シーバス バチ抜けパターン攻略の基礎基本!

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さて、今回は春のシーバス釣りにおける最も代表的なパターンである

バチ抜け時のシーバス釣りについてですね。

この記事を書いている2018年3月上旬ですが、私の住む静岡県は冬の時期から水温が例年より低い状態が続いており

バチをはじめとした春のシーバス釣りは若干遅れ気味に推移しているような傾向があります。

バチも多少は抜けているのを確認してはいますが数としては少なくて、シーバスの反応が良いのはバチパターンよりも他のベイトフィッシュのパターンがどちらかというと優勢な感じ。

それでも季節が進み、5月~6月くらいまで楽しめるのがバチパターンによるシーバスフィッシング。

最近問い合わせをボチボチ頂く、春のシーバスフィッシングにおけるバチ抜け時の釣り方の基本的な部分について今回は少し掘り下げて解説をしていきたいと思います(*^^*)

前置きはこれくらいにしておいて、それでは本題へ進みましょう!



バチ抜けパターンのシーバス攻略の基本!

まずはシーバスの餌となる、バチについて少し解説をしていきましょう。

バチと言ってもいくつか種類があり、バチ抜けの時期もそれによって多少変わってきたり釣り方も変化しますからね!

バチ抜けとは

バチ抜けとは釣具店で売られているようなイソメととほぼ同じ形状をしている環形動物が産卵行動のために海底の泥や砂場から浮き上がってきて水中を泳ぎ回ることですね。

バチにはいくつかの種類があって、時期や場所によって大きさや泳ぎ方が違う。

シーバスがどんなサイズのどんな動きをするバチを食っているのか?これをしっかり把握することが釣果を左右することもよくありますね。

バチ抜けの時期

全国各地、場所が違えば海水温も違うわけですからバチ抜けのタイミング、つまり時期はズレがあります。基本的には早春~梅雨入り前位までバチ抜けが起こることが多いと思います。

私の住む静岡県では大体2月下旬~5月いっぱいくらいまでがバチ抜けのシーバス釣りが楽しみやすい時期です。

バチパターンのシーバスフィッシングで有名な東京湾や名古屋港周辺などでは、12月終わり~1月くらいにバチ抜けがボチボチ始まるので多少バチ抜けの時期には地域によりバラツキがありますね。

シーズン初期はイソメやゴカイのようなウネウネ系の普通のバチが多いですが、少し暖かくなってきて4月~5月くらいになると2~3cm位の白やオレンジ色をしている小型の遊泳力のあるバチが増えてきます。

この遊泳力のあるバチはクルクルバチやトリッキーバチなどと呼ばれ、小魚のように早いスピードで水面を泳ぎまわったり高速でクルクル回って産卵行動をする。このクルクルバチは小型でトリッキーな動きをするので、これをシーバスが偏食してしまうと結構釣るのが難しくなったりするので注意かな!

バチ抜けの時間、タイミング

①満月の大潮が中心

バチ抜けが最も起こりやすいのは

満月の大潮のタイミングになります。

満月の大潮の時が最も多くのバチが産卵行動のためにバチ抜けを起こすのが一般的ですが、新月の大潮でもバチ抜けは発生するので気を付けたいところ。

また、大潮を中心として大潮周りの潮であれば数は多少減ることが多いですがバチ抜け自体は起こることが多いです。

大潮周りの中潮の時であれば、数は少なくてもバチ抜けは発生していると考えて良いと思います。

②夕マズメ以降の満潮からの下げ潮

この満月の大潮を中心としたタイミングであれば日中でも多少のバチ抜けを確認できる場合が多いですが、

最もバチ抜けが活発になるのは、夕マズメ以降の真っ暗な時間に満潮が重なるタイミングがベスト!

私の住む静岡周辺では、東京湾のバチ抜けのように大量のバチが水面を覆いつくすということは殆どないのでその規模に関してはかなり地域差があります。

満潮の時間に水面付近に出てきたバチですが、満潮からの下げ潮で流れに乗って下流へと流されて行く。

海の中や川、運河などは下げ潮のタイミングで流れが効きやすく流れの中にヨレや反転流が発生しやすいので

この満潮からの下げのタイミングはバチパターンのシーバス釣りでは狙いやすいチャンスタイムとなります。

シーバスは流れのヨレている場所などに身を潜めて流されてくる餌を待つのが一番効率よく餌を捕食できるからですね。

その後、潮位が徐々に下がっていくと段々活性が下がっていくことが多いかな。

今まで釣りをしてきた感じでは大体満潮のいっぱいから2時間~2時間半くらいが過ぎると、水面付近に見えていたバチの姿が減ってきて静かな状態になることが多かったですね!



