深場へ落ち、回遊性が高くなる

ポストスポーンまでの状態にあったバスはシャローエリアと呼ばれる、水深が浅くて岸に近い場所などの産卵場所付近。この近辺をウロウロしていることが多いんですが、

アフタースポーン以降のバスは状況によって餌を食う場所を変えたり、沖合の深場へと落ちやすくなる。

つまりバスが行動する範囲が広くなるというわけだ。

沖合いや深場へ落ちやすくなるタイミング

バスが沖合へと移動しやすいタイミングとしてはいくつか要素が有る。

代表的なものとしてはこんなところかな!

沖合へ移動する要素
  • 水温の上昇
  • 人的プレッシャー
  • 日中の時間帯

アフタースポーン以降の時期は、水温が季節の進行とともに上昇する傾向が有る。そうなると、バスの行動パターンは2極化する傾向が有って

  • シャローのカバーに入る居つき系のバス
  • 状況によって回遊する回遊性のバス

野池の場合も湖の場合も、2種類のバスに買われることが多いかな。居つき系のバスは見た目が真っ黒なものが多かったりするよね。

また、人的なプレッシャーが高いフィールドなどの場合も沖合にバスが移動しやすいことが有る。バスは、自分の居場所が釣られやすい場所なのかどうかというのを把握している。プレッシャーが高い釣り場では、バスが沖合に出ていってしまう場合も結構多い。

このような時は、沖合いに目立つストラクチャーなどが無くてもバスがどういうわけか沖にポツンといる。

こんな場面も意外と多いから要注意かな!

で、最後は時間帯。

プレッシャーが高い場所だろうが、回遊性の高いバスであろうが

餌を最も食いやすいのは、水深の浅い場所!

水深が浅い方が餌を追い詰めやすいからね。だから朝夕のマズメの時間などにだけ岸近くに接岸し、餌をある程度食ったら沖に落ちていく個体も多い。

濁り・増水は+に影響する!

大雨が降ったりして濁りが入ると

「濁りが入ってタフコンディション」

などというプロアングラーの方も見かけます。しかし、実際に釣りをしてみると

濁りが入った状況下の方が遥かにバスの活性が高く、釣りやすいという事の方が圧倒的に多い。

だからかなり大雨が降って酷い濁りになっていたとしても、それはプラスの方向に考えた方が良いね!

そして、水が濁ったり増水した時の狙いは

シャローエリアや表層をメインに組み立てると、釣果も伸びやすくなるので覚えておいた方が良い。

考え方としては

  • 濁りでバスのプレッシャーが低くなる
  • 濁るとベイトフィッシュが水面付近に浮きやすい
  • 増水することで、普段浅すぎる場所がバスのフィーディングスポットになる
  • 岸際のストラクチャーが冠水し、バスの付き場になる

等といった事を把握しておくといいんじゃないかな。

琵琶湖のようなウィードエリアで釣りをする場合、増水したりすると

水面とウィードトップ(ウィードの頂点)の間が開きやすくなり、そこにバスが出てくるというパターンもある。

このような場合は、トップウォータープラグやノーシンカーワーム、バイブレーションやチャターベイト、シャロークランクなんかでその隙間を引いてあげると良い結果になることも多いね!

朝夕はシャロー、日中は深場を狙い分ける

ポストスポーンまでのバスと比較し、時間帯毎にバスの潜むレンジが変わってきやすいのがアフター以降のバス。

ポストまでの時期であれば、大体水深は3mくらいまでのレンジを探れば一日中釣りになることも多いかな。

しかし、アフタースポーン以降はそれが極端になりやすいから注意したい。

朝夕は水深が1mも無いようなシャローエリアで餌を捕食し、日中の時間帯は水深5m以降の深い場所へ落ちていくことも良くある事。

だから、バスが釣れなくなった時などは狙う水深もしっかり意識して釣っていく。水通しや目に見えるストラクチャーも重要だけど、それに合わせて水深の事も頭に入れてポイントを選ぶようにすると、攻略の引き出しが増えてくるはず。

特に水温が上がってくる7月以降、バスは水深が10m以上あるようなディープエリアに集まってくることも多い。

ウィードとの付き合いを考える

アフタースポーン以降の時期になると、フィールドに存在するウィードの量も増えてくる。

ハスやヒシ、カナダ藻、エビ藻・・・・。

色々な種類のウィードが存在しますが、

その時によって、釣れるウィードの種類にパターンがある場合も多い!

また、ハスとヒシもが生えているような場所であれば

ハスとヒシの境目でバイトが集中したり、他の種類のウィードやストラクチャーと絡んだ場所がキーになったり・・・・。

ウィードの種類やそれに合わせた釣り方、そしてそのウィードは場所がどんな条件の場所に生えやすいのか?

