ダイワ エメラルダスストイスト 88LM-S 実釣インプレッション!

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さて、今回はダイワから発売されているエギングロッド

エメラルダスストイストAGS 88LM-S

というロッドのインプレッションをさせていただきたいと思います。

エギングロッドとしてはハイエンドモデルになる、このダイワエメラルダスストイストシリーズ。今回購入した番手はソリッドティップを搭載しているモデルのロッドになります。

一般的なエギングロッドはチューブラートップですが、各社からポツポツとしなやかなロッドティップを備えているソリッドモデルのエギングロッドも発売されてきています。

私はソリッドティップのエギングロッドを使うのはこのモデルが初めてでしたので、購入する際はどんな感じなのかは正直言ってよくわからず、聞いた感じでは自分のエギングスタイルには合っていそうだと思ったので購入に至ったという感じかな!

実際に色んなエギを投げてエギをシャクリ、イカのアタリを取ってやり取りをした感触としては

購入して非常に満足。これからかなりの戦力になってくれるだろうなぁと、素人ながらに感じていますね(*^^*)

価格もそれなりにするエメラルダスストイストシリーズですから、購入するに至っては中々簡単に決めるのも勇気がいるという方もいらっしゃると思います。

そんな方に少しでもお役に立てれば幸いですね♪

それでは早速エメラルダスストイスト 88LM-Sのインプレッションを始めていきましょう!



ダイワ エメラルダスストイストAGS 88LM-S実釣インプレッション!

まずはこのエメラルダスストイスト88LM-Sの特徴から見ていきたいと思います。

エメラルダスストイスト88LM-Sの特徴

①更に軽量化されたAGSガイド

ただでさえ軽量なダイワのAGS、カーボンガイドですが更に軽量に進化しています。

ガイド素材もリング素材もより薄く、軽量になったようですがそれでいて強度のある素材を使用することで強度は10%程上昇しているらしい。強度に関しては壊してみなければ何とも言えないのでわからないですが、ガイドが軽くなることはロッドの持っている本来のアクションを引き出したりする上では非常に重要ですよ!

実際にガイドの付いていないブランクスだけの状態と、ガイドを乗せた状態のブランクスを振り比べてみるとその感触の違いはとっても大きいです。

ガイドか軽くなることで釣りをしていて疲れにくくなったり感度が良くなることはもちろん、キャスト時のロッドのブレが少なくなったりと良い影響は沢山ある。

エメラルダスストイストシリーズにはこの新型のAGSガイドが装着されていて、トップ以外はAGSガイドになっています。ガイドの径によってリング素材が変わっていて、バット周辺の大きいガイドには銀色をしたコバルト合金製のガイドが。ティップ部の小径ガイドにはネズミ色をしたシリコナイト製のリングになっている。

②SVFナノプラスを使用

このロッドの使用感については後々詳しくインプレッションをしていきますが、簡単に言うと

カーボン素材に使用されている樹脂(接着剤)を減らすことでより反発力が強く、軽量なロッドを作り上げているらしい。それでいて反発力が強いだけのパキパキしたロッドではなく、しなやかさを備えたブランクスになっています。このエメラルダスストイストを使ってみると、独特な感触のブランクスが病みつきになりますよ!(*^^*)

素人の私でさえ、このブランクスの良さがすぐに分かるくらいですからね♪

③ソリッドティップを搭載

私が購入した88LM-Sの特徴は何と言っても

ソリッドティップですね!

ロッドティップ部にしなやかで曲がり込む特徴のあるソリッドティップを採用することで、チューブラーティップのエギングロッドでは少し難しくなる釣りを簡単に行うことができます。

穂先の大体15cm程の部分がソリッド素材になっていて、2番ガイド(トップを入れて3番目)の所で接着されています。

ガイドを挟んで左右でブランクスの径が変わっています。この部分でロッドが接着されているわけですが、当然ロッドにつなぎ目があるとその部分の曲がり方がどうなのか?