バチ抜けの起こりやすい場所・ポイント

バチ抜けはどんな場所でも起こるかと言えばそうではなく、大体毎年バチ抜けのシーバス釣りが楽しめる場所というのは大体決まっています。

今から紹介するのは比較的バチ抜けシーバスが楽しみやすいポイントになりますが、一番良いのはポイントの要素が複数絡んでくる場所になります。

条件が多くあてはまる場所ほど魚にとっては都合のいい場所になるので、シーバスが釣れる確率もグンと高くなってきますよ。

①流れの緩い河川の下流や運河

最もバチ抜けシーバスが楽しめる可能性が高いポイント。

それは都市型河川と呼ばれるような流れの緩い川の下流域や運河など。

流れの緩い場所は、川底が石などのマテリアルであることよりも、柔らかい泥や砂などであることが多くてバチが生息している可能性が高いですね。

水深は深すぎる場所よりも2~3mくらいまでの浅い場所の方がバチ抜けパターンのシーバスゲームは楽しみやすい傾向があると思います。

また、河川だけではなく港の中に作られた運河などの場所もバチ抜けの多い好ポイント。

波が静かで奥まった場所は水温が安定しやすく、シーバスをはじめとした様々な魚達の越冬場所になることも多いので要チェックですよ。

産卵を終えて帰ってきたシーバスは体力も低下していますから、こういった場所で餌を食べて体力を回復させていくわけですね。

②常夜灯周辺

夜間に常夜灯が点灯する場所は抜けたバチが集まりやすく、明暗も形成されやすいのでシーバスが餌を捕食しやすい場所になる。

常夜灯の色や灯りの強さなどによってもバチやシーバスが集まりやすい、集まりにくいなどがあるように感じます。

どちらかと言えば白や青っぽい常夜灯の周りよりもオレンジ系の常夜灯の場所の方が、今まで釣ってきた感じでは実績が高い傾向がある。

常夜灯が広く水面を照らす場所より、常夜灯の光が障害物や岸壁などによって遮られて

明暗がはっきり発生しやすい場所の方がシーバスが付きやすくてポイントとしては有望。

プレッシャーの低い場所では、シーバスが明暗の明るい側で捕食を繰り返すこともあります。しかし釣り人が多いスレた場所などでは

明暗の暗い側から出て来なかったり、捕食する場所がかなりピンポイントになることが多いので丁寧に釣りをする必要がある。

③スロープ

河川の下流域や港の中に設置されているスロープの周辺。

このような場所はシャローエリアになっていてバチ抜けが発生しやすいんですが、こういった場所は海底が牡蠣殻などになっていることがある。

バチは泥や砂の中に潜んでいるような感じがしますが、港の中の岸壁沿いや海底の牡蠣殻の隙間などにも結構生息しています。

④流れのヨレ

川の流れや潮の流れに変化の出る場所。いわゆる水がヨレる場所は流されてきたバチなどが溜まりやすくシーバスが餌を待ち構える好ポイント。

分かりやすいのは橋脚の周辺や河川の合流地点などが流れのヨレが発生しやすい場所。また、河川がほんの少しでもカーブしている場所や、港の中の突堤なども流れが変化する場所なのでバチ抜け時はライズなどが発生しやすいですよ(*^^*)

流れのヨレを見つけるのが苦手だという方は、一度ある程度まとまった雨が降ったり風が強い日などに出かけてみると良いかもしれません。

チェックするのは水面に浮いているゴミがどんな風に流れているのか、溜まっているのか?

流れのヨレている場所では他の場所よりもゴミの流れるスピードが変わっていたり、逆方向に流れていれば反転流が発生しているということになりますね!