この辺りも少しずつ覚えていくと、色んな釣れる法則が見つかったりするはず!



アフタースポーンの釣り方、ルアーセレクト

続いてアフタースポーンの時期に効く、釣り方やルアーセレクトを少し紹介。

ただし、アフター以降のバス釣りはかなり色々なルアーで釣れるようになってくる。だからフィールドや好みによって使うルアーには差がかなり出る。

ここでは私が普段良く使うもの等を紹介する。

朝夕はシャローをテンポよく探る

朝夕マズメのバスは活性が高いが、アフタースポーン以降のバスはそれがより顕著になる。

水温が上がってくる時期は、日中はより活性が下がりやすい。代わりに涼しい時間に活性がより上昇しやすくなり、釣果が出やすくなる。

ただし、大雨の後などで濁りが入っている場合。このような時は、日中でも高活性な状況が続くことが有るので要チェック。

活性が高い時間帯は、トップウォータープラグやサーフェイスクランクなどのシャロー系のプラグ、ノーシンカーリグのフォールやトゥイッチなどでテンポよく釣りをしたい。

増水しているような時や、オープンエリアを探るような場合はバイブレーションの早巻きなども良く効く。ワームやトッププラグを使ってスローダウンすると、小型のバスも多くなりやすい。

そのような時は巻物を使ってスピードを上げていくと、良型のバスを選んで釣ることができる場合もあるね(*^^*)

日中はストラクチャーを絡めた釣りを

日中になると、バスは沖合いの深い場所やストラクチャーの周辺にタイトに着くようになったり、水温が高くなるとウィードの中に入りやすくなる。

特に美味しいのはウィードの中やその周辺かな!

ウィードは光合成をおこなうから、日中はウィード周りが酸素が豊富な状態になる。また、汚れを浄化する作用が有ったり濁りを抑える効果もあるからね♪

そうなればベイトフィッシュも集まるし、当然バスも集まる。

ウィードを釣っていくのであれば、ウィードの塊に1ozシンカーを使ってパンチングして食わせたり、ウィードを切るようにラバージグやワームを操作したり・・・・。

このような場合はクロー系のワームや、シンプルですり抜けの良いストレートワームなどがメジャーかな。

ウィードの中にバスが入っておらず、ウィードの上や周囲を狙うのであれば、

8~10インチ以上のストレートワームやカーリーテールをライトテキサスで使ってみたり。この場合は基本的にペグ止め(シンカーの固定)をしないか、距離を離してペグ止めするのが基本。

野池で釣りをする場合、先入観からかロングワームを嫌がる方も多い。しかし実際に使ってみると、10インチのワームでも30cm位のバスから釣れてくるのでご安心を(*^^*)

他にもネコリグやワッキーリグなどを使ったり、ウィードの周辺やストラクチャー周りの釣り方は多すぎて説明できないくらいだ(笑)

リアクションの要素を入れるか否か

アフタースポーン以降のバスは、それ以前のバスに比べてルアーへの反応は良くなる。

活性が落ちやすいポストスポーンのバスの場合、ルアーに不要な動きを与えるとそれがマイナスに影響することが多くなりがち。ですからノーシンカーリグやテキサスリグなどを使い、ナチュラルかつスローな釣りを展開していくことが多い。

しかし、体力を回復させたアフタースポーンのバスを狙う場合

状況によってはウィードを強く切ったり、ルアーを跳ねるような「リアクションの要素」に強く反応するパータンも増えてくるので覚えておくといい。

ウィードやストラクチャーにルアーを接触させた際、

  • ルアーをそっと操作するのか?
  • それともルアーを強く操作するのか?

この違いでバスの反応が大きく変わることもある。場合によってはナチュラルに動かしすぎると、バスに見切られるというようなこともあるからね。

アフタースポーン釣り方まとめ!

普段釣りをする際、アフターの状態のバスを相手にする場合意識しているのは大体こんなところかな!

最後にまとめておくと

アフタースポーン攻略の要点
  • アフタースポーンの時期は4月中旬~5月下旬、遅いもので6月上旬くらいから
  • バスが沖合いや深場へ移動することが増える
  • 朝夕はシャロー、日中は沖合いや深場も視野に入れる
  • 濁りや大雨の増水はプラスの要素!
  • リアクションの様子も入れてみる

こんな点を意識して釣りに臨んでみてくれ。

★まるなか大衆鮮魚ではバス釣りに関するコンテンツも今後どんどん充実させていきます。すべて実釣に基づいたコンテンツになりますので、タックル選びや釣り方、釣行記なども時間が有る時などにご覧ください。

何か役立つ情報が見つかるかも。詳しくは「ブラックバス」のページまで。

それでは、今回はこのへんで。

また明日会いましょう!

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