という疑問が生まれてくると思います。実際にエギを付けてキャストした感じではそのつなぎ目の違和感は感じないほどにうまく作られていて、キャストの際にしっかりロッド全体を曲げるようにキャストしてあげれば破損の心配などは気にしないで釣りができると思いますよ(*^^*)

チューブラーティップのロッドを使ってきた私ですが、特に違和感なくすぐに快適に釣りをすることができましたね!

ざっとエメラルダスストイスト 88LM-Sの特徴を挙げていくと、こんな感じかな。

それでは、続いて実際にこのロッドを使ってみてのインプレッションに行ってみましょう♪



エメラルダスストイスト 88LMS 実釣インプレッション

①しなやかだがブレの無いブランクス

まず、ラインを通して曲げてみた感じでは

思ったよりも柔らかくてちょっとエギを操作する時にロッドがブレ無いかな?

と思ったのがストイスト88LM-Sを手にした時のファーストインプレッションでしたね。しかし、実際に釣り場に立ってエギをキャストしてみるとどこか不思議な感覚。

ロッドを振りかぶって投げた際の曲がり込み具合はソリッド部分とチューブラー部分のつなぎ目の違和感もなく、良い感じに曲がりの支点がバット部分に変化していく感じ。

とても気持ちよくロッド全体が曲がってエギを押し出してくれるので、軽い力でキャストをしてもエギの飛行姿勢も安定していて飛距離も安定して出る印象。

そして投げた後のロッドのブレなどに影響の出やすいしなやかなブランクスですが、

軽量な新型AGSガイドとナノカーボンを採用したブランクスの為なのか、

しなやかに曲がり込むのにブレなくピタッと止まります♪

これは使ってみないとわからないと思いますが、曲げたいときには曲がるけど止まってほしい時には曲がらないで止まる。

この感触は病みつきですよ!!

季節的に3.5号のエギを中心に使ってみましたが、十分しなやかさのあるブランクスでありながら3.5号のエギを強くキャストしてもまだまだ余力は残っているので、4号でも全く問題ないですね(*^^*)

非常に広いウエイトのエギを扱えると思いますよ。

ロッドレングスも8.8フィートと若干長めにできているので曲がりしろも十分に有って飛距離も伸びやすいですし、イカがヒットした際に波があるようなコンディションでもロッドが追従してくれるので、無駄なバラシなどを防ぎつつ釣りができますね。

また穂先の部分がLパワー、バット部分がMパワーとなっている少し極端な曲がり方をするロッドのように思ってしまう方がいるかもしれません。実際にこのストイスト88LM-Sを使用してみると、そんな印象は全くなくて穂先の部分のしなやかな部分からパワーの出てくるバット付近までの曲がり方は非常にスムーズで、キャストする際にも変な柔らかさや硬くて引っ掛かるような感触なども無くて気持ちよく曲げ込んでエギをキャストすることができますので、ご安心を♪

②疲れにくく気持ち良いシャクリ心地

しなやかですがブレの無いブランクスにより、エギにアクションを与えて操作した際の感触がとてもやさしくて心地いいと感じます。

ピンと張りのあるロッドでエギをシャクると、手元に衝撃が結構伝わってきて疲れやすくなったり、エギに掛かっている水圧などがわかりにくくて海中の潮の感触もいまいち把握しづらいです。

このストイスト88LMSはティップはしなやかですが、バットまでにかけてじわじわとパワーが出てくるような感じ。

曲がり込んでいっても最後はバットの部分がとどまってくれるので、エギを大きくシャクリ上げたりしても腰砕けのようになることは無くて、潮が払い出していてエギに水圧が強く掛かる時でも快適にアクションを与えることができますね!シャクるのが気持ちいいので、エギングが楽しくなります。