こういう場所を見つけて覚えておき、釣行の際のポイント選びの目安にすると非常に釣果に繋がりやすくなります。

台風の通り過ぎた後なんかはゴミが多すぎて釣りにならないことも多いです。こういった時は釣り場へ魚を釣りに出かけるのではなく、流れるゴミの様子から流れの変化をチェックする機会にすると良いかな!



バチ抜けパターンの釣り方の基礎

ここまで、バチ抜けの時期やタイミング、ポイントの選び方等についての基本的なことを解説してきました。続きましては実際にバチを捕食しているシーバスを釣る際に注意することですね。

釣り方に関しては地域ごとにローカルなパターンがあったり、個人個人て好みがあるのでこれが全てだということはできないと思います。これを基本にしていただき、皆さんそれぞれが色んな釣り方を試してみてもっと釣れるバチパターンを見つけていただければ嬉しく思います。

①アップストリームで探る

流れのある場所でバチパターンのシーバスを攻略する場合、

基本的には自分が流れの下手に立ち流れの上流側に向かってルアーをキャストする、いわゆるアップストリームの釣り方が基本になってくる。

特に常夜灯の周辺や釣り人が多くプレッシャーの掛かっているシーバスを狙う際はなおさらです。

流れのある場所でバチを捕食するシーバスは、基本的に流れによって流されてきたバチを吸い込むように静かに捕食することが多いですね。泳ぎまわって餌を捕食するのは体力を使いますし、効率が悪い。

そうなると、流れのヨレている場所や明暗の境目で流れてくるバチを捕食する方が効率よく、無駄に体力を使わずに餌を食うことができますからね!

また、アップストリームで探ると言っても投げる角度はかなり重要。

その時の状況により、シーバスが反応するルアーの投入角度というものは結構規則的なことが多いので

反応が無くても立ち位置を変えて同じ場所にルアーを何度か通して反応を見るのはバチパターン攻略ではとても大切になってきます。ポイントの真下に立ってキャストするのが良いのか、斜め上にキャストした方が良いのか?

またその角度はどのくらいなのか、左から投げた方が良いのか、右から投げた方が良いのか?

1つのスポットを攻略するにしても、こんな風に少し探り方を工夫するだけでも大きく結果は変わってきます。どれだけ細かく、丁寧にポイントを探っていけるのかはバチ抜けに限らずシーバス釣りでは大切な事。

色々な角度でルアーを流しても反応が無い時や、流れの緩い場所で釣りをするなら、ポイントを横切らせるようにルアーを引いたり、時にはダウンクロスでルアーを投げて流れに揉まれるようにスローにルアーを引いてみたり・・・。時にはアップストリーム以外の釣り方が功を奏す時もありますからね!

②ルアーアクションはただ巻きを基本に

ルアーを流れに乗せて探ってくるアップストリームの釣り方が基本になるが、ルアーアクションについては

基本はゆっくり無駄なアクションを与えないただ巻きになる。

また、ミノープラグなどであればしっかり大きくアクションさせるのが正しいというわけではなくて

ルアーが泳ぐか泳がないかのギリギリのアクションが効果的になることも多いので要注意ですね。下手にアクションを与えたり、派手に泳ぎすぎるものはシーバスが違和感を覚えて食わないこともある。

リトリーブ速度に関してはスローに巻くのが一般的ですが、必ずしもそうである必要は無くて遊泳力のあるバチを食っていたり、餌が多くてルアーを見切ってくるような時は少し早めのただ引きでバイトしてくることもあります。このあたりは柔軟な発想で色々試してみましょう。

③ルアーの大きさは6~11cm前後を目安に

これは釣り人のスタイルなどによっても変わってくる部分ですが、私がバチ抜けパターンのシーバスゲームを楽しむ際のルアーの大きさについては9cm程を基本にして探ります。

このサイズのルアーで反応が無ければ、小さいもので6~7cmほどを使い、大きいもので11cm程のルアーまで使用します。細長くてボリュームが小さいものであればもっと大きくても問題ありませんから、このあたりはルアー全体のボリュームをバチに近づけること。

これを意識してルアーセレクトを行っていくと良いですね!

