港湾・都市型河川シーバス 濁りの釣り方、攻略法!

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今回は、シーバス釣りにおける大雨や強風による濁りが入った際の効果的な攻略方法について、私なりの考え方と釣り方を紹介していきたいと思います。

ここの所、ずっと秋雨前線や台風の影響で2週間ほどは曇りや雨模様が続き、雨は降っていなくても風速10mといった風が非常に強い日が多かったです。

こういった際はついつい釣りをあきらめてしまいがちですが、シーバスが毎日のように釣れてまずまず良い結果を出すことができました。

釣り方さえ覚えてしまえば濁りや風が強いということはシーバスゲームにおいてはプラスに作用します。

特に、普段はプレッシャーが高くて釣りづらかったり、釣果を上げるには明暗部の奥の奥までルアーを流してようやく反応する・・・。

そのようなフィールドにおいても非常にシンプルな釣り方で、比較的イージーに釣果を出すことができる可能性も高いんですね。

シーバス釣りを始めてみたけど思ったように釣れない方や、濁りが入った時にどのようなルアーを使って攻略していけばいいのか?

そのような際は少し参考にしていただき、良い結果に繋げていただくことができればなぁと思います(*^^*)



濁りのある状況でのシーバスの狙い方

それでは前置きはこのくらいにして、濁りの入っている状況における効率の良いシーバスの釣り方を解説していきます。

かなりきつい濁りでもシーバスはルアーが見えている

ここ最近、ずっと雨模様が続いていたのですが、私はほぼ毎日シーバスを狙いに釣行してきました。

比較的シーバスには良いコンディションが続いていて、行けば釣果が出るといった状態だったので、せっかくなので色々なことを試してみました。

まず、カラーに関して言えば濁りがあるからと言ってブラックやパール、チャートなどのアピールの強い存在感のあるカラーが良かったかと言えばあまり関係ありませんでした。

今回は港湾部を中心に、河川も含めて釣行したのですが、メインはアイマサスケSF-95、シマノトライデント90S、バスデイレンジバイブ70ESをメインに使いました。

そしてライトソルトゲームの帰り道にちょこっと様子見するときはガルプベビーサーディン(笑)

綺麗なルアーでなくて申し訳ないですが、色が剥げてクリアーになりかけているボロボロのsasuke、シルバーベースのレンジバイブ、色移りしたベビーサーディンなどを主力で使用しました。

日によっては流入河川からの強い濁りが入り、透明度は10cmも無いような日もありましたが、むしろそういった状況の方がよく釣れました(*^^*)

その際もカラーは特に関係なく、クリア系やシルバー系のカラーでも問題なく釣れます。

そう考えると、シーバスは濁りの強いナイトゲームにおいてもルアーはしっかりと認識できているようです。

そうでなければ、小さなベビーサーディンで狙ってシーバスが釣れるとは思えません。

匂いが効果的だったのかもしれませんが、この時のベビーサーディンはずっと使い続けていたので既に匂いの拡散力は弱まっていたと思います。

しかし、アタリのあるパターンにはかなり共通点があり、カラーよりも重要なことがありました。

とにかくストラクチャーの際を攻める

私の普段出かける場所はアングラーの数が非常に多く、濁りなどが発生していないとなかなか釣果を上げることは難しいことで良く知られています。

こういった条件の場合、魚を釣るには朝夕のマズメを狙ったり、ベイトの回遊や潮の満ち引きに合わせてキャストを続けているとそのうち釣れる。

このような釣り方になるのですが、濁りの入っていたここ最近は30分も狙えば結果がほぼ出ていました。

狙い方が意外と重要で、

とにかくストラクチャーの影などを丁寧に狙う。

ただこれだけです。

何人かの方が私がシーバスを釣り上げているところを見ると、

「こんなところで釣れるんですね!」

と言われました。

普段であれば明暗の奥に流し込まないと食わなかったりする状況であっても、

濁りが入りさえすれば誰でも投げれて狙えるような小さなポイント。特に見落としてしまうような小さな変化に魚が付きます。

極端な話、キャストしなくてもロッドから糸を垂らして振出竿のようにルアーを投入。

そしてゆっくり引いてくるだけで80cmくらいのシーバスが釣れてしまいます。

このシーバスは誰もが見落としているであろう小さなポイントを3m程のショートキャストで1撃。

ルアーは面倒だったのでシーバス用には交換せず、ベビーサーディンでした。

このように、狙い方さえしっかり考えればとてもあっさりと、誰でも釣れます(*^^*)

例えば、港湾部に良くある常夜灯。

普段はシーバスが簡単には釣れないから、ライトの下まで行って釣りを開始していませんか?

