宵姫 華 実釣インプレッション&詳細解説!

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宵姫 華 で実釣しました!

それでは、早速実際のフィールドで宵姫 華を使ってみたインプレッションです。

リールは前記した通りダイワ12イグジスト2004を使用。

ラインはデュエル アーマードF+Pro 0.3号にショックリーダーフロロカーボン7ポンド。

ルアージグヘッド1g~3g、メインは2gを使いました。

なお今回は釣況を考慮し、港湾部へのライトソルトゲームにて使用しました。

ヒットした魚は25~50cm程のセイゴ、30cm前後のカマス、20cm程のカサゴでした。

合計で20匹程の魚を掛けることができ、ある程度の大きさのセイゴとやり取りをすることができたので曲がり方なども知る良い機会となりました(*^^*)

キャスティング性能

まずは釣りをするうえで重要となるキャスティング性能から。

超軽量で張りのある素材、小型のガイドが特徴の宵姫 華ですが、今までかなりしなやかなロッドを使用していたため、

第1投目はラインを放すタイミングが遅すぎて弾丸ライナーに。

しかし、これは数投もすればすぐに慣れてきて問題はありませんでした。

2gのジグヘッドをメインで使用しましたが、反発力が強いので2gのヘッドでもロッドが大きくしなるという感覚はありません。

3gのジグヘッドをキャストすると、力を込めなくてもロッドの反発力でかなりの飛距離が出ます。

ですので初心者の方やロッドを曲げこんで投げるというのが好みの方は慣れるのに時間が掛かるかもしれませんね。

飛距離の面ではロッドの反発力が強いので、柔らかいロッドよりも逆に伸びる印象。

ガイド系の小ささによる糸抜けの悪さなども感じることはありませんでした。

また、ロッドが非常に軽いのでシングルハンドキャストになります。

以前は近距離をキャストする以外はダブルハンドになりがちでしたが、このロッドに変えて気づいたのが無意識にシングルハンドになっていたことですね!

また、先だけが極端に柔らかく、チューブラー部分から一気に硬くなるようなロッドではないので、キャスト時や魚を掛けた時のロッドの曲がり方に違和感はありませんでした。

ダブルハンドで投げるときは、この小さなリアグリップに小指、または小指と薬指を乗せてキャストすることになると思いますが違和感はありませんでした。

このロッドを使用する場合、ジグヘッドを使用する際は1g以上がメイン。最も使いやすいのは1.5g前後~というような印象があります。

もちろん1g以下のものも問題なく使用できると思いますが、その場合はよりパワーの低いモデルを選ぶとより快適に釣りができそうですね!

追記:雑に投げるとラインが絡む

ライントラブル自体はほとんど起きなかったので、あえてロッドの反発するスピードなどを無視して雑にキャストを繰り返してみました。

すると、2回ほどガイドにラインが絡むトラブルが発生。

この時厄介だったのが、

ガイドが小径なのでPEラインが絡むとほどくのに時間が掛かる

ということです。

小径の細いガイドの付け根にPEラインが食い込んでしまうと、ちょっとラインを引っ張ってしまうと解きにくく、解くのに苦戦してしまいました。

とはいっても普通に使用する分では今までの所ライントラブルは起きていないので、このあたりは使う方のキャストの癖などにも左右されると思います。

気になる感度

感度に関しては今まで使用していたロッドとの伝わってくる情報量の多さに予想以上の違いがあり、少し驚きました。

今回の釣行では、比較的プレッシャーの掛かっている場所でのスレたセイゴをまずは狙ってみました。

居つきの魚なのでルアーを見切ってくることも多く、アタリが有ってもショートバイトでフッキングできないこともあります。

早速このロッドを使用して思ったのが、

今まではソリッド部分のもたれなどでアタリをとっていたような小さなアタリが、

手元まで明確に衝撃として伝わってくるということですね!

高弾性のソリッドを使用することでソリッド特有の追従性を持ちつつ、魚のアタリの信号をしっかりと手元まで伝えてくれるような感じです。

ですので、穂先の違和感とともに手元に「コツン」というような信号が強く伝わってきます。

逆に、テンションが抜けた時の感触や潮の流れなどの変化も明確に手元に伝わってくるので、釣りをしていて面白かったです(*^^*)

これは今までのロッドとは全く違う感覚でしたね!

このフロントグリップの形状も感度向上にかなり貢献していると思われます。

そして、ロッドが非常に軽いのでそのような違和感があった時にすかさずアワセを入れることができます。

アワセのスピードは自分で釣りをしていて今までよりも明らかに上がっているとわかるレベルですので、結構違ってくると思いますよ。

このあたりは今まで使用していたロッドによる部分もあると思いますが。

1つ言えることは、感度と重量に関して私の感想としては

もはや言うことなしのレベルです。




掛けてからの曲がり、ベンドカーブ

このロッドを室内で初めて振った時、気になったことがあります。

それは、張りの強さによるバラシです。

今回はセイゴなどを釣りましたが、セイゴはエラ洗いをしたりするのでかなりバラシやすいターゲット。

実際にアタリをとってアワセを入れ、何度もやり取りをしてみました。

ロッドの曲がりに関しては張りがあるものの魚がヒットすればしっかりと曲がる印象です。

ロッドは曲がってなんぼですから、このあたりは好印象です。

バットためが効くように設計されていて、尺メバル程度ではラインの強度に注意すれば余裕でやり取りできるでしょう。

実際50cm程のセイゴを掛けてロッドを曲げ、ドラグをある程度締めてファイトしてみましたが、多少の余力はまだ残っている様子でした。

そして、バラシに関してですが

不思議なことに、以前の軟調子のロッドよりもバラシが減少しました。

これは個人個人のやり取りの仕方も影響があると思いますが、私に関して言えば足元でのバラシが減った印象です。

しなやかなソリッドから張りのあるソリッドに変わったことで、かえってラインに掛かるテンションが強くなったのかな?