④ルアーの波動は基本弱く

ミノーやバイブレーション、シンキングペンシル、トップウォーター・・・・。色々な種類のルアーが発売されていますが、バチ抜け時に効果を発揮しやすいのは

基本的に動きすぎないナチュラルな波動を生むルアーになります。

具体的にはミノープラグやシンキングペンシル、ペンシルベイト、ピンテール系のワームなど細身のものが基本になります。

ミノープラグの中でも、リップが付いているものよりもリップレスミノーと呼ばれるようなアイマコモモやサスケなどを代表する、ボディーとリップが一体化しているものの方が反転流が発生しにくくナチュラルにシーバスにアピールできる。

私の場合はミノープラグでまずは探ってみることが多くて、これで反応が無ければより波動の弱いシンキングペンシルに変えてみるローテーションが基本かな。

それで食ってこなければワームに変えて更に波動を大人しくして様子を見ていく感じ。

バチ抜けパターンのシーバスは結構セレクティブで、ほんの少しルアーの泳ぎ方などが変わっただけで反応がガラッと変わることが多いので注意が必要です。1種類のルアーで釣りをしてみて釣れないからと言って諦めるのは少し早すぎるかな。

釣れそうな場所であれば、必ずルアーの種類を変えてみたり、カラーを変えてみたり、レンジを変えてみたり・・・・。

少し変化が出ただけで突如シーバスが連発するなんてことも良くありますから、ルアーローテーションを侮らない方が良いですね!

⑤レンジは表層を基本にボトムまで探る

バチ抜け時の基本は表層付近を探ることになりますが、

浅い場所だけに目を向けてしまうと痛い目に合うことがあるので注意したい。

水面~1mくらいまでのレンジをミノーやシンキングペンシルを使って探るのが最もオーソドックスなバチ抜けパターンのシーバス釣りですが、状況によってはボトム付近を流れるバチを捕食しているパターンが存在する。

これらの状態の時は水面にライズなどが発生しないのでシーバスの存在を見つけることが難しかったり、シャロー系のルアーを使っても反応が出にくいので魚が居ないと判断してしまいがち。

このようなボトム周辺のバチパターンを攻略するにはジグヘッド+ワームの組み合わせが効果的ですよ。

ジグヘッドの重さを調節して任意のレンジを流しやすくなるし、上向きのシングルフックのジグヘッドなら根掛かりも抑えて釣りをすることができるので快適にトラブルを少なくすることができますね(*^^*)

ワームの種類は定番のR-32やダイワミドルアッパーなどをはじめとした、ストレート系のワームがオールマイティーに使えて実績も高いですね!

レンジの刻み方ですが、細かく10cm単位、5cm単位など細分化して探ることができればバチ抜けのシーバスパターン攻略は大幅に簡単になります。しかし、そこまで細かく探るのは結構難しいので実際には20cm~30cm刻み位で探るのが良いかな。

フローティングのプラグであれば、大体巻く速度などによって潜行深度は決まっているのでレンジを刻むのは比較的イージーです。ですので、いくつかレンジの異なるミノープラグを用意しておいたりするのが大切。

シンキングのルアーであれば、カウントダウンの秒数を少しづつ変えて探ってみたり、シンキングペンシルを使う際はルアーの腹部に板オモリを貼り付けてウエイトを調節してあげるのも良いですね(*^^*)

そんな風に、色々工夫してすこしずつルアーの泳ぐレンジを変えてあげるのはバチ抜けシーバス攻略においては超重要です!!

⑥他のベイトフィッシュの存在に注意する

シーバスは結構厄介なフィッシュイーターで、バチ抜けが確認できているにも関わらず

実はバチ以外の他のベイトを偏食しているというパターンが存在するので注意します。

春の時期のベイトフィッシュとなりうる可能性が高いのが、バチ以外にイナ(ボラッコ)、シラス、チアユなどが良く知られていますね。

実際にここ最近私の通う静岡のフィールドでは多少のバチ抜けは確認していたものの、釣り上げたシーバスが一番多く吐き出したのがシロウオだったり・・・・。

シロウオはハゼ科の魚で、この時はボトム付近でワームを転がすように引いてくるとシーバスが釣れて中層から上では反応が無いというパターンでした(-_-;)

バチが抜けているからと言って100%バチを捕食していると決めつけてしまうとこんな風に痛い目に合うことがあるかもしれないので、視野は広く、釣れない時は目先を変えて狙ってみるのが重要ですね!