いったん手前で立ち止まってみて、丁寧に岸から10cm以内の所を通してみてください。

そうすると思わぬところに大物が潜んでいることが分かるはずです。

ですが、濁りが入っていたり強風が吹き荒れている時でないと、このようなゆるい釣りは通用しないことも事実。

あくまでも状況に合わせていくことが大切です。

こういった港湾部などをピンスポットで狙う場合、出来るだけ丁寧に、ゆっくりとルアーを見せていきたいのでサスケやトライデントなどを使います。

バイブレーションなどを使っても悪くはないですが、少しキャストミスをした際などに無駄なプレッシャーを与えることがあるので私は使うことが少ないです。

サイズは個人の好みもありますが、私の良く行くフィールドのベイトフィッシュのサイズが10cm前後のことが多いので、9~11cm前後のものを良く使います。

いかにもおいしそうな橋脚周りですが、平水時は明暗部で釣れるようなことは殆どありません。

もっと奥の奥までルアーを流し込んでターンさせるとやっと食ってくる。

このような状況が多いのですが、初心者の方やキャストの苦手な方には厳しいですし、

そもそもどうやってターンさせるのかなど、わからないですよね。

ですが、濁りが入っている時はそこまでしなくても大丈夫。

てっとり早く釣りたいのなら、橋げたの流れが当たっている部分の少し上流側に、遠目にキャストしてルアーの流れ方を見ながら

橋脚に差し掛かりそうなところで橋脚ギリギリにルアーが通るように巻いてくる。

これを丁寧にやるだけで食ってくることもかなり多いです。

こういった釣り方をするには流れに強くてしっかり飛ぶ、そしてしっかり沈むルアーが強いです。

そこでレンジバイブを良く使います。

レンジバイブは背中がフラットな水圧を受けるバイブレーションとは違って水を切ってアクションする巻き抵抗の少ないバイブレーションです。

だからある程度流れがあっても水の流れを受けすぎず、使いやすい。

かなり以前から発売されているルアーですが、実力は言うまでもないですね!

釣れない時は粘るよりもすぐに新しいポイントへランガンしてみるとかなり効率よく釣りができます。

明暗部を丁寧にラインコントロールしながら釣りができる方は、ミノーやシンキングペンシルなどで探ってみてもOKですね!

このあたりは自分の技量や好きな釣り方で探ってみれば良いと思います。

普段よりも大胆に魚との距離を詰めてみる

先程も解説させていただきましたが、濁りの広がっている場所ではシーバスも視界が悪い。

ですからストラクチャーなどに寄り添って流れてくるベイトフィッシュなどを効率よく捕食しようとしているような感覚があります。

特に常夜灯のある港湾部や都市型河川の場合はそれが顕著に出ます。

真っ暗な場所の場合は濁りが入っていてもある程度回遊しながら捕食するタイプのシーバスもいますが、

明暗が形成される場合はとにかくその境目など、分かりやすすぎて普段釣り人から見捨てられているような場所を丁寧に探る。

これがポイントです。

そして、キャストに自信がなければ足音がしないように、影が水面に落ちない様にさえ気を付ければ

かなり魚に近づいても魚は濁りが広がっているおかげで逃げていきません。

ここ最近はとても風が強く、10m以上の風速の時もありました。

そうなるとフローティングミノーなどはまともにキャストできません。

ですので、私の場合は静かに狙いたい場所の数メートル手前まで歩いていき、アンダーハンドでキャスト。

そしてゆっくりただ巻きでシーバス連発!

こんなパターンで美味しい思いをしていました。

気を付けるのは、とにかく障害物や明暗にタイトにルアーを通すこと。

1m離れてしまってはダメ。10cm以内には落としたいところです。

プレッシャーの低いフィールドであればそこまでしなくても釣れると思いますが、このページをご覧になっているということは悩みを抱えている方も多いでしょう。

無理ならそっと近づいて投げればいいだけですから、難しいことはありません(*^^*)

丁寧に釣りをすれば、濁りが入っている状況ならシーバスは必ず釣れるはずですよ!

風裏に逃げない。風が吹き荒れる場所はチャンス大!