③ソリッドティップの効果

今回初めて使用したソリッドティップのエギングロッド。

本来はバックドリフト対応モデルとしてこのエメラルダスストイスト88LMSは作られているらしいんですが、私はそんな難しいことはできないのでバックドリフト用に購入したわけではありません(-_-;)

私の住む静岡県は急深なフィールドが多く、水深が深い場所でアオリイカを狙うことが多くてラインスラッグの変化で着底を把握したりするのが難しいことが多いんですね。また、外洋のサーフで釣りをすることが多く、風が吹きやすかったり潮の流れが早いことも多いのでなおさら。また、真っ暗な場所でナイトエギングを楽しむことが多いので、ラインは殆ど見えない状態でエギングをする機会が非常に多い。

そうなってくると、着底の把握や潮の流れ、アタリなどを逃さずにしっかり取っていくにはある程度穂先にテンションを掛けた方が釣りがしやすい。

ロッドティップにテンションを掛けて釣りをするならソリッドティップのロッドの方が微妙な穂先の曲がり具合から着底やアタリ、潮の具合がわかりやすかったり、それでいてロッドの反発力から来るエギのフォール姿勢の乱れやイカが触った時の違和感を抑えることができるのでは?と考えたんですよね。

チューブラーティップのロッドを使用した場合、

穂先にテンションを微妙に掛けようとした際にロッドが反発することで穂先の曲がり具合も小さくなるので視覚的に変化をとらえるのも難しくなりますし、エギをロッドの反発力によって引っ張ってしまうのが気になっていました。

実際にソリッドティップを搭載しているストイスト88LM-Sを使ってロッドに微妙なテンションを掛ける釣りをしたところ、

明らかにチューブラーティップのロッドよりも穂先からの情報が多いので、着底の把握や潮の流れの判断などが容易になりましたね!(*^^*)

購入したのが冬の時期になるため、アオリイカはシーズンオフ。そこで所詮はヤリイカ、コウイカを狙ったエギングになりました。

初戦で運よく釣果を上げることができたのですが、実際にヤリイカとコウイカを掛けた際も、ソリッド部分の穂先だけに若干のテンションが掛かる状態でアタリを待っていたのでイカがエギを抱いてくる感触が手に取るように伝わってきました。

季節的にアオリイカが釣れ出すのはこれからなので、この辺りは今後もどんどんこのロッドを使い込んでいっていきたいところですが、非常に大きな戦力になるということは間違いないでしょうね(*^^*)

こういった使い方をするのであれば、チューブラーティップのロッドよりも反発力を抑えたソリッドティップのロッドの方が明らかに快適にエギングが楽しめると思います。



④追記:バットパワーは春イカにも十分

購入後、春イカシーズンに突入し、2キロアップのアオリイカをはじめキロアップは多数このロッドで仕留めることに成功しています(*^^*)

大型の春イカを相手にしてみた感触として

バットからベリーの強さはかなりあり、2キロクラスのイカがヒットして一気に逃げられてもロッドは余裕で耐えてくれます。

2キロのアオリイカを掛けた際にもまだバットには余力があり、バットから思い切り曲げ込むまでには至りませんでした。

ですからアクション的にはかなりの先調子になるのですが、エギを操作する際には変な違和感は無く、それでいて大型のイカの引きにも余裕で耐えてくれるように設計されている、かなり使いやすい仕上がりになっていると感じましたよ!

⑤バランスが良く疲れない

私が使用しているエメラルダスストイスト 88LM-Sのカタログ上の自重は107g。

正直に言うと、軽量化が進んでいる最近のロッドの中では決して軽いロッドではないように感じます。

しかし、実際に釣り場で使ってみるとその重量バランスが良いのか重さは全く感じないしむしろ軽くて軽快な使い勝手ですね!

