さて、今回は誤ってリールを海に水没させてしまった時の対処法についてです。

おそらく、これを読んでいる方は実際に釣り場でリールを立った今水没させてしまった方もいると思います。

今回の処置方法ですが、

自分で分解できる方はグリスやオイル代のみ。

メーカーに送るという方はオーバーホールによる技術料。

コチラが発生することをまずは理解してください。

ですので、ある程度の価格のリールが水没してしまった時や、費用は多少掛かっても良いという時の事だと思っていただければよいかな?

ある程度使い捨てという道具であれば、ここまでやる必要はないと思いますので。

それでは早速、メーカーに発送するか自分で分解するまでに行うことを簡潔にまとめておきますので、手順に従って迅速に処置してください。

この手順は、実際に私がタックルを完全に海水に水没させてしまった時に行った方法ですが、

自分で分解してグリスアップしなおしたところ全く不具合もなく、パーツの交換も1つもなく完全に復活させることができています。

  1. 水没させてしまった時は、そのまま釣りをしないで帰宅。
  2. リールの内部が乾いてしまう前にお湯の中に完全に漬ける。
  3. お湯の中で念入りにリールを回す。ベールやストッパー、ラインローラーなどの可動部もしっかり動かす事。
  4. 念には念を入れて潮抜きを行い、メーカーへ出すか自分で分解して注油。

まとめてみれば以上になります。

今実際に愛用のリールが水没してしまって困っている方。

特にそれなりに高価なリールを使っている方等はすぐに上記の方法で処置しておくと、かなりの確率でパーツの交換をしなくても復活できます。

さて、これでリールが海水に水没した際の解説は終了!

でも良いですが、特に今焦っていない方や処置が完了した方へ

どうしてこの手順で処置を行うのかを少し細かく解説していきます。

これを覚えておけば、万が一の時にも無駄な出費を抑えて水没したリールを元の使える状態に戻すことができます。

リールが海水に水没。必要な処置とその理由。

昔話:ハイエンドタックルを完全水没させた私・・・。

まず、私がリールを水没させたときの話からしましょうか(笑)