そして、風が強く吹いている場合ですが、風によって波が打ち付けると濁りも入りますし、波立っている場所は魚の活性が上がります。

シーバスに限らず、他の釣りでもいえることですが

危険でないのであれば出来るだけ風が当たる面で釣りをする。

これは釣果を上げていくうえでとても大切です。

私の場合、風速10mを超す天気予報の場合でも風を受ける面で釣りをします。

周囲のアングラーは一度キャストして帰っていく方も多かったですが(笑)

ですが先ほども言った通り濁りの要素なども入っている際は特に、キャストする必要なんてないですからね!

足元を丁寧に引いてみたり、ポイントまでそっと近づいてルアーを落とせばいいだけなので難しいことはありません。

ここ最近のパターンも濁りと強風の向かい風が重なった時に魚の反応が良く、誰もいない港湾でシーバスと遊んでいました。

ですので、釣りづらい状況は実はチャンス!

ちょっと狙い方を考えて、工夫すれば良い結果に繋がります。

一度釣れた時の状況、ポイントは必ず覚えておく

濁りが入っている時でなくても当てはまることですが、

大体同じ状況になると、同じような場所には同じようなサイズの魚が付きます。

季節、水温、天気、気圧、水質、潮等、1匹でも魚が釣れた時はその当時の状況をしっかりと覚えておく。

そして、同じような状況の時に釣りに行ってみる。

すると、何気ない小さなポイントであっても同じようなサイズの魚が、全く同じピンスポットで釣れるということはかなり多いです。

ローカルアングラーで特定の釣り場で圧倒的に釣る釣り人に多いのは、このパターンをいくつも知っているからなんです。

別に釣りが特別うまいわけでもなく、釣れる条件と場所、釣り方をパターンで知ってさえいればあとは勝手に魚が釣れてくるんですね!

そして、こういったパターンが1つでもわかれば、それを参考にして色々な他のパターンを見つけ出すことにもつながりますよね。

更に、他のフィールドへ行っても魚は魚。

多少の性質の違いはフィールドごとに違いますが、共通することも多いので活かせることも多いです。

そうしたらどこの場所へ、どのような釣りをやってもどんどん釣りがうまくなっていきますよね(*^^*)

私の場合は船の釣りも、港の釣りも、湖の釣り、川の釣りも・・・・。

ルアー釣りはもちろん、フライや餌釣りもやってきましたが、いろんなジャンルの釣りをある程度やり込んでみると、

初めての場所で、初めての釣りをやった時でも何となくコツをつかむことがスムーズになってくるような感覚があります。

この釣りのこの部分は、あの釣りと同じだな!

というような共通する部分があったり、逆に他の釣りの考え方を取り入れて新しいパターンを見つけたりすることもできます!

私のメタルジグを使ったフラットフィッシュゲームの考えは、船の餌釣りのオニカサゴ釣りをヒントにやってみたのが始まりですから(*^^*)

まとめ

今回は濁りのある条件下でのシーバスの狙い方、釣り方を簡単に紹介させていただきました。

とにかく注意するのはストラクチャーの際を丁寧に、確実に通すことです。

ルアーのカラーは2の次、まずは魚の目の前にルアーを確実に届けてあげることです。

ルアーの種類はたくさん用意する必要はなく、食わせ用のミノーやシンペン、流れがある場所や水深のある場所用にバイブレーションがあればなんとかなります。

そして、普段は見過ごしてしまうような変化などをしっかり見落とさずにルアーを通す。

濁りや風でプレッシャーが下がると、普段はルアーの届かないような場所に潜んでいる魚がかなり狙いやすい場所に出てきて餌を狙っているものです。

シーバス釣りははじめはボウズの連続なども良くある釣りです。

ですが、濁りなどの要素をうまく使えるようになれば釣果は上昇していきます。

とにかくサイズは問わずに1匹をキャッチしていただいて、自分なりのパターンを見つけていただれればと思います。

それでは、良い釣りを!

2 COMMENTS

村上

こんにちは!
私も台風直前に行きましたがボラとの戦いでしたwボラを交わしながら当たりを取ってもフックアウトで終了でしたʅ(◞‿◟)ʃ水面一面ボラは清水の風物詩ですねw

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まるなか大衆鮮魚

お疲れ様です、まるなかです。
ボラが多いとどうしようもない時も多いですね(-_-;)
ですが、タイミングでやつらは突然いなくなるのでボラが動くタイミングは狙い目ですね!(*^^*)
今年は例年以上にボラが多い感じがするので、釣りに支障が出そうですね・・・(-_-;)

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