また、ボラッコやチアユなどといったバチよりも遊泳力の高いベイトフィッシュを捕食している際は比較的派手にシーバスがボイルする傾向がある。バチを捕食する際は餌を早いスピードで追い回す必要が無い事が多いので

水面にモワーンと波紋が広がったり、ポツーンといった感じの波紋が広がる静かな捕食をする場合が多いですね。

こんな風に、シーバスがベイトフィッシュを捕食する動き方から食っている餌を推測するというのも大切ですよ!

⑦バチの種類をしっかり把握する

バチ抜けと言ってもそのバチの種類には複数あるので、それによって適切なルアーのサイズやリトリーブ速度などが変わってきます。

私の住む静岡の場合、河川の下流域に生息しているものは比較的小型で細いバチが多い一方、港の中でバチ抜けする種類のものは10cm以上の大きさがあって太めの青イソメくらいのボリュームがあるものが多いです。

あとはちっこくて泳ぎまわるクルクルバチなどもいますから、水面付近を遊泳しているバチの姿や釣り上げたシーバスが吐き出すバチの種類には注意を払います。

⑧釣れない時は常夜灯周辺を捨てる

バチ抜けしていてライズも出ているのにシーバスが釣れない時。特に人的プレッシャーが掛かっている場所のシーバスはスレていることが多く、満月の夜や常夜灯周辺などの視界が開ける場所にいる個体はとてもルアーに対してセレクティブだったりしますね。

バチ抜けは必ずしも灯りがある場所である必要は無いので、そんな状況の時は光量の少ない暗い場所が結構狙い目だったりする。

暗い場所にいるシーバスは視界が悪く、ルアーを見切ってくる可能性が低くてスレている場所でもどちらかと言えば釣りやすい。私の場合は暗い場所でシーバスを狙うことが多いんですが、これにはこのような人的プレッシャーの高さを考慮しているという部分もありますね!

ルアーのカラーなども視界が開ける場所のシーバスは結構選んでくることが多いんですが、暗い場所の魚は波動やレンジなどが合えば比較的ルアーにバイトさせるのが容易になる傾向がありますよ!

⑨合わせのタイミングに注意

バチ抜けシーバスに限らず小型のベイトを捕食している際のシーバスのバイトですが、特にただ巻きで探っている時は

後方からルアーを吸い込むように捕食することが多い。

この時、一度でルアーをすっぽり飲み込むばかりではなく、プレッシャーが掛かっている場所のシーバスなどはルアーを何度かに分けてついばむようにバイトしてくることもある。

トリプルフックのついているプラグを使って釣りをしているなら良いんですが、ジグヘッド+ワームなどを使って釣りをしている際は

アタリが出た瞬間に合わせを入れても掛からないようであれば、アタリが出てもそのまま巻き続けて2~3度コツコツというシーバスの食いなおしを確認してからアワセを入れると良く掛かることがあります(*^^*)

ワームを使っているのであれば、違和感さえ与えなければ意外と長い時間シーバスはワームを口に含んでいるもの。このバイトが出た時にルアーを巻くのを止めてしまったりすると、違和感を感じてワームを離してしまうことがあるのでアタリが出てもそのままの速度を維持するのがポイント。

バチ抜け時のルアーカラー

バチ抜けパターンのシーバスを狙う際、ルアーカラーに関しては非常に個人個人の好みがあるので

このカラーが正解で、このカラーは釣れない。

と断言するのは非常に難しいですね。地域による特性であったり釣り場のシーバスの密度であったり、プレッシャーの掛かり方などによっても釣れるカラーの幅や癖というものは変わってきますから。

私の場基本に持ってくるのが

クリア系やグリーン・赤系などのバチ系カラー、そしてホワイト系、シルバー系になるかな。

困った時やとりあえず釣り場について初めに投げるのはクリア系のカラーになることが多く、アタリ外れが少なくてどんな状況でもある程度シーバスの反応が返ってきやすいと感じる。

それで食ってこなければ、グリーンや赤などといったバチに良く効くとされるカラーのものに変えたり、パールホワイトなどのカラーに変えたり。

シーバスの場合はルアーのカラーで反応が大きく変わることも結構多いので、釣れない時はレンジや波動を変えるのも良いですが

ルアーカラーを少し変えてみるのも忘れないようにしてくださいね!