エギング用に購入した18イグジスト3000S-CXHと合わせて使っていく予定ですが、今まで使用してきていたロッド

シマノセフィアCI4+86Mの94gと比較しても、重たいから使いづらいなどということは無いです。この辺りはチューブラーのエギングロッドとソリッドのエギングロッド。特性が違うので、使うシチュエーションによって使い分けていきたいと思います(*^^*)

なお、18イグジストのインプレッションについては「ダイワ18イグジスト実釣インプレッション」に詳しいものがあります。購入したいけど迷っている方等はよろしければ参考にしてみてくださいね(*^^*)

決して安い買い物ではなかったですが、非常に使いやすくて満足しているダイワ エメラルダスストイスト。性能の良さでは大満足といった所ですが、若干気になるというか、注意したいと感じるところもある。

エメラルダスストイスト 88LMSの気になる点

①キャスト時の荷重の掛け方

ソリッドティップを使用しているということで、穂先にラインが絡んでしまったり穂先の部分だけに変に力が掛かってしまうと破損の可能性というものはチューブラーティップのロッドよりも高くなると思います。

ですので、キャストする際は手首だけを使って投げるというよりは

ある程度垂らしをしっかり取って、しっかりバットの部分にエギの重さが掛かるように意識してキャストした方が良いと思いますね。実際にキャストしたりシャクったりする際にはソリッド部分のつなぎ目が気になることは無かったですが、扱いには少し注意した方が良いかな。

垂らしの長さは、私の場合はバットガイド付近まで垂らしをとって投げていますが、この位取っておけば変に穂先に力が集中することも無いと思いますね。できればPEとショックリーダーの接続部分がトップガイドの外に来るようにしてキャストをした方がより安全かなと感じます。

②グリップが滑りやすい

エメラルダスストイストは高級感のあるコスメをしていますが、若干気になったのがグリップ部のカーボンパーツ。

確かにカッコよくて気に入ってはいますが、何となくロッドをグリップした際に滑るような感じがしてどこか違和感があるような無いような・・・・。

実際に使っていて海に落とすというようなことは無いと思いますが(笑)、この部分がコルクやEVAのロッドを使い続けていた方にははじめ違和感があるかもしれません。

握り方にもよると思いますが、私の場合はこのカーボンの部分に小指と手のひらの一部が当たるんですよね。

追記

グリップの滑りですが、毎回このエメラルダスストイストを使い続けた所、慣れてきたためか全くグリップの感触は違和感が無くなり、今は快適にエギングが楽しめています。

まとめ

今回はダイワ エメラルダスストイスト 88LMSのインプレッションをさせていただきました。

ある程度長さがあってしなやかなソリッドティップと強さのあるバットを備えた港湾~サーフなどの外洋に面したフィールドまで、非常に色々な状況で快適に使用することのできる使いやすいロッドだと思いますよ!

エギングを楽しむ際、つまづきやすいのが

「着底の把握や微妙なイカのアタリの判断」

だと思いますが、ソリッドティップのエギングロッドを使ってラインテンションを穂先にだけ少し掛けた釣りをすることで、こういった部分も今まで以上にわかりやすくなってくると思います。

少し高価なロッドではありますが、私自身購入してみてとても良かったと思いますし、これからバシバシアオリイカを釣っていきたいと思いますね!

★なお、まるなか大衆鮮魚では他にもエギングに関するタックルセレクトや釣り方、釣行記など多数のコンテンツを用意してリアルタイムで更新中です。

時間のある時に「エギング」のページをご覧いただくと、何か役立つ情報が見つかるかもしれません(*^^*)

では、今回はこの辺で。

それでは、良い釣りを!

2 COMMENTS

ぶりきら

これからアオリの季節ですよね
このロッドでのまるなかさんのレポート楽しみにしています!
自分も金がたまったら、ワンランク上のアイテムでチャレンジしてみたいです!

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まるなか大衆鮮魚

そうですね!飲食店の方からアオリイカが欲しいという依頼も入っているので、今年はエギングにもガンガン行きますよ(*^^*)
使いやすいタックルは釣りの快適性を助けてくれますから、お財布と相談してタイミングを見て道具を変えるのも良いですね♪

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