金色の上の画像が月下美人のソリッドのカーブ。

下が宵姫 華です。

宵姫の方はかなり張りがあり、このように曲げるのが精一杯。

月下美人はもっと曲げようと思えば曲げられます(笑)

このように、同じソリッドですが全く曲がり方が違うんですね!

このあたりのバラシやすさについては、今後アジ等も釣りながらもっと多くの魚を掛けて検証していきます。

追記:大型カマス&アジングにて実釣!

しばらく港湾のカマスゲームにて酷使してきました。大型のもので42~43cm程の大型カマスをヒットさせ、やり取りも行いました。

これくらいの魚になると、ロッドは綺麗に曲がり込むもののまだ曲がりしろは残っていてパワーに不安は感じませんでした!

そして今回、アジングにて釣行してきました。

状況としては数釣りには難しいものの、最大で30cm強までの良型を7匹の釣果。

今回ターゲットに選んだのは、根付きのアジと呼ばれる体高があってとても引きの強いタイプのアジ。

尺を超えてくるサイズになると、この時使用した5ポンドのリーダーでもドラグを出してやらないとラインが簡単に切られてしまうので、とてもエキサイティングなゲームになりました。

しっかり曲がり込むからバラし難く、ラインにやさしい

ロッド自体に張りがあり、口切れなどの不安が多少あったのですが実際に口切れは皆無で一度掛かってしまえば非常にバラシにくいロッドだと感じました(*^^*)

このあたりはロッドレングスによるショックの吸収性もあると思いますが、バラしやすい大型のアジをミスなく取り込めたので印象としては上々です。

また、足元付近で強く引き込まれ、強めに設定したドラグによってラインブレイクするかと思った場面もあったのですが、そのあたりはロッドがしっかり曲がり込むことで魚の引きをいなしてくれます。

張りが強いだけで曲がり方が良くないロッドも見かけますが、このあたりはガマのロッドらしく綺麗に曲がってくれるのでアジングをしていて気持ちが良かったです。

アジのアタリが明確に衝撃として伝わる

以前使用していた乗せ重視の月下美人の場合、アジのアタリはモゾモゾとした感触で伝わってくることが多かったです。

しかし、このロッドに変えてみると、モゾモゾという感触が手元までしっかりと衝撃として伝わってきます。

ですので反射的にバシッとアワセを入れやすく上あごの良い位置にフッキングする確率も上がりましたね(*^^*)

メバスタ アジング港湾アジング釣行 ジグヘッドの使い分けで釣果を伸ばそう!

まとめ

今回はがまかつ LUXXE 宵姫 華 S74L solidについてインプレッションをさせていただきました。

このロッドを使用して感じたのは、1本のロッドで様々な状況で釣りをする方そしてアジやメバル、カマス等

色々なターゲットを狙うという方にとても向いているロッドだということですね。

7.4フィートというレングスと、ある程度のしなやかさと強さを兼ね揃えたブランクスなので

オープンエリアだけでなく、障害物周りや沈み根等様々な状況で使用できる高感度、超軽量なロッドですね!

港湾部を中心に1本であらゆる状況に対応したいなら、今回私が購入したS74Lがおすすめですかね!

がまかつ(Gamakatsu) ラグゼ 宵姫 華弐 S57UL-solid(スピニング・2ピース) 24690-5.7

私の場合は1.5g以上のジグヘッドを多用するのでこの番手ですが、

1g前後のジグヘッドを中心に使って足場の低い場所やオープンエリア、小型~中型の数釣りを楽しむならワンランクパワーの弱いモデル「63UL」の方が使いやすいと思います。

さらに軽量な1g以下のジグヘッドをメインに使って、スレた魚や小型の数釣りをするなら「60FL」あたりが使いやすいですね。

または5.4フィートのショートレングスモデルもあります。

使ってみた印象としてはかなり良いものを手に入れたなぁと感じていますし、好感度のアジング専用ロッドの購入を考えていましたが、

このロッドで私には十分すぎる性能がありそうなので、アジングロッドの購入は先送りになりそうです。

今後も使い込んでみて気になることなどが見つかった時はアップしていきます!

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4 COMMENTS

玄武

はじめまして。
宵姫 華 S74Lの購入を検討しているので
とても参考になりました。
一つご質問させてください。
全体的な張り感と言いましょうか、ロッドを振った感じは
どちらかと言うとパリっとした感じなのでしょうか?

超ショートロッドのようなパツパツのアジングロッドのように
硬するわけでは無さそうですし、逆にグニャグニャの胴調子のような感じでは無いと
記事を拝読しながら思いました。

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まるなか大衆鮮魚

こんにちは、まるなかです。
宵姫74ですが、程よい張りはありますがそこまでカリカリの軽量リグ専用のロッドではないので
魚が掛かればしっかり曲がりますし、尺アジや尺メバルがヒットしてもしっかりロッドが曲がり込んでくれるので余裕で対応できる感じですね。
アジング専用というよりは、ロッド全体のハリは持ちつつもメバリングなどにも広く対応できるという印象ですね。
1本のロッドで色々なことをしたいという方におすすめなロッドだと思いますよ!
軽さは十分ですし、手元に伝わる感度も十分兼ね揃えていると感じます(*^^*)

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