あれはかなり寒さがきつい2月頃の真冬の夜釣りでした・・・。

当時、真冬のライトソルトゲームにハマっていたまるなか。

セイゴやメバルを狙っていたんですね。

その時使っていたのが、ロッドもリールもそれなりに値の張るタックルでして。

ダイワの月下美人エクストリームと初期型のイグジストのセットでしたね。

間違いない、上の画像のやつですね。

これがまさかの悲劇の展開になるわけなんですが、

当時めちゃくちゃ寒くて手がかじかみ、風も強くて手足の感覚なんて殆ど無いような状態で釣りをしていました。

そして・・・・

ルアーをキャストした際、あろうことか手に持っていたタックルを離すという・・・・。

その時は一瞬頭の中が真っ白になったんですが、細かい泡を出しながら静かに沈んでいくロッドとリール。

呆然としたのは今でも覚えているんですが、意外と冷静でした。

その時運よく干潮の時間帯でして、水深が幸いにも浅くて沈んだタックルがかろうじて目に見えるというのが救いでした。

近くで釣りをしていた人を探して声をかけて、釣り上げてもらうことに成功したんですよね。

当時、今のようにマグシールドなどの機能が付いていませんから、

基本的にどのリールも自分で分解してメンテナンスしていたので何とかなりそうだと思って帰宅。

そして初めに紹介した処置を実践したところリールへの影響は全くなく、完全に復活させることができました。

昔話はこれくらいにしておいて、必要な処置について詳しく見ていきましょう。

手順①リールは乾かさず、出来るだけ素早く持ち帰る

海水に完全水没させたリールは、基本的にボディの隅から隅まで海水が入り込んでいるとみていい。

最近はマグシールドなどの防水機能が装備されているリールも増えていますが、あれは特定の方向からの水の侵入を防ぐもの。

リールを海水に完全水没させてしまって場合

水抜き穴やボディの下側から等、マグシールドが効果を発揮しない場所からも海水は容赦なく侵入する。

そしてこのリールを水中から出した時、一番注意しないといけないのが

海水が乾くことで塩の結晶がリールの内部に作られる事と部品自体の錆び。

これによって、酷い時はハンドルが巻けなくなりますからね。

各所のギアやベアリング、オシュレーションの機能などがこれによってダメになる。

実際、軽く水没させたリールをそのまま使い、しばらく置いておいたら固まって動かなくなった人も見てきています。

基本的に、軽い潮ガミなどであれば長時間の洗浄などで多少は落とせますが、メーカーはそういうことはしません。

そのような時はパーツ交換をしますので、高価なリールなどは部品代が高額になりますから注意を。

ですので、まずは海水につかったリールが乾く前に素早く持ち帰る。

これが第一段階ですね。

手順②洗面器などにお湯を張り、リールを水没させる。

今回はリールが海水に完全水没した時の話ですから、リールのグリスやオイルを守るということよりも

リール本体とそのパーツを守ることを第一に考えます。

そうなると、一番効果的なのがお湯の中にドボン。

これですね。

お湯の温度ですが、40度前後あれば十分でしょう。

あまり高温の熱湯の中に投入してリールの塗装などが変質したりしても嫌ですし。

そして、水中でリールをこれでもかというくらい入念に回してしまっていいです。

この時、リールのアーム部やストッパースイッチ、ラインローラーなどの可動部も必ずしっかり動かしておく。

この段階で重要なのは、とにかくリール内部の潮を追い出してあげること!

潮が乾いておらず、海水の状態であるならそこまで海水を追い出すのに苦労はしないと思います。

ですのでいち早くリールを持ち帰って洗う!

これを重要視しましょう。

注意点:この段階で潮は抜けるが、リールは無防備に。

おそらく完全に水没させてしまったリールでも、海水が乾ききる前にこの作業をすればほとんどの海水は追い出すことができると思います。

しかし、ある程度の温度のお湯で洗浄したことにより、

オイルやグリスが変質したり、流れ出てしまっています。

つまり、内部のギアやベアリングはグリスやオイルの保護を受けていない、裸の状態になっているということ。

この状態で潮風に当たってしまったり、釣りに使ってしまうとあっという間に錆びてしまったり潮ガミを起こすので絶対に使わない事。

そして出来るだけ早く分解するか、メーカーへ出してグリスアップ&洗浄をしてもらおう。

手順③自分でオーバーホールorメーカーへ依頼する。

正直、自分でオーバーホールできる人ならハイエンドのリールが水没したとしてもグリスとオイル代だけあれば十分リールの完全復活はできると思います。

一方、メーカーに依頼する際は必ず

水没させたことと、潮抜きの処理はしたので内部のグリスやオイルが流れ出ていることが考えられること等は修理票に記載した方がいいです。

そして、その際に状態によってはパーツの交換になる場合があるんですが、

メーカーは少しでもパーツが劣化していると交換を進めてきます。

少しの潮ガミくらいなおしてくれよって思うかもしれませんが、基本的にメーカーはそういうことはしません。

この際、ハイエンド機種のメインギア周辺のパーツ交換などとなると

パーツ代だけで1万円程になったりしますから注意。

もしパーツの交換はせずに洗浄やグリスアップなどだけを望む場合、パーツ交換の上限金額を決めたい場合はそれをあらかじめ記載しておけばその通りに処置してくれます。

ですのでこのあたりは店員さんに前もって伝えておくと、後で予想以上の出費になること等を防げますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は緊急時のトラブル、

リールを海水に完全に水没させてしまった時。

この時にできるだけパーツを保護してリールを復活させる手順を解説させていただきました。

メーカーに出される方は、どうしても分解・洗浄・組み立ての手間賃は必ず発生しますのでこのあたりは使用されているリールのグレードなどによっても処理方法は変わってくるのかもしれません。

安価なリールなどでそこまでしたくないという方は、

ちょっと念入りに常温の水をシャワーなどで当てながら洗うでもいいと思います。

その場合、運が悪いと潮が抜けきらずに内部のパーツが傷み、最悪リールが動かなくなったり巻き心地が悪くなるというわけです。

ある程度値の張るリールや愛着を持ったものを使用されている方は、多少の出費は覚悟してもできるだけ少ないパーツ交換で完全復活できる方法を取った方が良いですからね。

今回のこの記事が参考になることが来ないのがベストですが、もしも何らかの拍子で役立つ時が来た際は参考にしてみてください。

なお、日常的なスピニングリールのメンテナンス方法については「スピニングリール メンテナンス方法の基本」をご覧ください。

大切なタックルと長く釣りができますように。

 

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