一方で常夜灯の有る無しなどによって影響を受けやすいのがゴールドやシルバー系などのフラッシングの強いカラー。

これらは光量の多い場所でバチを食っているシーバスには、時々反応が悪くなることがあるように思いますね。常夜灯の無いくらい場所などではこれらのキラキラとフラッシングするカラーがよく釣れたりすることがあるので、釣り場によって当たり外れがちょっとはっきり出やすい気がします。

まとめ

今回は春のバチ抜けパターンのシーバス釣りの攻略の基本的な部分について、少し掘り下げて説明させていただきました。

春の時期は比較的数釣りになりやすい傾向がありますが、パターンさえ掴めば比較的シーバスをキャッチしやすい時期でもあります。逆に釣り方が分からないと、目の前にシーバスがいるのに全く釣ることが出来なかったりする、ちょっと気難しい一面も持っています。

基本的には波動の強すぎないナチュラルな細身のシルエットのルアーを使い、必要以上にルアーにアクションを与えずに操作するのが攻略のポイントかな。

今回はこの辺で。

それでは、良い釣りを!

4 COMMENTS

ひだり

食べられるシーバスを是非釣りたいです!

まるなかさんの記事の中でたまに、ルアーを投げる角度であるとか
投入する角度という説明があります。
単純に疑問なのですがこれは飛距離を出すためってことでしょうか。
巻であれば流れに対して並行に巻いてくるなどの理由が分かるのですが、、
あんまり水平方向にルアーを入水させると魚が逃げるとかそういうことでしょうか。

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。
ルアーの投入角度の話ですが、飛距離の事ではなくて
川や潮の流れ、風向きなどに対してどのようにルアーを入れていくのか?ということですね!
サーフのヒラメ釣りなんかの場合はドリフトなどは基本的に不要ですから、
どの角度でルアーを入れて引っ張ればラインが無駄に潮などに引っ張られることなく、ルアーが本来持っている泳ぎを引き出せるのか?無駄な糸フケは出さずにルアーのコントロールを失わずに釣りをすることができるのか?
こんなことを考えて釣りをするのですが、これは潮の流れ方や風、地形などが絡んできてその時の状況によって変わるのでどれが良いということはできませんので、実践を積んで感覚で覚えるしかないかなと(笑)

一方でシーバス釣りやトラウトなどの釣りでは、ドリフトやターンなども組み合わせて探っていきます。この時も流れの強さやベイトフィッシュの種類、ポイントの癖などによってその時々で魚が反応する投入角度と流し方、引き方が存在するんですね。それさえわかってしまえば魚がポンポンと連発したり・・・。

ドリフトやターンの釣り方は応用的な釣りになるので、まずはルアーから穂先までのラインを一直線にさせてあげること。これを意識して釣りをするだけでも釣りはかなり上達します。もちろん、目に見えている部分のラインが真っすぐになっているだけではダメで、水中のラインも真っすぐになるように考えて釣りをするんですね。2枚潮や川の中では表層と底層の流れの早さが違ったりしますから、そのあたりもルアーの投入角度を考え、ロッドの捌き方やリールの巻き取り方なんかも色々工夫してみる感じですね。
慣れてくると、ラインに掛かってくる水圧でどんな状態になっているのかが分かるようになってきますが、私は船に乗って餌釣りをやって覚え込みました。

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ひだり

まるなかさん

丁寧な回答ありがとうございます。
とてもよくわかりました!

2枚潮は正直わかりませんが潮の向きは何となく・・・
ルアーをリフトした時、テンションのかかり具合が強くなる方向に流れているものだと思っております。
基本釣れないので釣れるパターンか覚えるのが大変そうですね~笑

さっそく豪雨の中先ほどまで清水港にシーバス狙いで釣りに行きましたが
確かに底ずる引きでシーバスのりました!(使ったのガルプですが
PE0.3のリーダー6lbだったのもあってラインブレイクしてしまいましたが、、、
この春のシーバスについては何となくわかったような気がします!

返信する
まるなか大衆鮮魚

失敗しながら色々覚えるしかないですから、こればかりは実践あるのみですね!

次はシーバスタックルで狙っちゃいましょう!この時期は比較的魚影が安定しやすく、経験を積むには最適なので今がチャンスですね(*^^*)

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